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獅子奮迅の活躍@Myハニーちゃん [色々な車]

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 5月2日に入笠山方面へ行って林道釣り~んぐを目論むものの、KLXバッタくんのサイレンサーのインナーバッフルが「テポドンミサイル」になって飛び出し、ネジ穴が歪んでしまい、ナンバープレートは振動でひびが入っていて、ついに金沢林道で音もなく「ステルス戦闘機」状態でこそっと飛んで行っちゃいまして、それらの対応のために急遽日曜大工センター探しのために時間を費やし、ろくすっぽ林道を走れないまま初日を終えました。
 諏訪方面から佐久方面に移動し、小海から北相木に抜けるぶどう峠の県道沿いにテントを張ったのが午後10時過ぎ。昼間はぽかぽかしていたのに、やはり山間部は日が沈むとまだまだ寒いですね。バイクに乗っている時と変わらない井出達で寝袋に包まりましたが、それでも寒くて寒くて難儀したのは前回のレポで書きました。
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 3日朝5時頃に目が覚めると、まるで真冬のような「ピキーン!」とした外気に、温暖な横浜市内の空気との違いをまざまざと感じさせられましたが、外に出てみると、バイクが妙に白いじゃないですか。良く見ると結露が凍って白くなっていた訳ですが、テントの屋根もまた真っ白でした。荷台に載せていた給水用ポリタンクもゆするとシャリシャリ言ってます。下には漏れ出た水が完全に固まってました。こりゃ寒い訳ですよ(^∀^)。このままでは冷た過ぎて顔も洗えませんから、さっさとお湯を沸かして水で温度を調整してタオルにかけ、それで顔をふき取りました。歯磨きの際のゆすぎも、お湯を水で多少冷まして使いました。本当に真冬っすね(;´д`)。
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 さっさとテントを畳んで、軽く朝食を取ってから車置き場に使っている茂来林道入り口近くの広場に移動します。待ち合わせ場所は川久保交差点ですが、9時ですからまだかなり早いので、ちょっとバイクの具合をチェックすべく、すぐ近くの槇沢林道を走ってみました。前日にフロントブレーキのケーブルが錆びていたために戻りが悪く(と言うかほとんど戻らない状態)、何度油を差してブレーキを握ってはドラム側のアームを足で戻す作業を繰り返しましたが、以前のようにスムーズに動いてはくれませんでした。そんな状態で前日に50kmちょいを走っていたので、絶えずシューがドラムに当たっていたことから焼けてしまったのか、この日は最初からブレーキを強く握ってもすーっとバイクが前に出てしまいます。止まってしまうと今度はわずかに抵抗があるのか、手で押すと動きはするものの、重たい感じで困ったもんです。
 しばらくいじっていても一向に変わらず、一緒に走るはずだった仲間にここまで来てもらって準備を始めましたが、こちらはどうにもならない状況でした。
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 こちらはいつものYMP仲間のひろさん。上田市在住ですから、佐久にはそう時間がかからないで来られますが、実は佐久穂―上田間って、小一時間ほどかかるんですよね。バイクはこのところずっと同じKDX125SR。DT-1Fを乗れるようにして来ようと思ったところ、フロントフォークのオイルシールが逝っていて断念したそうです。夏場には我がビッグホーンともども、元気に走りたいですね!
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 こちらは今回初参加のひろさんのお知り合い。何でも千曲市に住んでいて、ひろさんがヤフオクでゴーグルを落札した際の、出品者の方だったそうで、以来、メールでバイク仲間となられたそうです。しばらく前には世界の四大大陸を走り回った筋金入りのオフローダーで、バイクもご覧のようにXR250に20リッターのビッグタンクを装着したものを持ってきていました。
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 「こりゃ、おもしれーツーリングになるぞー!」と思ったのも束の間、KLXバッタくんのフロントタイヤを外してドラムの中とシューをきれいに掃除し、滑りの元になる油っ気を除去しましたが、事態は変わらず。シューそのものがもう焼けてつるつるになってしまったようです。ですから、もうノーブレーキで走るか、リアのシューと交換してごまかすかしかないのですが、時間が掛かるので、ひろさんらには先に走ってもらうことにしました。で、12時頃に電話して落ち合うことにしました。
 バイクの方は、リアのアクスルシャフトのナットが22mmなんですが、車載工具にはそれがなく、車に積んできたモンキーで何とか回そうと思いましたが、かなりきつく締めこんでいて、ナットの角をなめちゃいそうです。仮に外したところで、リアのブレーキシューも相当減っていますし、何しろブレーキワイヤーが一向にスムーズにならない(それどころかかえって固くなっています)ので、このまま使ってもまたすぐに焼けてしまって使い物にならなくなるのは必定です。仕方ないので、ここは泣く泣くバイクでの林道ツーリングは諦めまして、Myハニーちゃんに載せた上で軽トラでの林道走行を楽しむことにしました。
 三菱ミニキャブトラック(U61-T)、3速AT、2WDリミテッドスリップデフ無しと言う、いかにも最低限の仕様のMyハニーちゃんですが、これまで何度も荒くれ林道を走破してきたタフな車です。フラットな茂来林道などちょちょいのちょいですね(^∀^)v
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 途中ではご覧のようにバイクにくくり付けていたモノポッドを荷台前部にある鳥居に取り付け、走行動画も撮っておきました。ただ、ここに付けていたら、振動の際に「ガチャガチャ」と言う音が入ってしまい、何か聞き苦しいものになっちゃいました(;´д`)。それはともかく、成層圏くんで白銀林道を走った時と同じくらいのペースならいともたやすく走れちゃいます。
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 茂来林道後半の、深沢支線の分岐でひろさんらと落ち合い、昼食タイム。ワテはズボンもシャツも着替えて完全にドライブモードです(笑。
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 前日にコンビニで買っておいたインスタントコーヒーを振る舞い、しばしツーリング談義を。今回は一緒に走れませんでしたが、是非次回はワテもバイクをきっちりさせた上でガンガン走りたいところです。
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 ひろさんらは、この後茂来林道を戻り、余地峠から板石山作業道を抜けて駐車スペースに戻る予定で、ワテは適当に釣りのできるところを探して竿を振ってみようかと思って、ぶどう峠方面に進みます。
 ぶどう峠の手前でちょっとした貯水池のようなものがあって、見ると多くの人がルアーやフライ釣りをしていました。管理釣り場ではないですが、相木川の漁協の入漁券が必要なようですから、ワテはパスしました。あんなに人が多いと釣れないでしょうねぇ…。
 ぶどう峠を越えて、今度は十国峠に向かおうとしますが、なにやらそっち方面は閉鎖中で、画像のように矢弓沢林道と言う舗装路が迂回路になっていました。この道もダートだった頃は完抜ではなく、抜けられる頃にはフル舗装になった道ですね。かえって十国峠の国道299号の方が遅くにフル舗装化されました。
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 矢弓沢線から十国峠に抜けますが、釣りのできそうな湖や池はありませんでした。もう釣りはどうでも良くなっちゃって、一旦ここから国道141号に出て清里方面に南下することにしました。
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 野辺山で高原野菜や漬物を土産に買って、清里を抜けて大門ダムに向かいます。一応釣りができるかどうかだけ確認しましたが、この人造湖は釣り禁止でした。ですんで、さっさと裏道を使って東に向かいますが、そこには「比志海岸寺林道」と言う杭が立っていました。こんな道があったのは知りませんでしたが、早くから舗装されていたから興味の対象外で使わなかっただけなんでしょうね。
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 その比志海岸寺林道を抜け切ると塩川ダムに出ます。ここも釣りは禁止ですので、長居無用です。この近くには増富ラジウム鉱泉があり、樫山林道の入り口もあります。現状がどうなっているのか、そちらを走ってみることにしました。
 増富から少し南下しますと、「樫山→」となった入り口があり、ここをしばらく走ると、民家の切れたところからダートが始まります。左にお墓のある分岐を進むと、カーナビでは抜けられるように道が続いています。ただ、結構凹凸は激しく、荷台のバイクがかなり揺れいているのを感じました。
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 ちょっとした峠を越えるとご覧のような伐採の真っ最中と言ったところに出ました。平日は完全に作業しているでしょうから、ちょっと走れそうもないですね。
 結局この支線は3km弱で塩川ダムと増富の途中の県道に出ます。これを戻って、樫山林道本線がどうなっているのかチェックします。
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 樫山林道は3km程度がダートで残っていました。出口にはこのような頑丈な柵が備えられていましたが、いつも開放されているようですね。仮に閉まっていても、柵のポールの横には何もないので、バイクや歩行者は簡単に出入りできそうです。本当はこんなところが終点ではなく、もっともっと東に抜けて木賊峠を越えて水晶峠や観音峠、荒川林道や大弛峠等、縦横無尽に続くロングダート地帯があったものですが、今では見る影もないですね。フル舗装されて、見晴らしの悪い山間部のつまらない狭い道がくねくねだらだら続く地帯に成り下がっちゃいました(;´д`)。
 せっかくだから樫山林道を往復し、途中から南に折れる分岐を入ってみようとしましたが、ナビのマップにはきっちり載っているのに、路上にはどこにもそんな分岐はありません。もう一度それを探しましたが、やはりありません。潰された道なのかも知れません。とにかくこの辺はコンクリ舗装の具合も悪く、荷台のバイクが揺れまくりますが、ふと見るといつも以上にバイクが傾いていました。確認したところ、サイドスタンドの付け根がフレームのパイプから離れて、折れ曲がっていました。溶接部分がもげたようです。林道での激しい振動で、サイドスタンドがその揺れを支えきれなくなったんでしょう。ここは一度バイクを立ててスタンドを上げた状態でタイダウンベルト6本で締め直しました。
 せっかくバイクでロングダートを楽しもうと思ったのに、それが果たせないばかりか、修理箇所を増やしてしまいましたんで、何だかなーと言う気分がいっぱいの今年の春ツーでした…。


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ひろ

今回の春ツーは残念でした。同行のN原氏も次回は絶対リベンジですよと、言っていました。
我々バイク隊も謎のチェーン外れがあったのでリスク回避でルート変更しましたが、N原氏も私も気持ちよく走れ満足しています。

せっかくお越しいただいたのに、自分たちだけ楽しんでしまった格好で本当に恐縮至極でございます。これからもお付き合いのほどよろしくお願いします。
by ひろ (2013-05-09 22:38) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、お早うさんです!
やっぱ、きっちり整備した上で持って行かないと、とんだ目にあいますね(^∇^)。
ブレーキワイヤーは今までもしばらく乗らないとシブくなっていましたが、注油&何度もの動かしで元に戻ってくれたので、今回もそうなってくれるとばかり思ってました。
さすがにもう寿命だったんですねぇ。
ブレーキパッドともども予備はありますから交換しておきます。
「テポドン」も今後起こり得るので、止めたネジの一部をマフラー本体に溶着させようかと思います。
サイドスタンドの付け根の剥がれも溶接しないといけないのでやることがいっぱいです(;´д`)。
夏場までにビッグホーンを何とかしておきますから、ひろさんもDT-1Fをよろしくね!
by トプ・ガバチョ (2013-05-10 07:06) 

ニッパチ

まだまだ山間部の春は寒さが厳しいですね^^;
それにしても今回は踏んだり蹴ったりでしたね、でもトラブル回避能力というかリカバリーがいつも見事ですわ( ´ ▽ ` )ノ
そして、やっぱり林道最高です(^^)
by ニッパチ (2013-05-10 07:59) 

ほりぐち

TOPさん、以前ご教授いただいたAIDナビ、とうとう購入致しました。昨今の遠視(兼近視&乱視)ゆえ、7インチを張り込みましたがそれでもワンセグ付きイチニッパ!と、大変お買い得でした。(量販店だと32800ですね。)ホント、有難うございました。

KLXを積んだ激走ミニキャブ、想像するだけで可笑しいです。
by ほりぐち (2013-05-10 21:44) 

トプ・ガバチョ

>ニッパチさん、ちわっす!
そうなんですよね。
横浜で暮らしていると、マンションと言うこともありますが夜も寝苦しい暑さを感じることもあるのに、小海のあの寒さは氷点下ですからさすがにたまげました(;´д`)。
朝、ポリタンクの水を汲み出す際に、水がゆれたらシャリシャリいってました(笑。

>リカバリーがいつも見事ですわ

リカバリーと言うより、捨て身のお遊びと言う感じで、諦めが悪かっただけなんですけどね(^∇^)。
by トプ・ガバチョ (2013-05-10 22:00) 

トプ・ガバチョ

>ホーリーさん、こんばんは!
A.I.D.ナビの7インチを購入されたんですね!
あれは今ワテがミニキャブで使っている韓国製のものと同じですから、なかなか使い勝手が良いと思いますよ。
5インチは中国製で、ちょっと地図ソフトが頼りないかな。
ちなみに、今日アマゾンで確認したら、あの時7千円台だったのに、9800円になっていました。
円安の影響なんでしょうかね~!

ミニキャブはなかなか侮れないですぞ~!
バイクを積んだ状態で50km/h~30km/hで走ってましたが、一度わざとコーナーでアクセルを踏み込んで逆ハンを切りました。
でも、そんなことするより普通にグリップ走行していた方が速かったです(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2013-05-10 22:05) 

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