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またもJAFのお世話に(笑)@愛鷹方面 [林道ツーリング]

13年6月9日F5愛鷹方面C-520.jpg
 先月修理に出しておいた350TR殿様バッタくんが一旦戻ってきまして、自宅でキックしたところ様子が変だったので、丹沢に持って行って坂の下りで惰性でエンジンを掛けたところ、修理前の状況とあまり変わらず、修理に逆戻りしたことは前に書きました。ややこしいですが、元々は国内用F5Bを使っていましたが、同じモデルで呼び名だけ異なる輸出用のF9とニコイチにしてフレームだけF9を使っていました。昨年の4月に十里木・愛鷹山方面ツーリングに出かけた際(あの忌まわしの車&家のキーを紛失した時です^^)、最後の間門林道の下りで突如エンジンに火が飛ばなくなって、JAFのお世話になりましたが、その後でエンジンもF9に換装して10月まで使ってました。本当に絶好調で良く回るエンジンでしたんで、面白くて仕方なかったですが、そのエンジンも10月後半の埼玉方面のツーリングの際に、朝イチでしっかり掛かったのに、出発時に突然点火タイミングがおかしくなってお陀仏になっちゃったのも書きましたね。その後、自分で電気系を総取替えして、レギュレーター・レクチファイアー・点火コイルに関しては新品に、CDIは中古のストックとF5Bで使っていたものを取り付けてチェックしましたが、状況はダメなまま。そこでエンジンを開かねばならないかと思い、懇意にしている店に持って行った次第でした。F9のエンジンはフライホイール/オルタネーターを回すと微妙に遊びらしきものがあったので、クランクのシャフトにある三日月形の爪を見たら問題なし。ロータリーディスクバルブも問題なかったので、クランクのビッグベアリングが悪くなっている可能性があるとのことで、やはりエンジンを開くことになりました。代わりに前に使ってきたF5Bのエンジンをまた載せ直して、シリンダーを程度の良かったF9のものに、ヘッドはF5Bのものを使うなど、良いとこ取りでエンジンもニコイチにしましたが、結果は全く良くなっていませんでした。F5Bのエンジンはクラッチも減って滑っていたので、それも取替えをお願いしてましたが、まだ使えそうと言うことからそのままになってましたから、丹沢の坂でチェックした時は、去年4月に使った時と同じくクラッチが滑りまくっていまして、点火もおかしいままでガッカリしたものです。
 その後、再度修理のためにバイクを預けましたが、根本的にエンジンが問題ではなく、やはり電気系のどこかが悪いのではないかと、ふと思いました。そこで考えられるのは、10月に突如F9の点火系が逝って、その際に交換したCDIは去年4月に愛鷹で火が飛ばなくなったF5Bのものですから、それもCDIそのものが逝っていたことが考えられます。そして、もう一つ部品取り車から取ったCDIも取り付けてみましたが、そもそもその部品取り車も、火が飛ばなくなって御釈迦になった車両だった可能性がある訳で、交換して良くなったはずだと思い込んでも、結局悪いものに交換していたのでは直る訳はありません。幸い、年末にやはり中古ですがCDIをeBayオークションで購入して持っていたので、今度は新品クラッチともどもそれを持って行って取り替えてもらうと、何とあっさりキックで掛かったそうです。結局何が悪いのか分からず迷走して修理代を損した格好になりましたが、しっかりしたCDIへの交換だけで済んだはずのものだった訳です。まぁ、でも、F9のエンジンのリフレッシュをしてもらっているところですし、F5Bのエンジンも良いとこ取りで元気になりましたから、それはそれで良かったんですけどね(^∇^)。何しろ国産バイクとしてはマッハIIIと全く同じ最初期のCDIですから、こうしていつ死んでもおかしくないので、別に一つ取り寄せておきました(また中古ですが^^)。
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 前置きが長くなりましたが、再度の修理上がりのチェックも兼ねて、9日(日曜)は、比較的近場でタップリ走れる愛鷹山方面に向かいました。東名沼津ICから愛鷹林道入り口まで遠くないので、家は8時に出ても充分たっぷり走れます。でも、足柄SAで燃料を補給したら、御殿場IC出口の渋滞に巻き込まれ、なかなかSAから出られなくなっちゃいました。おかげで、林道入り口付近でバイクを下ろしたのは10時半頃になっちゃいました。修理後初めてエンジンを掛けてみると、何のストレスもなくあっさり点火。やはりCDIだったんですねぇ…。
13年6月9日F5愛鷹方面B-520.jpg
 まずは愛鷹林道本線を一気に抜けます。エンジンが暖まるまで、若干回転の上がりが鈍いですが、そのうち白煙も減って簡単に7000rpmまで回ろうとします。調子が最高だった時に戻ってくれました。面白いのでついついアクセルを回し気味にしますが、新品タイヤのIRC TR8は初めての使用ですので、どんなグリップ感なのかも確認しないといけません。そこでわざとブレーキを強めに踏んだり、コーナーで強めに寝かし込んだり、立ち上がりで2速フルスロットルにしたり、色々やってチェックします。まずはコーナーを寝かし込んだ際に、普通のレベルの砂利でフロントが滑ることがあり、リアも横方向のグリップはさほど良くないです。ブリヂストンのED01/02と同じようなキャラメルパターンですが、あちらはブロックを列毎に交互に配置していたのに対し、TR8は古典的な横一列。縦方向のグリップはそれなりですが、横は弱いはずですね。イメージとしてはトレールタイヤのダンロップD603と同レベルのグリップ感でした。エンデューロタイヤとして考えない方が良さそうです。ただし、デザインはツインショックバイクに持って来いですから、今後も使い続けたいです(^∇^)v
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 愛鷹林道を抜けて少し茶畑間を下ると、新東名付近で道が整備された区間が断片的に続きます。最初に新しいワインディング路が切れたところに橋が架かり、新東名を跨いで山側に戻りますが、これを真っ直ぐ登っても先で鋭角に曲がってまた下りてきてしまいます。そこでまた現れる新東名下の新しいワインディング路を西走すると、またこれを跨ぐ橋に出ます。「ふるきど橋」の次にある、一番奥の橋を渡って山の方に向かうと、途中から砂利の林道になります。これが小麦石線で、大棚の滝の上部にできた駐車場の近くに出られます。そこからが民有林林道愛鷹線で、愛鷹山の西側を縦走して十里木まで抜けられる道になってます。
 小麦石線はダートが2km程度の短いものですが、つなぎの林道としてはなかなか面白い道です。地元のお茶畑農家の皆さんが利用するのか、轍が結構深くなっていました。
13年6月9日F5愛鷹方面F-520.jpg
 大棚の滝の上の駐車場を越えて舗装区間を多少走ると、道はダートになっていよいよ楽しめるかというところでゲートに当たります。この道はとにかくゲートがいくつもできていて、支線で下から入ってきても、本線に出ると左右がゲートで塞がれた区間が3箇所もあります。入り口のここと勢子辻の出口も含めると、5箇所でゲートを設けてるんですから、その徹底ぶりに呆れちゃいます。では、通行禁止なのかと言うとそうでもないらしく、地元以外の人も猟やドライブで入ってきているんですよ。どうやって鍵を手に入れたのかは分かりませんが、釈然としませんね。この入り口はご覧のように左に柵を追加していまして、山側も狭くて抜けられませんので、諦めて戻って別の入り口から入ることにしました。
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 小麦石線には入らずそのまま下るとダートになり、このようなところに合流です。林道名を示した表示板はなかったので分かりませんが、ここを南下しつつ西に向かえば間門林道の方に向かうはずです。また新東名建設の際にできた新しいワインディング路を走ります。その前に大棚の滝への沢伝いの下道を登りましたが、駐車場から先が通行止めになっていて、先にあるゲートのない林道茅尾根線の入り口から民有林林道愛鷹線に出られる支線のルートは断念せざるを得なくなりました。
13年6月9日F5愛鷹方面H-520.jpg
 間門の集落に到着して、去年JAF待ちをした自動販売機前のところで一服し、早速間門林道を抜けて民有林林道愛鷹線に出ます。丁度ここは四辻になっていて、左右が愛鷹線、直進が茅尾根線で、三方向ともゲートがあります(笑。茅尾根線の向こう側の出口にはゲートはなく、途中から道が枝分かれしていて西側に向かうルートを取ると、もっと先の愛鷹線にゲートなしで出られます。しかし、入り口とは異なり、この四辻のゲートは厳しいものではなく、結構施錠されていない時もあります。この日も軽に乗った人達が来ていましたね。
13年6月9日F5愛鷹方面I-520.jpg
 民有林林道愛鷹線はご覧の通り良く整備されたフラットな道です。ただし、細かい砂利が浮いた状態で撒かれているので、かなり滑り易いので要注意です。この日はうっすらと曇ってましたから富士山が見えませんでしたが、快晴ですとくっきり大迫力で見られます。
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 途中、再びゲート区間がありましたが、一つは開いていて一つは横にバイクが通る細い道ができていました。合計すると20kmコースになりますが、とにかくフラットで同じような道が続くことになります。しかも、ところどころ新たに舗装された区間もありますので、多分、後日全面舗装してから道を開放する可能性がありますね。そうなるとワテらにとって面白味はゼロになっちゃいますが…。
 最終区間に近いところに至ると、右の山側に林道富士愛鷹線が分岐しています。ここは距離も長くない行き止ま林道ですが、現在は1km程度でご覧のような沢崩れで道が断絶しています。元々ほとんど利用されていなかった道らしく、このまま廃道となりそうですね。良く「民有林林道愛鷹線」を「富士愛鷹線」と混乱して表記されますが、本線とは全く様相の異なる短い道です。
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 いよいよ民有林林道愛鷹線の出口です。一応ゲートはあって車は入れませんが、幸いバイクの締め出しはないようで、ご覧のように細い道ができています。平日の伐採等の作業の時に入られると、作業している皆さんに迷惑が掛かりますから、それは避けなければなりませんが、休日は普通に入れるようにしてもらいたいもんです。まぁ、完全にオープンにしてしまうと、廃棄物の不法投棄等が行なわれかねませんから、確かに難しい問題ではあるでしょうが、せっかく莫大な予算を注ぎ込んで切り開いた道を、極一部の人だけに鍵を与えて利用させるのはやはり理不尽です。何とか昔のように戻ってくれないもんかなぁ…(;´д`)。
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 十里木からは県道を使って沼津に戻ります。そこそこ距離があり、燃料がリザーブになってしまって不安でしたが、県道22号に一つGSがあるのは知っていたので、サファリパーク先の裾野市内のGSには行かず、そのまま帰路へ。燃費走行をしつつ県道22号に出ますが、目当てのGSがお休み。あと10km程度というところで、完全に枯れ果ててどうにもならなくなりました。結局、去年4月に突如火が飛ばなくなって鍵まで無くした時と同じくJAFに連絡する羽目に…(;´д`)。まぁでも、燃料を届けてもらっただけで、バイクが死んだ訳ではないんですけどね(^∇^)。沼津市内ですから連絡して30分程度で来てもらえましたし、3リットル450円と普通の燃料代並で有り難かったです。JAF会員になってて良かった~。
 早目に愛鷹林道入り口近くに戻れたので、近場の歩道のような道に入ってみました。沢の水を利用して段々になったところで何かを栽培しているところに出ましたが、先に進んで荒らしてはいけませんので、ここはあっさりUターンです。
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 さて、バイクをMyハニーちゃんに積んで沼津から国道246号を北上して裾野に向かうと、「東名 大井松田-横浜町田間 渋滞30km」だって…。そんなもん絶対入りたくないので、そのまま国道を進んでいましたが、どうせ渋滞を回避する車が大井松田で下りてきて、国道も渋滞するでしょうから、ここはいっちょ丹沢湖で夕まづめの釣りを楽しむことにしました(笑。先日インターネットでペン型ロッドと専用リールのセットを1400円で購入し、糸だけ4lbのバス用ラインに巻き変えて、Myハニーちゃんに常時積んでおいたんです。ルアーも小さいやつを4つ入れたケースが積んでありますから、問題なく釣りができます。竿はご覧の通りかなり短く、伸ばした状態で93cm。でもそれなりにルアーも投げられますし、巻いている感じも別段問題もないようで、あとは肝腎な魚がいれば良いのですが、全くと言って良いほどバスのライズはありませんでした。極小のラパラCD1を投げて巻いていると、ウグイか何かの小魚が追いかけてきていましたが、それだけでした(笑。なかなかハイプレッシャーと見ました(と言うより魚影薄過ぎかな?)。
 そんなこんなでプチ・フィッシングを楽しみつつ、暗くなってからは、閉鎖された神の川林道(犬越路)や玄倉林道がどうなっているのか確認がてら行ける所まで行ってみました。国道246号に戻って大井松田から東名に乗りましたが、8時半でも渋滞11kmでした。普通の日曜でもこんなだから、お盆休みとかになったら本当に恐ろしいですね。
 と言う訳で、今回もJAFのお世話になったものの、ビッグホーンが完調に戻ってくれたことが嬉しくて、本当に楽しいツーリングになりました! ただし、今後はツーリング時にはCDIを必ず持って行かないといけないかも(^∀^)b

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恨めしの釣り~んぐ@入笠方面 [林道ツーリング]

13年5月2日入笠方面A-520.jpg
 GW前半に霞ヶ浦方面で味を占めたワテは、後半のYMP春ツーの前日を一人「釣り~んぐ」を敢行すべく、長野県内のバス釣りスポットをWebで下調べしてみました。3日は茂来山方面を走りますんで、夜にいつもの田口峠手前の雨川ダム湖畔か小海の方でテントを張ることを考え、あまり離れたところではできませんから、行く途中でもある諏訪周辺の林道エリアを候補にしました。この辺は南側に入笠山があり、今は完全舗装された入笠林道を中心に無数のロングダートが縦横に延びている地帯です。今でも黒河内林道と町道高嶺線が平行するように南北に走り、芝平峠からは金沢林道や猿ヶ入林道が、東側には行き止まりですが(現在のマップでは黒河内林道につながっている)釜無山林道もあります。3年ほど前の晩秋に久しぶりに走った時はただただ寒かったですが、一日で走るには丁度良いオフロードが広がっています。今回はこのエリアを走りつつ、南下して美和湖の畔で竿を振ろうかと思います。問題は、美和湖のバス釣り情報が乏しく、バスがいるのかいないのかサッパリ分からないこと。ま、釣れないのは当然と思ってますので、いいんですけどね(^∀^)。
13年5月2日入笠方面B-520.jpg
 2日朝6時ちょっとに家を出てみると、ついさっきまで雨が降っていた様子。前日夜の天気予報は晴れ時々曇りでしたので、これから回復するのかと思って保土ヶ谷BP+東名+圏央道を走っていると、雨がガンガン降ってきます。圏央道終点の愛川ICから中央道相模湖ICまで国道412号を走りますが、神奈川県内は概ね雨。本当に大丈夫なのかお先真っ暗。でも実際の風景はずっと北側の空が明るくなっていました。
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 中央道を西走していると、大月の辺りでは完全に雨が上がっていました。路面は濡れていますが、空はもう青々としています。目的地の入笠山方面に行くには小淵沢ICで降りますが、2日は平日ですから、車はあまり多くなくて渋滞は皆無。スッキリとドライブを楽しめました(^∇^)b
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 入笠山へ登るつづら折れの県道(旧入笠林道)を走っていますと、ご覧の通りまだ雪が結構残っています。外の空気が「ピキーン!」としています。中央道で周囲の山々を望むと、南アルプスの連峰や八ヶ岳等の山頂には、かなり白い部分が多かったですが、バックミラーで見えた富士山は中腹から上は真っ白で、まだまだ冬を感じさせられます。横浜では4月中に半袖で歩いていた人もいましたけどね(^∀^)。
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 入笠山は行楽シーズンの午前8時から午後5時まで、マイカー規制が行なわれていて、そんなこと知らずに走っていると、途中で管理している人が座っています。どこへ行くのか問われたので、黒河内林道方面だと答えると、「それならお通り下さい」だって(^∀^)。入笠山の駐車場には車を停めさせたくないのでしょうね。ワテはその手前にある大阿原湿原の脇にある釜無山林道の中にMyハニーちゃんを止めてKLXバッタくんを降ろしました。釜無山林道は舗装されていて、先で何か作業が始まったので、ここは黒河内林道を南下することにしました。
 黒河内林道は入笠牧場から南に進む道で、美和湖の南岸に抜けられます。現在は半分くらいまでが未舗装区間で、南アルプススーパー林道の分岐の手前からはずっと舗装路になります。入笠から下りるに従ってストレート区間が多くなり、スピードにも乗りやすいフラットな道ですが、結構崩落等で通行止めになりやすいですね。
 KLXバッタくんの様子は、秋と全く変わらずにガスが濃くて山ではかぶり気味でさっぱり力が出ません。それよりも、以前から錆気味だったフロントブレーキケーブルが、しばらく置いておいたらかちんかちんになっていて、前日に油を差してワイヤーが動くようにしておいたんですが、まだ渋々。ドラムから出ているアームを足で踏み降ろさないと、スプリングの力だけでは下がり切りません。それでも、以前はシューがドラムから多少なりとも離れてくれさえすれば普通に使えましたが、今回はどうもシューが戻ってくれないようで、ブレーキがへばり付いたような状況になって、絶えず引きずる感じでした。何度ブレーキワイヤーを引いたり戻したりしても、状況は変わりませんでした。
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 黒河内林道を数キロ下ると、右に橋があってゲートが掛かっているものの、歩行者やバイク・自転車等は抜けられる隙間がある西谷線と言う林道が延びていました。昔の記憶では数キロ先までの行き止ま林道でしたので、これまではほとんど入りませんでしたが、今回はどんな塩梅かと、ちょっくら失礼ぶっこきまして、チェックしてみました。路面はただただフラット。崩れた箇所もなくずっと続くので、「おやおや、もしや…?」と期待させる雰囲気です。登りが終わる頃にチェーンゲートがありましたが、なぜこんなところにあるのか不思議でした。
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 快適に西谷林道を走り抜けると、9km程度で鹿嶺高原のキャンプ場に出ました。こちらにも柵はあるものの、やはり脇はバイクなら簡単に抜けられるものですが、今はシーズン前で人がいないから良かったです。運営が始まると、絶対にしかられちゃいそうです(;´д`)。それにしても、まさかここに抜けられるとは知りませんでした。
 西谷林道を往復し、黒河内林道を再び南下しますと、少し先で柵が立っていて工事中とのこと。ちょっと確認してみると、平日であるせいか重機で何やら修復工事をしていました。しかも手前には簡易小屋を設けて機材を置いてましたから、長期間通行止めになっている模様です。ここは諦めざるを得ないので、また入笠方面に戻ります。
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 黒河内が通行止めですと、町道高嶺線で美和湖まで南下する必要があります。Myハニーちゃんを止めた釜無山林道入り口から町道高嶺線までは10km以上あるので、ここは戻ってバイクを積み直して移動しました。
 今度は芝平峠の四差路の分岐付近に車を停めまして、ここから北部の金沢林道周辺を走ってみます。
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 芝平峠からは金沢併用林道と言う名で、3km程度でY字分岐に。右が金沢林道、左が猿ヶ入林道になります。金沢林道は2.5km、猿ヶ入林道は1.5km程で舗装路になります。どちらも良く整備された道ですから、普通車の皆さんも良く利用しているみたいですから、ブラインドでは要注意ですね。
 今度は芝平峠から南に延びる金沢林道の後半区間です。ここも良く整備され、途中から地図上では着色された県道になって長谷の方に向かいます。オフロード区間は3kmで、途中何か大掛かりな工事をしていましたが、道自体は通行止めされていません。良い感じの道ですが、いずれ舗装されちゃいそうな雰囲気ですね。
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 工事現場の少し先に、川原に下りられるところがありました。枝垂桜がきれいだったので、ここで一休みして記念撮影(^∀^)。先ほどまでと打って変わって、ここは本当にぽかぽかしていて気持ち良かったです。
 林道に戻ると、この先であっさり終了。Uターンして芝平峠に向かい、そこから西走して町道高嶺線に向かうことにします。
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 芝平峠から舗装路を少し西走すると、突然「ドドドド…!」。一発でまたテポドン発射と気付きました(笑。路上に転がったインナーバッフルを手に取るとかなり熱いので、枯れ枝で引っ掛けて持ち上げると、下の針葉樹の枯葉が黒く焦げて煙を立てていました。山火事になっては大変なので、踏み潰して消火(?)しました(^∀^)。それにしても、すごい熱なんですねぇ~。
 で、そのインナーバッフルは予備のネジで固定しようとしても上手くいきません。よく見ると、ねじ山が縦に広がって歪んでいました。こうなるとどうやっても固定できませんので、とりあえず画像のようにガムテープで固定し、戻ることにしましたが、ここでリアフェンダーを見てやって下さい。上にあるはずのナンバープレートが消えてますでしょ。何しろ振動がすごいバイクですから、そりゃもうプレートの固定部分にひびがたくさんできていましたが、ついに割れてすっ飛んで行った次第です。さっき桜の木の下で記念写真を撮った時にはナンバーがなかったら気付いていたはずだけど、全く気に留まらなかったのだから、そこから林道を戻って芝平峠から舗装路をわずかに走ったまでの区間に落としたはずです。ここはじっくり走りつつ探さねばなりません。
 金沢林道の南区間を2kmも下ったかどうかと言うところで、プレートが裏返って落ちているのを発見! 車も通ってましたんで、踏まれるのを心配しましたが、何事もなかったようでほっと安心(;´д`)=з 実は後で分かったんですが、桜の木の下で記念写真を撮った時点で、ナンバーは消えてました。と言うことは、それよりずっと前で落としていて、それに気付かなかった可能性もあった訳ですが、そうなると探索のために大掛かりに走り返さなければならず、ヤバいところでした。それにしても、意外と気付かないもんなんですねぇ…。ちなみにガムテープ固定のバッフルは、またもやちょっとしたらテポドンに。このままでは今日これからどころか、明日のツーリングも走れないことになるので、ここは早いところ町の日曜大工用品店でテポドン発射阻止(笑)用の木ネジと、ナンバーを抑える穴の空いた小さな板棒を買ってこないと話になりません。そこで、一旦山を下りて茅野市街地から諏訪市・下諏訪町と、ずっと国道20号を走りましたが、なかなか見付からずにやっと岡谷の中心部を越えたところで「しまむら」のショッピングセンターを発見。そこの別館に日曜大工センターみたいなものがあって、無事修理を済ますことができました。しかし、時間はもう午後3時。釣りができなくなる恐れがあるので、ここでバイクは終了し、もう一つの重要な目的である釣りを楽しむことにしました。
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 一番手っ取り早いのは諏訪湖で釣ることですが、ポイントがさっぱり分からない上、湖岸の道を通りながら確認してみますと、誰も釣りをしている人はいません。話によると小口バスがいるそうですが、国道152号線を杖突峠からとりあえず入笠方面に戻り、千代田湖に向かうことにしました。
 ここはヘラ釣りが盛んだそうですが、バス釣りもできると書いてありました。小さい湖(と言うより池)ですが、簡単に岸に下りれるので、釣り易いところでした。しかし、肝腎の魚影は皆無。やはり山の中はまだ水温が低過ぎて魚達も活発に泳ぎ回っていないようです。ヘラ釣り師も誰も来ていませんでした。
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 千代田湖で小一時間ほど釣りをしましたが、全く魚の気配を感じなかったので、もう一つ地図上に見える同程度の大きさの湖だか貯水池のようなものが近くにあるのを確認して、移動しました。その途中に別荘地があって、やたら複雑な道がちまちま延びていましたが、途中画像のような林道を発見。林道表示がない道でしたが、2km程の古いオフロードでした。
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 ようやく地図上で確認した池にたどり着くと、そこには「鏡湖」と言うそれらしい名が付いていました。別荘地の中にある感じで、どうもただの用水池っぽいのですが、ここは湖畔でヘラ釣りをしている人が2人いました。邪魔にならないよう離れたところでルアーを投げ込みますが、ここも全く魚影はなし。もう夕まづめも近いのに、湖面は静かなまま。「こりゃダメだ」と早々に諦めて、諏訪湖に戻ることにしました。
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 もう時間的に余裕はないのですが、今が一番良い時ですから、多少期待しながら竿を振ることにしました。場所は諏訪湖の南岸の県道沿いの舟泊め場です。落ちかけた夕日にほんわりとピンク色に染まった八ヶ岳を裏側から望む美しい景色でしたが、お魚さんはやっぱりペケ(ToT)。風も多少強くなってきて、かなり寒くなりました。30分ほど釣りの真似事をしますが、やはりここでも魚の雰囲気は皆無で、かすかに明るいうちに撤収しました。もう6時過ぎですから、丁度良い時間です。道を挟んだ向こう側にあるコンビニで夕食のお弁当と飲み物を購入し、佐久方面に移動します。
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 諏訪から佐久穂までは、国道152号からそのまま続く国道299号メルヘン街道が面白いです。ただ、この道はつづら折れだらけで結構距離がある上、スピードに乗れませんので、時間は掛かります。標高が高いので、麦草峠のしばらく手前から道路脇には雪がたっぷり残っていました。
13年5月2日入笠方面P-520.jpg
 国道141号に抜けて少し北上し、当初田口峠方面の雨川砂防ダム湖畔でテントを張ろうかと思いましたが、外は思いの他寒く、もう少し南の小海の県道沿いのパーキングに移動しました。ここはMyハニーちゃんの荷台にテントを張るには申し分なくて、いつも利用しています(^∀^)v ただし、この日はことのほか夜間の気温が下がったようで、バイクに乗っている時と変わらぬ井出達で3シーズン用の寝袋に包まりましたが、とにかく寒くて難儀しました。ズボンはジーンズから冬用のパンツにしてましたが、ジーンズの上からこれをはけば良かったかも。とにかく寒くて仕方ないですが、無理に頭をシュラフの中に入れて、自分の吐く息で少しでも中を暖めつつ、何とかうとうと程度ですが眠りに就きました。

 この日はバッタくんのテポドン発射&ナンバープレート落としで、林道は50km程度しか走れませんでしたが、明日はどうなることやら。実はしっちゃかめっちゃかになりましたが、それはまた後日と言うことで(^∇^)b


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今年最後の林道探索@坂城方面 [林道ツーリング]

12年11月10日坂城方面A-520.jpg
 先月末のYMP秋ツーの前日、一人で坂城の林道水晶線で図らずも林道ツーリングならぬ林道ウォーキングをしてしまったせいで、ほとんど走れないまま終了したことは前に書きましたが、そのリベンジとして11月10日(土)に多分今年度の走り納めになるであろう林道ツーリングに行ってきました。場所はもちろん坂城周辺ですが、今回はちょっとした調査のための目的もありました。その内容は以下の通り。
1.これまで走り切っていなかった芝峠より下のいくつかの支線らしきものが、一体どこまで続いているのかを見定めること。
2.水晶線に入る前に高速道路沿いに続く「←入横尾」の表示のある道の先を調査すること。
3.
大道山(堂叡山)登山道の、山頂までのコースをできるだけバイクで登ること。
4.真田坂城線(仮)の県道35号線側入口のすぐ近くで分岐する、林道ワラビ平線は本当に行き止まりなのかを確認すること。
 以上4点を最も重視しつつ、メインになる林道横引線とその支線・不動建線、堂叡山登山道と芝峠ルート、水晶線等の林道をくまなく走るのも重要な目的になります。
 まずは早朝4時50分に家を出て、保土ヶ谷バイパス・国道246号経由で、座間から北上して町田街道に入って圏央道高尾山ICに向かいました。さすがに早朝では渋滞など皆無で、1時間ほどで圏央道に乗れました。そこから関越+上信越道で坂城ICを目指しますが、関越は鶴ヶ島からしばし渋滞が始まっていて、まだ6時台なのにしばしノロノロ運転を強いられました。結局坂城に到着したのは8時半頃で、一度東部湯の丸SAで給油したものの、家から3時間40分かかったことになります。ただし、林道水晶線は坂城ICからあっという間なので、9時にはバイクを下ろして走行準備ができました。今回のバイクもKLX250Aバッタくんですが、実はYMP北志賀ツーリングから帰ってきた後、フロントタイヤのリムに入っていたスポークの付け根間の表面的な亀裂が、かなり深くまで進んで完全に割れていました。こうなるともう100%使えませんので、前日に以前ツインショックMXでご一緒していたY子さんに貸していたKLX250Bの車体に付いているフロントタイヤと取り替えておきました。でもこちらはバリバリのMXタイヤですから、舗装路では気を付けないとさすがに危険です。とは言え、今回走るのはほとんどがダートだけなので、あまり気にせず装着しておきました。
 水晶線の入口から少しだけ入ったところにある路肩にMyハニーちゃんを止めておきましたが、最初に走るのは坂城ICの出口方面に戻って左に入る、「←入横尾」方面の道です。事前に地図で確認すると、意外と先の方まで延びていて、大峯山方面に進んで道は消えてはいますが、裏側に真田の傍陽方面からの道とつながっても良さ気な感じです。林道横引線も不動建線も地図には出ていない道を何気なく発掘したのですから、この入横尾の道も「これはひょっとして?」と思える要素は充分でした。
 少し高速道路の横を併走する細い舗装路を進み、「坂城ゴルフセンター」と言う練習場を越えると、周囲の景色はいかにも林道然としてきます。すると「林道大久保線」と言う表示が立っていて期待に胸を躍らせますが、路面は3kmばかりコンクリ舗装でした。途中、広場のようなところに皆白い軽トラや1Box等が10台くらい止まっていましたが、何か作業をしていたようです。その後右に一本・左に二本の支線があって、ダートも始まります。その付近に「太郎山・大峯山登山道 鉄塔コース」と表示が立っていて、ダートが始まって1kmもすると最初の鉄塔脇に出ました。この先にかなり急な斜面を登る登山道になりますが、人一人がやっと通れるようなものではなく、バイクなら普通に走れる道幅でした。どこまで登れるか分かりませんが、とにかく行けるだけ行ってみました。
 バッタくんはファイナルギア比がかなり低いので、1速は普通発進時にしか使いませんが、この道では1速でもエンジンが止まりそうになります。しばらくは何とか進みますが、半分くらいのところでFタイヤが上がって、押さえが利かなくなってボテッ。悪いことに工夫してモノポッドをサイレンサー取り付けステーに金具を止めて、そこにくっ付けていましたが、バイクはそちらに倒れてしまいました。谷側ですが、道の脇には傾斜になっていて、木や草も生えていて、転落するようなところではないです。でもそちら側に車体が半分倒れているので、真横よりも一層ハンドルの位置は低くなっています。それに、脇の草の茎はこの辺に多い薔薇で、棘だらけで痛いの何の…。急斜面で足場も悪い中で何とかバイクを起こしましたが、もうこれだけでハァハァゼィゼィでした。ちなみにこの先は道に階段のように低い板が立てた状態で埋め込まれていて、一人で二つ目までの鉄塔にバイクで上がるのはかなり厳しいことが分かりました。しかも一旦止まるともう無理。一度だけチャレンジしましたが、すぐエンストしてしまい、諦めて気合で向きを変えて下りました。
12年11月10日坂城方面B-520.jpg
 画像では大した斜面に見えないかも知れませんが、実際は歩いて上がるのもハァハァゼェゼェ言っちゃうほどのものです。ここから鉄塔まではあと100mもありませんが、すぐこの後から階段になります。
 登山道から下りて、支線に入って調査しますが、山側の最初の支線も次の支線も1km未満で終了します。特に下の支線は最終地点が広くなっていて、そこにも軽トラがたくさん止まっていて、山でチェーンソーの音が聞こえてましたんで、何らかの伐採作業をしていたんでしょうね。
12年11月10日坂城方面C-520.jpg
 一番下の支線は「セブン&アイ」で出資だか提供だかしたのか、植林事業に何か関わっているような看板が入口付近にありました。ここを曲がると林道らしい雰囲気に、ちょっと期待しましたが、横を流れる沢のところに道が突っ込む形で終了。でも、1km以上は走れました。これら以外に林道大久保線から派生する道はないので、このエリアは全く走る意味がないものと判明しました。これよりわずかに南側に似たような道が太郎山に向かって延びていますが、多分大久保林道と同じようなものでしょう。
12年11月10日坂城方面D-520.jpg
 入横尾方面が面白味のない道であることが分かり、早速水晶線に戻って芝峠を目指します。水晶線が終わるのは3.5kmほど先の簡易ゲートが消え果てた箇所なんですが、そのちょっと手前で向かって右側の轍に何か落ちていました。はっと目をやると、狸か何か動物の上半身だけが見えました。多分熊に襲われて死んだものと思われます。冬眠に備えて熊も栄養を補給しようと一番活発に動き回っている季節なんでしょうね。ちなみに帰り道でこの動物の死骸を確認しましたが、グレーのニホンカモシカで、あばら骨が出ていて内臓はすっかり食べ尽くされていました。さすがに画像はグロいのでここではアップしませんが、食べられてからまだ時間は経っていませんでしたね。
 水晶線から大道山登山道芝峠ルートに入ります。いくつかの勾配のきついつづら折れの道を進むと、そのコーナーに直進するような形で三つの道がそれぞれありましたが、どれも数百メートルで行き止まりの道でした。それらを往復して本線を少し進むと、いよいよ先月軽トラがスタックして登り切れなかった急勾配の直線路になります。バイクでも大変な道ですが、さすがに二輪駆動の軽トラでここを登ろうなんて無謀そのものでしたね(;´д`)。
 少しすると、直線半ばのV字分岐に到着します。右側の上に登る道が本線ですが、10月にガス欠に陥った左側の道を崩落地点まで進んでみます。かなり力技でしたが、道の崖側を塞いでいたいくつかの岩のうち、動かせるものを転がして崖に落とし、何とかバイク一台が通れる隙間を確保し、ギリギリそこを抜けて最終地点まで行きました。画像が土砂崩れの現場ですが、ここから先に見えるコーナーを左に曲がり、少し登って行ったところで行き止まりでした。道そのものがまだ開いていない状態なので、ここから先は登山道にもなっていませんでしたね。
12年11月10日坂城方面E-520.jpg
 V字分岐に戻り、大道山登山道の本線を登りますが、この一番上が大道山の頂上に一番近いところです。芝峠は地図では急勾配直線路に入る手前のつづら折れ付近のようですね。大道山は別名堂叡山とも呼ばれ、林道での表示には併記されていましたが、地図には大道山としか載っていません。その大道山頂上に近いところにこれまでよりキツい急斜面の道があって入ってみましたが、とにかく勾配が強過ぎて1速でアクセルを回しまくっていても、途中で「モモモ~」となって止まってしまいます。なるべくRタイヤに重量をかけてトラクションをキープさせようとしますが、そうするとフロントが浮いてしまい、そこそこ登ったところで限界。バイクを放り出して止まりました。

12年11月10日坂城方面F-520.jpg
 これも写真に撮るとちょっとした坂道程度に見えますが、実のところブーツでは徒歩で登るのも大変な急勾配です。道幅はそれなりにありますから、四駆車も走れそうな雰囲気に見えますが、実際の光景を目にすると、「と、とてもコリャ無理…」となるでしょうね。ウィンチとオフロードタイヤの付いたジムニーなら何とかなるのでしょうかね? 660ccではパワー不足になりそうですが、ジムニーにどこら辺まで登坂力があるのか知りませんので何とも言えません。
 大道山登山道本線に戻りますが、ここを抜けると3系統のルートで和平の方に抜けられます。そのうちの一本がメインになる林道横引線ですが、これには右側に支線が一つありまして、まずはそこを通って横引線の峠まで出ると、坂城の町と北アルプスから中央アルプスにかけての山々が一望できる、正に絶景ポイントに出られます。そこで記念撮影して、そのまま横引線を進むと、途中で左側に黒い影が。良く見ると親子連れのツキノワグマでした。KLXバッタくんの排気音に驚いて左の崖側に親子ともども下って逃げてしまいましたが、林道ツーリングの途中で生きた熊と遭遇したのは初めてです。先ほどの鹿の死骸は、この熊の親子の仕業でしょうかね。でも、親熊が大型犬程度、子熊が柴犬程度の大きさで、あまり怖そうには見えませんでした。後でアクションカメラで撮った動画を見ると、何しろ超広角レンズゆえ小さくしか写っていませんでしたが、黒い影はしっかり収められていました。
 さて、横引線を走り切り、和平の農場のある出口を抜けます。ここから右に30mくらい進むと、農地の間に設けられたもの凄い轍の農道みたいな道がありますが、実はこれが真田の県道35号線(新地蔵峠)に出られる真田坂城線(仮)です。このいかにも平均的な林道を抜け切って県道に出る寸前に、柵で閉鎖された林道ワラビ平線が右に延びています。この柵は横にちょっとだけスペースがあって、バイクなら入れますが、平日の作業していそうな日は絶対無理です。何度もこれまでここを見ては、「いつかどこまで続くものなのかチェックしたい」と思っていましたが、この日は単独で身軽だったので、ちょっと失敬して走らせてもらいました。
12年11月10日坂城方面G-520.jpg
 地図ではこの道は鳩ヶ峰の東側を通って南下し、大道山の北側まで延びています。一体どれ位の距離を稼げるのか、また、ひょっとしたら大道山登山道のどれかとつながっているのではないかと、ほのかに期待しつつ、整備された林道を登って行きます。すると4kmほどするとプレハブ小屋があり、更にもう少し進むと「国土交通省」と書かれた1Boxと軽トラが道端に止められていました。ただし、人は誰もいませんでしたから、やはり土日祝日は休みなんでしょう。いずれにせよ、国で管理している国有林林道で、不法投棄やその他の問題で一般車両を入れないようにしているんでしょう。
 ワラビ平線は約6.5kmで終了します。先は道が開かれておらず、登山道にもなっていませんでしたので、単なるピストン林道でした。実は入口付近にも所窪沢沿いの支線がありましたが、これも1kmちょいで道は消えていました。結局このエリアもわざわざ無理して入る必要のない道であることが良く分かりました。
12年11月10日坂城方面H-520.jpg
 さっさと真田坂城線(仮)を往復する形で和平の農場の方まで戻ります。途中、「←坂城 真田→」という掲示板が立った分岐があって、まるで真田方面に行けるかのような直進路がありますが、これは真田方面でもなんでもなく、ただ北西に向かって延びる支線です。去年ここをくまなく走ったら、少しすると途中にゲートがあって、それを越えてもちょっと先で崖崩れで道が塞がれている上、道そのものもその付近で終点でした。せいぜい2km未満の道ですから、この支線も入るだけ無駄でしょう。
 真田坂城線を戻り、和平から今度は林道不動建線を下って行き、途中から左に折れる横引線の南側入口に入ります。しばらく「←堂叡山」となった表示に沿って進み、途中から左側の支線を進んで再び横引線本線に合流する道を走ります。このまま進むとまた和平の農場側出口ですが、実は右側に二つの支線があって
、まずは出口に近い方の支線を折れて進みます。しばらく藪の中を走ると、突然開けた広場のあるところに出ます。ここを抜けて、屋根の潰れた建物を左に見つつ、真田坂城線の出口付近にあったチェーンゲートのある出口まで進みましたが、ここを出てもまた農場のところの轍道ですから、わざわざチェーンをくぐることなくUターンしました。
12年11月10日坂城方面I-520.jpg
 次はもう一方の分岐の鳩ヶ峰登山道をちょっと登ってみることにします。ここも前に350TRビッグホーンで登りつつ、途中で止まってしまったところでしたが、KLXではビッグホーンより少し手前で止まっちゃいました。やはり2st350の方がパワーは当然あるので、登坂力は高いですが、それよりも足着きの良さが功を奏していたと思われます。KLXバッタくんでは、ちょっとバランスを崩して足を着くと、車高の高さで急斜面では車体だけが前に進もうとして体が遅れてフロントが浮き上がってしまうことがありましたね。画像は中間地点にあった段差のところでスタンドを立てて止めましたが、これ以外ではバイクを止めておけないほどの斜面です。
12年11月10日坂城方面J-520.jpg
 さて、一通りの目的を達成し、大道山(堂叡山)登山道芝峠ルートと水晶線をひた走って入口付近のMyハニーちゃんのところに到達したのが2時半頃。まだまだ時間的に早いですが、バイクでは一応80kmほど走行しました。後は帰るだけですが、そこに何と見慣れぬことにツアーバスが入っていて止まっていました。ワテが戻ると運転手さんがこちらにやってきて、「新宿から13人の登山客を乗せてきて、客が大道山に登って芝峠から帰ってくるから、そこまで来てくれとのことだけど、この先は行けますか?」だって。大型バスのワンサイズ小さいタイプのやつです。市営バスの狭い市街地用に少し小ぶりな車体のやつを使う路線がありますが、正にあのサイズのツアーバス。はっきり言って、バイクでも結構しんどい芝峠の登りを行くなんて、100%無理と伝えておきましたら、「鉄塔ルートはどこなんでしょう?」と聞かれて、そこまで道案内してあげました。そちらに出るとの連絡があったらしいのですが、水晶線入口から大久保線までは4kmはありますんで、そっちに移動しておいた方が良いし、バスも止められるスペースが入口にありますんで、それを薦めておきました。そこからワテが鉄塔下までバイクで進み、徒歩で2番鉄塔まで行ってみましたが、誰も人の気配はありませんでした。下に戻ってみるとバスも消えていまして、どこかに移動したみたいです。まぁいいかと思って水晶線入口に戻ると、バスはこちらに戻っていました。ツアー客から連絡が入り、芝峠を下っているとのことで、もう日もかなり傾いてきている上、話によると疲れて上まで上がってみてくれと言われていたそうでしたんで、帰路を急ぐ訳でもないですから、ワテがMyハニーちゃんの空荷台に登山客を2組に分けて乗せて往復してやろうと思い、水晶線を登りました。途中一時長い下りがありますが、基本的に登り道の林道で、いよいよ芝峠ルートに変わろうかと言うところで、下りてくる登山客一行に出会います。最初は2組に分けてと思いましたが、合計12名で何とかなりそうでしたから、全員いっぺんに荷台に乗せて、ゆっくりゆっくりとにかく車体がガタンとならないように走らせて下ることにしました。さすがに登山者の皆さんも朝8時から歩き詰めで疲れきっていたみたいで、たかが最後の3kmでも車で下りられたのはかなりほっとしたようで、喜んでもらえました。何でも神奈川の登山グループの皆さんで、ワテが横浜から来たと言うと、「横浜の人が何でこんなところにいるの?」だって(^∇^)。確かにマイナーx2と言った感じの山ですが、それを言うならワテも「なぜ信州には名峰がいくつもあるのに、誰も知らないような大道山や鳩ヶ峰なんぞに登ろうと思ったの?」と聞きたくなります。でも、この周辺の林道は本当に病みつきになる素晴らしい魅力がいっぱいですね。今年はこれで走り納めになるでしょうが、来年の春にはまた坂城の林道エリアをもっともっと走って、新たな道を発掘したいですね(^∀^)v←実は目星を付けているルートが既にあるんですよ~!

【追記】 現在確認済みの坂城方面林道詳細マップ
 茶色が10日に走った区間のうちの舗装区間で、他の色付きの線が同じ色の林道名で表記されるダートになります。一部細かい支線(作業道)には名前を書き込んでいません。
12年11月10日坂城方面MAP640.jpg


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YMP秋ツー本番@北志賀方面 [林道ツーリング]

12年10月28日YMP北志賀方面Q.jpg
 毎年恒例のYMP秋ツーリングですが、いつもは体育の日の連休を利用することが多かったものの、今年は7日に前哨戦を帝釈山方面に行ってきた関係で、皆さんご家族の目もあることから、少し間を空けて本番は10月28日に決定しました。走るのは以前「秋と言えばココ!」と言うくらい良く来た北志賀方面のエリアです。YMP仲間で最初に走った頃は、奥志賀スーパー林道もまだダートでしたが、その後すぐに舗装されてしまい、清水平林道や秋山林道も今ではただの抜け道になっちゃいました。最後に来たのは08年ですから、もう4年も来ていなかったんですねぇ…。しばらくは最初に走っていた金倉林道が通行止めで、ちょっと離れる結果になっていましたっけ。
12年10月27-28日YMP北志賀方面A.jpg
 前日に坂城町の林道水晶線で図らずも山歩きをしてしまったワテは、翌日の本番に備えて国道292号志賀草津道路の近辺にテントを張るべく、奥山田・七味温泉方面から笠岳に抜けて志賀高原に出ました。そこまでの県道はもの凄い霧で、さっぱり前が見えない上、志賀草津道路と合流する付近に街灯があって丁度良い駐車スペースがあったものの、気温が3℃と掲示されていて、ここでのテント張りは断念して渋温泉方面に下りました。温泉に近いところにチェーン着脱所があって、上手い具合に街灯もあり、気温も山の上より遙かに高い感じですから、ここにテントを張って休みました。
 28日は朝6時ちょっと前に空が白んで自然に目が覚めました。皆との待ち合わせ場所はここから10分もかからない渋・安代交差点で、9時集合の予定ですから、ゆっくり朝食を取ってコーヒーを飲んでからテントを畳んでバイクを荷台に載せました。それでもまだ9時にはかなり時間があるので、車を置くスペースを探しに一本目に走る金倉林道の入口付近を確認してきました。3台の車を止めることのできるスペースをチェックし、バイクをここで下ろして、スニーカーのままバイクに乗って待ち合わせ場所に行って待つことにします。
12年10月27-28日YMP北志賀方面B.jpg
 ちょっとすると、9時前には皆集まったので、トランポ置き場に案内します。地元のいっつあんと今回初参加のK林さんは自走ですが、上田のひろさんと川崎のタナカさんに横浜のワテら3人がそれぞれトランポで来た訳です。
12年10月27-28日YMP北志賀方面C.jpg
 タナカさんのバイクには燃料が入っていないとのことで、街中に出てGSで補給しようかと言うことになりましたが、丁度ワテの携行缶には5リッター位残っていた上、ひろさんも同じ位余分があるそうで、それらを給油して済ますことにしました。でも、昼食を買っていない人が数人いたので、やはり湯田中温泉駅まで戻ってコンビニで昼食を購入することに。駅には首都圏で見慣れた車両が入っていましたが、タナカさんはそれらを詳しく知っていて、写真を撮っていました。意外なことに、どっぷり鉄っちゃんなんですねぇ~(^∀^)b
12年10月27-28日YMP北志賀方面D.jpg
 湯田中のコンビニを出て、いよいよ最初の林道である金倉林道に入ります。と、その前に今回のメンバーとバイクをご紹介!
 まずは7日も帝釈山方面で一緒に走ったひろさん&KDX125SR。このバイクは昔EDレースに盛んに出ていた時に使っていたもので、現在は林道ツーリングのみでの使用になります。スイングアームはKX用が入っていて、ノーマルよりも少し長いそうで、ストロークはアップしたかも知れませんが、多少滑り出しが早くなっているとのことです。それでもコーナーでRタイヤをきれいに滑らせて走る姿は、後ろから見ていてカッチョ良いっすね~。ただし、標高の高いところでの登りでは、125ゆえにかなり回さないと力が出ないので、なかなか大変そうですね。
12年10月28日YMP北志賀方面E.jpg
 こちらは今回初参加のK林さん。ワテと同い年なんですよ~。何でもトライアルをやってきたそうで、そのつながりでいっつあんと何度か会ったことがあるんだそうですが、今回は急遽参加できることになったそうで、ワテは事前には知りませんでした。先にいっつあんが待ち合わせ場所に到着して話を聞きましたが、いっつあん自身も一緒に走ったことはないのだそうです。バイクは実はYMP長野組のやっさんの乗っていたスーパーシェルパで、タイヤはいかにも食い付きそうなトライアルタイヤが入っていました。どんな走りか楽しみですが、トライアル上がりの皆さんは十中八九安定して速いですから、多分間違いなくスマートに走ってくれるだろうと、初めから感じていました(^∇^)v
12年10月28日YMP北志賀方面F.jpg
 で、こちらがいっつあん&XLR250R。最近は藤沢組の皆さんが自走での長距離ツーリングが主体になって、なかなかご一緒する機会がなくなっているせいもあって、ここ3年程はいっつあん・ひろさん&ワテで走ることがほとんどになりました。ずっと前から彼の腕前は知っていますが、タイヤの山が1分になっても速いこと。その上で左手にビデオカメラを持って、片手で林道を走るんですから、ナゾのバランス感覚の持ち主です(^∇^)。今回はフロントもリアと同じピレリMT21を新調し、バリバリ走ってくれることでしょう!
12年10月28日YMP北志賀方面G.jpg
 7日に親戚のカツくんを連れて帝釈山方面に来てくれたタナカさんは、今回は単独での参加です。バイクは同じXL250Sで、RショックとマフラーはXR250用、タンクはXL500用の大き目のものが付いています。シリンダーに何か加工を施して、今はもの凄くエンジンが良く回るようになって楽しくて仕方ないそうです。タナカさんの走りもMX的なものと違って、あまりリーンアウトさせずに足も出さず、スタンディングもほとんどしない長距離ED風のものです。しかし、それでとても速いから後ろから見ていて感服しちゃいます。ノーマルタイヤのXL250Sであの勢いですから、大型EDバイクではそら恐ろしいロケット弾状態で走る訳ですが、M井さんらと走る時はともかく、ワテらと走る時は無茶はしない範囲で走りつつも、それでいてとても速いんですよねぇ~!
12年10月28日YMP北志賀方面H.jpg
 350TR殿様バッタくんのエンジンがすっきり回らないため、今回はKLX250Aバッタくんを持ち込んだワテ。前日の「林道ハイキング」のおかげで、靴擦れ&もの凄い筋肉痛で、ちょっとバイクに跨るのもツラい感じでした。バイクの調子は以前のもの凄くガスが濃い状態から離れて多少まともになりましたが、まだちょっと濃いかな。それにシリンダーとピストンリングが磨耗しているので、キックしても足応えが弱いのが分かるように圧が低下しています。そろそろボーリングして0.5mmオーバーのピストンを入れるべきかも知れませんねぇ。
12年10月28日YMP北志賀方面I.jpg
 さてさて、いよいよ金倉林道を北上します。しばらくの間は舗装区間とダートが交互に続く登りですが、上の方でダートだけになります。タナカさんを先頭に、まずはその走る様子を後ろからビデオ撮影して付いて行きますが、登りでさっぱり力が出ないので、ずっとフルスロットルにしていましても、元気の良いXLのエンジンに遅れ気味になっちゃいます。しばらく走って柵のある急坂の舗装路が右に下る分岐で一旦停止。次にいっつあんの勇姿を撮ろうと待っていると、珍しくちょっと遅れ気味にやってきました。いっつあんはタイヤのエアをパンパンに入れていて、すべりまくりながら登ってきたようです。
 倉下林道との分岐に到着して、ここからしばらくいっつあんに前に出てもらって撮影しましたが、確かにリアが滑りがちなようです。それでも良い感じですいすい走ってますね。さらに初参加のK林さんの姿もしっかり収めておかないといけませんので、前に出てもらいますと、当初予想していた通りの安定してそれでいてきっちり速い走りをしっかりチェックさせて頂きました。基本的にK林さんも足を出すMX乗りはせず、しっかりとグリップさせて走るタイプですが、中盤からはかなり長いことスタンディングのまま走っていましたね。タイヤは現行のトラタイヤで、後ろに付いていると他の皆さんと異なり小さな砂粒を巻き上げているのが良く分かります。トラタイヤはグリップが良いと聞きますが、なるほど最近林道で使う人が多いのも頷けますね。
12年10月28日YMP北志賀方面J.jpg
 金倉林道の北側はほとんどが舗装区間に成り果てていました。しかも杉の細い落ち葉が路面にびっしりで、ダートよりも滑りやすいのでタチが悪いです。K林さんの走る姿もあまり撮れないままでしたんで、次に回すことにして、とりあえず竜王スキー場の界隈を抜けて中津川雑魚川併用林道の方に進みます。
12年10月28日YMP北志賀方面K.jpg
 それにしても、この辺はかつてホテルノース志賀に毎年泊まっていたので馴染みがありますが、最近はどこも営業していないのか、妙にひと気のない雰囲気でしたね。スキーシーズンだけの営業なのかな。でも、以前も利用していたのは10月だったんですが、経営困難になっているんでしょうか…。寂しい限りです。
12年10月28日YMP北志賀方面L.jpg
 中津川雑魚川併用林道は以前の通り入り口から少しするとダートが始まります。標高もかなり高くなっているので、紅葉も一段と進んでいますが、ともすると最早冬モードに入っているのか、かなり落ち葉になって路面をびっしり覆っていました。おかげで路面の凹凸や石等が全く見えず、時折岩っぽいところや部分的に舗装されたところが唐突に現れるので、要注意です。
12年10月28日YMP北志賀方面M.jpg
 丸山林道との分岐は後で走ることにして、まずは雑魚川林道をカヤノ平まで進むことにします。雑魚川林道にはゲートがあるものの、バイクなら抜けられる程度のものですから、作業の可能性のある平日を避ければなかなかの距離を楽しめる道になっています。
 雑魚川林道で当初前を走りつつ、後ろから皆さんに抜かしてもらって、一人ずつの走る姿をまた撮ろうとしました。まずはタナカさんに出てもらい少し後ろに付いて撮影していましたが、この道は特に滑りやすくて気を付けないとかなりヤバいです。しばらくしていっつあんらを待ちつつ流していると、物凄い振動のためか、ミラーが緩んでくるくる回転してしまい、それが気になっていると危うくコーナーを直進しそうになりました(笑。止まってミラーを外していると、いっつあんらが到着。ここからは一番後ろに付いて皆の姿を写すことにしましたが、皆さん速いのでなかなか追い付けません(^∀^)b
 その後、一人で追い付こうと必死に走りますが、今度は突如排気音が「ズババババ!」と強烈になりました。「うわっ!なんかまたトラブルか!」と一瞬ビビリましたが、すぐに同じような経験を思い出しました。何年か前に中日影林道を登っている時に突然マフラーのインナーバッフルが抜けてミサイルのように飛び出た、あの「テポドン発射」事件です(笑。案の定マフラーは直管状態で、図太いアイドリング音を響かせていました。もうこうなると遅れまくってしまうのも仕方ないので、とにかくバッフルを見付けて取り付けないとどうにもなりません。幸いバッフルはすぐ見付かり、ネジも備えを持って行ってたので、とりあえず事なきを得ましたが、まさかまたテポドン発射とは思いもよらず、苦笑しきりでした(;´д`)。
 雑魚川林道もようやく終わり、カヤノ平側の出口に到着します。この先には清水平林道が西に延び、東には雑魚川林道の東側区間になる秋山林道が続きますが、今はどちらも舗装済ですから走る価値はほとんどありません。とにかくもうお昼を少し過ぎた時間なので、ここで一休みすることにしました。
12年10月28日YMP北志賀方面N.jpg
 カヤノ平のキャンプ場の受付はこの時期も開いていて、他にMTBを載せた車が何台か来ていました。ロードバイクの人も来ていて、清水平林道に進んで行きましたように、ここからは脇道の行き止ま林道はともかく、基本的に舗装路しかないので、昼食後はまた雑魚川林道を南下して、今度は丸山林道を東に抜けてから旧奥志賀スーパー林道を少し下って倉下林道に入って西走し、金倉林道に出て戻ることにしました。
 昼食は画像の通り展望の良いところで取りましたが、吹き抜けになっていて風が吹くと寒いこと。息も白くなって、今年初めて「冬」を感じました。横浜では日中はともするとまだ半袖シャツでも良い位の気温ですが、さすがは北信。来週はもうこの道も冬季閉鎖になる程ですからね。
12年10月28日YMP北志賀方面O.jpg
 昼食の後、雑魚川林道を走っていると、雨が一時降ってきました。その雨粒が直接左目に当たるように勢い良く入ってきて、しばし痛くて目を開けてられないような程でしたが、ダートを走っている真っ最中なので目を何度もパチパチさせてそのまま走り続けますと、いつしか雨は上がっていましたね。
 雑魚川林道を抜けて中津川併用林道と丸山林道の分岐に出ます。今度は左折して丸山林道をたっぷり堪能ですが、ここではいっつあんとタナカさんがびゅんびゅん先に進んでしまい、それを追うK林さんも黙々と飛ばすので、125のひろさんが登りで苦しみながら付いていくものの、徐々に遅れてしまいました。我がバッタくんも標高の高いところでの登りは全くダメで、苦しいことこの上なしでしたが、ついにKDX125が停止。どうもエキパイの付け根が緩んでいたようで、ずいぶんタール状のオイルが漏れていました。これを増し締めしているうちに、K林さんが戻ってきてくれましたが、何でもいっつあん&タナカさんはぶっ飛んで行っちゃって見失ったとのこと(^∇^)v。いっつあんも途中でエアをきっちり抜いたんで、走りが楽しくて仕方ないんでしょう。タナカさんの突っつきにも負けずにガンガン走っていたんでしょうが、ビデオに収めておきたかったなぁ~。
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 丸山林道を出て、今度は旧奥志賀林道を南下して倉下林道入り口に向かいます。この舗装区間もいっつあんはびゅんびゅん飛ばしますが、力の出ないバッタくんではヒーヒー言って大変でした(笑。ここでもまた弱い雨が降ってきましたが、林道に入る頃にはまた止んでいました。おかげでダートは程好く湿っていて砂煙も立たず、それでいて服が濡れる程の雨にも見舞われなかったので、今回は天候に恵まれたと言えますね。
 倉下林道では流して走りました。どう言う訳か、丸山林道からDRIFT HDカメラがやたらフリーズして、録画してもすぐに勝手に停止してしまいます。バッタくんのハンドルに固定していましたが、やはりバランサー無し&フレームに直付けのもの凄い振動がハンドルの端で増幅し、悪さしているんでしょうね。もう撮影できないので、あとは前をのんびり走ってトランポ置き場に戻るだけです。ゆっくり流して走るのも心地良いですね。
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 金倉林道入り口付近に戻ったのはまだ午後3時ちょい。距離は充分100kmは走っていましたが、ペースが速かったので時間はかなり短く済みました。ダートは金倉林道全線で10km程、中津川併用林道で5km程度、雑魚川林道は15km×2、丸山林道は15km、倉下林道+金倉林道南側区間で10kmと言うところで、70km程度になりました。思いっきり走りもしたし、紅葉も楽しんだし、かなり面白いツーリングになりましたね。タナカさんもいっつあんも速いですが、K林さんもかなりの腕前であることは間違い無しです。
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 ひろさんもエンジンパワーの足かせのないところではすばらしい走りを見せてくれます。ただ、我がバッタくんともども、標高の高いところでの登りはキツかったですね(ToT)。バッタくんはメインジェット・スロージェットともにちょっと小さいものに変更した方が良さ気ですが、ひろさんは来期は是非ともDT-1Fを復活させてやってね!
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 タナカさんは今回もびゅんびゅん走っていて、見ていて本当に楽しそうです。XL250Sとのマッチングも見事で、今度はもうちょっと古いあの重苦しい最初のXL250(76年頃のやつで、車重が145kgくらいあるやつ!)で来るかなとも言ってましたが、あれでは我が家の殿様バッタくんと同じくタイトコーナーでは重過ぎて回らない気が(笑。でも、見てみたい気もします(^∀^)v。タナカさん、来年はそれでよろしくお願いします!
12年10月28日YMP北志賀方面V.jpg
 さてさて、まだ時間的に早いのですが、ETCカードのないワテは下道でドライブがてら帰ることにして、湯田中温泉で皆と解散です。また志賀草津道路から奥山田方面を抜けて、須坂からは国道406号大笹街道を菅平・上田方面に南下し、国道18号からは坂城へと北上して前に書いた通り、先日に紛失したタイダウンベルト探索名目の林道水晶線ナイトランを楽しみました。その後は何しろ目の前が坂城ICなので、ベルトが見付かった嬉しさもあって、高速料金は高くつきますが、帰路もここから圏央道の高尾山まで、高速道路を使うことにしました。割引がないと軽でも4400円ですから、ちょっと高いかな。震災以前は土日1000円でしたから、なおさら高い気がしますが、まぁ、以前は割引も何もなかったのに1ナンバーのプロシードで走り回ってたことを考えると、これでも安いんですけどね(^∀^)v

12年10月28日YMP北志賀方面Map1024.jpg
 林道名と同じ色の着いた線が当日に走ったダート区間で、茶色が舗装区間になります。金倉林道の南側区間と、雑魚川林道はそれぞれ往復しています(クリックすると拡大します)。


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痴呆は既に始まっていた@坂城方面水晶線 [林道ツーリング]

12年10月27日水晶線1-520.jpg
 10月28日(日)に決まった今年のYMP秋ツー本番ですが、今年の秋ツーは久々の北志賀方面になりました。横浜から志賀高原までは結構な距離がありますから、やはりここは泊りがけで行くのが得策と考え、27日(土)に坂城方面をちょこっと走って北信に向かうことにしました。
 家を出たのは朝9時ちょっと前。ゆっくり出発しましたが、高尾山から圏央道を使って関越・上信越道に乗るのが一番良さ気なので、まずは高尾山までの下道を色々試して進んでみると、渋滞する国道16号と大差ないか、かえって時間がかかる感じで、2時間以上ここで費やしてしまいました。せっかくの圏央道も、やはり海老名までつながってくれないと大変ですねぇ。で、上信越道を走っていると、時間的に当初考えていた湯沢・山田入林道方面を軽く走る作戦は微妙になってきまして、明るいうちに3時間ほど林道を楽しむには、午後2時にはバイクを下ろしていないといけません。しかし、1時過ぎにはまだ佐久平ですから、とても須坂までは早い時間に着きそうもないです。そこでふとひらめいたのが林道水晶線。何しろここは坂城IC出口から一般道に出る手前で折れるところから始まるオイシイ道ですからね。そこで急遽坂城方面の林道を楽しみつつ、新たな道の探索でもしてやろうと考えました。
 林道水晶線に入ってすぐのところにちょっとした駐車スペースがあり、ここにMyハニーちゃんを止めてKLXバッタくんを降ろしました。350TR殿様バッタくんはちょっと修理が長引きそうなので、来年春までお休みです(;´д`)。KLXは木曜にキャブのメインジェットとフロートバルブのOリングを確認し、漏れもある可能性がなきにしもあらずなので、一応Oリング周辺に液体ガスケットを薄塗りして、隙間をふさぐようにしておきました。
12年10月27日水晶線2-520.jpg
 チョークを引いてエンジンを掛けると、バッタくんは問題なく始動してくれました。アクセルワイヤーの調整はしてきませんでしたが、基本的にあまり神経質にならなくても良い部分なのでそのまま使うことにして、アイドリング調整だけしてから走り出しました。
 水晶線は3~4kmもすると簡易ゲートが設けられた登山道芝峠ルートに変わりますが、道はそこまでは若干荒れ気味の一般的な林道と言う感じです。鬱蒼とした林間の道横に沢の流れがあって、菅の沢林道みたいな雰囲気ですが、芝峠ルートに入ると一気に様相は変わって急な斜面とつづら折れになります。ゴロタ石も多くなりますが、車も入ってこないので、路面は踏み固められておらず、かなり柔らかい感じです。充分な路幅はありますが、あのつづら折れを普通車で切り返すのは大変でしょうね。ちなみに、春まで設けられていた簡易ゲートはもうありませんでした。
 道はいよいよ傾斜がきつくなりますが、どうもせっかくキャブをしっかり点検してきたのにエンジンの調子がイマイチです。以前登りでさっぱり力が出ずに大変な思いをしていた頃に戻った感じで、どこかキャブがおかしいのかと思いましたが、ここではどうにもならないので、だましだまし使うしかないでしょう。
 そうこうするうちに、春にいっつあん・ひろさんと走ってビデオ撮影した急な切り替えしコーナーの分岐に到着しました。分岐右側の急斜面を登ると林道横引線方面に合流しますが、左の道ははっきり確認していませんので、進んでみることにしますと、1kmほどするとごらんのような土砂崩れで抜けられませんでした。見たところ先にはまだ道があるんですけどね。複数の人数で来たら端の岩をどかして進むこともできたかも知れませんが、道は撮影のために立っている崖側の端の方で縦にひび割れができていて、何か薄気味悪いです(笑。
12年10月27日水晶線3-520.jpg
 さて、通れないならさっさと本線に戻って上に向かおうとしますが、ほんの数十メートルでエンジンが停止し、何度キックしても始動しません。プラグを見ると勢い良く点火しています。ガスが濃い症状でしたんで、キャブを見ると、なーんとさっき始動した時にチョークノブを引き上げたままにして、下げていなかったんですねぇ…。どうりで登りで力が全く出ない訳です。シリンダー内のガス抜きのために、プラグを抜いて何度かキックしますが、プラグは別段濡れていません。一応そのまま組み付けてキックしますが、やはり全く始動しません。「はっ!そう言えばタンクには燃料があまり入ってなかったよな( ゜д゜)」と思い、覗き込むと、案の定すっからかん…。バイクを降ろす前に「携行缶に満タンにしたハイオクをバイクのタンクに入れてから走らないと」としっかり考えていたのに、荷台からバイクを降ろしたらそれを完全に忘れてるんですから、全く自分で自分がイヤになりましたよ(笑。しかも、そんなわずかにタンクに残った燃料を、わざわざチョークを戻し忘れて濃い状態で使っていたんですから、マジでアフォ度満点でした。はぁ…。バイクを分岐まで戻すことができれば、そこからは概ね下り一辺倒なので、惰性で下まで行けるはずですが、問題はその分岐までが結構な登りであること。ちょっとバイクを押してみましたが、かなり力を入れてもなかなか上がってくれません。これを1kmも押せる自信はメタボなワテには100%ないので、苦渋の選択で、徒歩で車に戻ることにしました。ヘルメットやウェストバッグは、まず間違いなくこんなところに他の人が来るはずないので、バイクに掛けておきました。しかし、下りがほとんどとは言え、7kmも林道を歩くのはさすがに地獄が待っていそうです。正に徒歩歩(トホホ)です…。
12年10月27日水晶線4-520.jpg
 バイクですとあっという間なのに、歩きでは本当に時間がかかりますね。何度も何度も同じような光景の中を黙々と歩きますが、ブーツは平底のMXブーツにしないで本当に良かったです。タンク底のトライアルブーツでも滑って尻餅を付いてしまうほどの急斜面でしたからね(実際一度やらかして手を着いてちょっとだけ傷が…)。問題は空の荷台の2輪駆動リミテッドスリップデフ無しの軽トラで、急斜面区間を登れるかですが、そんなこと心配する以前に、登らないとバイクを取りに行けないので、とにかく一刻も早く車に戻らないといけません。それにしても道のりの長いこと。いくらトライアルブーツとは言え、歩行用には作られていませんから、しばらくすると靴擦れができてまずは小指が痛くなってきました。そのうち薬指の爪の付け根付近が痛くなり、ついには右足だけですが足の裏の親指の下の部分も底擦れして痛くて仕方ないです。でも、歩くしかないので、とにかく我慢我慢です。歩きながら、車で上がってくる時に邪魔になりそうな岩をどかしていましたが、水晶線では一旦登り区間もあって、「ああ、無理してバイクを押し上げて、坂をバイクに乗って惰性で下ってきても、ここで止まっちゃってたなぁ…」と考えると、これまで歩いてきた疲れも無駄じゃなく思えてくるからおかしなものです。ちゃんとタンクに燃料を入れておけばなーんも問題なかったんですから、やっぱり無駄な苦労をしているのにね(笑。
12年10月27日水晶線5-520.jpg
 やっとのことで車に戻り、林道を今度は車で登りますが、芝峠ルートに入ると案の定路面が柔らかくて、傾斜のきついところは止まるとタイヤが空転します。一旦下がってグリップが多少良いところを見付けて、そこから勢いを付けて乗り切りますが、タイトコーナーでは特に止まりやすいので、強引にスピードを下げずに曲がってそのままスロットルを開けて坂を登るようにして何とか進めました。
 しばらくしていよいよ春に撮影した一番の急斜面の区間に入ります。この長い急斜面を半分ほど進むと、一旦平らになって分岐がある訳です。そこまで進むのがとにかくきついだろうと言うことは初めから分かっていましたんで、ここはとにかくフルスロットルで一気に登る感じにして200mくらい進みましたが、やはり途中でスタックしてダメ。一旦下まで下がってもう一度試みますが、ダメなものはダメですね。仕方ないので、携行缶を持ってここから歩いてバイクまで進んで、燃料補給して車のところまで戻ることにしました。
12年10月27日水晶線6-520.jpg
 携行缶は10リッターのものですが、このままでは重過ぎて大変なので、半分ほど車に給油して多少軽くしてから持って行きますが、それでも上り坂は厳しいですね。分岐から少しは下りますが、すぐまた登りになって、それを越えたらバイクを止めてあるところまで強い傾斜を下って行きます。はぁはぁぜぇぜぇ言って休み休み進みますが、何とかバイクまでたどり着いて給油すると、全く問題なくキック一発で始動。あまりの呆気なさに何か虚しくもなりますね(笑。とにかくまずは車に載せてしまわないとどうにもなりませんから、車のところまで戻ったのがこの画像です。画像よりも実際はもっともっとキツい斜面ですよ~。
 車は登り方向で止まったので、バイクはエンジンを掛けてローギアで荷台に載せましたが、止まったところでもFタイヤがちょっと荷台の先端よりちょっと下がっていて、タイダウンベルトでしっかり固定しても後ろの扉が閉められませんので、ここを斜めに持ち上げたまま固定すべく、もう一本のベルトを使って扉を固定しました。
 急斜面の下りは大変ですね。しばらく下まで左右のミラーを注視しながらバックしますが、ギアをリバースにしたり、ニュートラルにしたりすると、ブレーキを掛けた際にズリズリズリッと落ちていきますので危険です。これに対し、ドライビングギアにしておいて抵抗を掛けておくと、惰性で下りつつも程よいブレーキが掛かる感じになって具合良いです。
 何とか水晶線の入り口の方まで下り切りまして、ここでやっと荷台をチェックしますと、後ろの扉を斜めに固定するために使ったタイダウンベルトがどこかに落ちて消えていました。まだうっすらと明るいこともあって、今のうちならと思い、バイクをもう一度下ろして走りながら探すことにしました。走ってみると、もう林間は真っ暗。ライトを点けるとちょっとしてすぐに玉切れ。ハイもローもダメです。レギュレーターがKLXバッタくんもダメになったのか、殿様バッタくんと同じく連鎖反応を起こしていました…。「なんだよそりゃ~!」と思っても仕方ないので、走れるところまでと思いましたが、半ばでかなり暗くなってきて断念。戻って再びMyハニーちゃんにバッタくんを積んで、合計10km位しか走れなかったこの日の林道ツーリングは終了でした。
 今回のツーリングは、アルツハイマーなワテの天然ボケが原因であまり走れませんでしたが、徒歩&車でも同じ道をたっぷり通っていたせいか、妙な充実感(?)はありましたね(笑。この後は志賀高原の方に移動して、テントを張れる所を探さないといけませんが、時間もまだまだ早いし、ETCカードが13日以来どこかにいってしまい、現在再発行申請中のために手元になくて、高速の土日割引もないので下道をドライブがてらトコトコ走って行くことにしました。

【追記】
12年10月28日水晶線1-520.jpg
 28日のYMP北志賀方面秋ツーが早めに終了し、渋滞を見据えて下道でゆっくり帰ることにしていましたが、志賀高原から奥山田方面に抜けて、須坂から国道406号大笹街道を菅平・上田へ下りますと、「あれ?坂城はもうほんの少しじゃん。じゃあ、ダメ元で落としたタイダウンベルトを探しに水晶線をもう一度往復するか!」と思い、入ってみました。ご覧のように夜間の方がライトで路面の細かい起伏が良く分かるので、ひょっとしたらと思い、低速で路面を注視しつつ、じっくりと走ります。
12年10月28日水晶線2-520.jpg
 水晶線はちょっとすると荒れ気味になりますが、やはり芝峠ルートははるかにゴロタ石だらけで大変ですね。でも、荷台にバイクが載っていると、空の時より斜面を登ってくれます。そんなこんなでゆっくり目を皿のようにして路面を見つめて走っていましたが、ついにスタックした急斜面まできちゃいました。タイダウンベルトは見付からなかったですが、この急斜面の夜間のバックは難儀しますねぇ。ドライブレンジでの惰性でのバックは、バックランプが点灯しないので後ろが全く見えません。ですから、「R」レンジにギアを入れて、ランプで明るくしないといけませんが、そうすると勢いが付き過ぎてブレーキを踏むとタイヤがズリズリズリ。難しいところですが、ハンドブレーキを少し掛けて車体が落ちないようにして、その上でアクセルで調整して下がることにしましたが、何しろ真っ暗ですから大変。崖にタイヤが落ちると100%抜け出せなくなりますから、とにかく慎重に下の急コーナーのちょっとだけ膨らんだところまで下がって、何度も切り返しをして向きを変えないといけません。
 慎重に慎重にバックして切り替えしてから、今度は復路で再びタイダウンベルトを探しながら、まるで徒歩のようなスピードで下ります。雑草が伸びたところはライトが表を照らすので、裏側が見えないだけに、そうしたところに落ちていたなら、まず分からないでしょう。でも、「あれ? 何か捻じれたような長いものが見えるな…。あ、コレだ! うお~、やった~!」とカメラを片手に車を降りて見てみると、バラ科の棘のある草の茎が、少しの葉をともなってよじれて路上に落ちていたもので、どうしてこんなものがタイダウンベルトに見えたのか、不思議なものです。とにかく同様に路面を注視しつつの林道下りを続けましたが、芝峠ルートが終わり、水晶線に入っても見付からず、「もっと上の方を走っている時に荷台の扉がバタンとなったような音がしたはずだから、もうここまで下りちゃうと見付からないだろうなぁ…」と諦めモードに入っていました。
12年10月28日水晶線3-520.jpg
 水晶線の壁側をコンクリで補強した箇所がありますが、そこを過ぎてちょっとしたストレートで、左側の轍に沿って何やら黒いまっすぐな棒のようなものが見え、この辺りに散々落ちている枝だろうと思いながらも、「枝なのに反っていないいし曲がってもいないなぁ」とも思って、念のため降りて見ると、パンパカパーン! これぞ奇跡の大発見! 何とか落としたタイダウンベルトを発見できました! 画像は一旦拾い上げて下に置いたものゆえクネクネしてますが、落ちていた時には変に真っ直でしたんで、気付くことができました。まぁ、もう20年も使ってきた汚いやつですが、6本のうちの1本がなくなるのは気分的にあまりよろしくないですからね。もちろん買い換えればOKなんですが、そこはそれ。見付けることよりも林道ナイトランを楽しむのも重要な目的だったりして(^∀^)v


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