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みなとみらいの車イベント@ランボルギーニ編 [色々な車]

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 先週土曜日(20日)、みなとみらいの赤レンガ倉庫でランボルギーニ50周年のイベントとして、国内のランボルギーニ歴代モデルが50台集合しました。正直言って、WRCラリー好きのワテは、あまりランボは知らないのですが、ディアブロに至る前までのモデルはやはりサーキットの狼世代ですから、結構好きなんですよね。ただ、20世紀にはレース活動を一切行なわなかったメーカーゆえ、ただのスーパーカーメーカーのような印象は強かったですけどね。これに対し、ライバルとも言うべきフェラーリは、そもそもレーシングカーから始まって以来、ずっとその道を進む意味で、やはり何か一枚上のような漠然としたイメージがありましたね。でも、ランボには何か反体制的と言うか、アバンギャルドな雰囲気があって、優等生的なフェラーリにはない魅力があったことも事実です。現代版ランボに乗る皆さんは、こうしたイメージがお好きなのでしょうが、最も惹かれるのはカウンタックから続くM.ガンディーニのデザインした平べったいそのスタイリングにあるんでしょうね。
 ところで、当日お昼にgaraさんのお誘いを受けて一緒に行ってみると、もの凄い人が来ていて盛り上がっていましたね。まずは一番手前に上の2台が展示されていましたが、奥がミウラP400SVRで、ランボルギーニで正式に作られたイオタ仕様車です。手前はカウンタックLP500のワルター・ウルフモデルで、70年代にF1チームも持っていた石油王が特注したモデルです(本物)。これらの超希少車が日本にあるのには本当にビックリしますよね。
 では、以下に気になったモデルをざっとご紹介しましょう。
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 手前はウラッコP250。以前有明会で白いウラッコと我が成層圏くんのツーショットをアップしましたが、これもM.ガンディーニデザインの美しい車です。一応2+2ですが、リアシートには子供でもない限り座れませんでしょうね(^∇^)。
 奥のミウラは“まつ毛”がありませんから、P400SVであることが分かります。今はミウラがもの凄い値段に跳ね上がっているそうですが、意外と国内にはそこそこの台数があるそうです。それにしても、この車のデザインはM.ガンディーニによるものですが、70年代以降のカウンタックの頃とは違って、ピニンファリーナのものにも負けない優雅さを魅せてくれますね。
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 こちらはランボルギーニ社最初の車になる350GTをモディファイして、排気量とリアシートを備えた400GTと言うモデルです。ライトが埋め込みになっていますが、スーパーカー的に低くなっておらず、いかにも60年代半ばのスポーツクーペ然としてますね。350GTは大黒で見たことがありますが、400GTは初めてです。本当に珍しいモデルですね。
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 こちらも大変珍しいジャルパです。ウラッコP200/250/300で大量販売(と言っても1000台2000台の話ですが)を目論んだランボルギーニ社ですが、見事にスベって会社自体が傾いてしまい、78年に破産してしまいます。81年になってスイスの実業家に買い取られたランボルギーニ社は、何とか立て直すべくウラッコベースでシルエットを発表し、小数だけ生産しましたが、これを発展させてすぐに市場に送り出したのが、このジャルパです。3.5リッター255psのエンジンで、リアのシートはなくなっています。意外と寿命の長いモデルで、90年代にもわずかながら生産されていたそうです。ウラッコのイメージは継承しつつも、雰囲気は何かデ・トマソ・パンテーラのような感じになってますね。
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 こちらはけんちゃん666さんの大変美しいカウンタックLP400です。彼が徹底的にレストアしたストラトスが、ネコパブからレストア時の細かいパーツ等の画像をたっぷり載せたハードカバー本が出版されましたが、その第一弾がカウンタックで、そこでもけんちゃん666さんのこの黄色カウンタックが用いられました。キャステルオートでレストアされたもので、とにかく新車以上にきれいな仕上がりです。ちなみにけんちゃん666さんは現在トヨタ2000GTのレストアに着手しているとのことです( ゜д゜)スゲー!
 現代版ランボもたっぷり来ていましたが、ランボとは別の車が会場に入れてもらえずにオーナーが大声で怒鳴っていました。何だろうと思って見ますと、なにやらマクラーレンのようなエクシージの兄貴のような、良く分からない車が停まっていました。
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 最近はマクラーレン、ケーニセグ、パガーニや新生ブガッティ等、様々なスーパーカーが登場していますが、この車もその一角を担うグンベルト・アポロと言うモデルです。ドイツのメーカーで、最近のスーパーカー定番のアウディの4.2リッターV8ツインターボエンジンを搭載して、650psを叩き出すとか。フロントフェンダーの後方に「PROTOTIPE NO.001」と書かれていて、グンベルトの一号車がこれなんだそうです。ちなみに威勢の良い初老のオーナーさんは、18歳からスーパーカーに乗り、ここで展示されているミウラSVRの前のオーナーで、他人が乗っている車には乗りたくないと言っていました(^∇^)。
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 ランボルギーニとは無関係ですが、レーシングカーも4台展示されていました。こちらはル・マン等の耐久レースで走ったニッサンR90C。90年前後にニッサンはトップを狙える位置まで上り詰めましたが、総合優勝は未だ達成されていません。91年のマツダの優勝が日本勢唯一の勝利ですね。
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 何年のモデルかは分かりませんが、フロントウィングの位置から最近のものと思われるフェラーリのF1マシン。最近のものは正直言ってサッパリ分かりません(^∀^)。
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 こちらはもう少し古いミナルディのF1マシンカラーリングが現在のものと違ってシンプルで良いですね。
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 こちらはセナらが活躍していた頃のロータスですが、そうなると80年代末頃のモデルなのかなぁ…。あの頃はA.プロスト、G.ベルガー、N.マンセル等、F1が一番華やかだった頃でしたね。個人的には70年代半ばのF1が一番泥臭くて好きですけどね(^∀^)v

 みなとみらいのランボルギーニ50周年記念のミーティングは、約30分のパレードの後にしばらく展示されて解散でした。この後、近くの横浜美術館の正面展示会場で行なわれていたクラシックカーのコンクールデレガンスを見に移動しました。これについてはまた後日アップしますね!


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獅子奮迅の活躍@Myハニーちゃん [色々な車]

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 5月2日に入笠山方面へ行って林道釣り~んぐを目論むものの、KLXバッタくんのサイレンサーのインナーバッフルが「テポドンミサイル」になって飛び出し、ネジ穴が歪んでしまい、ナンバープレートは振動でひびが入っていて、ついに金沢林道で音もなく「ステルス戦闘機」状態でこそっと飛んで行っちゃいまして、それらの対応のために急遽日曜大工センター探しのために時間を費やし、ろくすっぽ林道を走れないまま初日を終えました。
 諏訪方面から佐久方面に移動し、小海から北相木に抜けるぶどう峠の県道沿いにテントを張ったのが午後10時過ぎ。昼間はぽかぽかしていたのに、やはり山間部は日が沈むとまだまだ寒いですね。バイクに乗っている時と変わらない井出達で寝袋に包まりましたが、それでも寒くて寒くて難儀したのは前回のレポで書きました。
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 3日朝5時頃に目が覚めると、まるで真冬のような「ピキーン!」とした外気に、温暖な横浜市内の空気との違いをまざまざと感じさせられましたが、外に出てみると、バイクが妙に白いじゃないですか。良く見ると結露が凍って白くなっていた訳ですが、テントの屋根もまた真っ白でした。荷台に載せていた給水用ポリタンクもゆするとシャリシャリ言ってます。下には漏れ出た水が完全に固まってました。こりゃ寒い訳ですよ(^∀^)。このままでは冷た過ぎて顔も洗えませんから、さっさとお湯を沸かして水で温度を調整してタオルにかけ、それで顔をふき取りました。歯磨きの際のゆすぎも、お湯を水で多少冷まして使いました。本当に真冬っすね(;´д`)。
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 さっさとテントを畳んで、軽く朝食を取ってから車置き場に使っている茂来林道入り口近くの広場に移動します。待ち合わせ場所は川久保交差点ですが、9時ですからまだかなり早いので、ちょっとバイクの具合をチェックすべく、すぐ近くの槇沢林道を走ってみました。前日にフロントブレーキのケーブルが錆びていたために戻りが悪く(と言うかほとんど戻らない状態)、何度油を差してブレーキを握ってはドラム側のアームを足で戻す作業を繰り返しましたが、以前のようにスムーズに動いてはくれませんでした。そんな状態で前日に50kmちょいを走っていたので、絶えずシューがドラムに当たっていたことから焼けてしまったのか、この日は最初からブレーキを強く握ってもすーっとバイクが前に出てしまいます。止まってしまうと今度はわずかに抵抗があるのか、手で押すと動きはするものの、重たい感じで困ったもんです。
 しばらくいじっていても一向に変わらず、一緒に走るはずだった仲間にここまで来てもらって準備を始めましたが、こちらはどうにもならない状況でした。
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 こちらはいつものYMP仲間のひろさん。上田市在住ですから、佐久にはそう時間がかからないで来られますが、実は佐久穂―上田間って、小一時間ほどかかるんですよね。バイクはこのところずっと同じKDX125SR。DT-1Fを乗れるようにして来ようと思ったところ、フロントフォークのオイルシールが逝っていて断念したそうです。夏場には我がビッグホーンともども、元気に走りたいですね!
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 こちらは今回初参加のひろさんのお知り合い。何でも千曲市に住んでいて、ひろさんがヤフオクでゴーグルを落札した際の、出品者の方だったそうで、以来、メールでバイク仲間となられたそうです。しばらく前には世界の四大大陸を走り回った筋金入りのオフローダーで、バイクもご覧のようにXR250に20リッターのビッグタンクを装着したものを持ってきていました。
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 「こりゃ、おもしれーツーリングになるぞー!」と思ったのも束の間、KLXバッタくんのフロントタイヤを外してドラムの中とシューをきれいに掃除し、滑りの元になる油っ気を除去しましたが、事態は変わらず。シューそのものがもう焼けてつるつるになってしまったようです。ですから、もうノーブレーキで走るか、リアのシューと交換してごまかすかしかないのですが、時間が掛かるので、ひろさんらには先に走ってもらうことにしました。で、12時頃に電話して落ち合うことにしました。
 バイクの方は、リアのアクスルシャフトのナットが22mmなんですが、車載工具にはそれがなく、車に積んできたモンキーで何とか回そうと思いましたが、かなりきつく締めこんでいて、ナットの角をなめちゃいそうです。仮に外したところで、リアのブレーキシューも相当減っていますし、何しろブレーキワイヤーが一向にスムーズにならない(それどころかかえって固くなっています)ので、このまま使ってもまたすぐに焼けてしまって使い物にならなくなるのは必定です。仕方ないので、ここは泣く泣くバイクでの林道ツーリングは諦めまして、Myハニーちゃんに載せた上で軽トラでの林道走行を楽しむことにしました。
 三菱ミニキャブトラック(U61-T)、3速AT、2WDリミテッドスリップデフ無しと言う、いかにも最低限の仕様のMyハニーちゃんですが、これまで何度も荒くれ林道を走破してきたタフな車です。フラットな茂来林道などちょちょいのちょいですね(^∀^)v
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 途中ではご覧のようにバイクにくくり付けていたモノポッドを荷台前部にある鳥居に取り付け、走行動画も撮っておきました。ただ、ここに付けていたら、振動の際に「ガチャガチャ」と言う音が入ってしまい、何か聞き苦しいものになっちゃいました(;´д`)。それはともかく、成層圏くんで白銀林道を走った時と同じくらいのペースならいともたやすく走れちゃいます。
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 茂来林道後半の、深沢支線の分岐でひろさんらと落ち合い、昼食タイム。ワテはズボンもシャツも着替えて完全にドライブモードです(笑。
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 前日にコンビニで買っておいたインスタントコーヒーを振る舞い、しばしツーリング談義を。今回は一緒に走れませんでしたが、是非次回はワテもバイクをきっちりさせた上でガンガン走りたいところです。
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 ひろさんらは、この後茂来林道を戻り、余地峠から板石山作業道を抜けて駐車スペースに戻る予定で、ワテは適当に釣りのできるところを探して竿を振ってみようかと思って、ぶどう峠方面に進みます。
 ぶどう峠の手前でちょっとした貯水池のようなものがあって、見ると多くの人がルアーやフライ釣りをしていました。管理釣り場ではないですが、相木川の漁協の入漁券が必要なようですから、ワテはパスしました。あんなに人が多いと釣れないでしょうねぇ…。
 ぶどう峠を越えて、今度は十国峠に向かおうとしますが、なにやらそっち方面は閉鎖中で、画像のように矢弓沢林道と言う舗装路が迂回路になっていました。この道もダートだった頃は完抜ではなく、抜けられる頃にはフル舗装になった道ですね。かえって十国峠の国道299号の方が遅くにフル舗装化されました。
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 矢弓沢線から十国峠に抜けますが、釣りのできそうな湖や池はありませんでした。もう釣りはどうでも良くなっちゃって、一旦ここから国道141号に出て清里方面に南下することにしました。
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 野辺山で高原野菜や漬物を土産に買って、清里を抜けて大門ダムに向かいます。一応釣りができるかどうかだけ確認しましたが、この人造湖は釣り禁止でした。ですんで、さっさと裏道を使って東に向かいますが、そこには「比志海岸寺林道」と言う杭が立っていました。こんな道があったのは知りませんでしたが、早くから舗装されていたから興味の対象外で使わなかっただけなんでしょうね。
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 その比志海岸寺林道を抜け切ると塩川ダムに出ます。ここも釣りは禁止ですので、長居無用です。この近くには増富ラジウム鉱泉があり、樫山林道の入り口もあります。現状がどうなっているのか、そちらを走ってみることにしました。
 増富から少し南下しますと、「樫山→」となった入り口があり、ここをしばらく走ると、民家の切れたところからダートが始まります。左にお墓のある分岐を進むと、カーナビでは抜けられるように道が続いています。ただ、結構凹凸は激しく、荷台のバイクがかなり揺れいているのを感じました。
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 ちょっとした峠を越えるとご覧のような伐採の真っ最中と言ったところに出ました。平日は完全に作業しているでしょうから、ちょっと走れそうもないですね。
 結局この支線は3km弱で塩川ダムと増富の途中の県道に出ます。これを戻って、樫山林道本線がどうなっているのかチェックします。
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 樫山林道は3km程度がダートで残っていました。出口にはこのような頑丈な柵が備えられていましたが、いつも開放されているようですね。仮に閉まっていても、柵のポールの横には何もないので、バイクや歩行者は簡単に出入りできそうです。本当はこんなところが終点ではなく、もっともっと東に抜けて木賊峠を越えて水晶峠や観音峠、荒川林道や大弛峠等、縦横無尽に続くロングダート地帯があったものですが、今では見る影もないですね。フル舗装されて、見晴らしの悪い山間部のつまらない狭い道がくねくねだらだら続く地帯に成り下がっちゃいました(;´д`)。
 せっかくだから樫山林道を往復し、途中から南に折れる分岐を入ってみようとしましたが、ナビのマップにはきっちり載っているのに、路上にはどこにもそんな分岐はありません。もう一度それを探しましたが、やはりありません。潰された道なのかも知れません。とにかくこの辺はコンクリ舗装の具合も悪く、荷台のバイクが揺れまくりますが、ふと見るといつも以上にバイクが傾いていました。確認したところ、サイドスタンドの付け根がフレームのパイプから離れて、折れ曲がっていました。溶接部分がもげたようです。林道での激しい振動で、サイドスタンドがその揺れを支えきれなくなったんでしょう。ここは一度バイクを立ててスタンドを上げた状態でタイダウンベルト6本で締め直しました。
 せっかくバイクでロングダートを楽しもうと思ったのに、それが果たせないばかりか、修理箇所を増やしてしまいましたんで、何だかなーと言う気分がいっぱいの今年の春ツーでした…。


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妹のFiatが納車!@TOTOウォシュレット色 [色々な車]

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 少し前に触れましたが、妹が新車を購入しました。車は画像のフィアット500(チンクェチェント)で、グレードは一番低いベーシックなモデルになります。1.2リッターの4気筒で、一つ上のものになると、より燃費の良いツインエア(2気筒)エンジン+サンルーフ付になりますが、値段は軽く200万を突破。買えませんし、ルーフはいらないのでベースグレードの1.2Popで探していました。そこに丁度ディーラーで新車を12月末に登録した走行距離6kmの車両が格安で出ていて、色も本人が気に入っていたTOTOウォシュレットカラー(笑)でしたので、色々検討した結果、2週間前に契約してきた訳です。本当ならツインエアがタイミングベルトではなくチェーンですので、3万kmでの交換など一切ありませんから、そちらが望ましかったんですが、予算的にキツかったこと+車検付きの格安ものがなかったこと等で見送り、こちらに決定したんです。正規の車両価格は198万ですが、これは車検が付いた状態でそれよりかなり安く、色々なその他の諸経費を入れても、本来の車両価格より低いので、さすがに勉強してくれませんでしたが、有料になるフロアマット(2.6万)はサービスしてもらいました。ただし、ドアロックのリモコンキーや、アナログのエンジンキーのスペアは有料で、それぞれかなりの値段になりますね。あと、妹がETCをディーラーで付けてもらいましたが、2万円以上もしていました。それならこちらで5000円程度で買って付けてやっても良かったですが、まぁ、目立たない位置に付けてくれて、配線も見えないのでこれで良しとしましょう。
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 実家の方に運んでくれたので、担当の方を関内駅までMyハニーちゃんに乗せて行ってあげましたが、その帰り、ちょっとビックリするとが(^∇^)。これについては後述します。
 到着した車両は鉄ホイールにホイールキャップをかぶせたもので、これはすぐにこすれて汚らしくなるでしょうから、やはりアルミホイールでないといけません。でも、純正のものはスポークが細くて間隔が狭いタイプで、でる太くんでその掃除の面倒くささは充分承知しているので、Myハニーちゃんと同じような、太いスポークの5~6本のタイプが良かろうと思い、ワテがプレゼントしてやることにしました。そのアルミホイールを持って、近所のカメラ仲間のタイヤ屋さんであるアトやんのところに行って、早速交換してもらいました。そのホイールの銘柄(MAK)は全く気にしていませんでしたが、阿部商会が輸入したイタリア製だとのことです。ただし、扁平率を高くして乗り心地を固くしたくはないので、ベースグレードの14インチと同じサイズを選んでおきました。妹がアルバイトに行って仲良くしてもらっている事務所の社長さんがアルファ乗りで、それに使うべくRAYS製の15インチを格安で譲ってくれるとのことでしたが、既にワテが注文していたのでお流れになっちゃいました。でも、使っていなかったポータブルナビのミニゴリラをプレゼントしてくれて、社長さんには感謝感謝でしたね。
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 足慣らしに軽く山下町からかもめ町を回って乗り心地をチェックします。色々なボタンは付いていますが、結局は余計なものが全く付いていないベースグレードですから、直ぐに慣れちゃってましたね。ATにはエコモードとCITYモードのボタンがあって、両方とも選択して乗っていれば問題ないでしょう。MT(セミオート)モードはレバーを上下させて「+」「-」でギアを上下させるだけです。モードの切り替えはレバーを左端に寄せるとA/Mの切り替えになります。ただ一つ、ポジションランプがないのがちょっと残念ですね。ウィンカーレバーのスイッチを回すとライトの点灯しか選べず、レバーを下に押し込んでハイビーム、手前に引いてパッシングになるだけでした。ただし、メーターパネルの右にランプの照射位置を上下させるボタンがあって、これは便利そうでしたね。
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 かもめ町からの帰りがてら、シガーソケットから取り出してそれを二極にするアダプターをHOME'Sで購入し、頂いたナビも取り付けて万事OK。車体カバーもワテが前から使っている、バッグに簡単に収納できるやつを買ってやったので、早速それをかけて今日の足慣らしは終了です。それにしてもTOTOカラーですなぁ~(^∀^)v
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 さて、ディーラーの担当者さんを送っていった帰り、横浜文化体育館の表側の通りを通っていましたら、黄色いストラトスとミウラが停まっていました。反対側にキャステルオートさんの作業場があるので、そちら側には良くカウンタックや赤いミウラ、365BB等のスーパーカーが停まっていることが多いのですが、何かのモーターショーに展示するために数台のスーパーカーをトレーラーに積んでいるところでした。そこの社長さんに挨拶してお話しましたが、このストラトスは5年ほど前にイタリアでレストアされた車両だそうですね。現在の価格が2990万円ですから(ちょっと前には2705万でしたんで、上がっちゃったのかな)、ストラトスもバブル期の値段に戻っちゃいましたね。ちなみに前の黄色のミウラは、去年大黒で購入者さんとキャステルの社長さんが一緒に乗ってきてらした車両だと思われますね。良いものを見せて頂きましたm(_ _)m

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転んでもタダでは起きません@通行止め [色々な車]

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 いやぁ、先週末は天気予報に翻弄されました。こんなに訳分からないのは生まれて初めて…、と言うと少々大袈裟に聞こえるでしょうが、このつかみどころのないような変な台風に、色々な面でかなり引っ掻き回されちゃいました。
 まず予報ですが、今回の進みがえらく遅い台風上陸に際して、当初天気予報は金曜に四国や中国地方に上陸して土曜日に日本海側に抜ける感じで発表されてました。しかし、実際はもっと遅くなり、どうも関東にまで悪天候が広がり、ワテらが以前より予定していた4日の合同ツーリングがヤバくなりました。で、ワテは3日土曜に単独で佐久方面に行ってテント泊の予定でしたが、台風の進みが遅れて、金曜の予報では3日に台風が上陸して同日夜に日本海側に抜けるとなっていたため、土曜の出発は諦めました。
 7月にご一緒したtototoさんらのグループは、小雨くらいならいらっしゃるとのことでしたから、4日の日曜は少し雨が残っても大丈夫だろうと思っていましたが、金曜の夜に電話が入り、何でも関西の方はかなり台風の影響で厳しいようで、今回は見送るとの話でした。こちらの長野組の仲間も月曜は普通に仕事でもあり、とりあえず今回はパスし、日曜の朝に台風一過の晴れなら走ろうと言うことになりました。
 ワテは、正直言って横浜で木・金・土の3日間、予報では雨マークだらけだったのに、実際のところほとんど降らなかったばかりか、結構晴れてましたんで、「予報は当てにならん( `д´)」と、土曜日に走りに行けなかったことからプンスカしていましたが、今回の台風は直接の影響と言うより、通過に伴って引っ張り込んだ南の低気圧が山間部に大雨を降らせたようで、本当に読めませんでした。
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 とにかく、tototoさんらとはご一緒できませんでしたが、ひろさんが多少の雨なら走るとのことで、ワテも「天気予報は曇り時々雨になって多少はマシだから、何とかなるだろう」 と思い、早朝5時15分に出発し、9時頃に佐久穂に着くようにしました。横浜は朝から晴れていまして「ほーら、やっぱ天気予報はまた外してる!」と思いつつ、「今回の予定は天気予報に振り回されて滅茶苦茶になった…」と憤慨していましたが、後でもっと憤慨する羽目になりました(笑。
 とにかく、いつものように保土ヶ谷バイパス→国道246号→国道412号→国道20号・相模湖ICと言うルートで走りますと、さすがに丹沢の山間部では曇り空になっていて、国道412号・半原の辺りで一時強く降りましたが、相模湖の手前では止んでいました。しかし、高速道路情報で「通行止め」となっており、念のためIC入口まで行って確かめると、相模湖~勝沼間で通行止めで、この分だと解除は夜になるとのことでした。仕方ないので国道20号を西走しますが、今度は国道さえも上野原市の四方津と大月市の梁川間で国道が不通になってまして、このままでは西に抜けられません。
 仕方ないので、四方津の手前から県道30号大月上野原線の峠道をくねくね走って国道に出ようとすると、そのホンの少し手前で道が土砂崩れで走れず、職員が立っていて入れないようにしていました。カーナビを見ると、ここを通らなくても直進する形で裏道に入ることが確認できました。これは中央道の脇を走る裏道(最初の画像)で、結果としてしばらく先の猿橋まで進んで甲州街道に出ることになりました。大月周辺はとにかく雨が降りやすいところで、これまでもしょっちゅう信州への行き帰りの際に、他は降っていないのにここだけ雨ということが多々ありました。しかしこの時、雨はもう上がっていて、横に見える車が一台もない中央道も、倒木等の散らかりは見えませんでした。笹子トンネルの辺りで何かあったんでしょうかね。
 国道に出て国道139号の分岐を過ぎると、今度は「国道20号大月市内初狩で通行止め」となっていて、大月警察署手前から車が動けず数珠繋ぎで並んで止まっていました。Uターンしてかなり遠回りになりますが、国道139号を南下し、河口湖から国道137号に折れて一宮御坂方面に出ることにしますが、こっちも通行止めで車がずらりと並ぶ始末。回避できる道もないので、南下は諦めてまたまたUターンし、今度は猿橋から北に進む松姫峠方面に進み、小菅を目指したのが2枚目の画像です

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 こうして川の様子を見ると、確かに山では土曜日にかなりの
雨が降ったんでしょうね。横浜ではほとんど降らなかったのでピンときませんでしたが、激しい濁流を目の当たりにすると納得ですね。ちなみにここは桂川の支流の葛野川になります。上流に深城ダムと葛野川ダムがあり、これを建設することで、かつて関東屈指のロングダートとして名を馳せた真木小金沢林道(30km)が閉鎖されました。
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 松姫峠はダムの先で通行止めになっていました。柵が半分閉じられ、職員がそこに立っていて土砂崩れで通れないことを告げられましたが、復旧には数日かかるとのことで、ここも断念です。
 戻りがてら川向こうの山を見るとご覧の通りざっくりと新たなV字谷が…。周囲の杉の木の様子から見て、十数年前か二十年程前に植林されたものなんでしょうが、やはり根は浅いのかな。それにしても凄い光景です。
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 松姫峠がダメだと、この時点で大月からはどこにも抜けられません。電話でひろさんにその旨を伝えてとりあえず今回のツーリングは完全にお流れになりましたが、雨がほとんど降っていない状況から、どうにも納得できません。だって中央道はともかく、国道20号がそんなに簡単に閉鎖されると、周辺住民の生活に直接影響するばかりでなく、物資の流れも滞り混乱が生じますでしょ。でも、実際は大してひどいことが起こっている訳でもないのに、交通量が多いから安全策で閉鎖しているんでしょう。主要国道がそうそう雨で閉鎖されるほど道が崩れることはないと思います。
 それに対して松姫峠も国道139号の北部の路線ですが、こうした細い山間部の峠道は、国道とは名ばかりですから、崩落は多々あるんでしょうね。
 土砂災害の現場を見ていたら、町の広報スピーカーから「大月市内初狩の通行止めが解除されました」とアナウンスが聞こえてきて、もう一度国道20号を西走しますが、それは間違いだったのか、大月警察署付近から車が並んでいました。ワテはさっさとUターンして戻りますが、松姫峠ですらダメですから、事実上北側経由で塩山・甲府方面に抜ける手立てはありません。でも、松姫峠の崩落部分を回避すれば上手く行く可能性もあります。そこで上野原市内に戻り、県道18号線を北西に進み、棡原・西原と言う集落を抜け、鶴峠を越えると松姫峠の先の国道139号に出られるので、これを利用して小菅に向かうことにしますが、ここも峠の手前でダメでした。上の画像は道が狭くなる手前のものですが、狭くなってしばらくすると、やはり他の道と同様に柵が半分閉ざされていて、職員が立っていました。ここは崩落で道が落ちているとのこと。それでは無理っすね( ´д`)。またここで憤慨しつつ溜息です。
 ナンだか、これで手は詰んだ状況ですが、「こうなりゃ意地でも佐久の方に抜けてやる!」と変な闘志がめらめら。一旦国道20号藤野方面に戻り、途中から東側を通る陣馬街道を結ぶ道に出て、八王子からあきる野の方を目指すことにしました。
 この時点では、朝に通行止めだった国道20号線上野原四方津の付近は通れるようになっていましたが、「どこがダメだったのよ!」と思えるほど何もありませんでした。
 神奈川県内に戻り、藤野から裏道に入って陣馬街道に出ますが、ここは以前丹沢の林道と同様に未舗装の狭い林道でした。でも、ヤビツ峠と同じ頃にさっさと舗装されました。ここの和田峠の前後に10km程度のダートがあって、かつては奥多摩の林道に出る時は良く利用しましたが、舗装されたらワテには全く利用する価値のない道になっちゃって、ここ20年以上走ってませんでした。しかし、車は意外と多く、道幅がヤビツ峠以上に狭い感じで、すり抜けが大変な上、前日の雨で木の枝や落ち葉等もあって走りづらい道でしたね。しかもこんな狭い山道でも自転車鍛錬隊の人数は多いし、わざわざ遠回りしてきてここを走る意味が全くないので、なおさら今後は使わないでしょう。
 八王子からあきる野経由で日の出町に抜けて、今度は秋川街道を使って青梅に出ます。ここから小曽木街道+成川街道を使って下名栗に出て、途中から天目指峠を抜けて国道299号に出て西に向かい、秩父市内を目指します。途中「子の権現」方面の道がありましたが、これも昔は陣馬街道とセットで走った林道でしたっけ。
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 秩父市内ではもう1時半になっていましたが、ちょっと買い物をして小鹿野方面に向かいます。カーナビの指示通り進みますが、国道299号ではなく県道37号を下吉田の方に抜けていました。そこから国道299号に出たかったんですが、「国道299号小鹿野、地すべりのため通行止め」となってそこも進めません。仕方なしに県道71号を太田部方面に進み、土坂峠を越えて国道462号十石峠街道に出ることにしました。
 しかし、この県道も先の方で通行止め。いい加減通行止めだらけでさすがにげんなりしましたが、県道37号から別に北上する面白い道を発見して、とりあえずそちらを進むことにしました。
 ここは城峰山の林道群で、残念ながらメインの道は舗装されていますが、かなり細かく縦横に延びていました。分岐も多くて、メインの道以外にも多くの未舗装路がつながっていましたので、これは今後いっちょ探索したいところですね。
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 とりあえず城峰キャンプ場方面を進み、途中から左に折れて土坂峠の先に出る道を進みました。画像ではいかにも林道みたいですが、舗装路に落ち葉や小枝が散らばっているだけです。はっきり言って誰も使ってない道のようですが、本当にもったいないですね。
 この道を走り抜けると土坂峠を抜けた後に続くトンネルの手前に出ました。ここにも峠側には入れないように柵があって、職員が立っていましたが、丁度ワテはこの通行止め区間を回避できた訳です。それにしても、天下の国道20号があっさり通行止めされるのに、ナゼこんな山深い舗装林道が大丈夫なのよ! つまりは、多くの場合大した災害でもないのに、ちょっといつもより多目に枝葉が道に落ちているとか、路面に流れ出た水が通っているとかと言う程度だけで止めているのが、主要国道・高速道路の「通行止め」なんでしょう。
 何はともあれ、無事に国道462号神流町に出ることができて、そのまま西に直進すれば国道299号になって、十石峠越えです。
11年9月4日大雨通行止め520H.jpg
 天気は秩父市内で晴れていましたが、神流町では曇っていて、暗い感じでした。十石峠に到着したのが午後4時半で、もう雲の中と言う感じになっています。雨も峠の両側で少し降っていますから、バイクを降ろすことは諦めて、ここで休みつつ1セグ放送で明日の天気予報見ることにしました。
 月曜日の信州中部の天気はあまり日曜と変わりがないようで、そうなるとテントを設営してもびしょ濡れになりますし、そもそも走れるかどうか分からない状況ですから、今回は諦めることにしました。バイクに乗ってもいないのにコケた形になりました( ´д`)=з はぁ~…。11年9月4日大雨通行止め520I.jpg
 しかし、ここまで来てそのまま帰るのだけは納得できませんから、もう暗くなっていましたが、茂来林道入口とは反対側の大日向の小学校の横から入る灰立沢林道と、この途中から始まる板石山採石場への林道をチェックです。画像は灰立沢から左折して、林道をしばらく進み、しばらくして鋭角に折れるように曲がる分岐です。ここの斜面をぐんぐん登って行けば板石山の採石場です。
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 昼間なら山頂にあるこの採石場からの景色は正にパノラマで最高なんですが、もう当然真っ暗でほとんど何も見えません。でも、佐久穂の町の方を見ると明かりが結構見えます。と言うことはこの辺は十石峠のように雲に包まれていないことになりますね。ただし、小雨は降っていました。
11年9月4日大雨通行止め520K.jpg
 板石山から余地の県道に下ると、すぐ左側に「田口十石峠林道」入口がありますが、肝腎の本線はまだ工事中で田口峠方面には抜けられません。しかし、分岐を直進すれば「赤谷林道」として西に抜けられます。画像は赤谷林道でのものですが、さすがに今回の雨で道は荒れ気味でした。ただし、この時点では雨は降っていませんでした。
 とりあえずこれで今回の「林道」は終わりですが、まさか十石峠まで来るのに12時間もかかるとは思いませんでした。大月から先がことごとく通行止めで、秩父でも通行止めがところどころあって、ルートが限られるんですもん。どこが抜けられるのか行ってみないと分からないし、ダメな場合は山道を何キロも戻る羽目になるので、必然的に走行距離も延びちゃいました。その結果2度給油しましたからねぇ。
 帰りは国道141号を須玉まで下りて中央道に入りますが、まだ一宮御坂~上野原間が不通のまま。と言うより通行止め区間が勝沼から一宮御坂まで拡大してます。双葉SAのスタンドのお兄さんに聞いたら、国道20号は午後3時に通行止めが解除されたとのことですんで、最悪また佐久に戻って国道299号から奥秩父経由で帰るハメになるかと思っていましたが、それは回避できそうです。ほっとして、そのまま一宮御坂ICで下りて甲州街道に出ました。確かに朝通行止めだった初狩の付近や笹子トンネルなど、何ら問題なく抜けられましたが、大月警察署のちょっと手前から車が動いていない状況に陥ってました。粘り強く待っていても、10分に一度数十メートル動くかどうかで、これはまだどこかで通行止めになっているんでしょうね。何とか粘っていると駅の裏側の道に折れるところまで来れて、早速曲がってしばらく先で出ると、またずっしり重い渋滞。話にならないので、もう一度裏道に入ってみますが、えらく狭いくせに片側は崖の道で、完全に道を間違えました。でも、こうした所にも住んでいる方は結構いらして、家がそれなりに建ってました。とにかくUターンも大変でしたが、一旦国道に出て西に戻り、もう一度裏道に入り直して、朝走った高速道路の脇の道と県道大月上野原線を使って渋滞区間を回避しました。
 後はあっさり渋滞もなく家に帰れましたが、到着したのは深夜の0時半。前日に寝たのもこの時間ですから、24時間のうち、寝たのが4時間で、後はほとんど車を運転していたことになります。最後まで通行止めが解除されなかった中央道や、解除されても車が動かなかった国道20号に対し、普通に走れた林道…。変です。まぁ、何らかの問題が起こってからでは遅いので慎重にするのは分かりますけどね。
 ともかく、こんなに長くMyハニーちゃんのハンドルを握り続けたのは初めてですが、その大半が峠道で、結構面白いドライブになりましたけどね(笑。林道ツーリングの企画はコケましたが、転んでもただでは起きずにちゃっかりそれなりに楽しんできました(^∀^)v


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現代版ストラトス@ピニンファリーナ [色々な車]

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 皆さんはもうご存知でしょうが、Newストラトスが話題になってますね。ワテも2週間前に情報を得て興味を持って見ていましたら、数日前にこの車の正式な情報が公開されました。何でもラリー好き、ストラトス好きのとあるドイツの自動車部品業者の社長さんが、ピニンファリーナにオーダーしてワンオフで作ってもらったものなんだそうです。ですから、これを正式にランチア社から発売されると言うものではないようで、ちょっと残念でもありますね。
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 ベースはフェラーリの430で、C.A.E.やホークリッジのようなイギリスのバックヤードビルダーがオリジナルを真似たレプリカとは違って、完全に新たなデザインで作られた「別モノ」になります。まあ、進化版とでも申しましょうか。
 しかし、05年に話題になった「フェノメノン・ストラトス」と違い、デザインのオリジナル度は低く、その分マルチェロ・ガンディーニのデザインした「オリジナル」に近いものになって、かえってすっきり受け入れられるものになってますね。
 ベースになるフェラーリの430は、500ps以上の強力なV8エンジンを載せていまして、このワンオフモデルも基本フレームからエンジンまで430のものを使っているそうで、これをオリジナルに近付けるためにかなりスペースを犠牲にしているようです。その甲斐あってか、原版の430よりもコンパクトに仕上がっていますね。
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 フロント周りはリトラクタブルのヘッドランプと、ラジエーターを通った熱風を逃がすダクトがなくなり、何か現在のフェアレディみたいな面持ちなのがちょっと違和感アリですが、そこまでオリジナルに似せてしまったらただのレプリカになっちゃうので、これはこれで良いのかもしれませんね。
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 車内は幅広のドアポケットを無理矢理残していますが、これは薄くして他に利用できるようにしても良かったのではないかなぁ。そこにこだわっている割にシフトレバーの消えたセンターコンソールなどはいかにも最新と言う感じで仕上げられています。また、窓がしっかり全開できるのは上手に作られていますが、反面、自動開閉用のモーターなどのパーツを詰め込む関係上、丁度ハンドルを握る際に肘が当たりそうなところが大きく膨らんでいるのが目立ちます。まあ、オリジナルでは何しろネジでウィンドーを止めると言う、これ以上ないほどのシンプルな構造ですから、余計なパーツが無い分、見た目よりも広いスペースが得られていたんですけどね。おかげで夏は地獄な訳です(笑。
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 大きさはオリジナルと変わらないような書き方が色々なところでされていますが、提供された画像は広角レンズで撮られているゆえ、はっきりとしたことは言えません。でも、F430のフレームを利用している以上、やはりホイールベースは長くなっていることは間違いなさそうです。
 そのフレームですが、オリジナルのようなセミモノコックではなく、しっかりしたモノコックフレームのようですね。エンジンが大きいので、少々後ろにエンジンが出ていて、結果としてオリジナルにある大きく深いトランクスペースが消えています。ただし、重量配分は50:50だそうで、オリジナルの33:67よりもバランスは良いのだそうです。でも、これは乗車人員を加えた数字なのかどうかは判明していません。
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 この横に並べた画像では一回り大きくなっているのが何となく分かります。ホイールベースはおそらくF430と同じでしょうから、それなりに長くなっているはずですが、その分、ワイドも広がっていますから、バランスとしては良好でしょうね。さすがにフルパワーで扱うにはかなりの度胸が必要かも知れませんが、乗って楽しめる車に仕上がっていそうです。
 何でも、前にあったフェノメノン・ストラトスや、アルファの現代版TZのようなワンオフ状態ではあるものの、買い手が見込まれたら25台ほどの生産も考えているのだとか。ただ、ベースがF430で、大幅に手を入れてピニンファリーナが作ったのでは、その値段が恐ろしいことになりそうですけどね。また、正式に売り出す際も「Strato's」の商標はフェノメノンが握っているので使えない上、ランチアが関与したものでもないので、ただ「ピニンファリーナが作ったストラトス・レプリカ」となってしまうのが残念ですねー。まあ、一度破産したベルトーネにはベース車両もなければ、作る余力もないでしょうから、ピニンファリーナになるのは仕方ないにせよ、彼らもよく他社の過去のデザインをここまで利用することに同意したものです。企業としての規模が違いますが、例えばトヨタに箱スカの現代版レプリカを作れと言っても相手にされないでしょうし、逆にニッサンに同じGT-R復刻版を話したところで聞いてもくれないでしょう。マツダにロードスターベースでトヨタ2000GTもどきを作ってくれと札束を置いてもやはりダメなのは当然として、はたしてミツオカが作ってくれるかどうかすら疑問です。ですから、今回のこのニュースを見てワテが一番ビックリしたのは、ピニンファリーナの企業としての柔軟性でした。こうした姿勢が世界でもNo.1のデザイナーと言う評価だけではなくベルトーネのようにコケないしっかりとした企業ベースをもたらしたんでしょうね(^∇^)v

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