初乗り：F.P.M.M.：SSブログ

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初乗り　[ランチア・ストラトス] [編集]

　皆さん、明けましておめでとうございます。今年の初乗り（ちょっと遠出）は行きましたか？　ワテは、元日はお墓参り＆洗車、2日は市内をちょっと流していただけでしたが、今日は三浦の方まで軽くドライブしてきました。
　昨日の時点での天気予報はあまり良くない感じでしたので、今日は家でじっとしていようと思っていましたら、朝ゆっくり起きてみると窓の外は晴れているじゃないですか。「あちゃー、これならもっと早起きして丹沢の方でも行けば良かった」と思いましたが、まだ時計は10時そこそこ。軽く宮が瀬ダムの方をぐるりと回ってくれば日暮れ前には余裕で帰宅できます。こうなれば善は急げですが、なにぶん腹が減っては戦ができぬとも申します。また、確か箱根駅伝があって、ひょっとしたらわずかに走ることになる国道1号の保土ヶ谷付近がそれを見に来る人達でいっぱいになっていたら、やっかいになることは想像に難くないので、ゆっくり食事を取ってから出かけることにしました。
　駅伝のサイトをチェックすると、10時半の時点で駅伝の先頭は藤沢近辺にいるらしいことが分かりましたので、11時過ぎに近所のラーメン屋さんでゆっくり食事を取り、11時半頃に出発。1時間以上経過しているから、もう保土ヶ谷付近は大丈夫だろうと勝手に決め込んで藤棚商店街を通ったら、国道1号線に出る交差点がいつまで経っても赤のまま。ワテの目論見はすっかり外れて、丁度今各大学のランナーが走っているところじゃないですか。しかも、曲がりたい左側は渋滞する車でいっぱいだし、「こりゃ困った」と思いつつしばらく待っていたら、神奈川大学の選手が通り過ぎたところでお巡りさんが前に止まっていたバイクと車を右折させましたので、ワテも左方面は話にならんので右折することにしました。
　すると、沿道にはもの凄い人達が走者を応援していて、その開けた直線を走者＆TV中継車の後ろ側で走ることになってしまい、ただでさえ目立つ車なのに、選手の走った直後で、次の選手までちょっと間隔があるところを走る羽目になり、えらい恥ずかしかったです（＾＾）　これはサクッと曲がらねばずっと晒されまくることになりますんで、とりあえずまた右折して自宅の方に向かいつつ、仕方ないので急遽目的地を三浦方面に変更しました。

　産業道路を走り、並木ICから横横道路に乗り、終点の佐原からは下の道を使って三崎方面に向かいました。ほとんど空いてはいたものの、さすがに野比から三浦海岸までは車も多く、トロトロ走らざるを得ませんでしたが、そこから剣崎方面は快適でした。しかし、10年以上前にはさんざん通った道でしたが、いつの間にか新たなバイパス路が出来ていたり、何もなかったところに商店ができていたりと、ちょっと分かりづらくなっていました。剣崎でどこか写真を撮るのにいいところを探していましたら、あっと言う間に油壺方面に到着。これは人も多くあまり撮影には向かないのでUターンし、また剣崎に戻って岡の上から撮ったのがこの写真↓

　剣崎から三崎に向かう途中、一時細いワインディング路があるのですが、ここは本来なら一車線になりそうなところを無理矢理ラインを引いて二車線にしたような道で、しかもブラインドのタイトなカーブがいくつかつながっているため、インべたで40km/h程度で走っていましたが、対向車線から2トントラックが車線を大幅にはみ出して急に表れ、あわてて左側の崖の断面に貼り付くように寄せてフルブレーキを掛けました。フロント左側のタイヤが砂っぽい路肩のせいでしょうかすぐにロックしましたが、対向車のトラックは車線をはみ出したまま止まることもなく通り過ぎていきました。まだ向こう側には余裕があったように見えましたが（一応各車線とも狭いながらも2mはあるはず）、大柄な車体ではカーブでギリギリ左に寄せるのが難しかったのでしょうか。危ないところでぶつけられそうになりました。
　ところで、この頃になるともう結構雲が多くなっていて、ちょっとしたら降り出しそうな感じもしましたので、ある程度休憩してまた久里浜方面に戻り、また佐原ICから横横道路に乗って帰ることにしました。
　往路ではあまりスピードも出さず、せいぜい120km/hで走っていましたが、復路では当初空いていたこともあって、一度フルスロットルにしてみました。5速ですが、気持ち良く加速してくれ、あっと言う間に170km/hになったかと思ったら、もう目の前に車が左右の車線を埋めています。路面が雨で濡れていたので（三崎を走っている間にちょっと降ったようです）、あまり飛ばしていると危ない訳で、ここは一旦100km/hに落として巡航していたら、先程佐原ICに入る前にすれ違ったデルタ16Vが前を走っていました。衣笠から乗ったのでしょう。見ると横須賀PAに入って行きますので、丁度トイレに行きたかったこともあって、ワテも続いてPAに入りました。ちょっと先の方に止めると、一人の男性が話しかけてきたので、「さっきのデルタの方かな」と思って話していると、どうやら70年代のバイクでツーリングしているグループの一人らしく、話している横をデルタは通り過ぎて行きました。タイミングベルトのことなど聞けたらいいなと思っていたのですが、ちょっと残念。
　トイレを済ませてまた並木ICに向かい、さっさと駐車場にしまいこんだのが午後3時半。ですから正味4時間のプチ・ドライブと言ったところでしょうか。年末にガソリンを50リットル入れてからチョコチョコ走り、今回の150km弱を加え、合計270kmになりますが、まだ燃料計は1/4以上のところを指しています。前回給油した時点では「0」の位置を下回っていましたから、50リットル使い切るにはまだ50km以上走ることになりそうです。となると、燃費は意外に良く、リッター6kmを軽く超えそう。これはナイスですね。

　さてさて、帰宅後、今度はデルタを出して乗り心地の違いを楽しみました。ちょっと実家に寄って、日が暮れかける頃にいつも軽く流しに行く時に通る産業道路の裏側の道を走りました。
　それにしてもストラトスのダイレクトな振動や重いペダル類に慣れてしまうと、デルタの何から何まで軽くてスイスイした走りは快適この上ないですね。デルタだって別にラグジュアリーカーのようなしなやかな足回りや室内の静けさなど皆無なのですが（ラリーカーですから当然ですね）、やはり時代が70年代半ばと90年代では大幅に違う訳です。当初はストラトスの感覚でブレーキを強く踏みがちでしたが、それも1kmも走らないうちに慣れるのですから、人間の感覚ってナンかオモロイですよね。まあ、それほど同じランチアでも乗り味が極端に違う車と言うことです。