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ドライブがてらに釣っていた@一碧湖 [ランチア・デルタ]

13年11月22日一碧湖A-520.jpg
 もう秋が深まり、朝夕はめっきり空気が冷たくなりましたが、横浜はまだまだ温暖で、その点印旛や霞ヶ浦よりは気温が高目ですね。日が出ていれば印旛等の関東の平野部の湖ももちろん暖かいですが、深夜早朝の気温はもう冬です。お目当てのブラックバスもなかなか厳しい時期に入ってきましたが、横浜より暖かいイメージの伊豆はどうなんだろうと思い、ちょっと調べてみました。
 伊豆半島は確かに温暖ですが、多くが山間部になり、標高の高いところは丹沢みたいな感覚です。でも、昔から有名なバスポイントである一碧湖は伊東市にあり、標高もさほど高くないので、まだまだ10月下旬の相模湖位の水温を保っているのか、ここの貸しボート屋さんの「百景園」のHPで釣果が報告されていましたが、11月半ばでも結構釣れているみたいでした。こうなると、「伊豆方面にドライブがてら釣りに行くなんて、考えてみると最高!」となってここはもう一気です(^∀^)v ここは木曜日にも紅葉狩りに使ったでる太くんに頑張ってもらって、早朝5時15分頃家を出ました。
 伊豆方面には思えば随分久しく来ていませんでしたが、先月の熱海ヒストリカで半島の入口のようなところまでは何年かぶりにやってきて、何か懐かしかったです。でも、そこから伊東までの15kmを走っていると、「そうそう、トンネルの脇に旧道があったり、国道から逸れて漁港があったりするんだったな~」と、以前散々走った道を思い出し、ひとりニマニマしながら運転していました。
13年11月22日一碧湖B-520.jpg
 西湘BPの辺りではもう日が出始めましたが、目的地の一碧湖には7時30分頃に到着。朝の空気は結構厳しく、吐く息は白くなりますが、日の当たる場所ではポカポカします。水温を計ろうとしたら、安物水温計がいつの間にか割れていて計測不能でしてが、そう低くはない感じでした。
 貸しボート料金と入漁料が必要になりますが、1隻2700円+500円になります。1日3200円ですから、4000円が相場の管理釣り場よりは割安になりますね。
 で、今回のタックルは、このところの定番になっているUFMウエダ・スーパーパルサーIIのベイトロッド(MH)+ABU2501(10lbライン)で、10g前後のルアーを投げることにしました。
13年11月22日一碧湖C-520.jpg
 同じくUFMウエダ・スーパーパルサーIIのスピニングロッド(L)にはORVIS 100A(6lb)を装着し、小さなルアーから8g程度のものまでを投げるようにして、2本立てにしました。念のためタックルボックスにはラパラCD-1等の3~4cmミノーを投げられるように、スーパーパルサーのパックロッド(UL)とORVIS 50A(5lb)を忍ばせておきましたが、使うことはありませんでした。
13年11月19日ルアー三種-520.jpg
 実はこの釣行の前にオールド・アメリカンルアーの復刻モデルを買い足しておきまして、この辺で釣れたら面白いなと思っていました。当然ここは持っていくことにしました。
 ストームは現在ラパラに買収されて傘下にありますが、ラパラは賢いですよね。ラパラとしてではなく、しっかりストームとして昔から定番ルアーとして人気のあったウィグルワートやホッテントットを出してくれるんですからね。しかも、今ではミノーとクランクベイトの中間的な“シャッド”と呼ばれるカテゴリーに入る、ストームの原点のようなスィンフィンまで復刻してくれたんですからね。このルアーは薄くてバイブレーション的な動きをするミノーみたいな感じで、ひらひらとした動きが特徴ですね。昔はシルバーシャッドと言う、6.5cmのものと、このスィンフィン名を使ったXTと言う5cmのタイプがあり、シンキングタイプも追加されていましたが、今は画像の6cmのフローティングタイプだけですが、シルバーシャッドの名は使われていません。
 もう一つのヘドンのバイユーブギですが、これはバイブレーションプラグの先駆けです。正確に言えばパードリー・アイランド社のピコパーチがそれで、ヘドンがこれを買収して、程なくヘドンからピコパーチが売られました。それを丸々利用して、ホッパーストッパーからバイユーブギの名でそっくりさんが売られました。1/3ozだけだったピコパーチに対し、バイユーブギは1/4ozと1/2ozですから、正に客をかっぱらうようなパクり方ですが、それが程なくヘドンに買収され、こうして本家のピコパーチの名ではなくてバイユーブギの名が残るのですから、世の中不思議なものです(^∀^)。ちなみにヘドンにはその後自社オリジナルのソニックのシリーズがありますので、ワテがバス釣りをやり始めた80年代末頃には、古臭いバイユーブギはあまり見かけませんでしたね。でも、今こうしてOLDルアーの復刻版が手に入り、しかも当時より安い値段(ほとんどが500~800円程度。20年前は皆1000円以上)で買えるのですから、嬉しいですよね。もっともっと「釣具のポイント」や「キャスティング」等の大型チェーン店もアメリカンルアーをたくさん入れて欲しいですよ。
13年11月22日一碧湖F-520.jpg
 ルアーの他に最近購入した秘密兵器がコレ。ハピソンと言う銘柄の簡易魚群探知機で、元々パナソニックの釣具部門を引き継いだ山田電工と言うメーカーがそのまま作っているものです。これは水中に漂わせるセンサーを下向きにすれば普通の船釣りで使える下方向の魚探になり、センサーを横向きに設定すればバス釣りなどの深さをあまり必要としない、横方向の魚探として使えます。ただ、映る魚影がバスなのか鯉なのか鮒なのかその他小魚なのかは当然分かりません。ただ、生き物がいれば反応するだけのものです。
 前回印旛+霞に行った時にゴムボ用に使いましたが、横方向で使う時には慣れが必要みたいですね。一見魚がたくさんいるように映りましても、横一列は同じ魚を示し、横方向に1コマ1秒、計5秒間映ることになります。上下の段は最大の30m探知に設定すると、10段ありますから、1つ3m地点を示すことになります。例えばこの画像では3段目に4つマークが並びますが、3段は9mになりますから、9m先に4秒前から1秒前まで魚がいたことになります。5段目の2つのマークは15m先に2・3秒前に魚がいたことを示し、その下は21m先に1・2秒前に魚がいたことを表します。これに対し、4段目の「~」マークは本来水底を示すものだそうですが、横方向で使うと、水底が浅い湖の場合、全く役に立ちません。横方向の何メートル先で水底を察知したかを知らせているだけですし、水面もありますから事は難解です。また、水中に複雑な何かがある場合もそれに反応する可能性があり、一応魚がいるかも知れないと言う目安で使うレベルのものになります。
 で、一碧湖でも使ってみますと、水深が霞ヶ浦より深いこともあって、なかなか分かりやすく有効でした。全く魚のマークが出ない方向はあっさり諦めて、魚が反応する方へ移動して釣りをしましたが、それが多少なりとも正解だったみたいです。
13年11月22日一碧湖D-520.jpg
 一碧湖のポイント情報はほとんどなくて、レンタルボート屋さんのHPだけが頼りでしたが、一応普通の湖で釣れる岸際の方に寄せますと、水深はかなり浅くて下が見える感じです。魚っ気はまるでなし。浅場では魚探も上手く反応しませんし、ちょっと離れてからルアーを投げ込みますが、イマイチでした。一碧湖は一周約4kmで回れる小さな湖で、ポイントとして実績の高いのはレンタルボート屋の対岸の鳥居のあるところのようで、徐々にそちらに進んでいきますが、人気スポットだけにたくさんの人が集まっていました。手前でしばらくやっていて、魚探を見ながらルアーを投げていると、鳥居のしばらく手前の横でついにHit! 初めてのフィールドできっちり釣れて、ホクホクでした(^∀^)v
13年11月22日一碧湖E-520.jpg
 それまで印旛で絶好調だったラパラDT-4やそのディープ版のDT-16等を投げていましたが、反応は皆無。スピニングではスィンフィンとバイユーブギを使っていましたが、こちらも無反応で、ラパラ・スキャッターラップクランクを付けてみました。反対にベイトロッドで使っていたDTシリーズもクランクですから、今度はこちらはMariaのシンキングミノーを使うことにして、あまりカウントダウンさせずに軽いジャーキングと巻きを繰り返していたら沖の方で食ってきました。後ろの針に掛かっていたので、追いかけてきて食ったんでしょうが、やはり寒いせいか食いは浅く、ボートに上げて写真を撮っていたら暴れてすぐに針が外れました。小さなメジャーを持って行ったので、計ってみると36cm。餌が足りないのかちょっと痩せ型でしたね。引きもさほど強くはなかったのですが、遠くでアタったので、ちょっと長く楽しめました。手前で魚体が見えた時には、身をくねらせて潜ろうとしていたので、ナマズかと思いましたよ。何はともあれ、ちょっと大き目のシンキング・ミノーを使ったのは正解でしたね。皆さんクランクやワームを多く使われているようですから、魚もそれらには慣れていたかも知れませんからね。13年11月22日一碧湖G-520.jpg
 レンタルボートの制限時間は午後4時半まで戻ることになっていますから、ちょっと余裕をみて4時には釣りは切り上げです。夕まづめのおいしい時間をタップリ堪能できないのは残念ですが、3時頃上がって以後はおかっぱりで楽しんでも良いかも知れませんね。この日は結局その後奥まで回って、また鳥居の沖に戻って釣りましたが、魚信は得られませんでした。諦めて4時に終了してレンタルボート店の百景園に戻ると、釣果を報告せよとのこと(^∀^)。「たった1匹ですよ~」と言うと、「今日は他に40cmのが1匹だけしか釣れてないの」とのこと。まだあと2隻戻る前でしたが、なるほど、日中他の皆さんが釣れているところに遭遇してませんでしたから、やはり相当厳しい状況だったんですね。そんな中、たった1匹とは言え、全く状況が分からない初めての湖で釣れたことは本当にラッキーでしたね。春に是非もう一度楽しんで来たいフィールドです。
13年11月22日一碧湖H-520.jpg
 さて、でる太くんに荷物を積み込んで伊東を後にしますが、まだまだ明るいし、このままではドライブを楽しんだことにはならないので、ここはいっちょ沼津まで走ることにして、宇佐美から亀石峠を越えて大仁に出て、国道414号線を北上してみました。途中から完全に真っ暗になりましたが、せっかくの峠道も、時間が早いだけに車が多くて快適なドライブにはならなかったです。
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 ちょっと道を逸れてこんなところも走って楽しんじゃいましたが、フラットな林道でないとデルタでは絶対無理。フラットでも、いつ轍や路面の凹みがあるか分からず、そうしたところでは簡単に下を擦るので、また初夏の箱根みたいにパーツに当たって歪むと事ですから、慎重に走らないといけませんが、たまたま入ったこの道は舗装化間もなしと言う塩梅で、距離も1km程度でした。
13年11月22日一碧湖J-520.jpg
 大仁から沼津までは結構渋滞していました。市内で食事を取らずに、新東名の駿河湾沼津SAに入って食べようとして、一般道をそちらに進むと、しっかりと県道に「駿河湾沼津SA→」と表示があり、サービスエリアのETC出入口があるもんだと思ってそちらに進むと、どこを見ても入れるところはなし。一般車向けの駐車場があって、そこから人だけSAの施設に入れるようになっていましたが、車で高速に入れませんので、ここは諦めて沼津ICから普通に東名で帰ることにしました。画像は駿河湾沼津SAへの道から見た沼津市の明かり。コンデジの画像では貧相な景色になっちゃいましたが(笑)、実際はなかなか鮮やかできれいでしたよ(^∀^)v
 この後、新東名ができた時に同時に作られたこの付近の丘の中を高速と併走するワインディング路を楽しみながら東名沼津ICに入ったのが9時半頃。もう渋滞時間は避けられたはずですが、忌まわしいことに事故が起こったようで、秦野中井-横浜町田間渋滞19kmだって。仕方ないので秦野中井まで高速で、そこからは一般道で帰りましたが、国道246号も渋滞した東名を嫌って定番の伊勢原警察署よりずっと西から渋滞。しばらく粘って用田方面に折れてから県道を使って戸塚に出て、横浜新道に乗って帰宅したのがもう11時半。さすがに疲れ果てまして、本当は今日も出かける予定でしたが家でグッスリ。ドライブに釣りにと、たっぷり楽しむと疲れもドッサリ。いつまでも若い時と同じような遊び方をしていると、本当にオサーンにはキツくなてきましたが、とりあえず一碧湖でバスが釣れたので全て良しとしましょう(^∇^)b


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ニッパチ

ナイスフィッシュ! (^^)
今回はレンタルしたんですね〜
この魚探はなかなかのものですね(^^)b
どこも厳しいみたいですが、印旛の昨日の情報が入ってきましたが40クラスが3本ということですw
ま、あくまでも情報ですが(^^)
ロケーションも良く釣りにもってこいですね、ただ伊東というのがw


by ニッパチ (2013-11-24 17:26) 

トプ・ガバチョ

>ニッパチさん、ちわっす!
一碧湖は4約kmの周回遊歩道があり、バスが岸に寄るシーズンならおかっぱりでもきっちり釣れそうでしたね。
結構沖合いで釣れるようですから、基本はボートになりますが、Myボートもエレキも禁止なので、皆さん手漕ぎです。
ただ、狭いのでそれで充分なんですけどね。
あの後お店の方のブログで釣果報告がありましたが、後から戻った2人も一匹ずつ釣っていたようですが、結局23日はそれだけの釣果だった訳で、相当つらいものがありますね。
日曜日の釣果は1人でかなり釣っている人がいましたが、多分一碧湖の熟練者さんなんでしょう。
暖かくなったら、一緒にドライブがてら行きましょう!
おっと、その前に印旛ではまだそんなに上がってるんですな。
むずむずしちゃいますね(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2013-11-25 11:07) 

あさみ

いい魚ですね!
おめでとうございます!

初めての場所でちゃんと結果を残されて、流石です!

by あさみ (2013-11-25 11:44) 

トプ・ガバチョ

>あさみさん、ありがとうございます!
初めて来たところでも、印旛や霞と違って狭いので、ポイントを絞りやすい湖だったのが良かったのかも(^∇^)b
あとは単純にラッキーだっただけですね。
春にまた行ってみたい釣り場でしたが、ドライブがてらちょっとおかっぱりで楽しむのもOKと言う感じのところでしたよ~!
by トプ・ガバチョ (2013-11-25 17:55) 

ゴム手

どもー
ああ、懐かしい魚探がw
スピンアウトっていうんですかねぇ。
ナショナルブランドのとき買いまして浅場で活躍しましたよ。
まだどっかにあるはず・・
by ゴム手 (2013-12-02 21:19) 

トプ・ガバチョ

>ゴム手さん、ちわっす!
あの簡易魚探は横方向が使えるから良いですね。
海なら下方向で問題ないでしょうが、バス釣りは下を探知しても意味ないので、これはなかなか良かったです。
根掛り回収棒にぶら下げる糸を巻き付けておいて、それを伸ばして魚探を取り付け、それこそ根掛りしたら魚探を外して使ってます(^∀^)
元々パナソニックのフィッシング部門で作っていたものだとかですから、品質も安心できますしね!
by トプ・ガバチョ (2013-12-03 10:56) 

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