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成層圏くん@春の白銀林道 [ランチア・ストラトス]

13年3月3日ストラトス白銀林道A-520.jpg
 春一番が吹いて、いよいよ過ごしやすいシーズンになるところですが、ワテは「この前の雪も、この暖かい風でなくなってるな」と考え、3日(日曜日)は箱根の白銀林道を成層圏くんで走ってこようと思い立ちました。
 朝9時頃家を出まして、横浜新道・藤沢BP・新湘南BPと順調に進みますが、国道139号が平塚で渋滞。なかなかここが2車線になってくれないので、ちょっともどかしいですね。
 西湘BPは全く混雑することなく快適に走れました。そのまま箱根新道方面に進んで国道1号に出て、箱根湯本
から三枚橋を左に折れて旧道を登れば、白銀林道方面の分岐に出ます。これを左に折れて少しすると、いよいよ林道入口が現れ、その分岐を右折すると白銀林道ですが、ここからしばらく先まで舗装されています。しかし、枯葉と土が混ざって雪解け水で湿った腐葉土のようなものがやたらに多く、コーナーでは4輪全部がすーっと外に流れることもありました。それに、枯れ枝やこぶし大の石も結構落ちているので、それを避けたり、大きな穴が舗装路面にぽっかり空いるのを警戒したりで、意外と気を使います。
 箱根ターンパイクを横切る橋を過ぎると、程なくダートの第一区間に入りますが、この4km弱の区間の登りには、林道を横切る形で木製のフレームが打ち込んであって、これで雨水が道沿いに流れて路面をえぐらないように、路肩に流れるように誘導しているのですが、これがちょっとした段差になっていて、乗り越える度に「ゴンッ!」「ガタン!」とやたらショックと打音が響き、車体に良からぬ影響大です。大きいものでは10cm位の段差になります。仕方ないので、これがなくなるまではなるべく段差の少ないところを踏むように走りましたが、平坦になると木のフレームはなくなります。やっと心置きなく走れると思ったら、道を塞いで軽トラが止まっていて、何やらドーベルマンを降ろして散歩か何かしていました。あわててその人は車をどけてくれましたが、ちょっと走るとこの区間はあっと言う間に終わってしまいました(^∀^)。第一区間はこの後も断片的に2箇所ダートが残りますが、合わせて1kmもないようなものです。
 ゴルフ場方面の分岐から先は、ダートの第二区間。2kmもあるかどうかですが、ここも多少雨水対策の木のフレームが植え込まれていました。ただし、第一区間のように段差が強くないので、多少飛ばしても大丈夫そうです。
 星が山公園のところからはいよいよ白銀林道で一番長いダートの残る第三区間です。ここはゲートが閉められていることも多いのですが、基本的に施錠はされていませんので、開けて入ったら必ず閉めておくようにして走れば問題ないでしょう。この日は初めからゲートが開いていましたが、入ってみると結構トレッキングの皆さんがいて、なるだけ静かに走るようにします。そのうちダートが始まって、今度は普通に流して走っていますと、日曜なのに林道の壁側に網を張る作業をされている方達がいらっしゃいました。車をどけてくれて、お礼を言って横を抜けさせて頂きますと、また別の方達が張り出した枝か何かの切断作業をしていました。ここでも車が道を塞いでいたので、頭を下げてどかしてもらいました。さらに先でも同じように何かの作業をされていて、ここでもペコペコ頭を下げて通してもらいましたので、ちょっと勢い良く走ることなど無理ですね(;´д`)。でも、後半はもう作業者もなく、やっと普通に走れるようになりました。
 ランチア・ストラトスのタイヤはノーマルで205/70・R14、成層圏くんのワークス15インチホイールでは205/60がサイズ的に丁度良いですが、フロントが8J、リアが9Jなので、リアタイヤは225/60を付けています。オフロード用なら195/70・R15でも良いでしょうが、これですと9Jは要りませんね。将来お金ができたらスペアでオフロード用の7.5J位のワークスホイールが欲しいです。レプリカのアルミホイールがあるので、それを利用できるかも知れませんが、結構これが高価なんですよねー。昔購入した本物と値段的にあまり変わらなったので、「それならマグの本物の方が良いじゃん」と思っていたら、テクノマグネシオ(カンパニョーロ)はもうこれを生産してないんですよねぇ…。
 成層圏くんに使っているピレリP7は、当然グラベルでは大してグリップしませんが、林道には轍ができていることが多く、これにタイヤが掛かるような感じになって、意外とコーナーではそこそこグリップしてくれます。もちろん、ちょっとオーバースピードでコーナーに入ると、尻が流れて修正するのがせわしなくなります。とりあえず、この最終区間を走った時の動画をこちらにアップしておきました。バイク用のDRIFT HDカメラを使いましたが、この170度と言う画角はちょっと車ではダメですね。あまりに広範囲を写し込むので、車内の暗いところに自動露出が反応し、外は日影以外は皆真っ白に飛んでしまいました。また、サイドウィンドーがもの凄く大きく写り、フロントウィンドーが普通の車みたいな形に見えちゃいます(笑。ペースはせいぜいストレートで5~60km/hで、コーナーでは30km/h程度です。
13年3月3日ストラトス白銀林道B-520.jpg
 さて、白銀林道を抜けてしとどの窟に出ると、そこは椿ラインです。タップリ付いたタイヤの泥を落とすべく、快適に流していると、いつの間にか後ろに黒い走り屋さんの車がビッタリくっ付いてきます。バトルごっこを楽しむべく、お付き合いしてそのまま2速で登り区間をフルスロットルに(^∀^)。しかし、5000rpmから7000rpmまでを使って走っても、さすがは現代のターボ車の加速は凄いですね。ストレートではあっさり詰められちゃいます。窓を開けていましたんで、真後ろに付かれた時「プシュー!」と勢い良くターボの音が聞こえていました。結構きっちりいじってあるみたいですね。大きなコーナーでもビシッと後ろにくっ付いていましたが、タイトなコーナーではさすがに苦しそうで、多少離れていました。しかし、ストレートになると一気に詰められますから、直線が長くコーナーも大きいものが多いターンパイクの登りでは、間違いなく置いていかれちゃいそうですね。ちなみに成層圏くんは一度も尻を滑らすどころか、スキル音すら立てませんでした。
 しばらくプチバトルを楽しんで、大観山パーキングに寄りますが、黒い走り屋さんはそのまま真っ直ぐ行っちゃいました。手を挙げて挨拶して分かれましたが、あちらさんはR33だか34だかのGT-Rでした(後ろがカクカクしたデザインのやつ)。
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 大観山パーキングで一休みした後、箱根新道を下りて行って、今度は国道1号から石垣山方面に進みます。この道は丁度良いワインディングになっていて、他の車もあまりいないので、遠回りにはなりますが、あえてこちらを使って下に抜けて、西湘BPの早川ICから帰ることが多いです。でも今回は、往路でビデオばかり撮っていたせいで、写真をほとんど撮っていなかったので、もう一度白銀林道に向かって写真撮影目的に第一・二区間を走ることにしました。
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 この画像はターンパイクと交差する白銀林道屈指の撮影ポイント。昔はここもダートだったんで、より一層写真を撮るには良い雰囲気でした。この時もポルシェやスーパー7等が走り抜けてました(^∀^)b
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 これは第二区間のダートで、この先に星が山公園があります。この公園はとても見晴らしの良いところにあって、遠く伊豆大島がくっきりと見えます。ちょっと上の方に駐車場がありますが、あまり皆さん使ってないみたいで、いつもガラガラです。
 それにしても、路面のくぼみに雪解け水が結構たまっている箇所が多いせいか、成層圏くんもかなり汚れちゃってますね。
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 星が山公園からの下り。伊豆半島が右に伸び、正面には大島が見えますね。道はコンクリ舗装の勾配のキツ目の道ですが、下に抜けると真鶴町で、そこから県道にでも国道139号にでも出られます。国道はちょっと混雑気味だったので、県道で東に進むことにしましたが、しばらくして合流。渋滞路をじわじわと2km程走って、やっと西湘BPに乗れました。
 まだ午後2時ですが、西湘出口からはいつも通り渋滞。結構ここで時間を使いましたが、その後は混雑もなく、3時過ぎには帰宅できました。
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 どんだけ汚れたのか、恐る恐るカウルを開けて見ると、ご覧の通り泥が乾いて真っ白。フロントも同じですが、まだ時間が早いので徹底的に洗車して土砂を洗い落としました。
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 完了したのはもう5時過ぎですが、ついこの前までは午後4時半には暗くなっていたのに、知らず知らず日が延びてますね。おかげで、かなり細かいところまで砂汚れを除去できました(^∇^)v
 白銀林道は今や神奈川県に残る唯一のそこそこまとまって走れるオフロードです。今回は日曜なのに作業している方達がいらっしゃいましたが、迷惑にならないように平日は極力避けた方が良いでしょうね。


ちょっと補修@成層圏くん [ランチア・ストラトス]

13年3月2日成層圏くんA-520.jpg
 昨日春一番が吹いて、いよいよ三寒四温になって、どんどん暖かくなっていきますね。すると逆に成層圏くんには乗れなくなる季節もぐっと近寄ってきます(;´д`)。6月前半で限界でしょうねぇ…(笑。しかし、今の時期は一番この車には良い感じで、既に窓は全開(と言うか半分しか開きませんが)ではあるものの、体感温度は20度位で丁度良い感じですね。せっかくだから、去年破れてしまった運転席側のシートの補修をすべく、成層圏くんを引っ張り出してみました。
13年3月2日成層圏くんB-520.jpg
 このシートの左側の曲がった部分は、乗り降りの際に尻が当たる箇所なので、どうしても生地が薄くなったり、縫い目の脇が破れやすかったりで、結構シートの全張り替えやこの部分だけを張り替えているランチア・ストラトスを見ています。経年劣化もあって、仕方ないところなんでしょうね。我が成層圏くんは、助手席の左側がどう言う訳か先に破れていまして、何年か前に裏がテープになった伸縮する生地のシートを切って貼り付けましたが、これがなかなか丈夫で今も普通に使えています。問題は色が普通の青で、シートの紺とはかなり色的にズレがあることで、少しでもそれを隠すべく、染めQのネイビーで色を整えましたが、それでもかなり青っぽいままです。今回入手したのは、伸縮性のある生地のものではなく、バケットシートの表面のような材質の生地で、色は初めから紺色が用意されていました。これを破れたところと薄くなったところに貼ってみましたが、こちらは車から降りる際に、生地の端に尻が擦れてしまい、少しだけですがくるっと巻いたようになってそのままテープの糊で固まってしまいました(^o^)。ここにもう一枚補修生地を重ね、後はまた染めQで色付けしたものの、元の紺色と染めQのネイビーはあまり変わらない色でした。シートの紺はもう少し紫がかって濃い感じですから、やはりはっきり補修部分が目立つものの、穴が開いているよりはマシですから、これで良しとしましょう(^∇^)v 後日、例のフロントガラスを交換する際には、多分ボディペイントも行うでしょうから、その時にシートの部分張り替えをしてもらうことにします。
 それと、画像を撮り忘れていましたが、最近リアカウルの固定がしっかりしていないのか、ちょっとしたギャップでガタガタと音がしますので、カウルを取り付ける、フレームから伸びたアームを確認すると、直接その上面にカウルが当たっているようで、塗装が剥げて鉄の地が出ていました。そこにバイク用のチューブから切り出したゴムを強力両面テープで固定し、クッションにしておきました。これで試しに走ってみると、多少はガタピシ音が弱まったものの、低速で路面の凹凸を跨ぐと、ゴゴンと言う音は相変わらず出ていますね。以前からフロントからそうした音が聞こえていましたが、リアはそう大きくなかったので気にしていませんでした。でも、気になりだすとそればかりが聞こえてくるようで、どうもいけませんね。まさかと思ってサスペンション回りを確認してきましたが、別段ガタはきていませんでした。でも、ブッシュ類がどこか劣化しているとも考えられますから、全塗装する時は大掛かりなOHも必要かも知れませんね。

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 さてさて、成層圏くんとは全く関係ないのですが、去年突如HDDが死んだずっと前から使っていたPC(Windows XP)が、今度は急に立ち上げ時に画面がザラザラ模様になったり、こんなになったりして、強制的に電源を切るしかできなくなっちゃいました。多分、グラフィックボードの故障でしょうから、PCIに対応したやつを注文しました。いい加減捨てても良いのですが、まだ使えると思うともったいなくて(←貧乏性^o^)。同じタイプの一つ前のモデルはまだ故障知らずで使えますから、それとニコイチにしても良いのですけどね…。
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 もう一つ雑記ですが、金曜日にプレート抜き取り手術後の経過確認で、病院に行ってきました。すると、もう切開した部分は下の方でつながっていて、表面こそ切れた痕が生々しく谷間ができていますが、先生はもう包帯も絆創膏も剥がして良いとのことです。その上、通院もこれで終了にしても良いそうで、これで「完治」のお墨付きをもらった次第です。もちろん激しく手首を曲げると「ピキッ!」と痛みが走りますので、完全に直った訳ではないんですが、後は自然に治癒するのを待つのみです。これで相手側の自動車保険からの保障金と、自分で入っていた生命保険の方からの保険金が多少入ってきて終了になります。11年10月30日の事故から1年と3ヶ月。骨に開いた穴が埋まるのに3ヶ月から半年とのことですから、この夏過ぎが完全に治ることになるんでしょうね。それまではバイクでコケて左手を突くようなことのないよう、気を付けないといけませんね(^∇^)。





Newフロントガラス!@成層圏くん [ランチア・ストラトス]

13年2月25日ストラトスFW-520.jpg
 以前よりお世話になっているイタ車パーツにめっぽう強いお店であるFLMCさんで、先月にランチア・ストラトス用のフロントウィンドーが入荷予定となっていて、長らく探していたものがようやく入手できそうになったので、ここは後先考えずに予約しておきました(^∇^)。正直言って、年末にでる太&成層圏くんのW車検(修理も)があったおかげで、お財布の中身はちょいとお寒いのですが、この機を逃すと今度は何年待つやも知れず、とにかくまずは予約しておいたんです(^∀^)v それを取りに月曜日にFLMCさんのところまで行って参りました。ついでですから、冬場はともかくこのところ水温の上昇が気になるので、ウォーターポンプも一緒に購入させて頂きました。もう一つ、エアクリーナーも格安で出ていたので、それも譲って頂きまして、これまで取り置きしていた20年前の新品をやっと使えるようになります(笑。長らく20年前に二つ買ったやつの一方を使い続けて、汚れたらパーツクリーナーで洗浄してまた使うと言うような、貧乏くさいことをしていましたが、ようやくそれから開放されそうです(^∇^)b
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 せっかくだから、部屋の片隅に置きっぱだったフロントガラス用のモールを取り出してみました。なーんもしてないのに、微妙に色あせているのが不思議ですが、何しろずっと使っていない新品デッドストックゆえ、それまた然りですな。
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 Dinoエンジンのウォーターポンプは、デルタやその他のFiat系エンジンのものよりさすがに多少高価ですが、以前のように10万円近くするようなことはなく、随分リーズナブルになりましたね。今でもイタリアでは作っているんだそうです。
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 こちらがエアークリーナーのフィルター。青いのが今回購入した方で、20年前に買った赤いやつとは作りが多少異なってました。赤い方は紙のフィルターの内と外に金属製の網が掛かっていますが、青い方は内側に粗めの網があるだけで、外側は紙のフィルターが蛇腹折れでむき出しになっていますね。作りは昔のものの方が良さそうです。
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 こちらは7年ほど前にやはりFLMCさんで購入したクラッチキット。まだ使ってませんが、これは意外と安いので、出てきたら購入しておいた方が良いかも知れませんね。
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 で、同じ棚にテープを剥がしていない段ボール箱があって、その表面にこのクラッチキットのケースと同じ絵が貼り付けてあったので、ずっと「デルタ用に買っておいたものだっけ」と、勝手に納得して開かないまま置いてあったんですが、今回一応確認してみると、な、なーんとストラトス用のクラッチキットがもう一つ出てきた上、新品電動ファンモーターと羽が二つ、デルタ用のタイミング/オルタネーター/エアコンベルトセット等が出てきました(;゜д゜)。全く覚えていませんでしたので、正にアルツハイマーなワテでした(笑。2年前の車検後に、わざわざダメになった電動ファンをどうにかすべく、色々探して同じボッシュ製というところから割り出し、中古の独車から解体されたパーツを入手して取り付けたんですが、なーんと、全く同じものを新品で買っていたんですねぇ…。まぁ、後から買ったやつはカス値ですからちっとも痛くないですが、この新品は入っていた領収書を見ると当時10万円も出して買ってました。なかなか出てこないものですんで、それも仕方ないですが、ちょっと前に同じFLMCさんで入庫していたやつは、その半額位になってましたっけ。円高や海外での相場でかなり値段が上下しますね。
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 倉庫には元から付いていた前後ショックアブゾーバー&コイルスプリングや、新品のテールランプやウィンカーレンズ等が仕舞い込んでありますが、部屋の押入れにもいくつかパーツを詰め込んだ段ボール箱があって、何が入っているのか完全に忘れてましたんで開いてみました。
 ストラトス用のフロントエンブレムとバックランプのレンズが出てきましたが、これも20年前に入手したものを大事に取ってあったんですねー。エンブレムは当時2個買って、一つはこのように箱入りにしてあった訳です。
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 ステッカー類も色々取り置きしてました。「STRATO'S CLUB」のステッカーは、布製のワッペン・ポストカードともども、わざわざ海外から会長さんが送って下さり、ビックリした記憶があります。もったいなくて使えません(^∇^)v
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 こんなものも段ボールに突っ込んでありましたが、このキャレロのランプはちゃんとした左側通行用です。ただし、1個だけ(笑。筆記体で刻印されたもので、今使っているやつは活字体ですから、使うに使えません(爆。まぁ、将来同じやつの“はぐれ者”が出てきたら購入して使いたいですね。2個セットですとべらぼうに高い値を付けられますんで、まず買えません。
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 ストラトスのパーツではないんですが、こんなものも出てきました。Beta工具を色々購入していた頃、サービスで譲って頂いた車体保護用のシートで、意外とこれって貴重かも知れませんね。2枚貰って、1枚は以前使っていたんですが、経年劣化でプリントもひび割れ気味になっていました。こちらは使わずに袋に入ったまま仕舞い込まれていたので、きれいな状態でした。裏の滑り止めの布地もきれいで、何か使うのがもったいないですね(笑。
 7年前の引越しの際に、バイクのパーツも含めて、とにかくやたらに段ボールに突っ込んで持ってきたので、何がどこに入っているのかどうもはっきりしないまま時間が経ってしまいましたが、今度きちんと整理整頓しておかないといけませんね。それにしても、完全に記憶の外にあったものが今になって見付かると、何か得した気分になりますが、当時高いお金で購入していたんですから、実はちっとも得している訳ではないんですけどね(^∀^)v


ストラトスの記事@ネコ本 [ランチア・ストラトス]

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 12月発売のTipo誌に我が成層圏くんを載せて頂いたレポは以前ご紹介しましたが、昨日アップしたマンガ本もネコ・パブリッシングから出たものです。さらに、ちょっと前にROSSO誌では10月に大磯で開催されたランチア・ランチに招待されたS.ムナーリ氏のインタビュー&ストラトスを運転するDVDが付いて発売されていました。徳島のストラトスクラブジャパンの会長さんのHさん所有のロスマンズカラーの美しい、Gr.4カーが表紙を飾るものでした。
 ほぼ時を同じくして、ネコから「SUPERCAR COMPLETE FILE」と言うシリーズの第2弾で、ランチア・ストラトス専門の本が出ていました。これは4200円と高価なハードカバー本で、ストラトスがレストアされた時に随時取材して、細かいパーツ類を画像に収めたものです。この紺色のストラトスは、元々水色の車両で、大黒仲間でみんカラ仲間でもあるけんちゃん666さんがしばらく前に購入されたものを、キャステル・オートさんに依頼し、2年間かけて徹底的にレストアしたものなんです。多分、今世界中にあるストラトスでも1・2位を争うほどのきれいな車体ですが、そのレストア時に分解・洗浄したパーツをたくさん並べた本を出版するとは、なかなか大胆ですね(^∇^)。一応、最初の2割くらいは、良くありがちなストラトスのヒストリーやスペックが書かれていますが、途中からはパーツの画像がほとんど。パーツリスト等も小さくプリントされたものが多少載っていますが、相当マニアックです。正直言って、ストラトスに関わる皆さんにとっては、最高に有り難い本になりましたが、一般のストラトス好きの皆さんには、どこまで喜ばれるかは微妙です。だって、クラッチ盤の画像を見て「萌え~!」、ピストンやリングを見て「
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」となる人が一体何人いるかです(笑。もちろん、断片的にパーツ画像が埋め込まれているのは良いですが、これは「パーツリスト」みたいな塩梅ですからね。で、値段が4200円。出版にもかなりの勇気が要ったと思います。それにしても、ワテには本当に嬉しい本でした!(ちなみにVol.1のカウンタックLP400もけんちゃん666さんの車両なんですよ~)
 お隣は先月末に発売された「Car Magazine」の3月号。巻頭特集はコルベットスティングレーC2で、他にMG-Bも特集記事になっていました。でも、別段ストラトスは採り上げられていないのですが、実はほんのわずかだけ載ってるんですよ~(^∀^)v
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 昨年12月の第2回代官山モーニングクルーズに参加した時、カー・マガジン誌が協賛でして、参加した皆さんは写真と共にインタビューも受けていました。で、これが1月に発売された「Car Magazine」に載るのかと思って取り寄せましたが、残念ながら載っておらず、ネコパブサイトのスタッフブログかFacebookか何かで、今回は見送った旨が書かれていて「な~んだ」と思っていました。でも、先日何気にまたサイトの何かを開いてみていたら、モーニング・クルーズの記事らしきものが見え、それによると1月26日発売の号に載せているとのことでした。さすがにもう第4回が開催されている時に、第2回の記事ですからアレですが、とりあえず良かったです。
 で、例のごとくAmazonで取り寄せて確認してみると、我が成層圏くんがコメント付きで載せてもらえました! 同じく「モディファイが光る参加車両」のところでは、4台のうち3台がお友達のもの! 有明会みん友のキンヤさんのトライアンフTR4、ランチア仲間のデルタさんのマルティニ5、同じくぱぉんさんのコレッツィオーネがバッチリコメント付きでピックアップされてました。また、この日に誘ってくれたハマCafe仲間のシバッチさんのクリオも別項目でコメント付きでアップされてます! 全体では80台以上集まったので、多少漏れているようですが、それでも60台以上載っていました。今にして思いますが、第3回で120台に達し、遠慮した第4回は何と7時10分で「満車」となって入れなかったそうですから、早いうちの回に参加しておいて良かったです。多分3月以降は陽気も暖かくなることでしょうから、第4回よりももっと凄いことになるでしょう。運営する側も、今後は何らかの制限を設けるかも知れませんが、上手に運営して続いて行くと良いですね。
 それにしても、ここしばらくの期間、妙にストラトスネタの本に縁がありましたが、38年前の車が未だに雑誌に頻繁に採り上げてもらえるのは、やはり今でもカーマニアには人気がある証拠なんでしょうね。ワテもお金があればきれいにレストアしてやりたいところですが、やっぱ当分無理かな…。

ストラトスの漫画@Tipo誌 [ランチア・ストラトス]

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 数日前に何気なくAmazonでランチア・ストラトス関連の雑誌でもないかなと思って検索していたら、この『BOLTS AND NUTS!』と言う漫画がヒットしました。何かストラトスを描いた表紙が面白そうだったので、早速注文。1日で届くのがAmazonの良さですね~。
 この本は、毎月『Tipo』誌に連載されている、田中むねよしと言う漫画家が描いているものを単行本にまとめたものです。購入したのは第20巻になります。期待しつつ読み始めてみると、何か70年代アメリカ仕様の車の話やディーノの話などを、3人の登場人物で話し合っているようなストーリーが続き、一瞬「何これ?」と思いましたが、途中から筆者と思われる主人公がスーパーカーブームの少年時代に何かの催しでストラトスに乗ったことや、その後オリジナルを運転させてもらった話、さらに後にCAEレプリカを運転した話等、思い出話を喫茶店だかファミレスのようなところで他の登場人物と話すと言ったシチュエーションでした。
 「ふーむ、ここで描かれているアクセルペダルは、ブレーキ&クラッチと同じ吊り下げ式だが、ワークスカーはともかく、本当はセンターコンソールから横に出た踏み下げ式なんだが…」などと、細かいことに突っ込みを入れつつも、面白く読ませて頂きました。ただ、『GT roman』で有名な西風さんのマンガとは全く異なり、「走り」がほとんどないオタク系の主人公の体験と妄想がほとんどで、他の車で固められた別の巻は、正直言って読みたいかと言うと「否」。やっぱり車同士の走りをからめての話なら、ランチアだろうがどのメーカーの車だろうが、面白くてついつい全巻買っちゃいますけどね。例えば、バイクものの『キリン』で有名な東本昌平さんの『SS』なんか、ランチアは1台も出ていませんが(厳密にはちょっと解説的なシーンでデルタS4&トイボネンが描かれますけどね)、ぞくぞくするほど面白かったですもん。その点ではこの田中むねよし氏のストーリーの展開方法はちょっと残念でした。
 ストラトスの話は2話であっさり終わり、スーパー7やその他のオープンカーの話、スーパーカーブームの話やべスパの話等が続いて、もういいかなと思ったら、突如舞台が72年頃のイタリアに移り、タルガフローリオで初期の未公認の頃のマルボロ・ストラトスに立ち向かおうと、段付きアルファGTAを無茶な改造をして軽量化を図って失敗する、イタリア人エンスーが主人公の話になります。これは、それまでと何の脈略もないものですが、「走り」をメインに置いたもので、とても面白かったですね。ナゼこのキャラを主人公にして話を続けないのか、ちょっともったいないと思えるものでした。
 その後はまた本人の空想話やスーパーカーブームの思い出に戻り、この巻は終了。せっかく良い絵を描く腕があるんだから、もっともっと走りを前面に出したキャラでの話にすれば良いのにね(^∇^)。そう言えば12月に発売された、我が成層圏くん&でる太くんの映っている『Tipo』1月号にも当然彼の連載がありましたが、何か初心者のねーちゃんがミニに乗り始める話でしたから、タイトルこそ不変でも、内容は突如として変更してしまうようですね。
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 ちょっと気になったので、いつ頃から連載が始まったのか確かめるべく、古いTipo誌を引っ張り出してみました。87年頃から色々な車雑誌を買っていましたが、特にデルタ16Vに乗る前辺りからは、とにかくランチア関連の記事があればどんな車雑誌でも買ってましたね。Tipoもケツの青い当時のワテには面白い外車専門誌で、良く買っていました。今は大半が段ボール箱に押し込まれてどこかに追いやられてますが、ランチア関連の特集号は本棚に立ててありましたんで、その辺からピックアップしてみます。
 左の037ラリーが表紙を飾っているのは91年9月号で、ミッドシップカーの特集でした。ランチア・ラリー&ベータ・モンテカルロがその中で使われていました。特集外ではアルピーヌA110のことが書かれていて、面白い内容ですが、まだこの頃にはマンガは連載されていませんね。
 隣のデルタ・マルティニ5が表紙を飾った号は、92年の12月号で、特集は「今が旬のエンスー車」となった、何ら脈略もない新旧国産外車が色々な値段別にとりとめもなく並べられたものでした。単独の車の記事としては、アルファ155と75、ランチア・デルタのものがそれぞれ4ページずつ特集されていました。で、マンガがあるかと思って見てみると、ありました。「桜新町の懲りない面々」と言うタイトルの、広井てつおと言う方の作品が載っていました。Vol.4ですから、92年の9月から始まったんでしょうね。内容は中山蛙さんらも登場するエンスーもので、Tipo誌の編集スタッフがミニを色々いじってサーキットで楽しむ様子が描かれていましたが、さすがにスタッフを描いたものでは、内輪でウケても、あまり読者の心を掴むのは難しいかも。ぶっちゃけ、ワテもこのマンガの存在そのものが記憶に全く残ってませんでした。
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 で、こちらですが、左のまたもや037が表紙を飾ったやつは93年8月号で、037ラリー・ストラトス・Fiat131ラリー(どれも赤)が巻頭特集になってます。それに続くようにデルタEVO1が10ページにわたって特集され、さらにアウトビアンキA112の記事が5ページ続きます。他の特集では、プジョー205やアラードJ2Xと言うクラシックカーのものが見られます。マンガですが、この頃はまだ「桜新町云々」が続いていましたね。
 画像には出していませんが、95年8月号はマルボロカラーのワークス風ストラトスが表紙を飾ってる号がありますが、この号では田中むねよし氏の「ボルト&ナット」の連載が始まっていました。それによると、Vol.7ですから、このマンガは95年2月からの連載開始になりますね。2013年の2月の今、丸18年が経過している訳ですから、かなりの長期連載です。
 画像真ん中の96年10月号は、阿部商会が昔所有していて、カーグラフィック誌でも80年代初めにテスト記事が書かれた本物のGr.4カーでピレリカラーのセミ・ワークスモデルが表紙を飾っています。これは今どちらで保管されているのか分かりませんが、大変貴重な車両です。
 おっと、話が横道に逸れましたが、初期の「ボルト&ナット」は、田中むねよし氏が乗っていらしたロータス・エランとの日常のふれあいを描いているようです。色々と旧車に乗る皆さんが共有する故障その他の苦労話に加え、様々なモディファイや改良等、エンスーな話が続いていく訳です。ワテはこの頃からあまり車雑誌は買わなくなり、このマンガがどのように展開していったのかも知りませんが、ネット上で検索してみると、どうも田中さんご本人がエランを手放して、マンガも一旦その流れが途絶え、喫茶店でオタクが思い出&妄想話を語り合うと言った形態に変化したみたいです。そこで
結論ですが、『BOLTS AND NUTS!』は、エランとの奮闘記の巻までは面白そうですが、喫茶店だかファミレスだかでのエンスー談義になってからの巻は、自分のお気に入りの車を題材にした話のみ買うのがよろし(^∀^)v

 それにしても、表紙の赤いストラトスの絵は焼き芋みたいにもっこりしてますな~(^∇^)v


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