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恐るべし“中華R”@印旛沼デビュー [ルアー・フライフィッシング]

12年8月24日中華RデビューA-520.jpg
 13日に本栖湖に向かう途中、東名で突然100km/h前後で振動が出るようになったMyハニーちゃんですが、その後家の周りでちょっと乗った際には50km/h付近と90km/h付近だけで振動が出るようになりました。ただ、ハンドルにはガタガタ来ずに、エンジン回転も関係ないようで、2速で回しても振動しません。で、50km/hちょっとのところでわざとギアをニュートラルにしましたら、ちゃんと50km/hで振動が出ます。これはエンジンとアクスルシャフトの連結が悪いのかと思い、とにかく修理屋さんに出してみますと、以前ミニキャブのワゴンでシャフトの異常で修理に入ったものがあったそうです。ただし、それは宅配便の業者さんで、かなりの距離を乗ったものですから、5万km程度のMyハニーちゃんではあまりなさそうとのことでした。で、預けてすぐに状況が分かったのですが、メカ的な故障ではなく、タイヤがおかしくなっていたんだそうです。高速PAでチェックした際には、全く異常がないように見えましたが、修理屋さんに出した時にふと「このタイヤ、ずいぶん接地面が丸まったように見えるな」と思いましたが、どうやら、そのタイヤがおかしくなっていたようなんです。
 話によるとタイヤの中を通っているワイヤーのような金属繊維が一部ちぎれて、パンクしていなくても張力が不均等になってコブができることがあるそうですが、東名で突然100km/hの時にガタガタし始めたのは、これが原因だった訳です。そのうち、帰路でも使って、さらには家の周りでも使いましたので、そのワイヤーがもっとちぎれて、コブがたくさんできたようなんですね。外したタイヤを見たら、もの凄い形に波打っていて、本当に良くこれでバーストしなかったものです。てゆーか、まだ山はあったのに、中身が死亡するとは、さすがに安物タイヤですね。他の3本も同じことが起きる可能性があるので、4本とも交換しましたが、今度は一般向けラジアルではなく、ちゃんとバン用の規格のサイドの硬いものを入れました。これで車検時にわざわざトラック用のタイヤに取り換えなくて済みます。それにしても、新しいタイヤは良いですね。ハンドルが軽やかなこと! こうなると早速ゴムボート&ウルトラ格安有り得ない船外機“中華R(笑)”を積んで、湖デビューしないといけません(←いけなくないいけなくない;^д^)。と言う訳で、今日は印旛沼に行ってゴムボートを浮かべて、中華Rが果たして動くのか、チェックしてきました~!
12年8月24日中華RデビューB-520.jpg
 ゴムボートは95年頃買った、アキレスのフィッシング用ゴムボートで、しっかりした作りの4人乗りです。でも、実際のところ2人乗りですけどね。当時は結構な値段でしたが、前の会社の同僚達と3回使っただけでそのままお蔵入りしていました。おかげで、20年近く経ったのにもかかわらず、今空気を入れてみても、かなりしっかりしていてきれいな状態でしたね。ただ、当時は船外機は免許が必要だったので、後ろが板になったものを買わなかったのが、今にしてみると残念でしたね。今は2馬力までならエレキでもエンジンでも免許なしで小型船外機を使えるんですからね。
 とにかく、自分の「0」字形のゴムボートに船外機を付けるには、クランプ固定できる板を後ろに取り付けないといけません。でも、今は台座を接着しなくても済むものが売られていて、アマゾンで見たら1.6万とちょいの値段でした。さすがに高いとは思いましたが、接着剤固定のものは心配でしたので、組み付け式のこのタイプの中古をヤフオクで探しました。こんなマイナーなものでも運良く見付かりましたが、他の人と競合して、思い描いた価格よりやや高めになりましたが、もちろん新品よりは安く入手できました。
 後は船外機ですが、これは前に書いた通り、エレキのバッテリーの値段より安い2stエンジン船外機、HYFONGこと「中華R」を、その値段の圧倒的安さから買ってしまいました(笑。これを使ってらっしゃる人達のブログ等では、「有り得ない作り(もちろん悪い意味で)」「パーツが滅茶苦茶」「出す前から動かない」と言った具合に、もの凄い圧倒的マイナス評価と言うか何と言うか、もう笑いの域に達した製品だそうです(^∀^)v。さすがに不安に思いましたが、「ちゃんと事前に整備しておけば、そうそう壊れることはないだろう」とも思い、あれこれ工作はしませんでしたが、ボルト類、ロワーケースのオイルの取り換えや各部のグリスアップ、その他色々なチェックをしておきました。あ、「HYFONG」と言う中華丸出しのステッカーははがして、シャレでモンスターエナジー・カワサキのステッカーを貼っておきました(笑。バイクメーカーで船外機を出していないのはカワサキだけですからねぇ~(^∇^)b
12年8月24日中華RデビューC-520.jpg
 で、午前10時前に頃印旛沼に到着し、ゴムボートを膨らまして水面に浮かべ、中華Rを取り付け、「いざ出発~!」とばかりに、エンジンを始動させました。何度かひもを引っ張ると、無事エンジンがかかってくれましたが、アクセルを半分から少し回した感じにしないとプロペラが回りません。一応、慣らし運転を4時間するように指定がありましたので、アクセルを7割位に固定して動かすことにしました。
 プロペラが回り始めると、船外機がかなり下に向き、固定板が次第に斜めになって行きます。でも、しっかりボートが進むので、「おもろい!」と思った矢先、500mも進んだでしょうか、突然上部から煙が出て「プスッ!」とエンジンストップ。煙は何か燃え続けたように出てきますから、湖水を手ですくって「強制水冷」です(笑。どうもクラッチの粉もかなり出ていましたから、慣らしのつもりで中途半端なスロットルにしていましたので、自動遠心クラッチがつながったり半クラになったりして摩擦した熱のようでした。もちろんエンジンも熱を持っていましたんで、ここはしばし手漕ぎで遊ぶことにしました。
 いやぁ~、500mで死亡とは、聞きしに勝る不能ぶり(^o^)。意気消沈度ははなからMAXでした(笑。それに直射日光が暑いこと。こうなると橋の下の日陰しか居場所はありません。もうエンジンどころではないです。しかも、ここでは全く釣れませんから、ただ虚しくルアーを投げていましたが、バカらしくなって画像のように板(椅子)を1つ外して床に寝そべり、ボートの先端側を枕にして横になってました。日陰はかなり涼しく、水面を吹く風が心地良いです。
 この後、2回エンジンをかけてみますが、今度は何かが焼けるようなことはありませんでした。ただし、燃料ホースのパーコレーションが起こり、気泡のために連続してアクセルを回していると、停止してしまいます。船外機のマウントもどんどん下を向いてしまいますし、もう使う気もなくなったので、一旦岸に着けて中華Rを外して荷台にポイ(笑。以降、オールで移動していましたが、やはり日向は地獄ですから、ほとんど橋の下にアンカーを落として、ゆらりゆらりと揺れていました(^∇^)v。アンカーは岸に近くても中央部でも1mちょいしか沈みませんから、全体にかなり浅いことが分かります。
 エンジンを外してしまいましたんで、ナンだかそこで釣りするのもアホらしくなって、3時過ぎにボートを引き上げて別のおかっぱりポイントに向かいました。一応そこで小バス(15㎝級)を一匹だけ釣りましたが、どうも気合が入らなかったので、夕まずめまで粘らずさっさと退散しちゃいました。
 「中華R」の燃料送りの問題を解決して、水冷ヘッドの水の循環も再度考えて、もう一度浮かべてみます。船外機のマウントの位置ズレ対策も考えておかないといけませんね。結局今日は合計で1kmも操縦できませんでした(笑。
12年8月24日中華R-520.jpg
 昨日、あっと言う間にエンストした中華Rですが、今日はボートの水洗いがてら、学習机の椅子を一部切り取って船外機スタンドを作り、ちょっとアイドリング状態がどう言うものなのかじっくり観察しました。エンジンはすぐに掛かってくれまして、エンジンの回転を上げない限り、あまりヒートアップしないみたいですが、そのままでは水冷ヘッドに水が送られません。クラッチがつながって、スクリューが回るようになって初めてロワーケース内のゴム製のフィンも同時に回転し、これがウォーターポンプとなって外の水をシリンダーヘッドまで持ち上げて、また水中に吐き出す仕組みです。なかなかマンション街ではエンジン音が響いてしまって気が引けますが、回転を上げないようにして慣らしをしつつ、ガソリンの流れを見ていました。パイプは透明のもので、外からでもエア吸排出孔の隙間より目視できますが、やはり空気が入っていて充分な燃料が送り込まれていませんね。アイドリングなら問題ないレベルですが、スロットルを回してしまうと、このちょろちょろレベルの燃料の送り出しでは、ちょっと無理がありそうです。パイプが上方に山のようにカーブしているのも問題です。ここはやはりゴム手さんのブログを参考に、燃料タンクの取り付け位置を反対側のカウルに取り付け、フューエルパイプを適度の長さのしっかりしたものに変更します。その状態でもう一度浮かべてみて、その後でクラッチスプリングの弱いものを試しに付けてみます。
12年8月24日中華ライフジャケット-520.jpg
 ところで、これまでライフジャケットは使ってきませんでした。だって、ゴムボートが言ってみれば浮き輪ですから、いざと言う時はボートにしがみ付けば良い訳で、仮にボートに穴が開いたとしても、空気は前後で別室になってますから、両方で空気が抜けるのはまずないでしょうしね。でも、船外機を使って深場までボートを進めることを考えると、やっぱライフジャケットは必要かと思い、一番邪魔にならないウェストベルト形のものを探してみると、アマゾンで最も安いもので5800円。2つ買うにはちょいと高くなりますが、ヤフオクでその半額程度で買えるものがありました。早速取り寄せましたら、案の定と言うか当然ですが「Made in China」。でも、多分アマゾンで売っていたやつもまず中華モノでしょう。値段が1万円以上するものですと分かりませんが、そうしたものであってもブランド名こそ日本や欧米のものでも、中身は中華な場合が圧倒的に多いですから、こりゃ安いに越したことはありませんな(^∇^)。災難時に果たしてちゃんと機能するのかどうかは多少不安がないでもないですが、ま、いっか!(笑。

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ゴム手

どもー。ゴム手です。お邪魔しますーw
ハニーちゃんの断裂カーカスタイアは、アジアンタイヤですかね。
安いですよねー・・・。

いや、それよりも、カワサキ船外機ですかw
いくらカワサキだからって、えらい迷惑ですw

クラッチ燃えましたかー・・。
おそらくずっと半クラだったんですかねー・・。
だいたい、新品のセットに交換用クラッチがついてくるって
おかしいと思いません?w
強すぎるスプリングが良くないんですが
お手軽にスプリングデチューンできないか研究中ですw
自分がやった穴拡張も微妙なので・・・。

うーん・・。
by ゴム手 (2012-08-24 23:33) 

らいおん@滅多坊

おおー、タイヤ、怖い~っ。
おお-、中華R船外機、怖い~っ。

by らいおん@滅多坊 (2012-08-25 01:29) 

ニッパチ

オォー!って、感動物語かと思いきや… 戦意喪失w 私なら釣りを楽しむ前に船外機に振り回されてしまいそうですね(´Д` )
まだまだ残暑が厳しいですね^^;
もう少し涼しくなると楽しい釣りの季節ですね(^ ^)
by ニッパチ (2012-08-25 01:41) 

トプ・ガバチョ

>ゴム手さん、わざわざこちらに来てくれてアザース!
タイヤはトラック/バン用のものではなく、トーヨータイヤの安物HR級ラジアルを使ってました。
値段はKないしTWものとほとんど変わらないようなやつです。
山の減りが遅く、グリップもなかなかだったので、気に入っていましたが、まさか中からブチブチッとなるとは思ってもみませんでした(^∇^)
修理屋さんも、長い経験の中で初めてのことだったらしく、外したその波打ったボコボコタイヤをわざわざ見せてくれました。
普通そうなる前にバーストしていますからね。
まぁ、バーストせずに何とかその後も走れたのは、考えてみると立派と言えないこともないですけどね(笑。

中華Rですが、はなから洗礼を受けちゃいました(爆。
クラッチスプリングは、スペアのものを計ってみると、線径が2.1mm、長さ40mm、コイルの直径が11mm程度でしたが、そんなサイズの規格ものは有りませんでした。
それにしてもこのスプリングの強さは並じゃないですね。
線径を細くしたもので張力を下げて使えば良さ気ですが、線径1.8mmですと、規格品だと5㎝以下のものがなくて断念しました。
で、別の用事でホームセンターに行ってみると、意外なことにステンレスの引っ張りスプリングが売っていて、線径1.6mm、全長46mmのものがあったんで、買っておきました。
ただ、このままでは二つのクラッチシュー(ドラムブレーキのシューみたいなもんですから^^)をつなぎ止める前に、外れてしまいますから、コイルを3巻きほどちょん切ってつなげてみると、一応それなりの張力で引っ張り合っています。
でも、ノーマルのようにもの凄い張力はなく、これですとアイドリングでもクラッチがつながっちゃいそうな予感が(笑。
でも一度これを装着して判断しないと分かりませんね。
by トプ・ガバチョ (2012-08-25 08:29) 

トプ・ガバチョ

>らいおんさん、ちわっす!
中華船外機はやっぱ一筋縄には行きませんでしたね(笑。
もう、途中からドピーカンの太陽光に負けて、すっかり脱力しまくり状態で、ただ橋の下で揺れていました(爆。
タイヤは、ある意味奇跡的に高速でバーストしなかったと言えますが、そもそも山がまだ充分ある状態で、中からブッちぎれるとは、予想だにしませんでしたよ。
でる太くんのミシュランが去年ワイヤーむき出しになるまでゴムが減ってしまいましたが、ワイヤーそのものは別に切れませんでしたからねぇ。
修理屋さんも初めて見たと言ってました(^∇^)
by トプ・ガバチョ (2012-08-25 08:34) 

トプ・ガバチョ

>ニッパチさん、どもども~!
ゴムボートは意外に短時間で浮かべることができましたが、それ以上に短時間で船外機が止まりました(爆。
アフォ船外機&もの凄く暑い日差しに完全にヤル気を失ってしまいましたが、あの橋の下は本当に涼しいですよね。
アンカーを下ろしてぷかりぷかり浮かんでいますと、気持ちいいこと。
てか、それだけなら船外機は100%不要になっちゃいますけどね(笑。
日差しが穏やかになったら、是非ご一緒しましょう!
それまでにパーコレーション対策をしておきますね(^∀^)
by トプ・ガバチョ (2012-08-25 08:41) 

ゴム手

どもー。追記気づいたんで、しつこくお邪魔しますw
ステッカーチューンかっこいいなーw
なんか貼ろうかなー・・。

ま、マンションでですか・・
自分はそれができないので、ポリタン水で
河原に行ってやってますw

キャブの透明のチューブは、リターンホースなんですね。
なので、エアが入ってても良いです。
walbroっていう草刈機なんかについてるダイアフラムキャブレターの
中華コピー品で、中の薄いゴム膜をエンジン負圧の脈動を使って
燃料を吸い込んで、余った分はタンクに帰してるんですね。
ちっこいくせに良くできてます。

あと、この人はアイドリングはあんましないほうがいいです・・。
空冷では冷えません・・・。
淡水は未経験なのでわかりませんが
ゆっくり行きたいのに、いきなり走り出すのは困りますよねw
あのスプリングをなんとかするです・・
ではまた・・。

by ゴム手 (2012-08-26 23:45) 

トプ・ガバチョ

>ゴム手さん、お早うさんですぅ~!
なーる! あの透明の方はフロートからあふれた分を戻すためのものなんですね。
どうりでちょろちょろしか燃料が見えない訳です(^o^)
てっきり黒いやつがエア圧を送り出して燃料を吸い込むためのポンプのような役割のものかと思ってました。
何しろ、キャブ側のはめ込み口が、真っ黒のプラ製みたいな細い穴のものだったもんで(^∇^)
ダイアフラム式のキャブと言うと、バイクや車で言うところのSUキャブみたいなものを使っているとしたら、結構手が込んでますよね。
ひょっとしたら、あのキャブの大きさからの推測ですが、フロート室は初めからなくて、燃料タンクをフロート室みたいに考えて、本来フロート室に燃料を溜め込む弁の役割を果たすタイコが省かれているのかな?
まだ、キャブの分解はしていませんので、どんな構造なのか興味があります。
by トプ・ガバチョ (2012-08-27 07:37) 

ほりぐち

いや〜、期待を裏切らない(失礼、プププ。)500mでご臨終デビューに拍手喝采です!TOPさんのあくなき中華R顛末記から、目を離せませんね!

by ほりぐち (2012-08-30 00:49) 

トプ・ガバチョ

>ホーリーさん、お早うさんです!
いやぁ、中華Rの脱力感バリバリの実力には参りました(笑。
でも、あれを使った一部の他の皆さん(いや、多数か)のように、ウォーターポンプの不具合からの焼き付きや、ギアボックス内への水の浸入からくるベアリングの損傷等は今のところないので(←500mでダウンしてるんだから当然)、燃料送りさえきちんとしていれば使えそうです。
一応、問題はパーコレーションと言うよりも、燃料キャップが怪しいことが分かりましたんで、対策を施しておきました。
これでもう一度動かしてみて、どんな塩梅かをチェックしてから、次にクラッチのスプリングを変更したものを取り付けて試走する予定です。
分かってはいましたが、中華R、本当に恐るべしですねぇ…(笑。
by トプ・ガバチョ (2012-08-30 08:30) 

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