SSブログ
林道ツーリング ブログトップ
前の5件 | 次の5件

始まる前に終わっていた@埼玉方面ツーリング [林道ツーリング]

12年10月13日小川町B-520.jpg
 13日土曜日、先日tokikoさんよりお誘いを受けていた埼玉方面ツーリングに行ってきました。tokikoさんとはご面識はなかったのですが、『月刊GARRR』誌で、林道ツーリングMap記事の連載をしばらく前からされている方で、こちらのブログを何かで見付けたそうで、今回のお誘いを受けることになった次第です。当初は14日に北志賀方面をYMP仲間で走る予定でしたから、宿泊道具一式をMyハニーちゃんに積んで行くつもりでしたが、14日が都合によりお流れになったので、自走で行こうかなとも思いましたが、実は意外と秩父方面は横浜からですと大変なので、Myハニーちゃんに積んで出かけることにしました(これが大正解でしたけどね ´д`)。
12年10月13日小川町A-520.jpg
 前回のツーリングで、もうRタイヤが使えないことが分かりましたんで、水洗いしがてら買い置きしてあったIRCのTR8と交換しました。元々使っていたブリヂストンのED01/02は、絶版になった頃買い置いてあったもので、もう10年以上寝かせていた結果、硬化していました。おかげでブロックはすぐに割れ目やヒビが入ってしまいましたが、何より6月初めの川俣桧枝岐林道でのチューブ破裂の際に、オフロードを20km以上タイヤがべコベコのまま走ったのが災いしてか、一部ビードが余計に出てしまうところがありまして、後ろから見るとタイヤがゆれているように見えるほどでした。前回のツーリング前にスイングアームを交換し、タイヤも何度も均等に耳が出るようにエアを抜いたり入れたりしましたが、どうにもならずに、山があるのでもったいないと思ってそのまま組み上げましたが、やっぱ貧乏人根性はイカンですな。状況はより一層悪化しちゃいまして、タイヤがチェーンガードに絶えず当たるようになり、シャッシャッシャッと音がかなり出るようになって、気になって仕方なかったです。それで今回のツーリング前におニュータイヤに交換しておいた訳です。どうせリアを替えるのだから、山はまだ7部くらいあるけれど、硬化していたことに変わりないフロントも交換しましたので、どんなグリップ感を味わえるか楽しみでした。と言うのもIRCのタイヤは初めてで、この昔のノビータイヤ然としたキャラメルパターンはビッグホーンにぴったりでしょう! だから期待も大きかったんですよね(^∇^)v
12年10月13日小川町C-520.jpg
 待ち合わせは朝9時に関越道嵐山小川ICを出てから少ししたところにある道の駅おがわまち駐車場。この辺の林道は昔から細かいものが多く、ほとんど対象外でしたんで、ワテは全く疎いです。奥多摩から秩父手前にかけては、陣馬街道、子の権現、盆堀林道、醍醐林道くらいしか記憶に残っていません。寄居付近にも林道はあったでしょうが、今はほとんど消滅しているイメージですから、全く近くの街道を通ることすらしなくいなっていました。実際、横浜からここまで来る時間と、栃木方面に行く時間とあまり変わらないんですもん。この日は第三京浜+環八+関越で行きましたが、朝5時半に出たのに環八の後半と関越がずっと混んでいましたね。だから都内を抜けるのはどうも面倒なんですよねー。次回からは高尾まで国道16号を使わず上手に北上し、圏央道+関越で信州方面に行ってみたいです。
 それhがそうと、現地には8時前に到着して、準備がてらバイクを下ろしてまずは残留オイル抜きのためにエンジンをかけて数百メートル走りました。チョークで一発点火で、ウィンカーもレギュレーター/レクチファイヤーを交換してあるので、玉が飛ばずに良い感じです。一旦駐車場に戻って待っていると、続々と人が集まって来ます。画像は主催者のtokikoさんですが、彼女もこの日に何人集まるのか分からないとのことでした。
 集った人達の中でワテの名を呼ぶ人があって、一瞬「?」と思いましたが、数年前に茂来でご一緒したO山さんでした。あの時は彼の友人ともども雨の中を走ってらっしゃいましたが、本当に久々の対面を、意外なところで果たせましたね(^∀^)v
12年10月13日小川町D-520.jpg
 さて、9時を大幅に回っていざ出陣です。最終的に何と21台も集まりましたが、こんな大所帯での林道ツーリングは初めてです。見るからにヤル気まんまんなバイクもあれば、のんびりトレッキング派も多いようで、一体どうなるのか分かりませんね。ルートも知りませんので、この辺に全く詳しくないワテは、後ろの方でカメラ撮影に徹するつもりでした。
12年10月13日小川町E-520.jpg
 エンジンをかけようとすると、さっきはこれまで通り一発でかかったのに、今度はサッパリかかりません。たまに「スパン!」とミスファイヤしたような音がしますから、火は飛んでいるようですが、始動はしてくれません。この前すっ飛んだプラグ用の穴に別のプラグを挿してありましたんで、そっちにキャップを被せてみても同じでした。一応新品のプラグも使ってみましたが、何度やっても同じことでしたんで、皆さんには申し訳ないので先に進んでもらうことにしました。tokikoさんの携帯番号だけ聞いておいて、直ったら後でどこかで合流するつもりでした。
 キャブのカバーを外してみると、前回のツーリングでの跳ね石がもの凄いことが分かりましたが、ご覧の通り蓋の下部が割れて歪んでいました。プライヤーでつかんで隙間だけでも少なくしようと力を入れると、パキッ! 割れ目からゴムパーツの挟んであるところまで、1×2cmくらいの範囲で割れ落ちちゃいました。これではエアを吸い込み過ぎてダメな訳ですが、今回の不調はそれが原因ではないですね。ガムテープで大きくなった穴を塞いでも同じでした。多分、この隙間から異物が入って、キャブのどこかを塞いでしまい、しっかりとガスが供給されないのが問題のようです。とにかくもう道も分からないワテにはどうにもならないので、バイクをMyハニーちゃんに積んで車で走ることにしました。
12年10月13日小川町F-520.jpg
 一応、留守電にメッセージを入れてから山の方に向かって走り出したものの、皆がどこを走っているかも分からずたださまようだけ。tokikoさんも走っているから携帯の留守電には気付く確率は低いし、もう昼食時間も過ぎていたため、諦めて適当に山の中を走って帰ることにしました。画像は風布(ふうぷ)と言うところで名水を汲んだ後に見晴らしの良いところで撮ったものです。秩父の山々が一望できてとても気持ちの良いところでしたが、こんな山の中の頂上に近いところにも民家がいくつかあってびっくりしました。
 帰りは下道をしばらく使って圏央道に進み、高尾から国道20号を相模湖手前まで進んで南下しました。国道412号を使って半原まで行かざるをえませんでしたが、国道16号と412号の中間を北上できる道がないもんですかね。途中からは中津川の東側を通り、座架依橋の方に進んで国道246号に出ましたが、高尾まで16号を使わずに行ける良いルートがないかなぁ。
 何はともあれ、期待していたのに突然のエンジン不調でお陀仏になった今回のツーリングでしたが、このまま14日も待ち合わせで信州に行っていたら大変でした。ある意味、14日のツーリングのお流れは良かったかも知れませんね(;´д`)。


【追記】
 本日キャブカバーの交換がてら、キャブの内部掃除等もやった上で、もう一度エンジンをかけてみようとすると、昨日と同じくチョークを引いてキックすると「パンッ!」とミスファイヤしたような音がしてそのまま。12年10月14日ビッグホーン1-520.jpg
 外したカバーが右側で、左はきれいな方です。ビッグホーンのエンジンはロータリーディスクバルブなので、キャブ室が横に張り出していますから、どうしても跳ね石の影響を受けやすいですね。横までカバーするアンダーガードがほしいところです。
12年10月14日ビッグホーン3-520.jpg
 キャブは前から使っていたF5Bのものではなく、今使っているF9のエンジンのもの。と言っても全く同じなんですけどね(^∀^)。中も汚れておらずきれいなままで、どこも目詰まりしていませんでした。と言うことは、キャブ側の問題ではなく、どうも点火系に問題があるんでしょうね。点火コイルは逝くことは考えづらいですが、プラグキャップの部分を一応点検してエレクトリッククリーナーで掃除しておきました。でも、やっぱ関係ないですね。レギュレーター/レクチファイヤーを事前に交換してますが、これが点火系に悪影響を起こすことも考えづらいですから、残るはCDIユニットでしょうか。レギュレーターがおかしくなって過電流のまま使ってましたから、いよいよパンクしちゃったかも知れません。これも近々交換してみます。いずれにせよ、直ってくれないとこのオイシイ時期に走りに行けなくなっちゃいますもんね(;´д`)。


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

YMP秋ツー前哨戦@帝釈山方面 [林道ツーリング]

12年10月7日帝釈山方面G-520.jpg
 三連休の中日、YMP仲間の上田のひろさんが遠出可とのことで、関東屈指のロングダートエリアの帝釈山方面に行くことになりました。例年仲間内では、10月10日の旧体育の日前後の週に皆でツーリングに出かけていましたが、今年はいっつあんがこの三連休は用事が入っているとのことで、秋ツーは14日に落ち着きました。でも、今年に入って乗りに乗っているひろさんが、走りたくてうずうずしているとのことで、急遽7日も走ることになりました。YMPの掲示板には、久々にタナカさんもカキコしてくれて、何年かぶりにXL250Sを乗れるようにしたので行きまっせとのことで、4年ぶりくらいに一緒に走ることになりました。
12年10月7日帝釈山方面A-520.jpg
 待ち合わせは朝8時に東北道・大谷PA。上田のひろさんは上信越道+関越道+北関東道を使って、岩舟JCTから東北道に入れるので、実は意外と宇都宮~長野ってあまり時間がかからないエリアなんですよね。前回宇都宮のtototoさんが佐久まで3時間で来たとのことで、かえって横浜から信州に行くより時間がかからないことを知って、北関東道の開通が羨ましく思えました。圏央道も早いところ海老名から相模湖の方まで開通して欲しいものです。
 タナカさんは川崎からですから、ワテとあまり変わらない時間で大谷まで来たでしょうが、ワテは念のためと思い、4時半に家を出たら、何と2時間で到着してしまい、なーんもすることなく狭い軽トラの車内でぐだぐだしていました(^∇^)。やはり都内を抜けるイメージから、宇都宮方面は結構時間がかかるような固定観念がありますが、渋滞さえなければ実はとても近いんですよね。何しろ家の近くから首都高に乗り、高速道路だけで日光まで行けますから、奥鬼怒方面って今後ももっともっと走りに行きたいです。
12年10月7日帝釈山方面B-520.jpg
 大谷を8時に出て、日光道の日光ICで降りてから霧降高原道路経由で川俣大橋に到着したのが9時半頃。バイクをそれぞれ車から降ろしてすぐに始まる馬坂林道に入ったのが10時頃でしょうか。タナカさんを先頭に、皆ビンビンにアクセルを回しますので、付いて行くのが大変です(笑。
 そのタナカさんですが、最近はM井さん・T橋さんら、とにかく「スピード命」な皆さんと、四国や北海道のロングダートをガンガン走っていて、YMP仲間とは去年の春にミスッタさんの友人がゲスト参加して茂来で事故った時に、遅れてその場にやって来て以来になります。まぁ、あの時は事故でこちらのツーリングは“終了”で、タナカさんらはCRF450やら何やらで、どびゅーんと先に走っていきましたんで、ここ数年間は一緒に走ってはいないんです。4年ほど前に茂来にXL250Sでやってきて、急斜面に入って行ってバイクを倒し、Fフェンダーをグニョリとさせた時以来ですね(^∀^)v。タナカさんの走り方はほとんどシートに腰を下ろしたまま、できる限りコーナーでもスピードを落とすことなく、グリップを失わないように工夫する形で、そのために足を出すこともほとんどありません。速さは仲の良いM井さんともども、相当なものです。と言うより、他に林道で飛ばしているオフロードクラブの人達の走りもたくさん見てきましたが、彼らと肩を並べることができる腕前の人はほとんど見かけたことがないですね。藤沢組のF見くんなら充分張り合えるかも知れませんが、M井さんがKXF450でタナカさんがCRF450でぶっ飛ばすと、もうどうにも手が付けられない域に達しちゃいますね(笑。
12年10月7日帝釈山方面C-520.jpg
 こちらは上田のひろさん。7月の真田・坂城方面のツーリングでFスポークを「バキッ!」とやったので、今回は久しぶりのDT-1Fで登場かなとも思いましたが、KDX125SRを直してトランポに載せてきました。去年の春からその前の年の大事故で長らく乗れなくなっていたオフロードバイクに乗り始め、秋のツーリングではバッチリ復活して、ロングダートもしっかりこなせるようになっていました。そして今年の春と夏に走り、その速さも含めて完璧に元に戻ったようで、125と言う排気量のハンデを微塵も感じさせないほど活き活きと走っていました。元々EDレースで磨いてきた腕前はかなりのもので、彼も飛ばす時は本当に速いです。それでもしっかり対向車を意識した安全運転を心がけるのだから、トータルでとてもハイレベルなオフロードライダーだと言えます。
12年10月7日帝釈山方面D-520.jpg
 今回、タナカさんが初めて会うお兄さんを連れて来てくれました。何も聞いていなかったので「ん?近所の知り合いの青年かな?」と思いましたら、実はタナカさんの親戚の方で、年齢も30代半ばですから、既にオサーンの域に差し掛かってますね(笑。名前は「カツくん」。林道ツーリングは今まで5回くらいだそうで、そのどれもがタナカさんらと一緒に四国や北海道のダートをたっぷり走ったそうです。そのせいか開けっぷりはタナカさんゆずりでとても良いです。しかも、林道経験が5回とは思えないような安定感。いやぁ、ホントに舌を巻いちゃいました。バイクは彼のものではなく、タナカさんの所有するXL230。一応新品のノビータイヤが付いていましたが、フロントは19インチだし、タナカさんによるともう4万km以上走っていて、Rショックは抜けてただの「バネ」だとのこと。それでアレだけ走れるのは、やはりタナカさん&M井さんらの「厳しいしつけ」のおかげなんでしょうね(^∀^)b
12年10月7日帝釈山方面E-520.jpg
 最後にワテ。このところライオンのラクトフェリンなるものを3ヶ月近く飲んでダイエットを図りましたが、逆に2.5kg増えてしまいました(笑。CMではあんなに大々的に宣伝していますが、結構高価な割りにサッパリでした。脂肪を燃焼させるのは難しいもんですねぇ(ToT)。で、バイクは今使えるのはコレしかないので、F5B殿様バッタくんになります。しばらく前から突然電気系がおかしくなり、Rタイヤもブルブル振れるので、今回のツーリングの前に配線のチェックとタイヤの様子を確認しておきました。配線はタンクの下で一部外れたところがあって、それをつないで切れた玉を交換しただけです。でも、ニュートラルランプが今回のツーリングですぐ切れたので、「もしやブレーキランプも?」と思ってら、案の定ダメでした。電気に詳しいタナカさんによると、レギュレーターが逝っているとのこと。ビッグホーンのレギュレーター/レクチファイヤーは旧式のタイプで、あんな板みたいなもののどこが壊れるのか分かりませんが、前に使っていた方のものと交換してみます。タイヤの振れは、スイングアーム周りを交換してみましたが、どうにも収まらないばかりか、かえってタイヤがチェーンガードに当たるようになり、もう一度詳しく見てみると、ビードの一部が他よりも多めに横にはみ出ていました。何度かビードを落としてから、均等に耳が出るようにして空気を入れますが、何度やっても部分的に多く膨らみます。前にチューブが逝った時に、そのまま20km以上林道をつぶれたタイヤで戻ったので、何かおかしくなってしまったんでしょう。しかし、まだ少し山もあるし、今期はコレを使い切ってから取り替えようと思い(←貧乏人根性丸出し^o^)、そのまま積んで来ました。でも、途中からタイヤがチェーンガードにこすれる「シャリ、シャリ、シャリ」と言う音が大きくなってきて、気になって仕方なかったですね。やはり買い置きしてあるIRCのTR8に換えることにします(月曜に換えました~)。
12年10月7日帝釈山方面F-520.jpg
 馬坂林道では、無砂谷林道に入るところに別に設けられた川原へ下りる道を進んで記念写真を撮ろうと思いましたが、春に来た時とは様子が一変していて、度重なる雨のせいか途中の広場みたいになったところで道は消えていました。一応藪の中を入ってみますが、とても進めるような道の痕跡は見えませんでしたね。それにしても、ビッグホーンのRタイヤを外して再度組み上げた際に、Rブレーキの調整をせずに結構強めにワイヤーを引いておいたのがまずくて、ちょっとペダルを踏むとすぐロックしちゃって、前からちょくちょく出ていた症状の、「一旦ロックしてエンストしたらそのままタイヤが滑っちゃって再点火しない病」(←ナゲーよ `д´)がいきなり2度も起こって、ひとりぽっちになっちゃいました(笑。かなりべダルが下がるように調整しておかないと、すぐロックして困ったちゃんになっちゃいます。
 馬坂林道後半では、タナカさんの後ろに付いてビデオ撮影していましたが、とにかく飛ばすんで付いて行くのがやっと。跳ね石やついさっきまで降っていた雨水がバシャバシャかかるので、真後ろに付くと大変ですが、それ以前にそこまで近付けない勢いで走っています。
 そうこうしているうちに、舗装区間に入りますと、程なく川俣桧枝岐林道の入口が左に現れます。一応カラクリゲートのポールが塞いではいるものの、閉ざされていませんでしたので、そのままポールを開いて入ることができます。一応入ったらポールを元に戻しておきましたが、確かに普通の車ではちょっと大変な荒れた登りがありますからね。
 川俣桧枝岐林道では登り区間に入る前に一度川原に下りて一休みしました。すると、何台もオフロードバイクが走り抜けて行く音が聞こえますが、本当にここはたくさんの林道ライダーが来ますね。やはり首都圏からは信州より来やすいからなのでしょうが、もちろん地元栃木の人達も多いのでしょうね。
 適当に記念撮影してから出発すると、しばらく前に通過して行った大きいカウル付きのトレール車が立ち往生していました。少しすると、道も登りでどんどん荒れ出し、先を行っていたと思われる3台のバイクに追い付きました。うち2台は後ろからワテらがやってくると、少しして道を譲ってくれましたが、先頭のKLX250SRか何かの人は譲る気は一切ないようで、後ろからタナカさんが近寄ると、アクセルを開けていました。ワテはタナカさんの真後ろに付いて面白がって見ていましたが、まるで河川敷みたいに荒れた路面でも、タナカさんは余裕たっぷり。まぁ、足回りのプアなビッグホーンのワテでもぴったり付いて行けたくらいの速度、と言うより、かえってストレートではフルに回していませんでしたから、コーナーでハンドルが取られるのに気を付けてさえいれば、バイクが暴れて疲れますが、問題なく走れる感じでした。それよりもあまり無茶してコケると、フレームにモノポッドで取り付けて横に伸ばしたビデオカメラが一発でお陀仏になるのが怖いし、例の「モノポッドごとカメラ落っこち病」が出ないか心配で、ちょくちょく確認しながら走ってました(^∇^)。タナカさんは明らかに見知らぬライダーさんに気兼ねしていましたね。その時の様子がビデオにもしっかり収まっていましたが、馬坂林道後半で後ろに付いた時とはストレートでのスピードが大分違いましたもん。そりゃ、相手は譲る気がない訳ですんで、そこで強引に抜いてしまったら失礼にもなるでしょうから、仕方なしにビタッとくっ付いていたのが後ろから見ていたワテにもありありと分かりました。それでも最後まで道は譲ってもらえませんでしたけどね。と言っても、その人が遅い訳でもなんでもなく、逆になかなか上手く荒れ荒れの登りでバイクをしっかりコントロールしていましたから、充分上級者と言うレベルのライダーさんでした。
 峠の駐車場には車も結構来ていましたが、他のツーリングクラブのオサーン達も一組来ていました。7~8人くらいかな? 本当にこのエリアはオフロードライダー天国ですね。たくさんのオフロードライダーに出会って、ちょろちょろっと会話するのって楽しいですよね。その人達は、ワテのバイクにウニョっと伸びたモノポッドの先に付いたDRIFT HDカメラに興味津々だったようです。
 さて、川俣桧枝岐林道を一気に下り、国道に出るほんの手前の橋の近くにあったベンチに腰掛けて、昼食を取りつつ休憩。いつの間にかお昼になっていて、走行距離も40kmに達していました。ビッグホーンはまだまだ余裕ですが、KDXとXL230はちょっと心配なので、ここで燃料補給しておきました。その後川俣桧枝岐林道をそのまま戻り、今度は田代山林道を栃木県側から入る予定です。桧枝岐村から舘岩村に進んで福島側から田代山林道に入るためには、かなりの距離を移動しないといけませんし、田代山林道を栃木側に抜けると、実はその先の舗装区間が通行不能で、湯西川方面に進めなくなっています。ですから川俣桧枝岐林道を往復して一旦戻って、田代山→安が森と抜けるのが一番な訳です。
 途中川俣桧枝岐林道復路で撮った記念写真がトップ画像。後はとにかく一気に馬坂林道方面に下りました。
12年10月7日帝釈山方面H-520.jpg
 田代山林道は、6月にリベンジに来た時、栃木側が封鎖されて通れませんでした。その後少しして抜けられるようになったことを聞いていましたんで、本当に久々に全線を通ることができました。ただし、栃木県側の登りは、路面補修のために巻かれた細かい砂利がとにかく滑りやすくて走りづらかったです。ビッグホーンのタイヤとチェーンガードのこすれるシャリシャリ音も気になるし、何かクラッチの切れも悪くなってきて変な感じだし、どうもいけません。タナカさんはXL250Sのエンジンが絶好調だそうで、面白くてたまんないようですね。カツくんは相変わらず淡々と、それでいてかなり速いスピードを維持して走っています。ひろさんもコーナーでビシッと倒し込んで、時には逆ハンを切って走り抜けていましたが、やはり登りでは4st250ccのトルクでトコトコ進むペースと、2st125の回さないと力の出ないエンジンのパワーゾーンが明らかに違うせいか、低いギアで回転を無理して上げているために白煙を多く吐くようになっていましたね。
12年10月7日帝釈山方面I-520.jpg
 そのひろさんは、何しろ地元が信州だけに、林道には事欠かないので、わざわざ栃木まで遠征してきたことがなかったのだそうです。北信にはいくつものロングダートがあり、特に90年代終わりまで、日本一長い奥志賀スーパー林道がまだ未舗装だったですからね。中部にも中央道以南にも、とにかく林道の宝庫でしたもんね。思えば栃木北部も、何も帝釈山周辺ばかりではなく、前日光周辺や中禅寺湖周辺、那須・塩原等にたくさんのロングダートがあって、やはりパラダイスでしたね。ま、それ以前に神奈川だって丹沢や箱根・足柄に腐るほど林道があったんですもんねぇ…。昔が懐かしいです。
12年10月7日帝釈山方面J-520.jpg
 こちらは我らが丸目三車種。左から78~80年に売られて大ヒットしたXL250S。次が70~72年に国内で売られていた350TRで、右が古いように見えて実は一番新しい21世紀のバイク、XL230。見た目にSLっぽいのですが、SL230は別にXL風の井出達で売られていたので、逆に古めかしいこちらがXLの名になったと言うややこしいバイクです(笑。XR200の人達は、かなりの確率で230cc化しているそうですが、車種によっては6速ミッションもあるらしく、結構高値で中古エンジンが取引されるそうです。ちなみにひろさんのKDX125は80年代末のバイクですから、今回使った皆のバイクは、年代的に完全にバラバラでした(^∇^)v
12年10月7日帝釈山方面K-520.jpg
 田代山林道でも別のツーリングクラブの皆さんと遭遇しましたが、これで何組目でしょうか。3連休と言うこともあって、本当にたくさんのオフロードバイクに出会いました。林道を抜けて舗装路を進み、集落に入ったところで自動販売機を見付けてホットコーヒーで一服。結構暑くなるかと思いましたが、雨上がりの朝とあまり気温が変わっていませんね。特に田代山の県境の峠では、日もどんよりとした雲に遮られるようになって、冷たい風を感じました。集落では多少寒さも消えましたが、ホットコーヒーがおいしく感じられるような季節になったんですねぇ…。それにしても、ここで休んでいてもまたソロツーリングのライダーが何人か旧道から出てきましたね。
12年10月7日帝釈山方面L-520.jpg
 田代山林道を福島県側に抜けると、安が森林道の入口はほんのわずかの移動で済みます。舘岩村にはこの国道の北側にもいくつかの林道がありますが、今回は時間的に無理なので普通に安が森林道を南下して、湯西川に出る予定です。
 安が森林道の福島県側は全線ダートで、特に舘岩側はストレートな区間が長目で、かなりハイスピードになりがちです。グリップも固い砂質で、一種独特ですがなかなか良好です。滑り出しても踏み
止まってくれる感じなんです。そんな面白い道ですんで、ついついガンガン先に進みがちですが、一度トンネルのところで記念写真を撮るため休憩。でも、どうもビッグホーンのクラッチが変な感触で、切れもサッパリな状態になっていて、相当ワイヤーを引っ張っても一速に入れるとエンジンが止まってしまいます。それでも皆先に行っちゃうので、そのまま追いかけるようにしますが、スタートでエンストして上手く発進できず、回転を結構高くして一速に入れて走り始めましたが、この時点でかなり遅れてしまいました。それを取り戻すべく、頑張ってアクセルを回していると、突然もの凄く大きな音で「ブビビビビビビ…!!!!」と音がしてエンジン停止(;´д`)。「え゛?ここでエンジンがまさか逝ったのかい??? おいおいそりゃねーでしょう(ToT)」と思ってエンジンを覗き込むと、原因は以下の通り。
12年10月7日帝釈山方面M-520.jpg
 ビッグホーン・バイソンのエンジンには、ヘッドに二本のプラグが取り付けられるように、メインの穴とは別に、マフラー側(左側)にもう一つ穴が設けられていまして、そこは基本的にメクラ蓋の専用ボルトが収まっています。これがもの凄い振動のために緩んで突然吹き飛んで、圧の抜けたシリンダー内のガスでは着火せずにエンストしたんですね。この穴が笛みたいになって、丁度トラックのマフラーを改造してブピピピピと言う音を出す人達がいますが、あの音みたいになった訳です。ビデオでもそのシーンが映っていましたが、なかなかびっくりするような音で、ある意味衝撃的(笑。それにしても、こんなところが緩むなんて、全く思いもよりませんでしたが、問題はすっ飛んだ専用ボルト。これを探すべく、50mくらいのところを何度か往復しましたが、やはり見付かりませんでした。一応予備のプラグをここにはめ込めばこれまで通り使えますが、専用ボルトはもう部品としての入手は難しいでしょうね。部品取り用のF5Aのシリンダーヘッドがあったはずだから、それに付いていたらそれを利用しようと思いましたが、番手の違うプラグを差し込んでおくのも良いかな。
 クラッチの切れが悪かったのも、振動でクラッチのエンジン側のレバーを押し出すカバー(Fスプロケットカバーも兼ねる)のボルトが緩んで浮いた状態になっていました。本当にもの凄い振動なんですねぇ~。
 ひとり林道路面を注視しながら歩いていると、腕利きさんらしいXRかCRFの大型バイクが勢い良く走り抜け、しばらくして後続の集団がブンブン走り去ります。トホホ…。
12年10月7日帝釈山方面N-520.jpg
 ワテがそんなこんなしていると、タナカさんはちょっと先でカツくんの乗るXL230のエンジンがかからないトラブルをチェックしていました。シートとタンクを外し、メインハーネスの電気系を確認していますが、見た目には問題なさそう。色々やっているうち、タナカさんは、このバイクの航続距離が4st230ccの割りに意外と短いことを思い出し、もうGSに入ってから80km以上走っているので、「ひょっとして単純にリザーブになっているのでは?」と気付いてタンクを持ち上げると、微妙な重さでした。何か2リットル位入っているようないないような重さでしたが、タンクを取り付けて燃料コックをリザーブの位置にしてやると事も無げに始動しました(^∇^)。タナカさんは予備の燃料をディバッグに2本持っていて、それらを入れて事なきを得ました。
12年10月7日帝釈山方面P-520.jpg
 安が森林道の後半は、カツくんがXL250Sに、タナカさんがXL230に乗って走っていました。途中からひろさんがタナカさんの後を追いかけて先に進み、ワテはカツくんの勇姿を後ろからビデオ撮影していました。XL250Sでもこれまで通りに淡々とハイペースで走っていくのを見て、「ホントに林道を5回位しか走ってないのかね?」とにわかに信じられませんでしたが、タナカさんによると、小学生の頃から河川敷でバイクに乗っていたクチで、道理で滑りやすいダートでの走り方を心得ている訳です。それでもそう簡単には身に付くはずもないですから、やはりタナカさんらに鍛えられているんでしょうね。本当に大したもんでした。
 ワテも舗装区間でちょっとXL250Sに乗せてもらいましたが、懐かしいですね。我が家のKLイモムシくんもそうですが、この頃のトレール車から足回りがぐっと向上し、ハンドリングも軽やかになりました。ただし、Fブレーキはともかく、Rブレーキは利きませんね~(笑。こちらのF5B殿様バッタくんのカックンブレーキのロック&エンストにも困ったもんですが、舗装路でのXLは充分エンブレを利用して走ることになりますね。エンジンのトルク感はなかなかですが、元々20馬力のエンジンゆえ、そうパワフルには感じませんでした。山間部で速度を維持するには、回転を下げずに高回転で走ることになりますね。
12年10月7日帝釈山方面O-520.jpg
 安が森林道のダート区間は峠の碑のところで終了。ここから湯西川の集落まで、栃木県側は皆舗装路です。以前走った頃は、もう少し下の方も未舗装でしたし、80年代後半では湯西川から曲がって少ししたところからフルダートでしたっけ。当時は田代山が30kmに安が森が20km、川俣桧枝岐は後で開通した道ですが、馬坂林道も15kmはダートでしたね。それに途中の無砂谷林道も一周して戻ってきたら20kmは稼げましたし、この近辺だけで軽く100kmダートはクリアできました。そして一泊してから翌日は甲子・鎌房林道方面を走るか、塩那道路や大川林道を走るかしたりして、とにかくちょっと進めば別のエリアがあって、今思えば天国のようなところでしたね。
12年10月7日帝釈山方面R-520.jpg
 湯西川の集落では念のためワテだけGSに入って燃料補給しました。12リットル入るビッグホーンのタンクは意外と航続距離が長くて、燃費も普通に15km/リッターは走りますから、多分無補給でも大丈夫とは思いましたが、ここから先の県道で、田代山林道入口方面の区間が通行止めなので、その分岐を土呂部方面に進んでから、朝に大笹牧場から通って来た県道を再び使って川俣大橋まで帰らざるを得ません。この2つの県道の距離が結構長いので、ちょっと面倒な上、雨もちょっとだけ降ってき始めました。ただ、灰皿のある屋根付きのバス停のところで缶コーヒーを飲みつつ一休みしているうち、雨が上がってくれたのはラッキーでした。明るいうちに帰路を急いだ結果、川俣大橋の駐車場には5時ちょっとには到着できました。明るいうちにバイクを積んで帰り支度をしていると、いつしか周囲は真っ暗になりましたので、本当にタイミング良く戻ったことになります。この後、6時に出発し、宇都宮市内で夕食を取ってから、解散しました。
 長い道のりを走ってきたひろさんも、帝釈山エリアの林道群を楽しく満喫されたようで、本当にこちらも嬉しかったですね。タナカさんのスピードを殺さず走るテクニックや、林道初心者とはとても思えない走りを見せてくれたカツくんの走りなど、ワテも存分に楽しませてもらいました。いやぁ、林道ってほんっとうに素晴らしいですね~!(^∇^)v

 以下、当日走ったルートです。林道名と同じ色の線がダート区間で、茶色が通行した舗装区間です。ダートは合計で100km以上になります(川俣桧枝岐林道は往復)。
MAP720.jpg

 【追記】 
 馬坂林道前半から無砂谷入口の川原までと、馬坂林道後半+川俣桧枝岐林道前半の川原まで+川俣桧枝岐林道登り区間を編集した動画をYouTubeにアップしました。特に後者の11分20秒辺りから登り区間での他クラブの方に付いて走るタナカさんの様子が映っていて面白いです。

http://www.youtube.com/watch?v=gLGvxcwdvLU&list=UUEYyvVnxI2tMWZyOXsuOkBg&index=2&feature=plcp

http://www.youtube.com/watch?v=Jub-qCAcpE0&list=UUEYyvVnxI2tMWZyOXsuOkBg&index=1&feature=plcp


nice!(3)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

茂来三昧ツーリングwith tototo & kiki [林道ツーリング]

12年9月16日茂来林道A520.jpg
 まだまだ日中の暑さは厳しいものの、夜は大分過ごしやすくなりましたね。そんな中、16日(日)にtototoさんのお誘いを受けて、茂来林道周辺をくまなく案内してきました。当初はこの3連休は東北方面に行くつもりだったのですが、敬老の日に用事が入って一泊二日を余儀なくされたこともあって、あまり遠くには行けそうもないと考えていたところでのtototoさんのお誘いだったものですから、ここは快諾!(^∀^)b で、宇都宮から北関東道&関越で自走してくるtototoさん&埼玉から自走のkikiさんと佐久穂の国道299号線の余地入口~川久保交差点で朝8時~8時半頃に待ち合わせるべく、前日にテントで宿泊した小海と北相木の境から6時半頃移動しました。茂来を走る時はいつもここと言う感じになっている林道入口付近の駐車スペースにMyハニーちゃんを置いて、バイクを下ろしました。バイクはまだKL250A4&A2の塗装が出来上がらないので、組み上げられないままですから、今動かせるのはこの殿様バッタくんこと、カワサキF5B(350TR)ビッグホーンだけです。一応KLX250Aも登録は解除していないので、使えるのですが、ちょっと前に保険が切れているので、今は動かせません。ビッグホーンはこの前の芦ノ湖釣リ~ングの時に、ナゾの玉切れバッテリー破裂があって、一応一通り新調したものの、電気系が不安です。
12年9月16日茂来林道B520.jpg
 川久保の交差点のちょっと手前の駐車スペースで待っていると、時間通りにtototoさん&kikiさんが到着。彼らは甘楽SAで6時半に待ち合わせて来たそうですが、意外と北関東から佐久までは早く来られるみたいです。横浜からはどうしても八王子か相模湖ICまで下道で北上せねばならず、須玉からはやはり国道141で北上することになるので、いつも4時間位は普通にかかりますから、一気に高速で行き帰りできる宇都宮のtototoさんの方が茂来は近かったりして(^o^)。
 さて、挨拶を済ませると、早速林道に突入です。今回はまず川久保交差点から3本目の鉄塔のところから入る志らや林道に入って軽く足慣らしです。この道は2kmも経たないうちに2本目の鉄塔のところから入る茂来林道本線の舗装区間に出ますが、先に「白矢林道」と漢字だけ変えた同名の道が分かれています。ここらにはこうした細かい林道が多いのですが、どれも短かったり、行き止まりだったりするので、無理に入る必要はないですね。
 ところで、不安だった電気系ですが、不安がモロに的中して、走り出してあっという間にニュートラルランプが切れたので、ブレーキランプも当然逝ったことが分かりました。ウィンカーもスイッチを入れるとヤバいので、触らないようにしておきました。一体どこが突然悪くなったのか、さっぱり分かりませんね。電機は見えないだけにどうも苦手です(;´д`)。
 話は戻りますが、志らや林道を抜けて舗装路に出ると、少し先に槇沢林道が左にあります。ここも足慣らし腕慣らしには格好のポイントですが、入口に軽トラ&地元のオサーンらがいたので、とりあえずパス。本線のダート区間へ急ぎます。
 少しすると、いよいよ本線の砂利道の始まりです。かなり雑草が多かったのか、草刈機で切られた枯れ草が路面にたっぷり敷き詰められたようになっていました。走り出すと、今度は妙に砂っぽい感じで、どうやら雨で流されて傷んだ路面に細かい砂を撒いて溝を埋めた感じですね。元々普通の砂利道でしたが、今回走ってみると、妙にタイヤが滑る感じで、砂埃もかなりのものでした。
 今回は3人とも走行動画を撮っていまして、tototoさんがフロントフォークの三又の側面ボルトにステーを付けてカメラを固定し、kikiさんはヘルメットに、ワテは前回坂城でアームごとカメラを落としたアレを修復し、今度はクランプ固定するだけでなくフレームとバンドで結んでもしもの場合に備えておきました。
 茂来本線での走りは、tototoさんもkikiさんも水を得た魚のように勢いよく走っていました。茂来は集落間を結ぶ生活道路でもありますから、対向車だけは要注意ですが、この日は3連休の中日のためか、作業のために林道に入ってきている地元の人達はほとんどいませんでしたね。それにしても、後ろから良い画像を撮るには、我がDRIFT HDでは何しろ170度もの超広角レンズゆえ、相当近くに付いていないと前の車両がかなり小さく写っちゃいます。前半でちょっと詰めて走ってみると、ものすごい跳ね石と砂埃が顔に当たり、眼鏡に直撃したら危険と思い、普通に20m程開けてそのまま一定の間隔で走ることにしました。それでもカメラの取り付け位置が低いので、かなり迫力ある感じに撮れました(^∀^)b
http://www.youtube.com/watch?v=axNmLy0IgrU&feature=g-all-lik
 ちなみに、動画に映るワテの足ですが、ジーンズのひざにパッドが入っていますでしょ? あれ、ベースのジーパンに穴が開いたので、古ジーンズの生地を使って中にパッドを入れておっかさんに縫ってもらったんですが、夜なべはしていませんでした(笑。
12年9月16日茂来林道C520.jpg
 最初の休憩地点まで一気に走って、ちょっとここでtototoさんにビッグホーンの試乗をしてもらいつつお休みタイム。しばらくぺちゃくちゃやった後、今度は周回できる信濃沢林道まで進みます。毎年秋は松茸シーズンのために、ここは入山が固く禁止されているため、ゲートが閉ざされているんですが、無理して入るとかなりの確率で見回りの人が来ているので、こっぴどく叱られます。ちょっとそれが心配ですが、まだ9月半ばなので大丈夫かなと思って進んでみると、ご覧の通り道の横の木々にはテープが張られ、ゲートも当然施錠されていました。一応、反対側からも入ってみましたが同じでしたね。
 ところで、信濃沢林道は結構な悪路が続きますが、最初の登りでな~んと、またカメラがアームごと落ちました…(ToT)。 プラスチックのバンドで固めておいたのに、やっぱ激しい振動には耐えられないんでしょうなぁ。次回以降はアームの固定方法をもう一ひねり考えます。とにかく今回は、これ以降ハンドルに固定して撮影することにしました。
12年9月16日茂来林道D520.jpg
 茂来中盤の舗装区間もさっさと走り抜け、後半のダートも一気に抜けます。後半の路面は一部雑草がかなり伸びているところがありましたが、グリップは前半より良くなっていましたね。ただし、若干荒れ気味のところもありますから、ふらつくこともそこそこありました。
 茂来林道の後半ダート区間も終了し、今度は東山林道約10kmを走ることに。この道も信濃沢林道と同じく大きめの石がごろごろ落ちている荒れた路面です。途中2箇所の外回りルートがありますが、ここでは本線をそのまま抜けることにします。それにしてもこうした荒れた登りではスピードがあまり出せないので、2速ですとパワーがあり過ぎてリアタイヤが左右に滑りまくり、3速ではパワーバンドから外れて加速が鈍くなり、走り辛いですね。下りもやはり荒れていますんで、重いハンドル回りを支えるのに結構腕の力を使いますから、これまた古トレール車にはかなり大変。こうしたところでは足回りの違いははっきり表れますね。
12年9月16日茂来林道E520.jpg
 東山林道のダート区間を走り抜けると、すぐに右に横屋沢林道の入口が。これは茂来本線に戻るように延びている道で、東山林道のように山を巻くように延びた道ではないので、3kmもすると茂来本線の最後の舗装区間に出ます。道はあまり荒れていないので、走りやすいのですが、このところあまり使われていないのか、雑草がすごかったですね。皆さんここでたくさんの草花をバイクに飾ってました(笑。ワテは半袖シャツゆえ、夏場の雑草地帯は結構しんどいです(;´д`)。
12年9月16日茂来林道F520.jpg
 こちらが横屋沢林道出口。広域基幹林道茂来線の白岩集落側入口から少し進んだところにあります。以前は下の入口までびっしりダートでしたが、今は東山林道入口よりさらに上まで舗装されちゃいました。2年前は東山林道入口までが未舗装でしたから、確実に毎年舗装化が進んでいますね。
12年9月16日茂来林道G520.jpg
 一旦、茂来を抜けてぶどう峠への県道に出ますが、白岩の集落からすぐ下に下新井の集落があり、そこからは御座山の山木林道になります。この林道は御座山への登山道が無数に延びていて、とにかく枝道が多くて分かりづらい道ですから、ワテが道案内がてら前を走りました。雰囲気は鬱蒼とした林の中の道と言う感じですが、西側の出口に近い分岐で、林業の皆さんが使う木を切り出したベンチがあるところを知っていて、雰囲気が良いので、ここで昼食をと思い進んでみると、一向に切り株の腰掛が現れません。そのうち切り枝の多い斜面になり、ついには道が崩落して行き止まりでした。
12年9月16日茂来林道H520.jpg
 と言っても、ここは進んでもあと1kmと言うところで道はなくなりますから、どの道行き止まりなんですけどね。道は山をストレートに登る感じの傾斜の強いもので、とにかく切り枝が無数に散らばっています。タイヤに刺さるんじゃないかと、ちょっと心配になっちゃいますね。
12年9月16日茂来林道I520.jpg
 切り株ベンチはなくなってましたから、山木林道の出口付近に流れる沢のところに入って、涼しい中で昼食を取ることにしました。沢のひんやりした空気が天然の冷房のようで、とても気持ちが良かったですね。
 それにしても、まだ時計では12時半と言ったところ。かなり走ってtototoさんもちょっとぐったりしてきつつありましたが、何しろこれから別ルートで東山&茂来林道を戻る訳ですから、まだまだ道のりは半分(^o^)b さー、頑張りましょう!
12年9月16日茂来林道J520.jpg
 御座山から下ってまたぶどう峠への県道に出ると、今度はこれを戻る形で白岩の集落に入ります。そこから茂来本線の入口を越えてすぐに「↑四方原山」となった標示のあるところを折れ、山側に進んで行くと東山林道になります。ここには本線の他に、より山側を迂回するような形のエスケープ路が2つもあって、それらを使えば往路とはまた違ったイメージの道を楽しめます。で、右手に現れる分岐に
注意して進むと、何やら表示板のあるところに出たので、そこを折れると、数百メートルもすると道が妙に登山道風になってきて、先に巨大な岩が道を塞いで終了。その先は道とは呼べないような感じで、ふと廃道になったかなと思いましたが、去年走っているのでいきなり1年で自然に戻るわけはないので、別の道と言うか登山道なんでしょうね。ちなみにここでtototoさんが何か無理なことをしたそうで、バイクをボテッとやったとのこと(^∀^)v
12年9月16日茂来林道K520.jpg
 その後東山林道の外回りコースを2つしっかりと楽しみますが、路面の荒れ具合は本線より若干強いですね。でもここで突然tototoさんがアクセルを回したのでさすがに追いかけるのに必死です(笑。kikiさんもかなりアクセルを回しますが、まだまだ疲れていないようですね。ワテもこの時点ではまだ問題なしでしたが、一度だけ右足の付け根が攣りそうになりました(笑。
 茂来林道に入り、そのまま北上しつつ、西に向かうところで南側に2本の別ルートがあり、復路はこれを利用することにしました。その前に、せっかく三脚を持って行ったのだから、皆で一緒に記念写真を撮るべく、手前にある支線の深沢林道に入って行き止まり地点で休憩がてらパチリ。この道はあとちょっとで深沢庵からの道とつながるのに、先の区間が私有地で立ち入り禁止になっているので、たぶん持ち主の許可が得られることなく、無意味な道のまま終わりそうですね。
12年9月16日茂来林道L520.jpg
 深沢林道を戻り本線を進んで南ルート入口のちょっと手前の広場に行くと、地元のツーリングクラブの皆さんが休んでました。せっかくだからここで一服しつつ、お話ししましたが、何と4人のうち2人はモタードでダートを楽しんでいました。見るからにスリックみたいなタイヤで、この浮き砂利が多いところを走るのは大変でしょうが、ご本人は「遅いスピードでスリル満点」だそうで、なるほどそうした楽しみ方も一興ですね。
12年9月16日茂来林道M520.jpg
 南ルートはそこそこの距離があります。路面の質も本線よりも湿った感じで、土煙もないので走りやすいですが、いつもの土日ですと地元の軽トラがかなり来ていますから、要注意です。ただし、この日はやはり3連休の中日のためか、そうした作業目的の車はほとんど来ていませんでしたね。
 もう一つの南側ルートは、あまり長くはないですが、新井牧場のちょっと手前の脇に出る道になります。出口はロープで一応入れないようにしていますが、反対側には何も柵はないので自由に入れちゃいます。でも、この日はどう言う訳か入口を見過ごしてしまい、そのまま本線を進むことになりました。
 本線も一気に進んだのでこのまま終わるのももったいないと思い、神社より向こう側にある完抜支線の鍛冶の入林道を往復しました。この道は途中からV字に分岐し、左右どちらも抜けられますが、本線は右です。左はNHKの鉄塔があるところまでがダートで、その先は穴原林道と名を変えた舗装区間になって集落に降りる道となります。2km程度の土と砂利の混じった道で、グリップは悪くないです。今回はアンテナ鉄塔まで行って戻りました。
 ところで、こちらはWR250Rに乗るkikiさんです。去年の栗原川林道で初めてtototoさんとご一緒した際にいらしたメンバーで、昔乗っていたオフロードバイクに「出戻り」したのだそうで、栗原川林道の時は昔の感覚を取り戻すのに大変だったそうですが、今は完全に復活ですね。ただ、RタイヤをミシュランT63に替えたせいだと思いますが、硬化して山も減ったビッグホーンのブリヂストンED02が滑らないコーナーで、結構尻が流れていることがありましたね。やはりT63は持ちが良いけれど横滑りには弱いですね。
12年9月16日茂来林道N520.jpg
 こちらはtototoさん。最近ヤマハTT500(XT500の輸出用EDバージョン)が復活して乗れるようになったので、それで来てくれるかとも思いましたが、さすがに宇都宮から自走ですと距離があり過ぎですね。今回もTT-Raidで走られましたが、後半からは足が攣ってかなりしんどかったようです。それにしてもtototoさんは穏やかな風貌に似合わずすっ飛ばしますね(^∇^)。この点kikiさんもそうですが、今回未参加のノリさんともども、腕の拮抗した仲間同士がそこそこのペースで安定して走ると、林道ツーリングは楽しいですよね。ワテらもいっつあんやひろさんやその他の仲間と走っていると、いつもそんな気持ちになって楽しいですもん。今度はいっつあんやひろさんも含めて皆で信州を走りたいですね。
12年9月16日茂来林道O520.jpg
 鍛冶の入林道を往復して、いよいよ茂来本線も舗装区間になり終了間近ですが、最後にせっかくですから往路で入らなかった茂来山林道(途中からゲートで、先は登山道)とそこから左に下る槇沢林道を通って、車を置いた広場に戻ることにしました。
 槇沢林道の茂来山林道側入口は「←田島」と言うナゾの表示があるので分かりやすいです。下の茂来本線舗装区間からですと、民家の並ぶところを過ぎてから少しして、左に林道表示板が立っているので、これまた分かりやすいです。こちらからですと、茂来山林道に出て、左はゲートで終了し(先は登山道)、右に進めば広域基幹林道茂来線の舗装区間に当たります。この舗装路を左側に行けば茂来本線を進むことになります。国道299号から入る場合は、志らや林道はともかく、この槇沢林道+茂来山林道で軽く腕慣らしをして本線のロングダートに臨むと良いと思われます。
12年9月16日茂来林道P520.jpg
 駐車スペースで最後の記念写真。温かいコーヒーを入れて飲みながら、これからの帰路に備えて体を休めます。tototoさん&kikiさんは朝と同じく関越経由で帰ります。ワテは大渋滞が待ってますんで、いっちょ川上牧丘林道(大弛峠)を抜けて、塩山経由で国道20号を使って帰ることにしました。何はともあれ、丸一日中、合計150kmも山の中を走り回って、本当にお疲れ様でした。今度は真田方面の面白い道をご案内しまっせ!

 以下に当日走ったルートをマップルの地図上に加えておきました。グリーンが往路でのダート区間で、青が復路でのダート区間になります。茶色は舗装区間です。
12年9月16日茂来林道Map800.jpg


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

林道釣~ング@芦ノ湖 [林道ツーリング]

12年8月19日箱根A-520.jpg
 8月19日は、語呂合わせから「バイクの日」なんだそうで、去年から使っているバイクのSNSサイトのWeb!ke(ウェビック)で、箱根ターンパイクの大観山パーキングにてウェビック・カフェと称したミーティングのようなものが行なわれるとのことでした。まぁ、カワサキのKAZE会員の間で行なわれるコーヒーブレイクミーティングみたいなもので、ただ集まるだけのものなんでしょう。でも、せっかくだから、殿様バッタくんを久しぶりに引っ張り出して、行ってみることにしました。
 ウェビック・カフェは、記載サイトのクーポンをコピーし、ターンパイクの通行券を持って行けば、大観山ラウンジでのコーヒーが一杯無料になるんだそうですが、ワテはターンパイクは使わず、せっかくだから白銀林道を抜けて椿ライン経由で行きました。朝8時過ぎに家を出て、横浜新道・新湘南・西湘バイパスを使って白銀林道に入ったのが9時ちょい。渋滞もなくすっきり走れましたが、何か電気系が怪しくて、ウィンカーがすぐに点灯しなくなっちゃいました。後で分かりましたが、ブレーキランプも玉が切れてしまいましたが、ヘッドランプとテールランプは点灯させても切れることはなかったです。急に何が悪くなったのか分かりませんので、今度じっくりチェックしないといけませんねぇ…。
12年8月19日箱根B-520.jpg
 白銀林道は春に走った時より荒れていました。新たに撒かれた砂利も、多くの車やバイクの通行で削られ、大雨等で流されることもあったのでしょう。意外と起伏が多くなっていました。ただし、この程度なら一般的な林道では当り前田のクラッカーですから、別段何ともないですけどね。ただ、今回は釣りもする予定ですんで、MXないしトライアルブーツを履いていなくて、スニーカーで運転していましたから、深砂利コーナーでバイクを倒し込んでフロントタイヤが滑ると、足を付いた際に痛い思いをすることになりそうで、かなり自重して走りました。
 白銀林道の最終区間で一休みし、ここで「ひとりCafe(缶コーヒーですが^^)」を決め込んでいました。今回はWeb!ke Cafeに顔を出した後で、芦ノ湖で釣りをするつもりでしたから、ウェストバッグの中は瞬間パンク修理剤とスペアーのクラッチレバー以外は、フィッシングタックルが突っ込んであります(^∇^)v。さすがにパックロッドとは言え、ウェストバッグには入り切らずに頭がちょっと出ていますが、問題はなかったです。
12年8月19日箱根C-520.jpg
 白銀林道が終了し、しとどの窟から椿ラインに入りますが、数km北上すると大観山パーキングです。既にバイクであふれていましたが、ただ集まっているだけで、Web!keで書かれていたスワップミートのような催しは見られませんでしたね。ターンパイクを使わなかったワテにはコーヒーも出ませんから、ただ居るだけ。別段知り合いが居る訳でもなく、全く意味ないものになっちゃいましたんで、150円に値段が釣り上がった自販機の缶コーヒーを飲んで、さっさと退散しました。
12年8月19日箱根D-520.jpg
 芦ノ湖ではおかっぱりで釣れそうなポイントを探してウロウロし、湖の南側から脇道に入り、西岸を北上する細い道を進むと、途中からダートになり「こりゃええ!」と思った瞬間、柵で通行止めの地点に到着です。そこには車が結構止まっていて、朝にウェーダーを履いてフライで釣っていたと思われる人が釣りを終えて帰り支度をしていました。道端を見ると岸に下りられるところがあって行ってみると、砂浜のようになっていて、しばらく浅瀬が続いていました。ウェーダーでかなり進まないと、魚のいそうな深場からのかけ上がりまで、ルアーが届かないですね。とりあえず戻って他のポイントを探すべく、北部の湖尻方面に向かいました。
 湖尻付近は遊覧船や足こぎ白鳥ボートの桟橋等があって、人も多いのですが、釣りのできそうなポイントは微妙でしたね。湖沿いの遊歩道を見ていると、木々や薮の下はスパッと切れて湖面になっているような感じで、下りられそうな箇所があまりありません。でも、「せっかく来たんだし、奥まで歩けばどこかに下りられるポイントがあるさ!」と、無理矢理ポジティブに考えて、午後になっていましたが、近くの釣具店で1300円で入漁券を購入し、何とか湖面に近いところに下りて竿を振りました。しか~し! そこも遠浅で、はっきり言って釣れる予感が全くしないようなところでした。しかも狭いところで回りの枝々を気にして竿を振らざるを得ないので、何か面白くなくなって、ここは一旦撤収です。
 また西岸に戻り、先程チェックしたところより手前のところに湖畔に出られるところを見付け、そこで釣ることにしました。当初は徒歩で湖畔まで下りましたが、バイクでも行けるレベルのものだったので、早速バイクも湖畔へ(^o^)。でも、これが多少なりとも正解でしたね。
12年8月19日箱根E1-520.jpg
 ここでも遠浅になっていて、はっきり言って釣れる予感は皆無(笑。夕まずめまで粘ればひょっとして?と言う感じですが、しばらくするとポツリポツリと雨が…。ちょっとすると雨も上がりましたが、ホッとしたのも束の間、また降り始めます。そんな中途半端な天候も、途中からは普通に雨になり、もう止んでくれませんでしたが、幸い下りたところの狭い浜が木々に覆われたところでしたので、バイクともども雨水にはあまり打たれずに済んで、釣れる雰囲気は皆無のままながら竿を振っていました。しかし、午後3時になると、雨足はとても強いものになり、もう鉄砲水状態。こうなると木々の下にいてももうグチョ濡れ。バイクも水浸しで、上の道から湖畔までの「通路」も、土の上を雨水が沢のように流れていますんで、バイクを道まで戻せなくなると大変ですから、ここは釣りを諦めて撤収しました(ToT)。「8月19日」は「バイク」の日とのことですが、「俳句」の日にもなりますんでここで一句。「午後になり 買ったチケット 雨流す」 せっかく1300円出して買った入漁券でしたが、ろくに釣りができないまま雨でパー。あ、こりゃ川柳でしたね(笑。
 とにかく、さっさと撤収して明るいうちに帰ることにしましたら、箱根新道に入る頃には路面が全く濡れていませんでしたね。西湘バイパスでは完全に晴れていて、もわっとした夏の風がビチョ濡れで冷えた体を温めてくれて、かえって助かりましたけどね(^∀^)。とにかく、今回Web!keのイベント情報に惑わされて芦ノ湖に行きましたが、ちょいと運が悪かったっす…。

nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

YMP夏のボトッ!ズザー!バキッ!ツーリング@坂城方面 [林道ツーリング]

12年7月15日坂城方面D横引線520.jpg
 7月14日に単独で甘利山方面を走った後、15日には長野方面に向かい、YMP長野組のお2人と一緒に走ることにしていました。金曜の時点での天気予報では、晴れ時々曇りになるとのことで、この日をメインのツーリングに当てて、連休最終日の16日は家でゆっくり休むようにした訳です。それで、今回皆で走ることにした道は、長野市内のいっつあんも、上田のひろさんも来やすい(と言うかお膝元の)真田~坂城周辺の林道群にした次第です。
12年7月15日坂城方面A新地蔵峠520.jpg
 14日夜に南アルプスを出て、小淵沢ICから中央道+長野道を使って長野ICで降りて、松代から県道35号線に入って新地蔵峠に向かいます。ただ、松代ではお祭りの準備で県道は封鎖されていて、迂回路を走ることになりましたが、新地蔵峠には9時には到着してしまい、これからテントを張っても何もすることがなくて暇なので、その前にいっちょ近くにある御林林道をMyハニーちゃんで走ることにしました。フラットな林道ですから軽トラでも軽く楽しめるとふんでいたんですが、入ってみると路面は荒れ荒れで、左右からの雑草ももの凄く、上には時折枝が垂れていて、何度も車体やバイクに当たっていました。もちろんスピードは出せませんから、のろのろ走りつつやっと東豊林道分岐に出ましたが、東豊線は元から荒れた道ですから、これ以上にひどいはずですんで、ここは右に折れて、早く舗装区間の始まる菅平方面に向かうことにしました。菅平から新地蔵峠に向かうには、舗装路だとかなり遠回りになります。ですから途中で何度も止まってはいましたが、新地蔵峠の駐車場にテントを張ったのが、夜12時になってしまいました(笑。火を焚いてカップラーメンを食べて1時にはバタンキューでしたが、峠は風が若干あって、時折テントがバタついてその音で目が覚めちゃいました。
 朝は6時ちょいには目が覚めました。未明に雨が振っていて、ちょっと天気が心配になりましたが、朝には上がっていました。ただ、時折ポツリと降ってきましたが、時間が経つに連れて雨雲が薄くなって行きました。
12年7月15日坂城方面B真田坂城線分岐付近520.jpg
 ひろさんが9時少し前に到着してバイクを下ろして準備をしていると、いっつあんも自走で9時きっかりくらいに新地蔵峠に到着しました。早速峠を2.5kmほど真田方面に下って、右側に延びる坂城への名無し林道に入ります。この林道には、入口にも途中にも「←坂城 真田→」と表示板が出ているので、一応、真田坂城線と呼んでおきます。
 前日単独で走った際にDRIFT HDカメラの装着に使ったモノボッドのクセを把握したワテは、これをきつく固定すべく、クランプもとにかく強めに締め込んで固定しました。モノポッドの引き出し分についてもきつくひねって固定しましたが、林道に入って少しして軽の1Boxを抜いたところでちょっと右側の草にカメラが当たっているようでした。その後、いっつあんを先頭に、ひろさんもペース良く走って一気にこの道を抜け切って、見晴らしの良い農場のところに出ました。そこでビデオをオフにしようと見たら、な、何と! カメラがモノポッドごと消えてなくなっていましたぁ~!(;゜Д゜) 途中に落としたのは明白ですが、後ろから抜かした車に踏まれては一大事なので、とにかく急いで戻って見付けないといけません。路面を凝視しつつ戻っていると、行き止まり支線の分岐付近のガードレールのリフレクターのところに、カメラの付いたモノポッドがクランプで固定されていました。あの軽の1Boxのおじさんが、抜かした直後に落ちたカメラを見つけて、親切に目立つ位置に止めて置いてくれたようです。ただただ感謝ですm(_ _)m
 カメラを回収してまた真田坂城線を農場まで抜けて、今度はそのすぐ先の左側に折れる林道不動建線に入ります。ここでもう一度ビデオを取り付けますが、今度は絶対落ちないよう、一層力を込めてクランプのネジを回して強く押さえました。
12年7月15日坂城方面C真田坂城線出口付近520.jpg
 不動建線は真ん中の辺りで左に林道横引線の分岐があって、そちらを走ることにしていまして、先頭を走っていたいっつあんに分岐で止まるように伝えておきました。不動建線は、轍間に生えた雑草が結構な高さにまで生長していて、道の脇の草や木も良く生い茂っていて、おかげさまで走行には注意が必要ですが、いっつあんもひろさんも面白がって飛ばすので、半袖シャツのワテには大変(笑。ビデオは170度画角の超広角レンズですから、前のバイクにぴったり付いていないと極端に小さく写りそうですから、当初は5mくらい後ろに付いていましたが、それだと路面の状況がさっぱり分からず、大き目の落石もしょっちゅう転がっているのに対処できずに危険ですので、普通に車間距離を開けて走ることにしました。
 横引線の分岐で止まってカメラに目をやると、な、な、なーんと!!! またカメラが落ちて消えていました(ToT)。またも戻りますが、しばらくして路面に落ちていたカメラを無事に発見。それにしても前日は一切その兆候がなかったのに、何故でしょうか。奥鬼怒方面では、今回取り付けたアルミのモノポッドより全然重いフレキシブルアームが付いていたのに、全く問題なかったんですが、どうしてこの日はこんなに簡単に落ちるのかと思い、じっくりとクランプの部分を見ると、コの字の部分がハの字に広がっていて、中を通るネジも少し歪んでいました。どうも落下を恐れて強く締め過ぎて、かえってステーを歪めて落ちやすい形にしてしまったようです。次回はここを直して、バイクのフレーム側にもゴムを貼り付けておいて、極端に強く締めないで済むようにしておかないといけません。とにかく今回はモノポッドで横に伸ばしての撮影はやめて、ハンドルにカメラを固定することにしました。
 さて、横引線はすぐに左に「←堂叡山」「←大道山」となった表示のある分岐が現れますが、これに入らず直進すると数百メートルで行き止まりです。当然左折しますが、今度は右に「堂叡山↑」となった分岐があります。ここはとりあえず直進して、横引線の見晴らしの良いところに出て一旦休憩(トップ画像)。
 横引線はいかにも切り開かれたばかりと言った雰囲気ですが、車で抜けるには超タイトなつづら折れや、狭い道幅に悩まされそうですね。バイクで走るにはちょっと他とは雰囲気の異なる面白い道です。
 一旦休憩の後、今度はUターンして、堂叡山方面に折れてそっちのルートを走ります。この道は左に2本の分岐が現れますが、直進すると程なく行き止まりになります。手前の分岐は再び横引線と合流する周回ルートになり、奥の分岐は芝峠を下る道になります。とりあえず、芝峠を下って、その先につながる林道水晶線を抜け切ることにしました。
 芝峠ルートの下りはとても傾斜がきついもので、車でここを登るのはかなり厳しい(と言うか無理)でしょう。逆にここを下る場合、ほとんど車が入らずに踏み固められていない路面ですから、ブレーキをかけてもタイヤが滑って車体だけが滑り落ちる感じになってハンドルが利かなくなる恐れがあります。バイクでもフロントブレーキを多用すると危険ですから、リアブレーキをメインに使いますが、ビッグホーンではリアブレーキを踏むとすぐエンストして、ブレーキを離してもタイヤが回ってくれずに、結果としてエンジンがかからず、そのまま滑るだけになります。そうなると元々クラッチの切れが悪くて、レバーを握ってもクラッチが張り付いているために、2速・3速に入ってくれず、惰性でのエンジン始動ができません。ですから、一度きっちり止まってキックして再始動せざるを得ません。この急な下りでそんなことが2回もありました。
 片やいっつあんは一部山のフロントタイヤ(ダンロップD603)のまま今回も走っていますが、それでもすいすい走っていました。面白がってリアタイヤをスライドさせてコーナーを抜けて遊んでいましたが、この芝峠の急斜面の超タイトなつづら折れでついにリアがズザーっとなってコケちゃいました(^∇^)b まぁ、でも時速10km/hのようなところですから、全く被害はなしです。ひろさんはこぶしより大きな落石もいっぱいあるこの急斜面を、良い具合に駆け下りていますから、大怪我からもう完全復活しましたね。
12年7月15日坂城方面E芝峠520.jpg
 水晶線を抜けて一旦国道18号まで出て、坦々麺の店でゆっくりと昼食を取ることにしました。町中はかなり暑くて喉も渇きますが、林道からすぐのところに国道があって、食堂も色々あるのは便利ですね。小一時間休んでから、また水晶線に入って芝峠の登山ルートに入ります。
 この登り区間で、タイトなターンをインから入ろうとしたいっつあんがスタック。リアタイヤが空転するばかりで、バイクを降りてアクセルを回してそれを越えますが、急坂な上に路面が柔らか目なので、ギャップを越えてもアクセルを回さないとズリ下がります。すると今度は落ちている枝にリアタイヤを取られて、「おっとっと!」となってボトン。芝峠ではいっつあんは倒し癖が付いちゃいましたね(笑。
 ひろさんは快適に走っていたかに見えましたが、KDX125SRではあの急斜面はさすがにつらいのか、先のV字分岐で止まっていました。初めてオーバーヒートを示す赤ランプが点灯してとのことで、相当厳しいことが分かります。でも、冷却水が減っていた訳ではないので、ここで一旦休憩してからビデオ撮影することにしました。
 結構長い時間の走行シーンが撮れますから、なかなか面白いかなと思いましたが、このV字切り返しは傾斜がキツイのでなかなか上手く行かないです(^o^)。ひろさんが二回目にカッチョ良く決めてくれましたが、ワテはここでビッグホーンのエンジンを掛けたら、アクセルを回すと火が飛ばないような症状が出て、前に富士裾野でウンともスンとも言わなくなったイヤな思い出が脳裏をよぎりました。2速では下りでもアクセルを回すと火が飛ばないですんで1速で走りますが、それでも力がサッパリ出てくれません。どうも熱ダレしているんでしょうね。こんな状態なので再チャレンジは諦めて、少しエンジンを冷やしておくことにしました。
12年7月15日坂城方面F菅の沢線520.jpg
 芝峠→堂叡山ルートを抜けて横引線に合流し、それを抜け切ると真田坂城線の出口の農場です。これをまた不動建線に入って今度はここを下まで抜け切ります。すると直進で林道名を変えますが、あっと言う間に舗装路になりますので、右に折れて林間を抜けて和平の公園方面に進んで、また農場のところに戻ります。この農耕用車両で思いっ切り片側が削られたきつい轍の泥区間で、慎重に走っていたつもりでしたが、リアが溝側にすべり落ちて、バイクが真横を向いてボテッと尻餅をついちゃいました(笑。5km/hくらいでしたんで、当然被害はなしですが、これでワテはカメラ2回&バイク1回のボテッ。いっつあんは計3回のズザー。今度はひろさんが餌食になりそうな予感が(^∇^)。
 それはさておき、ここから真田坂城線を戻って県道35号線に出て、今度は傍陽の集落から左折して菅の沢林道方面に向かいます。ここまでで林道はまだ60km位しか走っていませんが、距離に比べて疲れはかなりのものになりますね。それにしても、坂城の林道群はなかなか他とは違った雰囲気の面白い道を楽しめますが、オフロード初心者が一緒の場合は、不動建線と横引線以外は危険なので入らない方が良いでしょうね。
 菅の沢林道は一部新砂利が盛られたところもありましたが、基本的にこれまで通りの大き目の石が埋め込まれたような多少荒れ気味の路面です。鬱蒼とした林の中を沢伝いに走りますので、夏場はなかなか爽やかです。画像はひろさん&KDX125SRですが、もうビンビンに走っていて完全復活でしたね。タイトコーナーではブイーン!とリアを滑らせて走り抜けていて、後ろから見ていてカッチョ良かったです。
12年7月15日坂城方面G菅の沢線520.jpg
 いっつあんは今回も1部山フロントタイヤのXLR250Rにて。何であのタイヤですいすい林道を結構なペースで走れるもんだと、いつもながら感心しきりですが、さすがに芝峠の急斜面のつづら折れはあのタイヤでは大変ですね。あそこに入る前に「そのタイヤではかなりキツイよ~」と脅しておきましたが(笑)、意に介せず、そればかりか尻をスライドさせて面白がって走っていました。でも遊びが過ぎてズザーをやってしまいましたけどね(笑。
12年7月15日坂城方面H菅平スキー場520.jpg
 菅の沢林道を抜け切ると、左に山の斜面の脇を通り抜ける道と、直進して山を下る道がありますが、左に折れると一度右に行ってすぐに左にクランクのように折れると、菅の沢林道と傍陽菅平林道を結ぶゲレンデ脇のダートになります。実はこのスキー場付近の道も縦横に延びていて、前に来た時には山頂まで進めました。とにかくこの道のおかげで、山を下ることなく菅の沢林道から傍陽菅平林道(別名洗馬林道ないし加賀森つばくろ併用林道)まで抜けられることになり、結果として県道35号線まで周回するようにして抜けられる訳です。画像はゲレンデのリフトの付近に停めたもので、下を見ると菅平の町から浅間山まで見晴らせます。山側を見上げると、ゲレンデの斜面がずっと上に延びていて、なかなかこれも壮観です。ただ、やはり夏場は雑草が多いので、春や秋に見た雰囲気とは別に、ちょっと雑然とした感じがしましたけどね。
12年7月15日坂城方面I傍陽菅平線520.jpg
 さて、今度はこの日最後の林道となる傍陽菅平林道を一気に抜けます。道は菅の沢林道に似ていて、山を下ると同じような沢の脇を通ることになります。全体で10kmくらいの道ですが、出口には洗馬林道支線が左に延びていて、これまではゲートで閉ざされていましたが、この日見たらゲートが消えていました。でも、ほんの少しで行き止まりなので、もうかなり疲れていることもあって、ここは新地蔵峠に戻ることにしました。
12年7月15日坂城方面J傍陽菅平線520.jpg
 ワテが前をのんびり走って集落まで出ると、後ろには誰もいません。「?」と思って戻ってみると、洗馬支線の分岐のところでひろさんが止まって工具を出して何かしています。どうやらフロントタイヤのスポークが折れて、走り出した際にそれがディスクブレーキの周辺に絡まり曲がったまままとわり付いたようです。今までちょっとしたオーバーヒート以外問題なく走っていたひろさんですが、最後の最後でトラブルに巻き込まれましたね(笑。まぁ、バキッとやりましたが、ステンとなった訳ではないので、痛みはゼロ。と言うより、これを直す時の面倒臭さが被害と言えなくもないですな(^∇^)v
12年7月15日坂城方面K新地蔵峠520.jpg
 さて、傍陽から新地蔵峠までは15分くらいです。まだ5時で、走った距離も100kmちょいですが、ワテの左手の握力はもう限界ですね。何でこんなにクラッチが重いんでしょう(ToT)。いっつあんも昼には「もうごっちゃんです」と言っていましたが、やはり皆50を目前にしたオサーンですから仕方ないですね。ここはさっさと撤収して早く帰ることにしました。今の時間なら中央道の渋滞もないとふんで、松代を抜けてすぐに長野ICから高速に乗りました。
 それにしても、いっつあん、ひろさん、今回も付き合ってくれてありがとさんでした! 坂城の林道は面白かったでしょ~(^∇^)v 秋はまだ今年に入って一度も走っていない茂来方面から南側を走りたいですね!

P.S:長野道に入ると高速道路情報が掲示板に出ていて、何と連休中日の夕方なのに、もう大月―小仏トンネル間、渋滞30kmだって…。途中では一宮御坂―笹子トンネル間、渋滞7kmとも出ていて、疲れがどっときましたが、大月のちょっと手前まではひどい渋滞はなかったのですが、大月JCTの手前から動かない渋滞が始まったので、ワテはさっさと富士河口湖道路に折れて、都留ICで下りて、県道を道志に抜けてから国道413号線をひたすら東に進み、裏丹沢経由で国道412号を南下して厚木から国道246号に乗って帰りました。10時に到着できましたから、渋滞していた中央道大月付近(7時半頃)で「相模湖ICまで2時間以上となっていましたから、それよりもずっと早くに帰ることができました。


nice!(2)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク
前の5件 | 次の5件 林道ツーリング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。