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チェックしがてら釣っていた@丹沢湖の成層圏くん [ランチア・ストラトス]

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 13日に渋滞路の中を長時間走り、その後山間部の峠道でもチェックしましたが、高速道路の一定スピードでの水温上がりの状況がどうなっているのかを確認すべく、15日に保土ヶ谷BP+東名高速で大井松田ICまで進み、山北の丹沢湖まで行ってきました。
 そもそも高速道路での水温アップは、去年頃からずっと続いていました。本来なら多くの風をラジエーターに送り込むことができるはずですが、5速3500rpm・100km/hで走っていても、なぜか水温計で90℃を少し上がった状態になり、それから水温が落ちることなく、距離が伸びれば90℃ラインとレッドゾーンの始まるラインの中間くらいまでは行ってしまいます。一番端が130℃ですから、普通に考えて110℃程度まで行ってしまっている感じです。例えば、今年5月のトライアンフ・ミーティングでは、浜名湖までの道のりで新東名を走り続けていると、決してスピードを上げなくても100-110℃くらいになり、SAで停まるとクーラントが漏れ出てくることがあって、補給のために4リッターのものを持って行ってました。浜名湖までは途中で下道を使ってダム湖巡りをしましたが、水温は高値安定状態になってました。
 6月にあった熱海の催しでは横浜新道から藤沢BP、新湘南BP、西湘BP、真鶴道路、熱海ビーチラインをつないで走った時も、会場に着いた時にはクーラントが多少吹き出し、催しが終わった後で伊東の一碧湖に向かうと、長い時間止めておいて一旦冷やされた上、冷却液も補充しておいたにもかかわらず、一碧湖に着いた時にはかなり水温が上がっていました。渋滞はなかったですが、帰宅後も高水温でオーバーフローしていて、すっかり沸騰するようになってしまいました。
 こうした自動車専用道路での長時間運転の際に100℃を超えて停まったらオーバーフローすることが頻発していましたが、それがどのように改善したかを確認するのが目的でした。
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 まず、10時半頃に家を出まして、前述の通り保土ヶ谷BP+東名で大井松田ICに向かいます。下道では元からの水温計で90℃程度、後付けデジタル水温計で85℃程度で、渋滞がなければまずどちらの水温計も良好な値です。自動車道に入ってもしばらくは元の水温計でも90℃、デジタル計では80℃ちょいでしたが、厚木を過ぎる頃には元の水温計で90℃を少し超えて安定していました。それでもデジタルの方は変わらず80℃前半。この表示の差がどうも釈然としませんが、とりあえず春のようなひどい状態には至りません。トップ画像は中井PAでのものですが、クーラントの噴き出しは皆無でした。やはりポンプの交換で多少は改善しているのでしょう。
 大井松田ICで下りて国道246号に入り、しばらく西走して山北から県道を北上し、丹沢湖に到着したのが12時半くらい。丹沢湖は三つ葉のような形で、中央が北に延びる中川温泉方面で、道は本来なら神ノ川林道(犬越路)として国道413号道志道につながりますが、現在はフル舗装の上厳重な柵で通行禁止になってます。これに対し、西側は世附(よづく)川方面で、元々長い世附林道があったところです。ここは北岸だけ開放されていて、南岸の一方通行路は途中から柵が設けられています。東側は玄倉(くろくら)川方面で、こちらにも10数kmの玄倉林道が東に延びていました(現在は舗装済で途中から通行止め)。この玄倉エリアも片側(北岸)だけ一方通行になっていますが、通行止めにはなっておらず、途中道幅の広いところも多くて、湖畔に下りられるところも何箇所かあります。前にデルタでやってきたのもここですが、国道246号から合計10km程は山間部のワインディングを走ったものの、水温は元の水温計で90℃、デジタルで82℃程度で、一時は70℃台まで落ちて、電動ファンの自動スイッチも切れることすらありました(80℃でスイッチが入るように設定してます)。もうこれなら心配は無用でしょうが、ちょっと元からの水温計の表示があまり下がらないのが気になります。元からのセンサーに問題があるのか、メーターそのものの感度が鈍いのか分かりませんが、とにかく表示が以前も今も渋滞時や高速道路では90℃オーバーで安定するのは変わらないので、ぱっと見何ら変わってないように思えてしまいますね。と言うより、後付けのセンサーが低く表示しがちな感じです。そうなるとちょっと問題ですね。
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 成層圏くんを広くなった道端に止めて、早速湖畔に下ります。湖沿いの道が整備される前に設けられていた河川敷に下りる道が残っていましたが、これは上の道にはつながっておらず、最後のところで2m位の段差になって消えています。ガードレールをまたぎ、標識の鉄柱や奥の木の幹等を使って段差を下りてスロープの道を歩きますが、せっかくの道を普通に使えるように新しい道を作る際に上手につなぎ合わせれば良かったのに(;´д`)=з
 橋の上から湖面を覗くと、前回と異なり水質はクリアではなくて、アオコのようなもので茶色いものが水面を漂っていました。相変わらず魚影はほとんどと言うか全く見えませんが、どこかにいることは間違いないのでしょう。とにかく持ってきたパックロッドを出して、5cmのルアーを投げてみますが、やっぱり反応なし。ベイトフィッシュが水面でパチャパチャやってませんし、ましてやバスのボイルなど皆無です。
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 そのうち風が立ってきてとても涼しくなり、水面の茶色のアオコのようなものも流されてスッキリしましたが、結局魚影はサッパリ見られず、釣りは2時には切り上げて戻ることにしました。上から見るとこんな感じでとても良さ気なポイントなんですけどね~。
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 湖沿いの道を戻りつつ、止めておいた車内に熱がこもって暑苦しいので、しばらく走って休憩所のようなところで停まってワテもベンチで涼むことにしました。前のレポでもアップした通り、外気温が27℃でも車内は45℃になるように、9月では正直言ってずっと乗っているとたまらないですね。山上湖の丹沢湖では、多分気温は25℃あるかどうかでしょうが、車内は真夏と言う感じですね。駐車中の熱こもりのおかげで、シートが熱いこと(^∇^)。ドアを両開きさせて、少しでも冷やしています。
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 こらが車内の様子で、張り替えたシートがきれいでしょう? 前のシートよりも色がちょっと濃い感じですが、仕上がりは悪くありません。しかし、片側10万円ですから、さすがに財布には厳しいですね。それ以外、車内では別段見た目に変わったところはありませんが、不調だったライトとコラムスイッチは分解してきっちり使えるようにしてもらいました。
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 国道246号に出るまではすいていましたが、手前の渋滞情報の掲示板で「東名高速 渋滞中」と出ていて、「ひょっとして…」と心配したら、案の定国道246号も車で溢れていました。高速も渋滞なんだから、わざわざお金をかける必要もないので、そのまま下道で帰りましたが、愛甲石田付近からは多少車の流れは良くなりました。でも、厚木からも渋滞気味で、結局元からの水温計で90℃を普通に超えたところで固定状態になり、デジタル計で94-6℃になり、走っている時のような表示の差は出ません。従来通りメーターパネル内の水温計を見て以前と比較するのが「違い」を見るのに最も有効ですが、その比較では正直差はなく、高速を3500rpmで走っても90℃を超えてしまいます。しかし、パーツ交換後はやはり水温計は高値安定状態になるものの、止まってもクーラントが噴き出ることはありません。同時に後付けデジタル水温系を確認すると83℃くらいの表示になっていました。これを信用すれば、水温は充分下がっていることになりますが、オリジナルの水温センサーとは別の位置にセンサーを取り付けていますから、こんなに温度表示にズレが出ちゃうんですね。実は従来の水温計のセンサーですが、まず冷やされたクーラントが右側から入ってくるのに対し、左側のシリンダー(横置きV6のクラッチ側)にセンサーが入っていて、一旦温度が下がったクーラントが多少なりとも熱せられた状態で計っていることになります。
反対にデジタルのセンサーは、冷やされたクーラントがエンジンブロックに入ってくるところに加工して付けられていますから、熱くなる前の状態で計っている感じになります。こんな具合ですから、走っている時(多少なりとも回転を上げている時)に表示に差が出るんでしょうね。それに対し、渋滞時は回転も上がらず、風もファンだけですから、さすがに水温が上がっても、エンジン熱量は回転が上がっている時ほど高くはならないので、そこそこの水温の上昇はあるものの、両方の水温計の値で大きな差が出なくなる感じになる訳です。
 しかし、沸騰してオーバーフローしなくなってますから、従来のメーターではあまり変わり映えしないものの、水温管理が上手くいっている証拠なんでしょうね。


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あさみ

こんにちは

シート綺麗になりましたね!
でも、一脚10万とは、びっくりです!
by あさみ (2014-09-22 11:59) 

トプ・ガバチョ

>あさみさん、こんにちは。
見た目にはシートの補修とフロントの塗装のひび割れがなくなっただけで、ほとんど以前と変わっていません。
水温も多少は良くなっているのは確かですが、5年以上前は元から付いていた水温計でも普通に90℃を超えることは少なくて、心配はなかっただけに、その時の状態に戻ったとはとても言えないですね。
しかし、作業代は中古デルタEVO1(10万km走行)が買えるような値段になっちゃって、打ちのめされています(;´д`)=з
by トプ・ガバチョ (2014-09-22 14:40) 

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