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雑誌取材@成層圏くん [ランチア・ストラトス]

09年8月28日MFi取材早戸川.jpg
 今回はいきなり大きな画像をドスンと載せて申し訳ないですが、実は成層圏くんが久々に雑誌取材を受けました。
 車好きのオサーン諸氏には馴染み深い雑誌『Motor Fan』誌ですが、『Car Graphic』誌や『Motor Magazine』誌と並ぶ老舗の自動車誌と認識していましたものの、残念ながら現在モターファン誌は休刊中なんですね。しかし、その別冊だった『Motor Fan Illustrated』と言う雑誌が刊行されており、現在No.35が出ているんだそうです。その『MFi』誌の連載特集に「Super Car
Chronicle」と言うコーナーがあって、そこからまずは国産車のみを抜粋し、合本した『
Supercar Chronicle』と言うムック本が5月に発売されました。9月末に輸入車だけを抜粋したものを発刊するにあたり、『MFi』誌の連載には載せていないものを一つ入れるのだそうで、そこでランチア・ストラトスが選ばれ、My成層圏くんに白羽の矢が当たったそうです。
 この『
Supercar Chronicle』ですが、実はお恥ずかしながらワテは今まで知りませんでした。今回の取材の段階で、編集部のMさんが参考として国産車特集のものを持ってきて下さったのを読むと、いわゆる「スーパーカー」ばかりが載っているのではなく、機構的に面白い独自性を持った車や、歴史的に重要なものを担う車を採り上げていて、それらを「スーパー」な「車のクロニクル」と捉えている訳です。ここら辺がメカニカルな面に強い『Motor Fan』誌の面目躍如と言うところでしょうか。
09年8月28日MFi取材早戸川0.jpg
 さて、その取材にあたって、当初はスタッフ側も遠慮してか、「我が家の駐車場でいい」→「近くの平坦な場所でいい」とおっしゃってましたが、こちらは車を出すのは一向に構わないので、「ストラトスの撮影に適した場所」として、赤紙をくらった宮ヶ瀬方面を提示したところ、それで行こうということになりました。
 朝9時過ぎに南町田駅でMさんと待ち合わせ、彼を乗せてライターさんやカメラマンさんと合流すべく、東名海老名SAに向かいます。でも、町田まで向かう際、どうも成層圏くんのエンジンが「ドルン・ドルン・ドルルルル…」と回るのが変で、「うーむ、取材のためにリアカウル内のエンジンルームやフロントカウル内の足回り周辺を水洗いした時に、プラグキャップを知らず知らず外しちゃって、一気筒火が付いていないのかな」と思いました。途中止まるところがなかったので、そのまま南町田駅の待ち合わせ場所まで行ってリアカウルを開いて見ると、プラグキャップではなくデスビキャップの側が下の方で一つ抜けかけていました。これをはめ直すと、いつものように滑らかに回ってくれるようになってホッと一安心。
 Mさんを乗せて東名高速に入ると、今度は水温が90℃を超して下がりません。どうも電動ファンが回っていないようです。これは水温センサーで自動感知するものを使わず、手動スイッチになっていますから、何かその辺が怪しいのか、とにかく早いところ海老名SAに入ってチェックしたいところですが、先月のようにVベルトは切れていないはずです。と言うのも、しっかり電圧は上がっていて、走っている限りそれなりにラジエーターに風が当たるので、水温もレッドゾーンにまでは至りません。これは一応ウォーターポンプとオルタネーターは稼動している証拠です。でも、駐車場に入ってエンジンを切ったとたん、またあの緑色の水がジョロジョロとアスファルトを濡らします。
 ちなみに、おかしかったのはフロントのスペアタイヤの脇にある電動ファンのヒューズで、助手席側の後ろにある集中ヒューズボックスの一角にあるリレースイッチは何ともなかったのは大助かりです。やはり、水洗いした際にヒューズ回りに水がかかって、それで接点が腐食しちゃって上手く電気が通らなかったのでしょう。でも、町田までは電動ファンは回っていたので、一度エンジンを切ってから変になったようですね。ヒューズ自体も切れてはいなかったし…。
09年8月28日MFi取材早戸川1.jpg
 他のスタッフと合流し、宮ヶ瀬湖畔の「ふれあいの郷」駐車場に一旦車を停め、ワテの提案で早戸川方面に向かうことにします。途中良い雰囲気の「奥野隧道」と言うトンネルがありますから、その入口辺りの画像が良さそうに思ったのですが、そのちょっと先にもっと良いところがあって、そこでの撮影になりました。
 抜けるような青空はすっかり秋に近付いたことを予感させますが、走っている時の車内は灼熱地獄。風はそれなりに涼しいのにねぇ…。でも、写真撮影にはもってこいのお天気でしたね。
09年8月28日MFi取材早戸川2.jpg
 外見を一通り撮り終えて、今度は木陰に移動し、エンジンルームやフロントカウル内を撮影したり、車内の画像を撮ったりして、午後2時頃に終了。My成層圏くんは色々と細かいところが改造されていたり、社外品のパーツなども使われていたりする上、年式相応に汚らしいところも多いので、今回の取材に堪えられるのかどうか不安な面もありましたが、スタッフの皆さんは「これで充分ですよー。もっと汚いものもありましたから」と言って下さったのには安心させられました。しかーし、裏を返せば「この車もキレイではないけれど」という言葉が隠れているのは分かってますとも、ええ(^∇^)。ま、文学部出身ゆえ、行間をいらんところまで読んじゃいましたかね(笑。

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クラッチ

白羽の矢・・・・・、ナイスな表現です(笑)。

発売されたら1冊買いますよ!!!。

by クラッチ (2009-08-29 12:25) 

トプ・ガバチョ

>クラッチさん、ちわっす!
読み返してみたら、「白羽の矢が立った」が「当たった」になってますなー(笑。
「a」を2回打ってミスっても、言い回しに違和感がなくて気付かなかった…。
それにしても、カメラマンさんはモーターファン誌のベテランで、定年後にフリーになった腕利きで、後で画像を見せてもらったら、わざと背景を潰して車体を浮き上がらせていた画像は、何か深海魚みたいで不思議生物を見ているみたいでした。
いっぱい撮っていたので、何が使われるのかは分かりませんが、面白いものになりそうです。

by トプ・ガバチョ (2009-08-29 13:22) 

狼羊

おー!
誌面で成層圏くんをたっぷり拝めるんですね♪
自分も1冊買いますよー!!
by 狼羊 (2009-08-31 07:37) 

ビータス

お疲れ様です~!
なんか最近のお出掛けはドキドキしながら読ませてもらってます(^^;
「自分だったらココでSOSだなー」とか(笑)
やっぱりメカは勉強しなくちゃいけませんね。

関係ないけど文学部ご出身ですか!?
道理で、いつも文章がお上手です!

本が出たらmixiでも教えてくださいね♪
by ビータス (2009-08-31 19:46) 

トプ・ガバチョ

>狼羊さん、ちわっす!
雑誌取材と言っても、半分は透視図のイラストですから、
多分、我が成層圏くんの写っているスペースはそれほどでもないかも。
25日発売らしいですから、是非見てやって下さい。

>ビータスさん、どーもっす!
ワテもドキドキしながら出ています(^∇^)b
やはり古いパーツに「水」は鬼門ですね。
今度はもっと気を付けて洗車することにしますが、少々グリスアップして油付けにしておかないと(笑。
ちなみに文学部出身ですが漢文を専攻していたもので、堅苦しい書き方になりがちですけどね。

by トプ・ガバチョ (2009-09-01 07:24) 

HIRO

こんにちは。
取材対応お疲れ様です。
出たら1冊買いますよ(笑)
by HIRO (2009-09-09 20:18) 

トプ・ガバチョ

HIROさん、毎度アリです(笑。
25日に発売されるようですよ。
『Supercar Chronicle』と言うモーターファンイラストレーテッド誌の別冊だそうです。
先に出ていた国産車のもので見る限り、オールカラーのとても見やすいもので、透視図が多くてメカニカルな面を好む向きにはもってこいの内容ですね。
仮に他人様の車体だったとしても、ストラトスや037などのランチア車が入っているなら、自分が本屋さんで見付けた時には買っちゃうでしょうねー、マジで。
by トプ・ガバチョ (2009-09-10 10:18) 

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