SSブログ

DRIFTアクションカム@白銀林道 [林道ツーリング]

12年5月27日F5白銀林道1-520.jpg
 GWのYMP春ツーに持って行った、GEのコンパクトビデオカメラが350TRビッグホーンの激しい振動に絶えられず、どの録画サイズでもほんの1~2分でフリーズしてしまい、使えないことがはっきり分かりました。KL250イモムシくんのハンドルに付けていた時はそれなりに長く撮れましたし、それよりハンドル回りの振動が強いKLXバッタくんの場合も、60フレーム/秒に設定しない限り、フリーズすることはありませんでした。これはF11(250TR)よー死にま号でも同じでした。しかし、やはり350TR殿様バッタくんの振動は一枚上ですね(笑。ハンドルにクランプ固定ですと、激しいビリビリ振動のおかげで使えたもんではなかったです。やっぱ防水&耐振動とは言え、バイク用ではないのですから、やはり過酷な状況では難しいんでしょうね。
12年5月27日F5白銀林道2-520.jpg
 そこで、色々調べて購入したのがコレ。前にtototoさんが使ってらしたコンツアーのアクションカムも候補に挙がりましたが、あれにはモニターがないのがどうしてもネックで、その場で正確な位置合わせをするのが困難です。tototoさんはフロントフォークの三叉(下側のやつ)のボルトに固定するステーを自作して取り付けてましたが、ワテの場合はいくつかのバイクに皆それを施すことができませんから、この点でも触手が伸びませんでした。で、モニター付きの専用機となると、GoProなどもチェックしましたが、あれですとコンパクトデジみたいな形で、ヘルメットに付けるには無理がありそうです。となると残るはこのDRIFT HDになりますが、これの前のモデルのHD170と言うやつは妙に長く大きいので、どうも気が進みませんでした。それが去年の秋に出たモデルでは、随分前後が短くなってコンパクトな印象です。横に付く小さなモニターはとても便利で、位置合わせだけでなく、動画確認にも充分使えるものです。Amazonでこれとコンツアーを買って使っている人がユーザーコメントを書いていましたが、画質で選ぶならDRIFTとなっていたので、それにも期待してこっちを選んだ次第です。
 ヘルメットに専用ステーを付けてみたのがこの画像です。後で分かりましたが、取り付け方向がこれでは逆になり、取り外し用つまみの凸凹が走っていると風を巻き込んで、シューっと言う音を起こします。それにこの位置ですと、自分の顔の一部が写ってしまいます。前のモデルの名がHD170であった由来は、170度の超ワイドアングルレンズからくるものですが、これはあと一歩で魚眼レンズですね(^∀^)。歪んだ画像のおかげで、ワテのメガネとあご勇みたいになったアゴが絶えず写っちゃってました。
12年5月27日F5白銀林道3a-520.jpg
 何はともあれ、せっかく入手したアクションカムを使わない手はありません。そこで、日曜日に自走できる近場で試そうと、箱根の白銀林道に出向いてきました。
 朝8時に家を出ますと、まだまだ風がひんやりしていて、長袖シャツに作業着のジャンバー姿でも木陰では寒いくらいでした。横浜新道も新湘南も西湘バイパスも渋滞は皆無で快適に走れました。殿様バッタくんも春ツー後にオイルポンプの引っかかりを直して、古いプラブでもカブリはありませんし、快適に高回転まで回ってくれます。西湘でH2とH1Bのゴールドと赤のレインボーライン2台が抜かしていきましたが、やっぱワテは殿様バッタくんのグリーンレインボーが一番好きです(^∇^)v 一度他の大型車軍団が右車線を飛ばしていたので、ワテも後ろから付いて行きましたが、トレール車とは言えさすがはビッグホーン。メータ読みでぬえわキロまでは何の苦もなく出てくれました。
12年5月27日F5白銀林道4-520.jpg
 白銀林道に入ってから、ダート区間の全てでビデオを回しましたが、後で確認するとかなりの超広角のために、左右の木々がものすごい勢いで後ろに流れていきます。ですから、妙にスピード感がありますが、実際は別段攻めていた訳でも何でもなく、平均して直線50のコーナー30程度で流していました。箱根湯本側のダート区間は、水止めの木が段差になって古トレール車には走りづらいところですが、その登りを区間を過ぎるとすっきり走れます。しかし、4km弱で終わってしまうのがツラいところですね。
 いつも開いている二番目のゲート区間は、ほとんど舗装されました。出口のゴルフ場近くの分岐でわずかにダートが残りますが、最早ただの移動区間になっちゃいましたね。せっかくだから、ゴルフ場方面の行き止まりの道の途中に何か支線がないかと調査しに入りましたが、ひとつ上の画像のような道があっただけで、これは数百メートルで行き止まりでした。
 公園から先に伸びる第3区間は、施錠こそされていませんが、通年柵で閉鎖されています。簡単なカラクリゲートなので、開け方を知っていれば問題なく開きますが、当日は初めから半開きでした。この第3区間に一番ダートが残っていて、まだ6kmほど楽しめます。ただし、4月に成層圏くんで入った際に、新砂利が分厚く撒かれて整地されていた箇所が多いのを知っていましたので、バイクですとスベりまくって走りづらいでしょうから、コーナーでは極力バイクを立てて走りました。その際の動画をYouTubeにアップしておきました。先にも書いた通り、超広角レンズのために妙に速く見えますが、実際はフルスロットルには一度もしていません。以前にアップしたF11よー死にま号での白銀林道の走行動画と、速度はほとんど変わらないはずですが、標準の視野角の準広角レンズ(35mm相当)が付くコンデジの動画画面と、今回の超広角の画面では、速度感が随分違うもんです。今度はハンドルに固定して使ってみたいですが、バイクを倒し込んだ時の画面の傾きが、どんな感じになって表れるのか、興味がありますね。
 話は長くなりましたが、このDRIFT HDはかなりの性能であることが分かりました。解像度は1080で、実際にPCで映してみると横1920ピクセルの動画が得られます。これはGEのビデオと同じですが、解像度を下げると秒あたり60フレームも可能で、スロー再生もくっきりできますから色々楽しめそうです。ただし、最近の傾向か、GEやPentaxのコンデジの動画もそうですが、動画ファイルが「.mov」になり、あまり編集ソフトが出ていないのが困る点です。ワテはAVSと言う有料ビデオコンバーターソフトをDLして使っていますが、それで一旦MPEG2かAVIに変換して、それを「超編」ソフトで加工しつつMPEG1に再度変換してサイズダウンしています。MOVファイルを一気に色々加工したり変換したりできるソフト(しかも安いやつ)が欲しいところです。

【追記】
12年5月19日シリンダーダンパーラバーA-520.jpg
 GWのYMP春ツーでなくなったシリンダーダンパーラバーですが、ご覧のように左側前のやつだけが消えました。そこで、Kawasakiのパーツ価格表から、同じシリンダーダンパーの番号のグループを探すと、F11やF9(F5B)用はとっくに廃盤ですが、G7(100ccで、KE90の輸出版)用がまだ入手できました。
12年5月19日シリンダーダンパーラバーB-520.jpg
 ちょっとした賭けでしたが、来たのは右の四つ。ちょっとブロックが小さく細いものの、1つを2段にカットして計5段にして使えば良さそうです。でも、せっかくだから後ろのラバーも外して、G7用の4つを2個ずつ使って6段にしてはめてみましたが、やはり見た目に微妙な違和感がありました。
 で、「まさかないだろうな」と思いつつ、eBayオークションで探してみると、何とF9用がちゃんとありました! 白くなってますが、新品のデッドストックです。ちなみにこのダンパーは、F5/F5Aには使われず、シリンダーフィンもこれ用のへこみはありません。F5B/F9で騒音対策に使われまして、実は効果はかなりのものです。250でもF8バイソンにはありませんが、F11には付いているように、71年後期からカワサキでも盛んに導入したもののようです。これはどうしても挟んでいるだけですから、外れる場合も多々あって、消耗部品といっても良いものですが、こうした細かいラバー部品ってなかなか出て来ないんですよねぇ。とにかく今回もeBay様々でした!


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 3

コメント 6

HIRO

こんにちは。
車載の動画カメラは、振動とか色々難しいですね。
自分も、コンデジやXactyで試してみましたが、モニターが付いていないと、後で修正や取り直しというのも難しいから考えてしまいます。
by HIRO (2012-05-30 17:46) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、どもどもです!
やっぱ一般用途のビデオですと、きつい振動が連続するようなバイクに固定するような使い方はできませんね。
GEのコンパクトビデオは携帯みたいな形ですから、ヘルメットには付けられませんから、必然的に車体に取り付ける形になります。
こうなると、ビッグホーンではやっぱ無理でしたね。
DRIFT HDをハンドルに固定して撮ってはいませんので、フリーズしないかどうかちょっとは心配ですが、まぁ、バイク用のカメラですから大丈夫だと踏んでいます(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2012-05-30 19:09) 

tototo

モニター無しのコンツアー使いです、初めのうちはどうしてもこれでいいんかいみたいに勘で使ってましたが使う内に慣れて失敗する事もなくなりましたよ!最新モデルも細かい所で使い勝手も良くなってます。
トプさんも色々見つけてきますね!(笑)
こういう物は、本人がこれだと思って買うのが一番です。

白銀林道・・・懐かしい!動画も見ました!トプさんの言うとおりに凄い勢いで走ってんなー、流石350は違うんだ~と関心してましたが・・・そうだったんですか。。。ハハ。




by tototo (2012-05-31 23:00) 

ほりぐち

TOPさん、こんばんは。ワシはコンツアーの一番安いのを使っています。モニターが無いのと、バッテリー&メモリー残量の確認ができないので過去何度もガックリ、がありました。一所懸命撮ったつもりが、前記の加減かカメラの向きかで見られなかった時ほどショックな事はないですね。(帰宅後、PC接続しないと判明しないのです。)
でも自宅から擬似体験、楽しめるこういう発信はホント有難いですワ。奈良から箱根に行った気分!

また、ヘッポコ業者が(ワシもや!)秘密にしたがる部品の流用情報も素晴らしいです。こんな情報こそユーザーが共有したい事です。(ワシもこないだF8仕入れましてん。防振ラバー欠落してたらeBay探しますわ。)しかしこのラバー、マディーの時タイヤに巻きたくなりそうなカタチです。笑。




by ほりぐち (2012-06-01 00:35) 

トプ・ガバチョ

>tototoさん、お早うさんです!
コンツアーも考えましたが、tototoさんのように事前に位置合わせをきっちりさせたステーを付けていれば問題ないものの、ワテの複数のバイクに全部付けるのは大変ですし、後ろ方向の動画が撮れなくなりますから、やっぱクランプ固定ですぐに外せるようにしたかったんです。
となるとモニターのないコンツアーはちょっと不安で、手が伸びなかったんです。
DRIFTは1.5インチモニターが付いているので、その点便利ですし、固定も普通のカメラと同じく三脚穴で行なうもので、たとえ本体を斜めに付けても、レンズ部分が300度まで回転して水平を保てます。その際の位置合わせにもモニターは重宝します。
レンズは170度の超ワイドアングルで、50km/h程度でもあんな感じに見えます。でも、あまり強い広角レンズですと、コーナーが直線のように写っちゃうのが難点ですね。
by トプ・ガバチョ (2012-06-01 07:24) 

トプ・ガバチョ

>ホーリーさん、アザース!
ホーリーさんのVMX動画を拝見すると、コンツアーも結構ワイドアングルですよね。ですから、少々位置が狂っても対象物を拾ってくれるようで、とても良い感じに仕上がっていました。臨場感がとてもあって、自分がすいすいMXコースを走っているようで、楽しくなりました。
広角レンズの度合いはコンツアーの方が良いかも知れません。DRIFTは魚眼レンズに近いので、周辺部の歪みももの凄いです。やはり強過ぎるとリアリティが損なわれますね。
ところで、F8を入荷されたんですか? バイソンにはシリンダーダンパーは元から付いていませんのでご安心を(^∇^)
ですからシリンダーフィンにはそのための凹みを切っていませんから、デザイン的にはスッキリしていますよ。ただし、結構フィンの共振音がキツイので、キンキンした音が加わりますが、それが70年代初頭の2stトレールの音ですからね!


by トプ・ガバチョ (2012-06-01 07:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。