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嵐が去っても荒れていた@印旛沼 [ルアー・フライフィッシング]

13年10月27日印旛沼A-520.jpg
 10月26日(土)、台風27号と28号が合体し、本州南海上を通過したために、1日中雨が降り続きまして、当初ヤフー天気予報ページで午後から曇りとなっていたことから、昼過ぎから夕間詰めにかけてバス釣りに出かける目論見が崩れ去り、結局中古釣具店の「タックルベリー」下永谷店・戸塚本店・戸塚影取店の行脚に赴いちゃいました(笑。そこそこ収穫はありましたが、やはり買い物よりも実際に釣りに出ている方が面白いので、台風一過の秋晴れになる日曜日は、夜明け頃からきっちり竿を出せるように、未明の4時45分頃に家を出ました。目的地は印旛沼で、ちょっと前に「つり人社」から出版されたバスポイントMapである『Bass Navi』印旛沼編を入手し、それに載っているポイントに合わせて沼を回ってみる予定です。でも、まず最初に訪れたのは地元ニッパチさんに教わった本湖と合流する鹿島川付近。到着したのは6時ちょっとですから、当然もう日は出て明るくなっていましたが、朝間詰めの一番オイシイ頃合になります。
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 まだ、水面には靄が立ち込めていましたが、水面はベタ凪で穏やかそのもの。ただ、さすがにこのところの雨のせいで、普段よりも水流はしっかり強くて、葦や小枝等がす~っと流れるさまが良く見えます。また、水質も雨のせいで結構濁っていて、アメリカンコーヒーのようでした(^∇^)。ニッパチさんによると、これを称して「印度沼」と言うんだそうです(笑。もしおっかさんがカレー作りを失敗して、妙にスープっぽいやつができたら、ワテは「印旛カレー」と名づけてやりたいです(^∀^)v
 それはそうと、今回使ったタックルは、ベイトタックルが画像のUFMウエダ・スーパーパルサーII CBII+ABUアンバサダー5501CSロケット(16lb)の組み合わせで、主に1/2oz(オンス)ないし5/8ozのクランクベイトを投げ込みます。
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 それとは別に3/8oz~1/4ozの中小サイズのルアーは、こちらのスーパーパルサーIIの602UL+ORVIS 50A(5lb)の組み合わせを使いました。MH(ミディアムヘビー)とUL(ウルトラライト)の両極端で攻めることにしました。
 到着して何分かルアーを投げ込んでいると、さすがに日曜日。3隻のバスボートが鹿島川に入ってきて、そのうち2隻はこの付近でもルアーを投げ込んでいましたね。ただ、少しだけボイルはあったものの、バスの活性は低いようで、この付近ではほとんど皆さんアタリはなかったようで、もちろんワテの竿にも何ら反応はなし。ニッパチさんもやってきて別のところでルアーを投げていましたが、一緒に来ていた娘婿さんとともに1時間未満で移動し、ちょっとして上がったそうです。
 ワテはここで8時半まで粘りましたが、もうボイルも終わってどうにもならないので、場を休める意味もあって移動することにしました。
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 まずはトップ画像の風車のある橋の北側に車を止めてルアーを投げ込みますが、だんだん風が強くなってきて水面も波立ってきまして、バスのボイルがあるのかどうかも分からなくなっちゃいました。15分くらいルアーを投げましたが、投げる度に水中に流れる枯れた葦が絡み付いてきて、どうも釣れる気がしないので、『Bass Navi』を見ながら東側に移動してみます。
 風車のある竜神橋から東側は、湖畔の土手の道がサイクリングコースになっていて、車はその外側の道を走らざるを得ませんが、その土手の道のすぐ外側には印旛沼取水場からずっとちょっとした川と言うか用水路が平行して続いていて、さらに外側にある農道からはその用水路手前の土手に阻まれて沼の側に出られません。しかも、画像のようにその農道は雑草まみれで、一度入ったらUターンできないのでバックするしかありません。そんな道を何本か入ってみますが、釣りする以前に湖畔に到達できません。そのうち湖畔から離れたところを走っているうち、どこかの水門裏側の川(用水路)に出たので、ちょっと脇から入ってルアーを投げるものの無反応。藪が多くて糸が絡まりやすくて難儀しました。
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 東側の船戸大橋から先の印旛新川沿いは土手の脇に道があって、そこに入ってみると、路面に何か小さい黒いものが動いていたかと思ったら、目の前でストップ。踏まないようにして車を停めて確認します。
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 正体はコレ。カメさんでした(^∀^)v このままでは車に轢かれかねないので、手でつまんで本湖脇の用水路にぽちゃんとやっておきました。
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 船戸大橋の辺りも『Bass Navi』によるとポイントになりますが、北東の風が強くなって吹き抜けていて、どうも釣りになりそうもない上、既に何人かのバサーが入っていたのでパスしました。さらに先に進んで行くと、阿宗橋に到着。ここはすぐ隣に新たな橋を建設中で、車はその区間だけ走れませんが、そこを回避した脇道から上流側に入って土手を下りますと、やはりここも波が高くて風も強いまま。2箇所の下りられるポイントで計30分ほどルアーを投げましたが、どうにも反応はなし。ここを諦めて対岸に出て西側に戻りますが、こちらには印旛新川とは別に用水路が平行して通っていて、やはりさらに外側の道からは川っぺりには出られません。つまり、このエリアはボートでないとどうにもならないところですね。これは船戸大橋から先の本湖東岸のエリアもずっと同じで、サイクリングコースは別として、車道は用水路の外側のちょっと離れたところを走ることになります。しかも、土手から湖畔までかなり広範囲に葦が広がっていて、このエリアもやはりおかっぱりでは不可能な区間ですね。ただ、しばらく北上していたら、ラジコン飛行機を飛ばすところの付近で車が湖畔の道を走れるようになっていて入ってみますと、先の橋の方で一般道から出入りできないようにチェーンが掛かっていました。ラジコンを飛ばしにやってきていた皆さんも、強風のためにどうにもならないようで、風が止むのを待っているようでした。
 その後、印旛捷水路を北上して川原で釣りをしますが、ここでも南に向かってかなり強い風が吹いていてどうも釣り辛かったです。でも、こんな中フライでバス釣りをしている人がいて、風下に向かってスペイキャストしていました。ダブルハンドの多分#10くらいの長いロッドを振っていましたが、結構力仕事で大変なんですよね。ワテも9'6"の#8/9のセミダブルハンドルのフライロッドをバス用に使ってきましたが、実は前日の「タックルベリー」で大変格安できれいなUFMウエダ・スーパーパルサーのCS123と言う#10/11サイズのダブルハンドロッドを買っちゃいまして、後日バス釣りに使おうかと思っていた矢先だったんですよね~(^∀^)b
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 さて、印旛捷水路を後にして、そろそろお腹も減ってきたので、一旦印旛沼から離れてJR佐倉駅の方に移動し、昼食を取ることにしました。印旛に単独で来た場合には良く利用するラーメンチェーン店の「幸楽苑」ですが、安い割りに旧来のラーメンの味が好きなもんで、なかなかお気に入りなんです。1000円以下でたっぷりチャーシューが乗った大盛ネギチャーシューメン+ギョーザが食べられるんですから、有り難いですよね。
 満腹になって、今度は駅から近いところにある高崎川に向かいます。しかしポイントに立ってみると、とても釣りにならないくらいのモーレツな勢いの流れで、一応ルアーを浮かべてみると、流れの勢いだけでクランクベイトがブルブルと本体を左右に思いっ切り振って泳いでいます。こりゃ魚はまず下流の鹿島川との合流地点よりさらに下に移動しているはずですね。30分位やってどうにもならないので、改めて朝に入った鹿島川下流に移動することにしました。時間は午後2時半ですから、夕間詰めまでしばらく楽しめますね。
 まずは朝とは反対に橋の東側の工事現場の方に出ますと、水面はご覧の通りまだまだ波が立っているものの、先程よりは多少マシです。でも、風は相変わらずですから、風上に投げ込もうとすると、ルアーが風の抵抗に負けて飛んでくれず、バックラッシュしてしまいます。リール自体もABU5501ではもう一回り重いルアーでないと飛距離が出てくれません。とにかく橋の下までじわじわ移動しつつ投げてはいますが、魚っ気はどうも感じませんね。
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 そのうち、丁度橋の真下付近のかなり岸に近いところでガツン!と根掛かり。しかし、こちらには「レスキュー・ロボ」様が控えてます。根掛かり地点が近いこともあって安心して回収機本体を送り込むと、簡単にルアーのスナップに引っ掛かってくれます。後は紐を引くだけなんですが、いつもと違ってかなり厳しく引いてもサッパリだめ。この力で引けばフックがたやすく曲がるレベルなのに、全く抜ける気配がないので、「あ~、こりゃルアーの本体が何かの隙間に挟まっているなぁ…」と感じ、そうなると「レスキュー・ロボ」自体も一緒にお陀仏になる可能性もあります。何しろこの回収機の爪はかなり強靭なので、紐が負けてしまう恐れがあるんです。しかし、力の限り引き抜くと、「ふっ」と外れた感触があって、しかも回収機の重みは感じますので、「ヤッター!大成功!」と思ったのも束の間、画像のような状態のルアーが戻って参りました。良く分からんでしょうから、ルアーの拡大画像をば(^∀^)。
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 つまり、ルアーのリップと頭の部分を引きちぎって外していたと言う訳ですが、全体の1/5を回収してもねぇ(笑。それにしても、「レスキュー・ロボ」の凄まじいパワーを分かって頂ける証拠になりますでしょ。ルアーはラパラのDT-4と言う1/2ozの中型のバルサ製クランクベイト。作りはラパラだけにかなりしっかりしていますが、それを破壊してまで回収する能力には本当に驚かされました。スナップもかなり強いタイプのものを買って使っていましたが、ご覧の通りぐんにょり。糸巻きと回収糸がセットになった「レスキュー・テポドン」(2100円)のPEラインは、とにかくこすれに弱くてあっさり切れますから、買うなら本体が全く同じ「レスキュー・ロボ」+イカリ印の竿巻糸「中」の組み合わせ(合わせて1250円…「釣具のポイント」での価格)がBestですね。
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 その後ABU5501から2501に変更し、飛距離を稼ぐようにして橋の西側に出て風下である上流側に投げ込んでいると、3時半頃に1尾GET! これがこの日唯一のバイトになりましたが、きっちり取り込めました。ルアーは破損したラパラと同シリーズでリップが少し長くなったDT-6と言うもので、一本だけ長くなった変なフックがこれにも装着されています。これのおかげでかなりの率でフックに乗るようになっているようですね。
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 サイズは35cmクラスのもので、なかなか引きが強くて楽しめました。ひれに痛みもないので、まだ一度も釣られたことのない魚なんでしょうが、こうして見るとバスって何か愛嬌のある顔付きですね。外来種で日本に元からいつ在来種を食い荒らすから各地で駆除をしている魚ではありますが、実際のところバスの繁殖力はさほど凄まじい訳ではなく、安定期に入った湖沼や河川では在来種とそのまま共生していますからね。バスは小魚を食べますが、昆虫やカエル等も食べますし、逆に在来種の小魚がバスの卵や孵化したばかりの幼魚を食べることもあります。もう日本に入ってきて久しいのですから、ニジマスやブラウントラウトが許されてバスが許されないのは変な話でしょう。本当にヤバいのは、バスの繁殖でさえ阻んでしまうチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)だと思いますね。
 何はともあれ、印旛では完全にボウズになることはほとんどなく、1尾でもこうして上げられるのですから、本当に嬉しい限りです。それに、地元(?)のはずなのに2時間もかかる相模湖よりも早く着けるので、やはり今後も印旛をくまなく釣り歩きたいです。ちなみに、ゴムボートで快適に釣りができるよう、エレキも購入を考えていましたが、あまりパワーの強くないやつを注文しておきました。中華Rのように安かろう悪かろうではなく、しっかりとしたメーカーのものですから、多分快適に使えるでしょうね。もちろん中華Rも折を見てきっちり直して普通に使えるようにしておきたいです(^∇^)v
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 ワテが釣り上げた後にしばらくして、ニッパチさんが釣り仲間のお友達ともども夕間詰めに再度登場。同じところで始めたかと思いきや、あっさり15分ほどで1尾GET! その鮮やかさに感心しきりでしたが、午前中にもいた2人乗ったバスボートの人も釣れていました。ここは前回も前々回も夕方に釣ってますので、ワテは朝よりも夕方が良さそうなイメージを持っていますが、ニッパチさんによると朝8夕2くらいの割合だそうです。朝夕をここでやって、日中は別のところでやるのが得策ですね。
 ちなみに、もう日が沈むかどうかと言う頃に、ニッパチさんの大き目のクランクベイトが根掛かりしましたが、ここでも「レスキュー・ロボ」が大活躍! ルアーはボーマーのそこそこ大きなものですから、フックも4番くらいの大きなものでしたが、それでもきっちりフックを曲げて回収成功! マジでレスキュー・ロボの回収能力は半端ないですね。
 その後5時には日も沈んでしまい、釣りは終了。ニッパチさんと風車の脇のバス乗り場のある屋外テーブルで温かい缶コーヒーを飲みながらぺちゃくちゃとバス談義をしていますと、もう7時。さすがに朝夕は寒さも厳しくなりますが、話が楽しいのでついつい長居してしまいました。逆に遅くなったから東関東道も渋滞はないでしょう。しかし、実際は市川の手前で事故があったようで、たかが3kmの区間が動かず渋滞になってしまい、帰宅できたのが9時半。それでも、きっちり釣れたので車内に響く時代劇主題歌を歌いながら1人カラオケ状態で気分良く運転して帰れました(^∀^)v


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ニッパチ

昨日は楽しかったです! おまけにルアーまで回収してもらってありがとうございました<(_ _)>
あちこち行かれたみたいですね、マップに載るポイントで陸っぱりから出来るエリアではだいたい釣っていますw
それぞれ季節やパターンは多少違ってきますが(^^)
近年は移動とかが億劫になり時間も考えたりで、横着になってしまいました(^^;
そして過去のゴンザレスに限っての確率は朝が9の夕が1の割合です、あくまで僕の場合です(^^;
良く県外? から来たアングラーに魚いるんですか?とか…
全然釣れないとか…
良い所ありますか?とか聞かれますけどねw
このエリアは昨年、雑誌でくまなく紹介されましたが雑誌の記事を見て来た人で僕の知る限り釣れた、釣った人見てません(^^;
これからも楽しんで下さい!
by ニッパチ (2013-10-28 12:35) 

トプ・ガバチョ

>ニッパチさん、ちわっす!
昨日は最後まで付き合って下さってあざーす!
ニッパチさんの必殺テクニックはハズレがありませんね。
すっかり技として確立している感じ(^∀^)b
ワテは普通にやるしかないですが、大き目のクランクベイトの面白さに改めて気付いた次第です。
これもニッパチさんの大物狙いのベイトタックルに感化されての姿ですが、長年続けてきたULタックルでの釣りも忘れずにやって行きたいです(^∇^)v
昨日話した牛久沼釣行、一度是非やってみましょう!
by トプ・ガバチョ (2013-10-28 15:57) 

HIRO

こんにちは。
印旛沼遠征お疲れ様でした。
釣れて良かったですね。

風車のある所は、チューリップ祭で、3回位行った事があります(笑)
by HIRO (2013-10-28 21:18) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、お早うさんです!
印旛は相模湖に行くよりずっと早く行けますんで、これからもちょくちょく遊びに行きたいです。
でも、12月に入ると、魚自体があまり身動きしなくなるので釣れなくなりますから、さすがに行っても無理でしょうね。
風車のある竜神橋はなかなか景観な場所で、湖面が入るところで写すと記念写真には持って来いなんですけどね(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2013-10-29 07:13) 

ひろ

こんばんは。
トプさんが釣り師になってしまった。

バイクもたまには乗らんといかんですよ(笑)

11月になれば、自分の仕事も落ち着くので一発どうですか?遠征しますよ~
by ひろ (2013-10-29 23:26) 

トプ・ガバチョ

>ひろさん、お早うさんです!
いえいえ、前から釣り師でしたよ(^∇^)b
確かにニッパチさんに連れて行ってもらった印旛釣行から、バス釣りの頻度は上がってますけどね(笑。
また8年前の霞ヶ浦のように、さっぱり釣れないでやる気を失えば足が遠のくでしょうが、今や釣れるところを探してウロウロするようになってますから、しばらく続きまっせ~!
実はまたビッグホーンのレギュレーターが逝って、ヘッド以外のランプ類が皆飛んでしまい、取り換えない限り前と同じようにCDIがパンクする恐れがあるんですよねー。
まぁ、前に取り換えていたレギュレーターが古くてもう寿命だったとも言えますが、結局どこが根本的に悪いのか分からないので、新たに取り換えてすぐにレギュレーターがまた逝ったら無駄の繰り返し。
そんなんで、しばらく放置してましたが、11月は走らないと今シーズンも終わっちゃいますもんね。
いっつあんが帰ってきたらと思ってますが、まだ坂城や茂来なら充分走れますでしょ。
てか、先々週には半袖シャツを着ていましたから、ナンだか冬が来ないような錯覚を受けますね(^∇^)。
by トプ・ガバチョ (2013-10-30 06:37) 

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