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またもJAFのお世話に(笑)@愛鷹方面 [林道ツーリング]

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 先月修理に出しておいた350TR殿様バッタくんが一旦戻ってきまして、自宅でキックしたところ様子が変だったので、丹沢に持って行って坂の下りで惰性でエンジンを掛けたところ、修理前の状況とあまり変わらず、修理に逆戻りしたことは前に書きました。ややこしいですが、元々は国内用F5Bを使っていましたが、同じモデルで呼び名だけ異なる輸出用のF9とニコイチにしてフレームだけF9を使っていました。昨年の4月に十里木・愛鷹山方面ツーリングに出かけた際(あの忌まわしの車&家のキーを紛失した時です^^)、最後の間門林道の下りで突如エンジンに火が飛ばなくなって、JAFのお世話になりましたが、その後でエンジンもF9に換装して10月まで使ってました。本当に絶好調で良く回るエンジンでしたんで、面白くて仕方なかったですが、そのエンジンも10月後半の埼玉方面のツーリングの際に、朝イチでしっかり掛かったのに、出発時に突然点火タイミングがおかしくなってお陀仏になっちゃったのも書きましたね。その後、自分で電気系を総取替えして、レギュレーター・レクチファイアー・点火コイルに関しては新品に、CDIは中古のストックとF5Bで使っていたものを取り付けてチェックしましたが、状況はダメなまま。そこでエンジンを開かねばならないかと思い、懇意にしている店に持って行った次第でした。F9のエンジンはフライホイール/オルタネーターを回すと微妙に遊びらしきものがあったので、クランクのシャフトにある三日月形の爪を見たら問題なし。ロータリーディスクバルブも問題なかったので、クランクのビッグベアリングが悪くなっている可能性があるとのことで、やはりエンジンを開くことになりました。代わりに前に使ってきたF5Bのエンジンをまた載せ直して、シリンダーを程度の良かったF9のものに、ヘッドはF5Bのものを使うなど、良いとこ取りでエンジンもニコイチにしましたが、結果は全く良くなっていませんでした。F5Bのエンジンはクラッチも減って滑っていたので、それも取替えをお願いしてましたが、まだ使えそうと言うことからそのままになってましたから、丹沢の坂でチェックした時は、去年4月に使った時と同じくクラッチが滑りまくっていまして、点火もおかしいままでガッカリしたものです。
 その後、再度修理のためにバイクを預けましたが、根本的にエンジンが問題ではなく、やはり電気系のどこかが悪いのではないかと、ふと思いました。そこで考えられるのは、10月に突如F9の点火系が逝って、その際に交換したCDIは去年4月に愛鷹で火が飛ばなくなったF5Bのものですから、それもCDIそのものが逝っていたことが考えられます。そして、もう一つ部品取り車から取ったCDIも取り付けてみましたが、そもそもその部品取り車も、火が飛ばなくなって御釈迦になった車両だった可能性がある訳で、交換して良くなったはずだと思い込んでも、結局悪いものに交換していたのでは直る訳はありません。幸い、年末にやはり中古ですがCDIをeBayオークションで購入して持っていたので、今度は新品クラッチともどもそれを持って行って取り替えてもらうと、何とあっさりキックで掛かったそうです。結局何が悪いのか分からず迷走して修理代を損した格好になりましたが、しっかりしたCDIへの交換だけで済んだはずのものだった訳です。まぁ、でも、F9のエンジンのリフレッシュをしてもらっているところですし、F5Bのエンジンも良いとこ取りで元気になりましたから、それはそれで良かったんですけどね(^∇^)。何しろ国産バイクとしてはマッハIIIと全く同じ最初期のCDIですから、こうしていつ死んでもおかしくないので、別に一つ取り寄せておきました(また中古ですが^^)。
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 前置きが長くなりましたが、再度の修理上がりのチェックも兼ねて、9日(日曜)は、比較的近場でタップリ走れる愛鷹山方面に向かいました。東名沼津ICから愛鷹林道入り口まで遠くないので、家は8時に出ても充分たっぷり走れます。でも、足柄SAで燃料を補給したら、御殿場IC出口の渋滞に巻き込まれ、なかなかSAから出られなくなっちゃいました。おかげで、林道入り口付近でバイクを下ろしたのは10時半頃になっちゃいました。修理後初めてエンジンを掛けてみると、何のストレスもなくあっさり点火。やはりCDIだったんですねぇ…。
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 まずは愛鷹林道本線を一気に抜けます。エンジンが暖まるまで、若干回転の上がりが鈍いですが、そのうち白煙も減って簡単に7000rpmまで回ろうとします。調子が最高だった時に戻ってくれました。面白いのでついついアクセルを回し気味にしますが、新品タイヤのIRC TR8は初めての使用ですので、どんなグリップ感なのかも確認しないといけません。そこでわざとブレーキを強めに踏んだり、コーナーで強めに寝かし込んだり、立ち上がりで2速フルスロットルにしたり、色々やってチェックします。まずはコーナーを寝かし込んだ際に、普通のレベルの砂利でフロントが滑ることがあり、リアも横方向のグリップはさほど良くないです。ブリヂストンのED01/02と同じようなキャラメルパターンですが、あちらはブロックを列毎に交互に配置していたのに対し、TR8は古典的な横一列。縦方向のグリップはそれなりですが、横は弱いはずですね。イメージとしてはトレールタイヤのダンロップD603と同レベルのグリップ感でした。エンデューロタイヤとして考えない方が良さそうです。ただし、デザインはツインショックバイクに持って来いですから、今後も使い続けたいです(^∇^)v
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 愛鷹林道を抜けて少し茶畑間を下ると、新東名付近で道が整備された区間が断片的に続きます。最初に新しいワインディング路が切れたところに橋が架かり、新東名を跨いで山側に戻りますが、これを真っ直ぐ登っても先で鋭角に曲がってまた下りてきてしまいます。そこでまた現れる新東名下の新しいワインディング路を西走すると、またこれを跨ぐ橋に出ます。「ふるきど橋」の次にある、一番奥の橋を渡って山の方に向かうと、途中から砂利の林道になります。これが小麦石線で、大棚の滝の上部にできた駐車場の近くに出られます。そこからが民有林林道愛鷹線で、愛鷹山の西側を縦走して十里木まで抜けられる道になってます。
 小麦石線はダートが2km程度の短いものですが、つなぎの林道としてはなかなか面白い道です。地元のお茶畑農家の皆さんが利用するのか、轍が結構深くなっていました。
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 大棚の滝の上の駐車場を越えて舗装区間を多少走ると、道はダートになっていよいよ楽しめるかというところでゲートに当たります。この道はとにかくゲートがいくつもできていて、支線で下から入ってきても、本線に出ると左右がゲートで塞がれた区間が3箇所もあります。入り口のここと勢子辻の出口も含めると、5箇所でゲートを設けてるんですから、その徹底ぶりに呆れちゃいます。では、通行禁止なのかと言うとそうでもないらしく、地元以外の人も猟やドライブで入ってきているんですよ。どうやって鍵を手に入れたのかは分かりませんが、釈然としませんね。この入り口はご覧のように左に柵を追加していまして、山側も狭くて抜けられませんので、諦めて戻って別の入り口から入ることにしました。
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 小麦石線には入らずそのまま下るとダートになり、このようなところに合流です。林道名を示した表示板はなかったので分かりませんが、ここを南下しつつ西に向かえば間門林道の方に向かうはずです。また新東名建設の際にできた新しいワインディング路を走ります。その前に大棚の滝への沢伝いの下道を登りましたが、駐車場から先が通行止めになっていて、先にあるゲートのない林道茅尾根線の入り口から民有林林道愛鷹線に出られる支線のルートは断念せざるを得なくなりました。
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 間門の集落に到着して、去年JAF待ちをした自動販売機前のところで一服し、早速間門林道を抜けて民有林林道愛鷹線に出ます。丁度ここは四辻になっていて、左右が愛鷹線、直進が茅尾根線で、三方向ともゲートがあります(笑。茅尾根線の向こう側の出口にはゲートはなく、途中から道が枝分かれしていて西側に向かうルートを取ると、もっと先の愛鷹線にゲートなしで出られます。しかし、入り口とは異なり、この四辻のゲートは厳しいものではなく、結構施錠されていない時もあります。この日も軽に乗った人達が来ていましたね。
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 民有林林道愛鷹線はご覧の通り良く整備されたフラットな道です。ただし、細かい砂利が浮いた状態で撒かれているので、かなり滑り易いので要注意です。この日はうっすらと曇ってましたから富士山が見えませんでしたが、快晴ですとくっきり大迫力で見られます。
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 途中、再びゲート区間がありましたが、一つは開いていて一つは横にバイクが通る細い道ができていました。合計すると20kmコースになりますが、とにかくフラットで同じような道が続くことになります。しかも、ところどころ新たに舗装された区間もありますので、多分、後日全面舗装してから道を開放する可能性がありますね。そうなるとワテらにとって面白味はゼロになっちゃいますが…。
 最終区間に近いところに至ると、右の山側に林道富士愛鷹線が分岐しています。ここは距離も長くない行き止ま林道ですが、現在は1km程度でご覧のような沢崩れで道が断絶しています。元々ほとんど利用されていなかった道らしく、このまま廃道となりそうですね。良く「民有林林道愛鷹線」を「富士愛鷹線」と混乱して表記されますが、本線とは全く様相の異なる短い道です。
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 いよいよ民有林林道愛鷹線の出口です。一応ゲートはあって車は入れませんが、幸いバイクの締め出しはないようで、ご覧のように細い道ができています。平日の伐採等の作業の時に入られると、作業している皆さんに迷惑が掛かりますから、それは避けなければなりませんが、休日は普通に入れるようにしてもらいたいもんです。まぁ、完全にオープンにしてしまうと、廃棄物の不法投棄等が行なわれかねませんから、確かに難しい問題ではあるでしょうが、せっかく莫大な予算を注ぎ込んで切り開いた道を、極一部の人だけに鍵を与えて利用させるのはやはり理不尽です。何とか昔のように戻ってくれないもんかなぁ…(;´д`)。
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 十里木からは県道を使って沼津に戻ります。そこそこ距離があり、燃料がリザーブになってしまって不安でしたが、県道22号に一つGSがあるのは知っていたので、サファリパーク先の裾野市内のGSには行かず、そのまま帰路へ。燃費走行をしつつ県道22号に出ますが、目当てのGSがお休み。あと10km程度というところで、完全に枯れ果ててどうにもならなくなりました。結局、去年4月に突如火が飛ばなくなって鍵まで無くした時と同じくJAFに連絡する羽目に…(;´д`)。まぁでも、燃料を届けてもらっただけで、バイクが死んだ訳ではないんですけどね(^∇^)。沼津市内ですから連絡して30分程度で来てもらえましたし、3リットル450円と普通の燃料代並で有り難かったです。JAF会員になってて良かった~。
 早目に愛鷹林道入り口近くに戻れたので、近場の歩道のような道に入ってみました。沢の水を利用して段々になったところで何かを栽培しているところに出ましたが、先に進んで荒らしてはいけませんので、ここはあっさりUターンです。
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 さて、バイクをMyハニーちゃんに積んで沼津から国道246号を北上して裾野に向かうと、「東名 大井松田-横浜町田間 渋滞30km」だって…。そんなもん絶対入りたくないので、そのまま国道を進んでいましたが、どうせ渋滞を回避する車が大井松田で下りてきて、国道も渋滞するでしょうから、ここはいっちょ丹沢湖で夕まづめの釣りを楽しむことにしました(笑。先日インターネットでペン型ロッドと専用リールのセットを1400円で購入し、糸だけ4lbのバス用ラインに巻き変えて、Myハニーちゃんに常時積んでおいたんです。ルアーも小さいやつを4つ入れたケースが積んでありますから、問題なく釣りができます。竿はご覧の通りかなり短く、伸ばした状態で93cm。でもそれなりにルアーも投げられますし、巻いている感じも別段問題もないようで、あとは肝腎な魚がいれば良いのですが、全くと言って良いほどバスのライズはありませんでした。極小のラパラCD1を投げて巻いていると、ウグイか何かの小魚が追いかけてきていましたが、それだけでした(笑。なかなかハイプレッシャーと見ました(と言うより魚影薄過ぎかな?)。
 そんなこんなでプチ・フィッシングを楽しみつつ、暗くなってからは、閉鎖された神の川林道(犬越路)や玄倉林道がどうなっているのか確認がてら行ける所まで行ってみました。国道246号に戻って大井松田から東名に乗りましたが、8時半でも渋滞11kmでした。普通の日曜でもこんなだから、お盆休みとかになったら本当に恐ろしいですね。
 と言う訳で、今回もJAFのお世話になったものの、ビッグホーンが完調に戻ってくれたことが嬉しくて、本当に楽しいツーリングになりました! ただし、今後はツーリング時にはCDIを必ず持って行かないといけないかも(^∀^)b

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HIRO

こんにちは。
何とか直って良かったですね。

後少しで...フューエルボトルか、何かを付けておいた方が(笑)
by HIRO (2013-06-11 11:04) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、ちわっす!
アテにしていたGSが閉まっていて、さすがに「ガチョ~ン!」ときましたが、その先かすかな期待を抱きつつ数キロ走ったところで撃沈でした(笑。
初めから8分くらいしか入っていませんでしたが、燃費は悪くなかったはずですので、150kmは走ると踏んでいましたが、120kmくらいでお陀仏。
100km過ぎたら燃料補給しないとヤバいですね(^∀^)b
by トプ・ガバチョ (2013-06-11 16:46) 

ひろ

こんばんは。
今度こそ完全復活ですね。
楽しくて、いつもよりワイドオープンだったのでしょう。

私も気をつけなきゃ。

それはさて置き、我がDTもパーツは揃えたけれど着手する時間が・・・急げねば。
by ひろ (2013-06-11 23:23) 

ほりぐち

原因究明できて良かった〜、おめでとうございます。

ワタシもこないだのGW、埼玉オフビレまで出張したのに、前日練習でCDI原因の不調になり、レースをキャンセルしましてん。IGNコイルとCDIは、予備部品を持っときたい、と感じましたわ。

話は変わりますが、ワタシは今、納車のため御殿場IC付近のビジホ泊ですねん。ニアミスやったんですね!そうか、ここからなら林道あるんですね。
by ほりぐち (2013-06-12 00:37) 

トプ・ガバチョ

>ひろさん、どーもです!
これでバッチリですよ(^∇^)v
でも、久々の本格的林道ツーリングになりましたから、いささか筋肉痛が(笑。
DT復活、待ち望んでますよ!
まずは、いっつあん帰国の7月を目指して頑張ってね!
by トプ・ガバチョ (2013-06-12 07:32) 

トプ・ガバチョ

>ホーリーさん、お早うさんです!
原因は、単純なものなんですけど、一応中古品とは言え交換していたので、そこが問題ではないと錯覚した訳でした。
悪くなったものを外して、同じくおかしくなったものに取り換えて訳分からなくしていたと言うことでした~(^∇^)
国産初のCDI点火のマッハとほぼ同じ頃のやつですから、信頼度はゼロと言ってもおかしくないですよね。
実際、去年は結局2個潰していた訳ですからね。
レギュレーターも逝きやすいからスペアを買い置いてますが、CDIは1個の予備では不安ですんで、安くて程度の良いものがeBayに出たらまた買い置きしておこうかと思います。
それにしても、御殿場にお泊りでしたか。
愛鷹林道方面を一日走ると、入りは沼津で、戻りは御殿場と言うことが結構あります。
横浜からですと、ここが一番近くてたっぷり走れるエリアなんですよ。
by トプ・ガバチョ (2013-06-12 07:45) 

ゴムテ

どもー。
旧車好きの血がタギりますw
レギュレータ不良のオバーチャージが原因でCDIが潰れるという図式が
想像され・・・。電圧が正常ならCDIの寿命か・・。
動いてるうちに進角のデータを取って
デジタルに移植、なーんていうと趣に欠きますかねw
ああ、単車ほしい・・
by ゴムテ (2013-06-14 23:14) 

トプ・ガバチョ

>ゴム手さん、お早うさんです!
そうなんですよねぇ、考えてみると、今回はレギュレーターの不具合からスタートしてますので、CDIに何らかの悪影響があったのかなと思ってます。
その前の去年4月のものは、経年劣化からくるんでしょうが、結局両方のCDIがパンクしていたと思われます。
部品取り車からのCDIもイカレていた訳で、その3つの死亡点火系を交換しまくっていたのがトホホ度を倍化させますね(笑。
データを取ってデジタル化なんて高度な技術は、ワテには皆無ですので、まだまだeBayには新品も出てますので(えらい高いですが)、余裕のある時に買い足しておきます(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2013-06-15 07:30) 

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