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愛鷹リベンジ@殿様バッタくん [林道ツーリング]

12年6月2日愛鷹方面A-520.jpg
 6月2日土曜日、日曜の天気が怪しかったので、1日前倒しして林道を走ってきました。場所は4月にエンジンの突然の不動&鍵を落として大変な目にあった民有林林道愛鷹線近辺で、昔から有名だった愛鷹林道の詳しいチェックも目的でした。
 横浜を8時半に出て、保土ヶ谷パイパス+東名高速であっと言う間に沼津ICに到着し、そのまま北上して愛鷹林道入口の沼津国際C.Cの先にある水神社と言うところの手前の駐車場にMyハニーちゃんを止め、スタートしたのが10時半頃。早速愛鷹林道に入ります。
 今回もDRIFT HDで動画撮影しましたが、愛鷹林道ではヘルメットではなくハンドルに固定しました。愛鷹林道はあまりストレートが長くなく、すぐにタイトなコーナーになりますので、あまり飛ばせません。路面の状況は平均的な荒れ具合で、決して平坦ではないですが、走りづらい訳ではありません。基本的に土質の道に砂利をかぶせたような道ですが、ところどころ子供のこぶし大の石ころがまかれているようなところも多く、そうしたところのコーナーでは要注意です。
12年6月2日愛鷹方面B-520.jpg
 本線を流して走っていると右に分岐が見えました。どこからか通じているような予感がしましたが、ちょっと柵が見えたので、そこを無視して先に進むと、また別の分岐が右に見えました。そこには柵はなく、入口には「大沢林道」と刻まれた標石がありました。とりあえずそこまでの区間の動画を編集してYouTubeにアップしておきました。魚眼に近い超広角レンズですと、結構タイトなコーナーが連続するところでも、ゆるいコーナーのように見えますが、実際は20km/hまで落としているタイトコーナーもかなりありました。ストレートはせいぜい50程度まで。白銀林道より直線区間が短く、中盤に飛ばせるストレートもありましたが、雨水止めの砂利盛りが道を横切るようにたくさん作られ、ちょっとしたジャンピングスポットになっていました。足回りの貧弱な古トレール車には結構大変ですが、特にコーナーの直前にこれがある場合は走りづらくて仕方ないですね。
12年6月2日愛鷹方面C-520.jpg
 大沢林道に入るとしばらくして大沢林道支線の分岐が右にあり、とりあえず大沢林道本線を行けるところまで行ってみると、2kmもすると惣小屋みたいな掘建て小屋があるところで道は終了していました。支線の分岐まで戻ってそちらに進むと、再び右に鋭角に曲がるような分岐がありました。とりあえず真っ直ぐ進むと、結構な距離を走った後にMyハニーちゃんを置いた水神社の方の道に出ました。ただし、屈強な鉄柵があって、バイクもここを通すことはできませんが、もちろんUターンするのでワテには関係ないですけどね(^∀^)。戻りつつ愛鷹山登山道の入口でTT-Rに乗ってソロツーリングを楽しまれていた地元の方と遭遇。逆側からいらしたそうですが、目尻のシワからして年齢は多分ワテらと同じくらいかな(^∇^)。何はともあれ、こうして林道の途中で他のライダーとお話できるのは嬉しいですよね。ちなみに愛鷹山登山道は数百メートルの急斜面を登ると、倒木で先に進めなくなってました。
12年6月2日愛鷹方面D-520.jpg
 さて、もう1つあった分岐を進んでみますと、これは「ひょっとして?」と思った予想が当たって、最初に通り過ぎた鉄柵があった分岐に出る道でした。距離は3km程度でしょうか。それなりに楽しめる道でしたが、やはりバイクでもこの柵は抜けられないよう、左右の隙間も埋められていました。
 大沢林道の一帯をチェックし終わって、愛鷹林道中盤に戻ったのがこの画像です。一応柵の支柱だけは残っていますが、柵自体はご覧の通り設けられていませんので、愛鷹林道に行ったら是非走られることをお勧めします(Uターンして戻ることになりますが)。
12年6月2日愛鷹方面E-520.jpg
 愛鷹林道に戻り、下りのタイトコーナーが多い区間に入りますが、普通に流しているとRブレーキを右コーナー手前でかけたら一瞬ロックして、ペダルから足を離しても2速で30km/h未満ですから、クランクを回すだけのトラクションがかからず、そのままズズズ~と横になって、仕舞いには立ちゴケみたいな状態になってボテッ(笑。F11やKLですと、一瞬ロックしてエンストしても、ほとんどそのままエンジンは再点火するのに、ビッグホーンはやはり圧縮が強いのか、タイヤがすべるだけになっちゃいます。ブレーキもかなり減っていてロックしやすいのと、タイヤが10年以上取り置いた硬化しかかったタイヤですから、まぁすべるのも当然なんですけどね(^o^)v
12年6月2日愛鷹林道MAP-520.jpg
 愛鷹林道を抜け切り、茶畑地帯に出ますが、ここから上手い具合に下まで降りずに民有林林道愛鷹線に出る道を探して、途中いくつかの山側に伸びる茶畑間の道を進みますが、ほとんどが茶畑までの道でした。で、新東名の辺りに新たに出来た道を進みますが、ところどころに高速道路をまたぐ橋がありました。そのうち、「ふれあい橋」とか何とか言った平仮名の名前の橋を渡って真っ直ぐ進むと、程なく林道になりました。
12年6月2日愛鷹方面F-520.jpg
 この道はところどころ舗装されていましたが、ちょっとすると民有林林道愛鷹線の舗装された第一区間に出られました。その出口には、画像の通り「林道 小麦石線」となっており、柵もなく開放されています。下から上がってくる時は、ここを使うと良いでしょう。
12年6月2日愛鷹方面G-520.jpg
 民有林林道愛鷹線は、大棚の滝の上を通る区間まで柵はありません。しかし、少しすると舗装と砂利の区間が交互になってきて、他の道との分岐のところからポールがしつこいくらい設置されるゾーンに入ります。ちなみにこれはバイクなら横から抜けられるものが多いので、厳重に閉ざされてはいないようです。実際、地元の人には鍵が与えられているようで、猟師さんや林業関連の人以外にも、休日には若いカップル等が車で入ってきています。それなら休日限定でもいいので、堂々と開放してもらいたいところですね。
 さて、ゲート地帯最初の分岐には集落に下る舗装路が左に(ゲートなし)、右にはどこに出るか分からない名無しの林道がありましたが、これもどこまで伸びるのか興味深い道です。でも、ゲートの脇にスペースがほとんどないので、ここは直進して本線を走ります。民有林林道愛鷹線は比較的新しい道のため、多少轍らしきものはあるものの、まだまだ撒かれた砂利が結構深いので、コーナーで寝かせるとフロントから滑る恐れがあります。もちろんアクセルを回すとリアが滑りますから、無理は禁物ですね。
 少し走るとまた四辻に出ます。左は集落に下る「林道 間門線」で、4月はここを下っている時に突然ビッグホーンのエンジンが止まって火が飛ばなくなったんですよねー(笑。柵のない下りのみの林道ですが、途中から簡易舗装が崩れたような砂利道になっています。ところどころ残った舗装の上に砂利がかぶっているとグリップしませんので、そうしたところでは要注意ですね。
 一旦間門林道を下り、県道まで出て自販機で冷たいコーヒーを1本ぐびりとやりますが、林道を走っていると腹は不思議と減らないもんです。その後、町中まで下ってGSで給油し、そのままUターンして再び間門林道を戻り、愛鷹線を先に進みます。ちなみに、この分岐の山側に伸びるのが「林道 茅尾根線」で、前回はゲートが開放されていて途中まで進むと、猟師さんに行き止まりだと言われて戻った道です。
12年6月2日愛鷹方面H-520.jpg
 ゲートがあるので、今回は無視して本線を進むと、先にゲートのない分岐が右にあったので入ってみました。すると、意外なことにかなり先まで延びていて、丁字路に出たところをまずは左に進みました。すると、また分岐が右にありましたが、ここもまた左に行けるところまで進んでみると、何か見覚えのある道に出ました。一昨年の年末にマサさんら趣味人倶楽部のコミュニティの方達とここを走った際に使った、大棚の滝の先に進んでいる川沿いの道でした。そこには「林道 茅尾根線(終点)」となっており、ゲートはありませんでした。となるとさっきの2つの分岐のどちらかを進めば、本線に出るところの「茅尾根線(起点)」に至るはずです。戻りつつ分岐で表示をチェックすると、こちら側から最初の分岐には「林道 間門東線」となった標石があり、とりあえず奥の分岐に進んでみると、結構な距離を走った後に「茅尾根線(起点)」のゲートにちゃんと出られました。4月に入った時に猟師がデタラメを言って走らせないようにしたんですね。勝手に自分でゲートを開けて放置しておいて、あんなウソを言うとはねぇ。
12年6月2日愛鷹方面I-520.jpg
 茅尾根線のゲートは、愛鷹線側からですと脇の盛り土がゆるいのでバイクなら入れないこともないですが、逆ですと傾斜がキツ過ぎて上れません。もし強行突破するならバイクを倒してポール下を通すことになりますが、わざわざそんなことをしなくても今回入った入口にはゲートはないので、それを使えば問題ない訳です。
 後回しにしていたもう1つの分岐まで戻り、その「間門東線」を進むと、今度もそこそこ走った後に愛鷹線の最初の四辻に出ました。最初に気になった山側に伸びるゲートのある道だった訳です。ここのゲートも左右はがっちり隙間なく作られていて、バイクでもちょっと抜けられません。もちろん今回はUターンしますので問題はないのですが、それにしても、何でゲートをこうやたらに設けるのかなぁ。カラクリゲートにして鍵がなければ良いんですけどねぇ…。
12年6月2日愛鷹方面J-520.jpg
 民有林林道愛鷹線のここからの区間は、晴れていれば富士山や南アルプスの山々がくっきり見える美しい景色が広がる絶景ポイントがたくさんあります。でも残念ながらこの日は曇りがちで、富士山は全く見えませんでした。服装は長袖シャツに薄っぺらい防水性のウィンドブレーカーだけ。これでも町中では暑いですが、山の中での木陰の区間ですとヒンヤリしますね。
 少し進むと、右にまた分岐が見えて、ゲートもなく入ってみると「林道 富士愛鷹線」と表示がありました。しかし、少し走ると沢にかかる橋か何かが崩落したような跡があって、完全に寸断されていました。どのくらい先に伸びていた道なのか興味がありますが、地図上ではほんの数キロの行き止ま林道のようです。
12年6月2日愛鷹方面K-520.jpg
 さて、後は一気に民有林林道愛鷹線を十里木側まで抜け切りますが、最終地点のゲートがこれ。ただし、ここはバイクですと脇から簡単に入れるように、何が何でも入れないような柵とは異なります。最初に走った愛鷹林道もそうですが、作業している可能性のある平日は避けて、休日に他の人に迷惑をかけないように利用して楽しみたい道ですね。
12年6月2日民有林林道愛鷹線MAP-520.jpg
 こちらがそのMAPです。茶色いところは当日走ったうちの舗装路の部分です。道の色に合わせた文字の部分がそれぞれの林道ですが、青い小麦石線は、実際は大棚の滝の少し手前の分岐までになります。なお、新東名が開通する前の「マップル」地図なので、今は下の方にもう1本高速道路が入ります。


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コメント 4

らいおん@滅多坊

最近、こそこそとトプさん地図をダウンロードしてますw。
by らいおん@滅多坊 (2012-06-05 19:14) 

トプ・ガバチョ

>らいおんさん、お早うさんです!
考えてみれば、らいおんさんのところから沼津は、ウチから沼津に行くより近いですから、言わばお膝元ですよね。
もっとサイズの大きいMapを送りましょうか?
まぁ、Paint Screenでコピペしたものをつぎはぎしているものですから、大して大きくはないんですけどね(^∇^)
by トプ・ガバチョ (2012-06-06 08:55) 

HIRO

こんにちは。
林道探索お塚様です。
まあ、色々事情とかがあるんだろうけど、皆が安全に楽しめる様にして貰いたいですね。
by HIRO (2012-06-06 11:13) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、ちわっす!
愛鷹山は、たっぷり走れる林道地帯としては横浜から一番近くにありますから、本当に貴重な存在になりました。
丹沢や伊豆の林道群がほぼ壊滅ですし、道志の林道も短いものばかりで、まとめて走るにはやはりもの足りないです。
愛鷹林道は沼津ICから10分も走れば入口に到着ですから、本当に便利ですが、やはり不法投棄等の問題からチェーンゲートはありますから、とにかく作業が行なわれる平日は避けないといけませんね。

by トプ・ガバチョ (2012-06-06 15:21) 

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