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いつの間にやら当たっていた@時代劇専門ch [映画・TV関連]

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 少し前に時代劇専門chで応募受付があった柳家喬太郎師匠の寄席の公開収録番組ですが、その催しで『素浪人 花山大吉』ファンの師匠がトークのゲストとして品川隆二さんを京都からお呼びするとのことで、倍率は高いだろうことは百も承知でワテも観覧希望の申し込みをしておきました。せっかくだから、つーちゃん・はーちゃんの4コマまんがを一つだけプリントして、応募の際の必要事項の一つである品川さんへの質問事項などを書き込んだものともども封筒詰めにて応募しました。それがスタッフの方々の目に留まってくれたのか、何と期待しないで待っていたら、時代劇専門chからの封筒が来ていて、バッチリ当選していました!(^∇^)b イェ~イ!
 ちなみに、質問事項は品川さんの歌う「素浪人シリーズ」の歌についてですが、 それが当日取り上げてもらえるかどうかは分かりません。でも、『品川隆二と近衛十四郎 近衛十四郎と品川隆二』と言う本と、『さむらい飛脚』のレコードを持って行って、品川さんにサインしてもらおうっと!

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自作四コマまんが@つーちゃん・はーちゃん旅を行く [映画・TV関連]

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 しばらく前にもこちらでお知らせしましたが、『素浪人 月影兵庫』をモチーフにしたキャラ、「つーちゃん」と「はーちゃん」による我がド素人四コマまんが「つーちゃん・はーちゃん 旅を行く」が、ついに30話を突破しました~! 一応当初の目標が「30話」で、それがかなったら、その絵にテキトーなコラムでもくっ付けて自分の家のプリンターで印刷し(←セコっ!)、完全自己満足製本をしてみようかと思ってました。それにしても去年の秋頃から始めて、春にBBSを新たに設置して続けていましたが、幸か不幸か、バイク事故で両手首を骨折してやることがなかった時、先に右手が動くようになってさんざんイラストともども四コマを描き上げましたっけ。でも、4月以降、暖かくなってくると林道ツーリングやドライブ、釣り等、他の遊びが忙しくて、どうも四コマまんがを描くペースは鈍っちゃいましたね(^∇^)。それでも月に2話位のペースで描いてはいましたんで、やっと目標達成できた次第です。今は31話まで進んでいますが、これからも少しずつアイデアが浮かんだら描いて行くつもりです。ただし、内容的には『素浪人 月影兵庫』ファンでないとサッパシ分からんものも多いので、このブログをご覧下さっている皆さんの大多数には全く面白くも何とも思えないでしょう(笑。その中でも素浪人シリーズファンでなくても知っていそうなものをちょいとアップしておきますが、この四コマのタイトルは「天下無双の敵だった」で、実は『月影兵庫』の第何話だったかのサブタイトル「空前絶後の敵だった」に引っ掛けています(←んなもん誰も分からへんがな;^д^)。他にもひょっとしたら内容が「分かる」ものもあるかも知れませんので、ご興味がありましたら是非覗いてやって下さいませませ。
 「つーちゃん・はーちゃん 旅を行く」 (パスワードは「tsukikage」です)


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時代劇主題歌@EP盤 [映画・TV関連]

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 週末の2日間、雨にヤラれて何もできませんでしたねぇ~。仕方ないのでワテは自宅でたっぷりと録画した時代劇を観て楽しんでましたが、その中でも『木枯し紋次郎』と『新・木枯し紋次郎』の主題歌を聴いていると、ついつい一緒に歌いたくなっちゃいますね。特に後者のやしきたかじんの歌う「焼けた道」は、上條恒彦の「だれかが風の中で」の陰に隠れた感じですが、かなり抑揚の効いた佳作ですね。それに『座頭市物語』の主題歌で、勝新太郎が自ら味わい深い歌声を披露している「おてんとさん」も隠れた名作と言った風情で大好きです。ここらへんは最近色々出ているオムニバス盤のCDでフルバージョンを楽しんでましたが、先日入手したCD-BOX『チャンバラ万歳!』に入っていたもので、お気に入りの一つになっていたものがありました。それがこの「陽かげり」と言うタイトルの歌で、『お耳役秘帖』と言う時代劇番組の主題歌になります。これを歌っているのは“西村黄門”の頃から3代目“格さん”をずっと演じていた伊吹吾朗(郎)で、「♪じ~んせぇい ゆうきぃが ひ~つよぉ~だぁ~♪」とヘタウマに歌っていたのを覚えてらっしゃる方は多いことでしょう。元々伊吹吾朗さんはフラメンコ・ギターの名手で、音楽には強かったはずなんですが、水戸黄門のおかげでワテの脳内には「音痴」なイメージが…(笑。その後、たくさんの時代劇主題歌を聴いていて、今のところ音痴の東横綱は『必殺仕事人III』で「冬の花」を歌う鮎川いづみで、以前は「ナゼあんなに下手なのに歌わせてレコードまで売るんだろう?」と不思議に思いましたが、今聴くと、これはこれで味わい深く感じられるからナゾです。
 で、当の伊吹吾朗さんですが、この「陽かげり」を聴く限り、ちっとも下手ではないですね。まぁ、決して上手い訳でもないんですが、充分聴くに耐えるレベルです。しかも、彼のパワフルな歌声と中村泰士作曲のブルース調でありながらドラマチックなメロディが良く合っていて、結構高ポイントな歌になっています。B面の曲もマカロニウェスタン風の佳曲で、なかなかのものでした。実はこの番組ですが、今月5日から時代劇専門chで放送されます。まだ観たことはないのに、主題歌がお気に入りですから、是非とも録画して保存しておきたいですね。ただ、今時専chでこの番組の宣伝をしていて、バックでこの主題歌が流れていますが、どうも下手っぽく聞こえちゃいます。前に『いただき勘兵衛 旅を行く』の主題歌、目黒祐樹さんの歌うリズミカルで軽快な「はみだし野郎の唄」「仙太まつり旅」は、レコードで聴くと上手に歌っているように思えるのに、TV番組内では変にこぶしがずれたような下手な感じで聴こえちゃいました。ひょっとすると、伊吹「格さん」の歌声も、TVではこんな具合で本来と違って下手に聴こえていたのかも知れませんね。
風と雲と虹と1-520.jpg
 時代劇主題歌は、先に申した通り、ドラマの主演俳優/女優が自ら歌う場合が多々ありますが、アメリカでは俳優さんが歌を上手に歌うのは当然のことで、それがかなわないと第一線に出られないとのことです。日本でもかつてはそうだったそうで、映画が全盛の頃は舞台公演も多く、やはり演じることと歌うことは必須だったと聞きます。それがTV時代になると、俳優さん達も歌う必要がなくなった場合もあるでしょうが、音痴な人でも歌わなければ問題なくなってきたのか、あまり歌の練習を積んでこない人も多くなったようですね。
 前に『ちょんまげ天国』のCDを買って聴いた時に、70年代に観ていた加藤剛主演の『風と雲と虹と』と言うNHK大河ドラマの主題歌が入っていました。元々大河モノはあまり好きではないですが、このドラマはテーマ曲の勇壮なメロディが耳に残り、加藤剛さんも好きだったので、子供ながらに良く観ていました。そのテーマ曲が聴けると思い楽しみにしてCDを掛けてみると、な、なーんと! ドラマでは聴いたことがなかった歌詞が付いていて、しかも加藤剛さんが自分で歌っているではありませんか! その歌声たるや、彼の日頃の姿勢そのままに「真っ直ぐ」。はっきり言って下手ですが、音符が外れるようなことはありません。とにかくストレートに歌っているのがかえって力強さのように感じられるから妙なものですが、メロディはとにかく素晴らしいので、70年代に放送された当時のものがずっと記憶に残っていた位です。そのおかげで、加藤ストレート剛な歌声でも味わいにつながるんだと思いますね。ちなみにB面は戦時中の軍歌みたいなメロディの暗い曲でした。
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 その加藤剛と『大岡越前』で長らく共演していた榊原伊織役の竹脇無我さんですが、実はプライベートでも加藤さんととても親しく、竹脇婦人が出産の際に連絡を受けた加藤さんが、竹脇無我本人よりも先に病院に到着していたなんてエピソードがある位です(笑。で、その竹脇さんですが、残念ながら昨年ご逝去されましたね。若かりし頃はその甘いマスクから女性ファンがとても多かった彼ですが、一瞬「ミスマッチ?」と思える主役をこなしたことがありました。それが『清水次郎長』で、確かにあの真面目そうでいて甘いマスクの彼が侠客と言うのはどうかなーと思いますよね。向田邦子の原作を元に、ヤクザと言うよりホームドラマ調に仕上げるために、竹脇無我に白羽の矢が立ったのですが、共演者も明るいこと。それまでの凄味の利いた俳優さん達による、「男次郎長」な雰囲気は確かに薄く、子分や町の衆思いの、理路整然とした優しい親分像になっています。その主題歌はディック・ミネが戦前に歌ってヒットした名曲「旅姿三人男」なんですが、「♪しみぃ~ずぅ~ みぃ~んなとぉの めいぃぶぅ~つぅぅぅ~わぁ~♪」と抑揚を効かせたこぶし回しで歌う味わい深いもので、誰でも知っているものです。それを渡辺岳夫が編曲して、軽いロック調にしたからビックリです。でも、さすがは天才渡辺岳夫。モロに演歌丸出しのあの曲が、軽快なリズムにちゃんと変身しているんですからね。ただ~し! 歌は竹脇調とでも言いましょうか、はっきり言って音痴度では西の横綱です(笑。鮎川いづみと相通じるのですが、下手なのに無理してこぶしを回して歌おうとして、ヘンテコになっているんですよねぇ…(^∇^)v それでも、あの軽いノリの「旅姿三人男」は歌い易いものに仕上がっていて、個人的にこれもポイントが高いです。でも「三人男」のはずが、歌詞の#4が付け加えられていて、それはちょっと頂けないかな。B面の「任侠清水港」も軽いメロディでしたが、さほどのものではなかったです。
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 時代劇俳優さんの中で歌が上手いと言えば、この人の右に出る人はなかなかいませんでしょうね。西郷輝彦もとても上手ですが、彼は元々歌手出身ですからね。杉良太郎も歌手志望で芸能界に入ったそうですが、そちらでは芽が出ず、早いうちから俳優に専念していました。その彼が認められ始めて、『一心太助』で主役を取るようになり、『水戸黄門』の「助さん」や『大江戸捜査網』の頃には人気は絶大でした。舞台公演をたくさん行なっていたこともあり、「杉さま」を追いかけるおばちゃん衆がとても多かったですよね。確かに彼の若かりし頃のスッキリした顔立ちで流し目をされたら、中年女性は参っちゃったことでしょう(^∀^)。
 ワテは個人的にはあまり杉良太郎主演作で好きなドラマはないのですが、大学生の頃は『新五捕物帳』は高橋英樹主演の『桃太郎侍』と並んでよく観ました。今でしたら彼の作品なら『喧嘩屋右近』が一番好きですが、『新五捕物帳』ではちょっと暴力的とも思える怒りに満ちて極悪人を徹底的に殴りまくる心の熱い親分を演じていまして、笑いの要素が少ないですね。しかし、主題歌の「江戸の黒豹」は名曲です。ちょっと「黒豹」と言う動物名に違和感はありますが(笑)、曲はとてもドラマチックでドラマの中の「新五」の熱い血潮を良くメロディで表しています。それに杉さまのこぶしの効いた伸びのある歌声で、昔から大好きな歌でしたね。ですから、ワテが長らく70年前後のアメリカンロックにはまっていた時でも、クイックシルバーやフランク・ザッパのレコードを買いあさって聴きながら、このシングルレコードも当時買って聴いてきたもんです。歌と演技をきっちり両立させることのできる俳優さんって、最近は本当に少なくなってきているでしょうね。人気のあるアイドル歌手がなーんも芝居を学ぶことなくドラマに出演して、下手な演技を晒すのは論外ですが、やはり舞台公演をたくさんこなすような役者さんでないと、歌と演技の両立は難しいし、そもそも不必要な時代になっているんでしょうね。
 何はともあれ、時代劇テーマ曲・主題歌から興味を持ってそのドラマをじっくり観ると言うことがあるのですから、やはりその存在はとても重要なんだと思いますね。


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素浪人シリーズ@時代劇音楽集 [映画・TV関連]

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 しばらく前から近衛十四郎の「素浪人シリーズ」にはまっていますが、実は大学生の頃から結構時代劇は好きで、当時は『桃太郎侍』が特に好きでした。ですから、今でも当時録画したベータのビデオテープや、社会人になってから使っていた8㎜テープ等に録画した者が結構残っています。ただし、今見ると凄くひどい画質ですけどね(笑。当時は夜に色々と時代劇は放送されてはいましたが、朝10時半からの再放送ものが何しろ好きでしたね。杉良太郎の『新五捕物帳』なんかも好きで、当時「明日の詩/江戸の黒豹』と言う、番組のテーマソングのシングルレコードを買ったりもしていました。あとは普通に『水戸黄門』や『大岡越前』の再放送をチョロリと観ていた程度ですが、長い長~いブランクの後、マカロニウェスタン好きから『荒野の用心棒』の原型になった黒澤明『用心棒』から三船敏郎の映画やTV時代劇にはまり、ここから本格的に色々な時代劇を観るようになったことは前にこちらで書きました。
 時代劇専門チャンネルが観られる環境であったのも追い風で、そこで初めて観た近衛十四郎の「素浪人シリーズ」の楽しさに今になってはまったワテは、シリーズの主題歌・エンディング曲・挿入歌等を色々集めて喜んでいました。まずは「素浪人 月影兵庫オリジナル・サウンドトラック」CDで、たくさんの細かい効果音や挿入曲に混じって、「焼津の半次」こと品川隆二の「一本どっこ」と言う挿入歌をフルで聴くことができました。でも主題歌が短いTV版だったのはちょっと残念でしたし、挿入曲の「居酒屋小唄」も収録されていませんでした。次に、色々な時代劇テーマ曲のオムニバスである、「ちょんまげ天国」と言うCDでは、『いただき勘兵衛 旅を行く』の主題歌で、共演した実子の目黒祐樹さんの「はみだし野郎の唄」を聴けまして、その軽快なテンポの曲にルンルン気分になりました。
 その後、絶版になっていた北島三郎の「股旅演歌全曲集」と言うCDの98年以降の盤をGET! それ以前の盤は中古で結構たくさん安く出ていますが、98年以降のものは中古の値がえらく高く、しかも滅多に出てこなくて難儀でしたが、ヤフオクで2000円で落とせたのはラッキーでした。これには『素浪人 月影兵庫』と『素浪人 花山大吉』の主題歌の、「浪人独り旅」と「浪人まかり通る」が入っているので、それ以前の同名のCDより高価なんです。特に「浪人独り旅」のサブちゃん節はたまらないですね。モロに演歌ですが、阿部皓哉の作曲は何か違います。マザーズ(フランク・ザッパ)やクイックシルバー等の70年前後のロックばかり聴いていたワテにも、その良さがしっかり分かりますからね。
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 とにかく、これだけでもかなり嬉しいのですが、うまい具合に「浪人まかり通る/風来坊笠」のシングルレコードをヤフオクで落とすことができて、『花山大吉』のエンディングである品川隆二の軽妙な歌声を聴くことができました。これは個人的にかなりポイントの高い曲で、前からYouTubeでどなたかがアップして下さっていたのを取り込んでフルバージョンを楽しんでいましたが、やはりCD化されていない曲ですから、こうしてEP盤を手にできて、とっても幸せでした(かなり高価でしたけどね)。ちなみに『月影兵庫』の主題歌として「浪人独り旅」と「一本どっこ」ないし「居酒屋小唄」がシングルレコードで売られたことはなく、「浪人独り旅」とTVとは無関係の別の女性歌手の知らない曲とのカップリングでシングルが発売されたようです。あくまでサブちゃんのレコードと言う感じだったみたいです。
 その後、「素浪人シリーズ」の挿入曲(インスト)が色々入った「ちょんまーじゅ」と言うCDを買いましたが、これには『素浪人 天下太平』のエンディング曲が入っていて有り難かったです。その『天下太平』の主題歌、「ひとり旅」が入った「テレビ時代劇主題歌コレクション」と言うCD(これも絶版)も比較的安く入手できました。この曲は小川寛興作曲で伊勢功一が伸びやかな歌声で歌ったドラマチックなメロディの曲で、聴き易いものでした。この時点で、フルバージョンを聴いたことがないのは『いただき勘兵衛』のエンディングの「仙太まつり旅」と『月影兵庫』の挿入歌の「居酒屋小唄」だけになりました。
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 以前からヤフオクで登録しておいた語句に関わる出品があったら通知を受けるサービスに、いくつかのタイトルを入れてあったのですが、「はみだし野郎の唄/仙太まつり旅」もその1つでした。こうしたレコードは非常にマニアックで、サブちゃんの「浪人まかり通る」のように有名歌手のものでかつドラマも大ヒットしたものとは違うため、ほとんど出てこないと思っていましたら、何とひょっこり出てきたんです! もちろん他の方と競りまして、なかなか高価になりましたが、何しろどのCDにも収められていない「仙太まつり旅」のフルバージョンが聴けるので、何としても落札せねばと意気込んでいました。落札できたものは大変程度が良くて、早速MP3ファイルに変換しつつPCに取り込んで、他の曲ともども毎日聴いています。この曲もとても軽妙で、目黒祐樹さんの軽い感じの歌声とともにドラマの内容とぴったりな歌詞ともども、とてもノリの良い佳作と言う感じの歌でした。
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 実はこの時もっともっと珍しいシングルレコードも入手できました。『素浪人 花山大吉』が大人気のまま近衛十四郎の体調不良で一旦終了し、その成功からNET(テレビ朝日)が品川隆二を主役として、『さむらい飛脚』と言うドラマを大友柳太朗や若林豪らとの共演で作られましたが、視聴率はさっぱりだったようで、1クール13話であっさり打ち切り。そんなドラマの主題歌ですから、ほとんど売れなかった可能性が高いのですが、それが出てくるとは本当にラッキーでしたね。これは『月影兵庫』『花山大吉』の音楽を担当していた阿部皓哉の作品で、主題歌の「燃えていこうよ」を歌うのは彼の門下生の新人女性歌手で、甲高くてはっきりした力強い歌声が魅力でした。B面は挿入歌の「男が命を賭けるとき」で、品川隆二節が楽しい明るい調子の歌ですが、ドラマではオープニングのクレジットにその名が出ていましたが、一度もドラマでは使われず、ファンの間ではどんな歌なのか、とても興味深いものととらえられていました。ドラマでの品川隆二の役は「カミソリの旦那」と言われたクールな腕利き浪人で、この歌はとても陽気な焼津の半次的なものですから、180度イメージが異なりますので、劇中で使いづらかったのは想像に難くないです。曲自体は悪くないので、ついつい気楽に口ずさんでしまいます(^∇^)
 この『さむらい飛脚』じゃ「素浪人シリーズ」ではないのですが、この時点で残るは「居酒屋小唄」だけになりました。この歌は、当時『素浪人 月影兵庫』の人気にあやかり、第2シリーズの始まりと同じ頃にシングルレコードA面として売られたもので、B面は「一本どっこ」でした。北城弓子と言う歌手とのデュエットで、歌詞の意味もほとんど無しと言う感じの軽いもので、なぜこれがA面なのか良く分からないものですが、面白おかしさがテーマなんでしょうね。でも、この歌はトップ画像のCD-BOX、「チャンバラ万歳!」と言う時代劇テーマ曲全集に何と入っているんです。ただ、このCDの値段が1万6千円くらいもした上、どうしても聴きたい曲がこの曲だけでしたから、なかなか手が出ないところでいつの間にか絶版になり、在庫も皆なくなってしまって入手困難になっていました。ヤフオクでも2010年に一度出ただけで、値段もそこそこしていました。これは普通にマメに検索して、中古CDショップで出てくることを期待してチェックしていましたが、これまで一切引っ掛かってくれませんでした、それがたまたま先日とある店から出ているのを発見! 早速注文して入手し、これで「素浪人シリーズ」完全制覇となりました! このBOXにも「浪人独り旅」「浪人まかり通る」「ひとり旅」も入っていましたが、その他の曲も超有名どころからほとんど知らないものまで、色々な歌が詰まっていて面白かったです。これまで買ったCDとそんなにダブらないのも良い感じで、今までのものから好きなものをピックアップして、このBOXからもそれぞれ3~4曲ずつピックアップして、計70数曲のお気に入り時代劇主題歌を1つのフォルダーに突っ込んで、それをSDカードに書き込んで車の中でガンガン聴いています。

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遠藤太津朗さんご逝去@愛される憎まれ役 [映画・TV関連]

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 今朝、何気にヤフーニュース欄を見たら、昭和の大女優山田五十鈴さんの訃報が出ていましたが、その陰に隠れるように、何と三ノ輪の万七親分こと遠藤太津朗さんもご逝去されたニュースページがあってビックリしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120710-00000007-mai-peo
 数知れないほどの映画やTV時代劇に悪役として出演されてきた名脇役俳優ですが、やはり遠藤太津朗さんと言えば大川橋蔵主演の大長寿番組、『銭形平次』の「三ノ輪の万七」親分のイメージが強いですね。実力もないくせに、やたらに銭形平次に変なライバル心を燃やし、口汚くイヤミを言う嫌な親分と言う役でしたが、半ば頃から遠藤さんの地が強く出たのか、口は悪いがしっかり平次親分を助けるような感じになっていましたね。色々なところで悪徳商人や悪代官役をこなしていても、何か可笑しさ微笑ましさが隠れていた独特のキャラを役に染み込ませる俳優さんでしたね。
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 2年前に時代劇専門chのオリジナル番組である「我ら物申す」のインタビューで、最近のお元気そうな姿が映っていました。そこでは、何でも船木一夫さんに誘われていて、一度は引退したものの、再び舞台に出ると言う話を聞いて安心していましたが、このニュースは本当に残念です。でも、男性で84歳ですから、これは大往生と言えますよね。早くに亡くなられた大川「銭形」親分に、寿命では大きな差を付けて勝った万七親分ですが、もっともっとあの憎めない悪役ぶりを観たかったです。
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 悪役俳優さんて、前にここで述べた「ミスター悪代官」川合伸旺さんの例もあるように、実は優しい方が多いそうですが、エンタツさんは本当に優しそうでした。ワテの大好きな近衛十四郎主演の「素浪人シリーズ」ではあまり出てらっしゃらなかったようですが、ワテが知る限りでは『素浪人 天下太平』の最初の回で、太平旦那が喧嘩を仲裁した店のオヤジの役を演じていらっしゃいました。そこでは珍しく悪役ではなく、ツケを一向に払わない客とドタバタと喧嘩する店主役で、同じようにツケを払わず江戸から夜逃げしてきた近衛「太平」旦那になだめられて、妙に感謝する滑稽な役でしたが、川合伸旺さんや菅貫太郎さん等とも、五味龍太郎さんや名和宏さん等とも違った感じの悪役俳優さんでした。
 大好きな役者さんが亡くなられるのは本当に残念で仕方ないですが、今はただ心よりご冥福をお祈り致します(-人-)


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