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災禍が取り持つ縁だった@道志方面の渓流釣り [ルアー・フライフィッシング]

14年7月26日道志川C-520.jpg
 7月6日の相模湖でのルアーつりの帰り道、日連れから青根方面に県道76号線を南下しつつ、道志ダムのしばらく手前で国道413号青野原方面に抜ける裏道に入って走っていると、あと少しで国道にでるところで土砂崩れが起こっていて、通行不能のためにUターンして青根から国道に出ました。そこから東に向かいつつ、青野原で災害現場を確認すべく、例の裏道に入って現場に進んで撮ったのがこちらの画像でした。その現場にはたった1人で真っ暗な中でペンライトを持って、山側から下ってくる車が崖崩れ現場に突っ込まないよう、その手前のブラインドコーナーの入り口に立って合図を送っている人がいました。その方がyutakaさんで、しばらく2人でぺちゃくちゃやりながら警察の到着を待っていましたが、話をしているとどうやら彼も釣りが好きで、この日も秋山川方面で鮎の友釣りをしてきたそうです。ジャンルは違えど、同じつり好き同士ですから、楽しく話しているとあっという間に時間も経って警察もやってきました。その際に伺った話が道志川には天然の山女魚が釣れるところがあるそうで、かつては放流もされていたらしいのですが、現在では管理されておらず、魚もそこに根付いた天然ものになっているんだそうです。後日そこを紹介してくれると言うことで、この日は分かれましたが、20日後の7月26日(土)に、久しぶりに管理釣り場ではない渓流釣りに出かけてきました。
14年7月26日道志川A-520.jpg
 当日は昼12時半に青野原の方でyutakaさんと待ち合わせになり、午後からの入渓になりますが、せっかくですから朝まづめから相模湖に行って、バス釣りを楽しんでおこうと思い、未明の4時頃に横浜を出発しました。
 持っていったタックルは、トップ画像にあるように、ウエダのスピニングロッド(パックロッド)にORVIS 50Aの組み合わせと、やはりウエダの7.5ftのフライのパックロッドに同カンタータ2250(#4ライン)でしたが、午前中の相模湖でのバス釣り用に、いつものベイトタックルも一式持っていきました。
14年7月26日道志川B-520.jpg
 相模湖では一番にポイントに到着したかと思いきや、地元の高校生らしきおにーちゃんが2人で既に竿を振っていて、別の位置からの釣りを余儀なくされました。その前の釣行で45cmをGetしたところなんですが、もう荒らされちゃってますから、ちょっと離れたところでやってもダメでしょう。実際しばらく竿を振るも、さっぱり反応がなくて、時間の無駄になると思ってあえて津久井湖方面に移動しました。
 津久井湖の沼本ワンドに到着すると、相模湖とは一変してこちらは大減水で、去年の秋は岸際の通路の藪のすぐ先に湖面があったのが、ずっと斜面になっていて水がはるかに先の方にありました。画像に見える水面に現れた陸地は、普段では完全に水中にあって決して見えないものです。どうも3m以上減水している感じですね。何はともあれ、全体的に浅くなっていますが、とにかくルアーを投げ込んでいると、一度ラパラDT-4を追いかけて大きなバスが手前まで寄ってきたところでプイッと見切られて戻っちゃいました。結局魚の姿はこれだけで、どんどん暑くなる気温にも負けて、10時には竿を畳んで道志道の方に移動することにしました。
14年7月26日道志川D-520.jpg
 道志道の青野原のコンビニで待ち合わせていましたが、かなり早く到着したワテは、お茶やパンなどの食料を購入しつつ、昼食を冷房の効いた車内でゆっくり取りつつ、yutakaさんの到着を待っていました。時間通りにyutakaさんは到着し、車と彼のスクーターを止められる場所に移動し、ウェーダーとフィッシングベストを着込んでフライのタックルも準備します。駐車したところから渓流に降りられるポイントまでは結構距離があって、しばらく下流側に歩いた後に獣道のような歩道を下って川原に下りますが、これが結構大変で、猛烈な暑さの中で風通しのないウェーダーを着込んでいるんですから、熱中症で倒れてもおかしくない感じでした。しばらく歩いてようやく川原に出ましたが、あまりの暑さにとても釣りどころではなく、しばらくウェーダーをはいた下半身を川の中に沈め、水中の岩の上に座って体を冷やしていました。どのみち、日中は釣れませんから、3時頃から釣りをしながら上流を目指すことにしました。
 道志川は信州や東北の山奥の渓流のように澄み切った水ではないですが、相模湖や津久井湖の水よりははるかにクリアーです。水温もやはり絶えず流れている訳ですから、湖よりは数段下がりますが、それでも25℃弱くらいはあったみたいですね。山に囲まれていますが、集落から近いところの川ですから、そうひんやりとした感じではないです。
 水中に座ってオサーン2人がぺちゃくちゃやってる姿は、はたから見ればナゾの光景でしょうが、午後3時頃には釣りを始めて動き始めました。yutakaさんは餌釣りで、ワテはドライフライでチャレンジです。
14年7月26日道志川E-520.jpg
 yutakaさんお勧めのポイントでフライを投げ込みますが、前半はなかなか魚の反応がありませんでした。スピニングタックルも取り出して小型ミノーを投げたりもしましたが、ラインをバス釣り時の6lbを巻いておいたものをそのままにして持ってきてしまい、ヤマメにはいささか太過ぎですから、ルアーで誘ってもラインが魚に見えてしまうでしょう。ですんで、スピニングタックルは早々に仕舞い込んで、以降フライに徹しました。
 なかなかyutakaさんの餌釣りでも魚は掛かりませんでしたが、1時間くらいしてやっと天然ヤマメを釣り上げました! 画像の通り、決して大きくはないですが、卵から孵ってここで育った魚です。しっかりとその姿をここで見られて良かったです。
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 yutakaさんの話では、この界隈は上流側のマス釣り場から落ちてきたニジマスが定着し、結構大物が釣れることがあるそうで、期待に胸が高まりますが、現実はそう甘くはないです(^∇^)b ワテのフライにもそこそこアタリがあって、フライが沈むとすぐに竿を立てて合わせるものの、どうも針掛かりしてくれません。なかなか難しいものがあるようですが、毛ばりがここでは大きかったからいけないのかと思い、#12から#14-16のものに落としてみると、アタリが連続でありました。しかし、何度神経を集中して糸の弛みを極力少なくして合わせても、魚の口に掛かってくれません(;´д`)=з
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 ユタカさんは2匹目をGETか?と言うところで上がったのはこれ。小さなカワムツでした。ワテの毛ばりをちょこちょこ突っついていたのもこれかも知れませんね(^∇^)v 餌はドバミミズと現地で捕まえた川虫でしたが、なかなか食いは渋かったですね。ちなみにyutakaさんの井出達は鮎釣り師そのもの。気合が入ってます!
14年7月26日道志川H-520.JPG
 ワテはこんな塩梅でしたが、ナイロンのウェーダーはやはり暑いですね。水に浸かっていれば良いですが、これで歩いているとすぐ顔がほてります。ベストはフローティング用の浮きになる素材が入っていましたが、この時は外してペットボトルやおにぎり等だけでなく、スピニングロッドやリールも突っ込んでいました。もちろん釣具用のポケットもたくさん付いているので、両手がフリーになって大変具合が良いです。靴底は渓流用に持っていたフェルト底のものですが、コケの生えた水中の丸い岩では、結構滑ることも多くて慎重に進みました。
14年7月26日道志川I-520.JPG
 最終的には、ワテにはアタリが5回あっただけで、魚は引っ掛かってこなかったです(ToT)。ま、これが実力ですし、当初から簡単には釣れる訳がないと思っていたので、アタリがあっただけでも良しとしないとね。一度はyutakaさんが見守る中でフライがスッと水中に沈みましたが、鬼合わせをしたにもかかわらず、やはり針に乗りませんでした。難しいもんですね~。
 上流に向かいながら釣っていると、もう6時を超えてしまい、日はまだ沈んでいなくても山間部の谷間ですから、そろそろ暗くなったので撤収します。しばらく先まで歩いて行くと舗装されたところに出やすいポイントがあるそうで、そこまで川登をしますが、水中が暗くなると見えないので、岩がどうなっているのか分からず難儀しました。ゆっくりしか進めないので、距離は短いのかも知れませんが、相当長く感じました。その上、往路で既に右かかとの靴擦れで、底の厚い皮が肉からズレてしまい、ずっと痛かったんですが、帰路は一層大変でした。やっと舗装路に出た時には既に真っ暗。しかもまだそこから国道までずっと上り坂を登る必要があり、国道からも駐車したところまではそこそこあって、yutakaさんともどもハーハーぜーぜー言いながら、ゆっくり進んでは休み、またちょっと登っては休みながら進みました。
 車に到着したのはもう8時半で、着替えたり何だりしていたらもう9時です。せっかくですから帰りがてら津久井の方に進んで一緒に夕食を取って分かれました。真夏の日中での渓流釣りは、往路の場合その装備からくる暑さに参りましたが、釣りをしている最中は水に浸かっている場合が多く、暑さをあまり感じずに釣りを満喫できました。帰りはメタボなオサーンにはかなりハードな歩きになりましたが、そんなことを吹っ飛ばす面白さがこの日の釣りにはありましたね! yutakaさん、素晴らしいところに連れて行ってくれて、本当にありがとうございました!(^∇^)v


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