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DRIFT HD@取り付けステー [カメラ全般]

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 前回のツーリングで、自分の運転する姿がちょろりとでも写るように、ずーっと前から持っていたクランプ固定式でフレキシブルアームの雲台を、画像のようにウィンカー付け根に近いフレーム部分に取り付け、カメラを横に突き出して動画撮影をしました。これはなかなか具合が良かったので、是非次回もと思ったんですが、問題はこのアームがU字に曲げてもウェストバッグには収まらないこと。結局使わない時もフレームに固定して、アームだけを下方に曲げて運転の邪魔にならないようにしてはいましたが、やはり小枝が挟まっているような、変な異物が引っかかってるようで、気にはなりました。しかも、何も付けずにしばらく走っていたら、アームから雲台部分が振動で外れて落ちてしまい、使えなくなってしまいました。
12年6月24日ビデオカメラ取り付け2-520.jpg
 このようにして撮影しましたが、45cmほど横に出ると、DRIFT HDカメラの画角が170度もあるために、思った以上に自分の体が写っていました。ただ、荒れた道で路面の左側から中央にかけて荒れていたり、溝ができたりしていて、右に寄った際に路肩の雑草が結構カメラに当たっていました。また、馬坂林道で走った時に、途中でカメラが下を向いているのに気付いて再度位置合わせしましたが、終了時にストップボタンを押しても赤い「REC」ランプが消えず、無反応になっていました。何か気付かないうちにカメラに問題が起きて、フリーズしていたのかも知れません。とにかく、ボタンを押しても何も変わらないままですから、電源を切るためにバッテリーを一旦外して強制的に電源を切ると、データもすっかり消えました。しかし、その後ハンドルに固定していた時にはこうした症状が起きませんでしたので、バイクの振動が原因ではないようです。
 フレキシブルアームはなかなかガッチリした感じで固定できますが、やはり柔軟性は多少あるのは当然です。ですから、林道でガタガタ走っていると、多少はアームがカメラの重さで下に傾くことがありました。この辺もちょっと不満でしたが、雲台が消えちゃったので、同じ規格のものを探すか、別のものを買うかしか手はなくなりました。
 で、ヨドバシカメラに行って色々見てきましたが、この雲台は横の蝶ネジを締めてその先端をアーム先の溝に噛ませて、奥までねじ込むと雲台のボールも押されるようにして持ち上げられ、外のカバーにガッチリ喰い付くことで固定されます。一般に売っているボール形の雲台では、三脚穴に固定するタイプしかないので、それが上手く分解できないと、口径やロッドの溝の幅等が分からず、買っても使えるかどうか分かりませんし、まずほとんど無理でしょう。でも、マンフロットの簡易三脚に同じような雲台が使われていて、微妙なサイズは分からないけれど、なかなか近いものがありました。これは6800円くらいの、三脚としては安いものですが、買ってもサイズが合うかどうか分からない上、フレキシブルアームも持ち運びに不便ですから、いっそ発想を転換して、携行性の良いものを自分で作るのが良いのではないかと思いました。
DRIFT-HD一脚520.jpg
 そこで目を付けたのがこれです。DRIFTのアクセサリーとして出ていた自分撮影用のモノポッドで、本来はこれを手に持って撮影するのですが、ここの基部にフレキシブルアームから外したクランプを取り付けた訳です。このモノポッドはアルミ製で、そう分厚くないので、ただ穴を開けて溝を切っただけではすぐにダメになりますから、裏側からナットできちんと固定しました。それも緩むでしょうが、ナットは接着剤で固めてありますから、多分これで抜けることはないでしょう。
 アームは4段で、最長43cmになります。引き出したらそれぞれの部分を右に回すと固定されます。プラスチックの雲台は少々貧弱かもしれませんので、バイクで使う時は、うまくカメラに釣り糸でもくくり付けて、外れても落ちないようにしないと心配です。でも、画像のように収納時はかなり小さくなるので、これなら使わない時はウェストバッグに入りますから、フレキシブルアームの時のような煩わしさは皆無になるはずです。今度の14-15日の信州方面のツーリングでは、これをふんだんに利用して動画撮影してきたいです(^∀^)v


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新旧コンデジテスト@我が家 [カメラ全般]

11年4月29日デジカメテストimg520.jpg
 先日こちらでアップしましたが、ペンタックス・オプティオRZ10を1万ポッキリで購入したのをきっかけに、せっかくだから我が家の新旧コンパクトデジカメの写りをチェックしてみようかと思いつきました。「そんなの新しい方が良いに決まってるじゃん」と思いますが、今のデジカメはいわゆるCOMSと呼ばれる受光素子のサイズ、解像度によって大幅に性能が変わり、画像も異なるのは当然です。しかし、近年のデジ画像では、多くが携帯の写真機能で撮ったものやコンパクトデジカメのものが圧倒的に多く、結果として、写真には絶対的存在の「レンズ」がなおざりにされているような傾向がありますね。もちろん高価なデジタル一眼レフの、高性能レンズなどでは優れたものが多々ありますが、優秀なレンズメーカーの存在意義がイマイチはっきりしなくなって、90年代まで格安&一段低い位置付けの交換レンズ専門メーカー(例えばシグマ等)が今では普通にカメラを作っていますし、老舗カメラメーカーを吸収した、本来なら畑違いの家電メーカー製の製品も溢れています。つまり、以前のように、レンズに強いカメラメーカーの評価が高くなるとは言えない時代になって、使う側もあまり古いカメラブランドにこだわりを持っていないようです。
 では、一眼レフはともかくとして、コンパクトデジカメではどうなのでしょうか。携帯や簡易型のデジカメのレンズは論外として、やはり目先の便利を追求して、いかにコンパクトな筒の中に倍率の高いズームを突っ込むかに走っている傾向は否定できないでしょう。実際、あの小さなボディに、どうやってそんな高倍率のズームを突っ込むことができるのか、不思議なくらいですが、非球面レンズやプラスチックレンズは当たり前で、従来のガラス研磨などほとんどありません。さらに、ズーミング中に別のレンズを突っ込んで大幅に構成を変えたり、レンズ群をそれぞれ異なる動きで前後させたりして、少ないレンズ枚数でコンパクトかつ倍率の高いズームを実現しています。反面、純粋にレンズ性能として考えると、以前のカメラをテストしていた雑誌社のカメラマン・レポーターの人々にとっては、当時なら評価の対象にすらならないような低レベルなものも結構普通に使われています。一言で言うと「妥協」でしょうが、そもそも1万円以下で「高性能で高倍率かつコンパクトなズームレンズ」など、レンズ単体でもできる訳ないですから、「まあ、画像は少々不正確ですが、きれいに見えますし何よりコンパクトでとても安価すからどうでっか?!」と言うところになります。
 そこで、コンパクトデジは実際にどんな具合に向上してきたのか、どのような進化を遂げてきたのかを、我が家の新旧コンデジ5台を使ってテストしてみた次第です。画素数だけでなく、レンズの実力も要チェックです。

 カメラのテストは、まずはどのカメラも同じ位置から一番広角側にレンズをセットしたものが1枚目。その位置からズーミングして、バイクがフレームに丁度良い大きさに納まるところで撮ったものが2枚目で、それぞれ520ピクセルに縮小してアンシャープマスクをかけています。色の補正はしていません。また、フレームに合わせて写した画像から、縮小することなくエンジン部分を横520×縦390ピクセルの枠で切り取ったものが3枚目の画像になります。ただし、東芝PDRはズーム機構がないので、2枚目は立ち位置を変更し、近付いて撮っています。


① 【TOSHIBA Allegretto PDR-M4】
ToshibaPDR-M4.jpg
 まずは、99年にPCを初めて購入した時に、ほぼ同時に購入したコンパクトデジカメの東芝アレグレット PDR-M4です。このカメラはワテのHP作成に縦横無尽の活躍をしてくれましたが、画素数は214万画素しかありません。それでフルサイズで撮影すると、横1600×縦1200ピクセルのJPEG画像になります。スマートメディアの32MBのカードで33枚しか写せませんでしたが、後に出た128MBのカードは認識できませんでした。大きさは「写るんです」くらい。ストロボ内蔵ですが、ズームレンズではありません。しかし、小さな液晶モニター以外にも、しっかりとした光学式のファインダーを備えていたのが良かったですね。金額はまだまだデジタルカメラが高価で、当時5万円以上でヨドバシカメラで購入しました。
11年4月29日PDR-M4KL250A.jpg
 さて、いよいよ画像チェックですが、像の歪みは上部の塀の線を見ると一目瞭然です。このカメラのレンズは単焦点ですが、35mmカメラにしておよそ40mm程度の、広角気味な標準レンズが付いています。単焦点ではオーソドックスですが、無理のないレンズ設計が可能なはずなのに、上部が微妙に曲がっているのが分かります。少々樽形になります。
11年4月29日PDR-M4KL250B.jpg
 ズームの代わりに、自分の足で少し前に出て撮りましたが、東芝PDRの特徴は、多少青味がかった色合いが見られることです。路面やスイングアーム、リムを見ると良く分かりますが、光の強い部分は飛んで真っ白になってしまうように、コントラストが強めのレンズです。
11年4月29日PDR-M4KL250C.jpg
 フルスケール画像で切り取ってもこんなもので、1000万画素のものに比べると、5倍くらいの範囲が入ってしまいます。レンズの解像力もさほどでもないのか、線が甘く感じられます。エンジンのフィンのアルミ地がむき出しの部分がしっかり白くならず、ノイズが出ていまね。

② 【PENTAX OPTIO S5n】
PentaxOptioS5n.jpg
 長らくPDR-M4を使っていましたが、ある日突然無反応になって使えなくなってしまいました。デジカメ業界も随分変化し、コンパクトデジはかなり小型化が進み、05年当時、最も小さくて高性能だったペンタックス・オプティオのフラッグシップモデルS5nを5万円弱で購入しました。3倍の光学ズームと動画モードはMPEG4を備えていて、一般撮影時は最大500万画素で、横2560×縦1920ピクセルになりました。いきなりここまで変わるかと言うほどの変化ですが、この辺りから光学式のファインダーはどのメーカーも省くようになりましたね。
 このカメラは何しろコンパクトでお気に入りでした。ただ、07年のツーリング時にこのカメラをハンドルに固定して林道走行動画を撮ったら、さすがに振動で動かなくなりました。修理に出して今でも使えるようになっています。
11年4月29日KL250OptioS5n520A.jpg
 オプティオS5nのレンズは、広角側が35mmレンズ相当になります。この3倍ズームの基本線は今でも使われているように、入れ替わりの激しいここ数年では珍しいでしょうね。しかし、画像はご覧の通り大きく上下の線が歪んでます。樽形が相当キツイことが分かりますね。広角側にしてプログラムモードで撮影していますが、全体的に明るい画像になってますね。
11年4月29日KL250OptioS5n520B.jpg
 少しズーミングしてみると、広角レンズ側の樽形歪曲が見られなくなってますが、バイクのタイヤの後ろのブロックを見ると、糸巻き形の歪みが始まっているのが分かります。やはりこのサイズでのズームレンズには、光学的に無理が
あるのは仕方ないことでしょうね。
11年4月29日KL250OptioS5n520C.jpg
 レンズの解像力はなかなかのもので、線がどれもしっかり出ています。ただ、サイドカバーの「250」のマークが、本来のグリーンでなく色が飛んでしまって白く見えます。なお、ここでは分かりませんが、広角側の周辺部を見ると、多少四隅に放射状に像が流れるのが見て取れます。

③ 【PENTAX OPTIO S10】
PentaxOptioS10.jpg

 S5nが故障して、それに替わるものを同じシリーズから探して購入したのが07年後期に登場したこのオプティオS10。ペンタックスからはRとかFとか色々な記号のコンパクトデジがラインアップしてましたが、やはりS5nのコンパクトなボディがお気に入りだったワテは、その後継機種が欲しいと思った訳です。レンズはあまり進化せずに光学3倍ズームのまま。受光素子が飛躍的に向上し、ついに1000万画素を達成した、最初のペンタックス製コンデジでした。動画モードは640x480ピクセルだから、この点でもさほど進化していませんが、以前は動画モードにすると固定焦点になりましたが、今度はきっちりピントを随時ピントを合わせてくれます。撮影モードも色々増えて便利になりましたが、実際のところ、プログラムAEとセミスポット測光ばかり使っています。フルサイズでの画像は横3648×縦2736ピクセルになります。
11年4月29日KL250OptioS10img520A.jpg
 オプティオS5nと同じような樽形歪曲が見られる広角側です。しかし、露出はより正確になってますね。どちらもプログラムモード&セミスポット測光にしていますが、こちらはとても忠実に色と濃度を再現しています。樽形歪曲がなければ最高なんですけどね。
11年4月29日KL250OptioS10img520B.jpg
 ズーミングして標準の50mmレンズのような位置にして撮ると、S5nに見られた糸巻き形の歪曲はあまり強く出ていませんね。レールを見ても真っ直ぐですから、何らかの向上はあるんでしょうね。
11年4月29日KL250OptioS10img520C.jpg
 エンジン部分の切り抜きですが、さすがはS10です。色飛びもなく、サイドカバーの文字もしっかり再現され、変なノイズもありません。中心部の解像力はかなり良いレンズですが、あのきつい歪曲がなければねぇ…。なお、やはりフルスケールで見ると、四隅の像の流れはS5n同様、広角側で見られます。

④ 【Ferrania Solaris Digital 711】
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 こちらはイタリアのフィルムメーカーの老舗、フェラーニア社銘柄の本格的コンパクトデジカメで、ソラリスD711と言うモデルです。フェラーニア社は、カメラの黎明期から存在したとても古いメーカーで、イタリアのフィルムのほとんどを供給していました。戦後に広く庶民にカメラが広がった際に、簡易カメラを多数作って写真文化を庶民に拡げるのに一役買いましたが、カメラはほとんどが外注品でした。60年代後半には3M傘下に入って今なお健在で、Solarisフィルムが日本でも一部のフィルムカメラ愛好家に人気があります。
 ワテはフィルムカメラでイタカメ研究をやっていた関係上、あのフェラーニアがデジカメを自社ブランドで出していたとは知らず、08年頃にそれを知ってびっくりしたものですが、当時はあくまでも携帯のカメラモードのレベルの廉価版ばかりでした。その後探していたら、フランスのショップでこのしっかりしたモデルを売っていたのを見付けて購入しましたが、最大8メガピクセルの受光素子から横3264×横2488ピクセルの像を結んでくれます。動画モードは640×480のモーションJPEGで、特に何か良い訳でもありません。背面の液晶がペンタックスより一回り大きくて、とても見やすいです。
11年4月29日KL250Solaris520A.jpg
 レンズはやはり光学3倍ズームですが、広角側はオプティオS10に比べて、わずかに広角側で広くなっています。35mmカメラに換算して、37mmレンズと35mmレンズの差みたいなものでしょう。やはり樽形歪曲はありますが、オプティオのレンズのようにきつくありません。色合いは全体的にうっすらと青味を持った描写になります。その感覚が、Solarisフィルムの色合いと似ているのか、何か淡いイメージの画像が多くなりますが、露出はしっかりしていますから、実はきっちり写ってくれます。
11年4月29日KL250Solaris520B.jpg
 標準程度の焦点距離までズーミングしましたが、像の歪みはほとんど見られず、この点ではオプティオより優秀ですね。しかし、被写体を寄せたら露出が若干変わったのか、色が強い光で飛び気味で、薄く感じられます。よってタンクやサイドカバー、フェンダー周辺の中間諧調はオプティオS10に劣ります。
11年4月29日KL250Solaris520C.jpg
 フルサイズからの切り取りは露出が明るめになっていた結果、サイドカバーの「250」の文字色が薄くなってます。反面、エンジンのシャドー部もつぶれることなくしっかり出ています。しかし、解像力そのものはシリンダー根元のナンバーが読めたS10に対し、こちらは微妙ですから一歩劣りますね。でも、広角側での四隅の流れはS10よりかなり少なく、像のまとまりは実はこちらの方が良いのは意外でした。

⑤ 【PENTAX OPTIO RZ10】
PentaxOptioRZ10.jpg
 前回こちらで述べましたが、最近購入したペンタックスコンパクトデジカメのフラッグシップモデル。若干ボディサイズは大きくなって、レンズを畳んでも出っ張りますが、何しろ1400万画素の受光素子と、光学10倍ズームレンズは魅力でした。最大で横4288×縦3216ピクセルの画像になります。動画も1280×720のとてもきれいな映像を楽しめます。そんなカメラが2万円台で現れ、じわじわと値引率が高まって、1万円ぽっきりで買えるようになった今、99年の東芝PDRの頃との違いをつくづく感じてしまいますね。
11年4月29日KL250OptioRZ10img520A.jpg
 さて、立ち位置は他と変えずに広角側で撮ると、他のカメラでは左側が傾いた木の下の一部が写るだけでしたが、こちらではヘルメットを掛けてある2本左のものまで写っています。35mmカメラにかんさんすると、28mm~280mmレンズになりますが、さすがに28mmになるとしっかりした広角の効果見られますので、大変具合が良いです。しかも、ご覧の通り、樽形歪曲は少なく、相当立派な描写を見せてくれます。
11年4月29日KL250OptioRZ10img520B.jpg
 ズーミングして寄せてみたものの、S10やその他の時より寄せが弱かったので、バイクが小さくなってしまいました。色合いは若干青が強めでSolarisの色を濃くした感じ。S10とは明らかに違って、ライムグリーンが普通の緑色っぽくなっています。像の歪みはほとんどなくてとても良いのですが、広角側での四隅の流れはフル画像で見るとしっかり残っています。
11年4月29日KL250OptioRZ10img520C.jpg
 色が濃い目に出ると言う特徴はありますが、サイドカバーの文字を見る限りなかなか忠実な色合いのように見えないこともないです。ただし、どうもサイドカバー自体のライムグリーンがざらついていますね。せっかく1400万画素になっても、このような色ノイズが出てしまうと、拡大した時に汚らしくなってあまり具合が良くないでしょうね。なお、コントラストが強めですから、微妙にシャドー部がつぶれたように見えますが、実はちゃんと微妙な中間諧調が出ているのが立派。青味がかった色合いは画像編集時に修正できますので、あまり問題にはなりませんね。

11年4月29日KLX250CRXOptioRZ10img520G.jpg
 さて、かもめ町で一気に撮りまくって、KLイモムシくんからKLXバッタくんに乗り換えて別の角度でのテストをしていたら、ハマCafeオフ仲間のクープさん(現在はすかぴんさん)がまたサーキット用お遊びに買ったCR-Xの改造車をチェックしに来ていました。一体何度買い換えてるんでしょう(^∀^)v
 それはともかく、今回のコンパクトデジの性能ですが、やはり2005年くらいに大きな変革があって、それ以来少しずつの性能アップが繰り返されているようですね。やはり性能は総合的に見て最新のOptio RZ10が一番ですが、色の再現性はOptio S10の方が良いです。しかし、カメラの命ともいえるレンズの欠陥(歪曲)はS5nからあまりなくなっていないように、元来無理があるんでしょうね。それをどうやって妥協するか、今のコンパクトデジの実力を一言で言うなら、やはりこの「妥協」ですかね(^∇^)。


Optio RZ10@コンデジ [カメラ全般]

11年4月17日OptioRZ10a.jpg
 PCを使うようになって12年のワテですが、当初からHPを作成していた関係から、フィルムカメラ命なのにも関わらず、Web画像用に早くからコンパクトデジカメを使っていました。一番最初は99年にHPを立ち上げる際に使っていた東芝PDR M-4言うやつ。小型フィルムカメラくらいのサイズで、まだまだファインダーが付いていた頃のものです。画素数は今にしてみるとお笑いの214万画素で、スマートメディアの32MBのカードで33枚しか写せませんでした。最大画像で横1600ピクセルですが、何か暗く写りがちでしたっけ。でも当時は結構高くて、ヨドバシカメラで7万円以上した記憶があります。
 これが壊れて、次に買ったのが05年のペンタックス・オプティオS5nで、既にどのメーカーも動画モードを内蔵していましたが、Mpeg4が使えるモデルと言うことで購入しました。最大画素数は500万画素。東芝PDRよりも随分コンパクトかつ高性能になったのですが、ファインダーは消えちゃって液晶のみでした。
 オプティオS5nはカメラ画像撮影やツーリング、オフ会等、フル稼働しましたが、バイクにくくり付けて林道を走ったら調子が悪くなって、修理に出しました。今なら新しいボディが買えるような修理費を支払いましたが、今でも実家にあります。
 修理していた時に新たに購入したのが07年後期に登場したオプティオS10と言う後継モデル。S5nのコンパクトなボディのまま、1000万画素を達成したペンタックス製コンデジのフラッグシップモデルでした。動画モードは640x480ピクセルだから、この点ではさほど進化していませんが、やはり1000万画素は大きいですね。今もメインで使っています。
 09年には前にもこちらでアップしたFerrania Solaris Digital 711と言うモデル。これは最大800万画素で、オプティオS10を使っているのにナゼ?と思われるかも知れませんが、まぁ、あのフェラーニアがデジカメを自社ブランドで売っていたとは思ってもいなかった上、何しろ1万円程度で送料も含めて買えたので、ついつい逝っちゃった次第で(^∇^)。写りは案外良くて、淡い色合いも含めて、実は気に入ってます。
11年4月17日OptioRZ10b.jpg
 で、やっと画像のペンタックス・オプティオRZ10ですが、このカメラ、実は半年前に出た時から狙ってたんですよ。何しろコンパクトボディですが1400万画素に進化した上、光学10倍ズーム(35ミリにすると28-280mm相当)を備えているんですもん。値段もS5nで5万くらい、S10でも5万弱で買ったのに、これは2万ちょいで出ていたんですもん。でも、S10があるから見送っていたんですが、Amazonで他のものを見ていると「あなたにお勧めの商品」に出てくるんでついついチェックしちゃってましたら、ここしばらくの間にグンと値が落ちて、1.2万、1.1万、さらには9980円とかにまで落ちました。凄い値引き額ですが、ちょっと前では考えられない安値ですよね。かなり立派な性能のカメラでもこうだから、何か溜息が出ちゃいますが、1万ポッキリなら良いかと思い、先日お会いした絶版さんが「キタムラ」と懇意にしていることもあって、彼に頼んで送ってもらった次第です。
11年4月17日OptioRZ10c.jpg
 ざっと見て、大きさはS10より一回り大きく、レンズも10倍ズームのため、鏡胴の太さも長さも大きいですね。でもこの中に10倍ズームが収まっているのはウソみたい。本当に世の中変わりましたね。
 マクロは最も近寄ったところで1cmから撮影可能です。これまたビックリですが、トプコンREスーパーにベローズ(蛇腹)を付けて、前に拡大専用のマクロトプコール30mmを付けて撮ったことが、このコンパクトデジだけでできるんですから、「うむむ…」となってしまいます。
 ボタンの配置はこれまでのモデルとおおよそ変わらないので、使い勝手はワテにとってはグッドです。液晶は2.7インチですから、さほど大きくはないですが、あまり大きくしてボタンの配置が詰まっちゃうのもどうかと思いますから、コレで良しとします。前部にグリップらしきものが出っ張っていますが、これは多分何らかのパーツが詰まったものでしょう。だって液晶を見て外枠を保持するコンデジにはグリップなど不要ですもん。
11年4月17日OptioRZ10GammaA520.jpg
 さてさて、その写りはいかがなものかと思い、S10と撮り比べてみました。まずはRZ10から。イタカメのガンマをマクロで撮っていますが、大きさを揃えるためにズームを広角側で最大にせず、ちょっと戻した感じ(35mmレンズくらい)にしています。また、トリミングして520ピクセルに縮小しています。
11年4月17日OptioS10GammaA520.jpg
 こちらはS10。広角は最大の状態で、マクロモードになってます。S10ではどうしても一番広角にしていると樽形に像が歪みます。その点RZ10では少し余裕があるので有利ですね。色合いはS10は冷色系ですが、これはいくらでも補正可能ですから問題ないです。ピントは両方ともレンズマウントの付近で、きっちり合っていますが、S10は上面のロゴがボケ始めています。後ろの「Roma」の文字はかなりボケでいますから、被写界深度は深くないですね。上のRZ10はかなり深いようです。ボケを強調させる場合は、どのみちモードを色々切り替えて使いますから、問題ないですが。
11年4月17日OptioRZ10GammaB.jpg
 一部分をトリミングして520ピクセルに縮小したものです。RZ10の写りはなかなかですね。
11年4月17日OptioS10GammaB.jpg
 S10のレンズは中心部ではRZよりも良い感じです。アクセサリーシューの内側のイタバネが、こちらの方がきれいに写っています。画像の湾曲は、広角レンズの周辺部で出ちゃいますが、中心部の解像力はかなり高いでしょうね。
 以上ですが、世の中の進歩の具合は本当にもの凄いですよね。もう一度書きますが、12年前に買った214万画素の東芝PDRが定価で9万円弱、6年前のオプティオS5nで6万弱。3年前のS10で5万円程度、それがもっと高性能になって値段は半額ですからね。安売り価格なら、オプティオの3倍ズーム付き1400万画素なら6千円代ですよ、6000円(°o°)! 本当に画素数は桁が上がり、値段は桁が下がるとは、全くビックリっすねー。

車載ビデオテスト@結論 [カメラ全般]

11年1月4日動画テストOptio3.jpg
 先日HIROさんから教えて頂いたサイトでの、風切り音低減のための工夫を参考に、同じ素材の生地を取り寄せて、薄手の布テープに切抜きを作ってマイクの部分に貼り付けてみました。
 これで前回のスポンジを使ったものとどう変わるかをチェックしつつ、例のOregon ATC-2Kをもう一歩きっちり固定して同時に並べて撮影してみようかなと。
11年1月10日動画テストA.jpg
 場所は成層圏くんのルーフスポイラーの右側横。Oregonはゴムバンド、Optioはクランプを使っての固定は前回と同じです。
 で、結論を先に申しますと、音質の向上はあまりありませんでした。風切り音がやはり大きく、OptioでもOregonでもかなりエンジン音以外に「ゴーーーー!」と響きます。Oregonは何かカタカタと言う音も入っていて、なおさら汚らしいように思えますが、録音される音量が小さいため、スピーカー音量自体を変えない限り、Optioのうるさい風切り音ほどではないように思えます。でも、同じ位のボリュームにしてやると、とても聞けたものではないですねぇ。
 Optioの風切り音低減効果は、素の状態に比べれば、それはそれなりにありましたが、前回のスポンジと比べて大幅に向上しているとは思えませんでした。ただ、風切り音に隠れてしまうことが多かったエンジン音が、ずっとちゃんと聞こえるくらいになっていたから、多少なりとも良くはなっているのかな。
11年1月10日動画テストB.jpg
 ところで、どうもOregon ATC-2Kが、我が家での存在価値がほとんどないのではないかと言うような気がして、エンジン&その他の音がより静かなでる太くんでもう一度チェックしました。ゴムバンドでも、ミラーに固定すれば使えることが分かりましたが、録画してみたら、やはり風切り音しか聞こえないような音でした。さらにどう言う訳か、後半は音量が周期的に小さくなったり元に戻ったりして、これを2度ほど繰り返していました。
 Oregonは、いっつあんからもらった「超編」ソフトをインストールしたPCではWMPで開けないばかりか、PCが固着しちゃうと言う欠点があり、「超編」の入っていないPCで、別の動画変換ソフトを使ってMPEG2にしておき、それを「超編」の入っているPCで編集してWMVに変換。Oregonでの動画をネットにアップしたり、DVDに焼き付けたりするには、我が家ではこんな面倒なことをしないとイカン訳です。
 画質もやはりOptioと比べると大きな開きがあり、同じ640x480ピクセルながら、Oregonの画像にはシャープさがないですね。となると、バイクに取り付ける時だけは便利ですが、それ以外ワテには利用価値はないようです。クランプをより細く携行しやすいものに取り替えた自由雲台+Optio S10
で動画も撮った方が、ワテのPCでは後の取り込み・編集に便利になりますから、Oregonはちょっとしたら売りに出しちゃおうかなと。何しろいっつあんからもらった「超編」は使い勝手が抜群に良いので、これに代わる動画ソフトでOregonのコーデックをしっかりサポートしてくれるヤツがあれば良いですが、少なくとも我が家にはありませんからねぇ。どうやらUleadのソフトが使えるみたいなことが他の方のブログに書いてありましたが、どんな編集機能があるか分からんですから、わざわざそれを買うまでもないでしょう。
 結論:外付け車載カメラで撮る場合、多少の風切り音は我慢してコンパクトデジを使った方がワテには良い!


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車載ビデオテスト@成層圏くん [カメラ全般]

11年1月4日動画テストOregon1.jpg
 前回にチョロリとご紹介しましたが、もう一度Oregon ATC-K2と言うバイク車載専用カメラのテストがてら、かもめ町に行ってきました。今回は前から使っているPentax Optio S10の動画モードで撮ったものとの比較がメインで、どうなるか楽しみでしたが、ナンかちょいと変…。
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 Oregonの車への取り付けは基本的にできません。ただ、ヘルメットに止めるためのゴムバンドを通す台座があり、これを利用して成層圏くんのルーフスポイラーにこうして取り付けてみたんですよねぇ。 しかし、ゴムはやっぱダメっすね。ずっとプルプルしちゃって画像が煩わしいものになっちゃってました。
 とりあえずYouTubeにアップしましたから、つまんないですけどご興味がある方は
こちらからどうぞ。
 それにしてもこのカメラ、一体どうなってるんだろ? 
記録されたSDカードからデータをPCにコピーすると、Windows Media Player(以後WMP)で見られなくなるばかりか、WMP自体が初期画面のまま固まってPCが無反応になります。SDカードからコピーせずに、メモリーカードアダプターから拾う形で再生させたら、最初の一度だけWMPで再生できました。でも、2度目は取り込んだ場合と同じく動かなくなります。「超編(Ultra)」と言うソフトでは開けますが、編集しても音声が出ません。DiviXでも再生はできますが音声はありません。Oregonで取り込んだデータの音声はWMAだと、とあるショップのサイトに書いてありましたが、なぜWMPで動かなくなるのか分かりません。何かサポートしていない音声ファイルのようですね。PCに取り込んだデータを細かく確認すると、オーディオ部分はビットレート~64kbps、オーディオサンプルサイズ~8ビット、オーディオ形式CCITT u-Lawとなっていました。ビデオデータは640x480ピクセルの24ビット・モーションJPEGで、30フレーム/秒、データ速度は4468kbpsになります。ちなみにPCはWindows XPで、WMPソフトは最新の11にアップデート済みですが、どう言う訳かダメです。動画はMPEG1の320x240に縮小してアップしていますが、やはり音はナシ。
 ただし、Oregonにアナログコードを付けてビデオデッキに接続して再生すると、画面上にカウンターや再生その他ボタンが上書きされて出てきて煩わしいものの、音声は出ます。それで確認すると、風切り音はそうきつくないものの、カメラ自体が動く音が入って、結局クリアーな音にはなっていませんでした。
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 ペンタックス・オプティオはご覧の通りLPL製の照明ランプ用クランプを改造して、ミニ雲台を取り付けたものを利用してます。これまでもバイクツーリングでこうして撮ってきましたが、結構ガッチリ取り付けられるので、今まで不具合はありませんでした。ただし、風切り音はカメラ前面にあるマイク穴のため、もの凄いレベルです。これを何とかすべく、ちょいと工夫したんですよ。
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 レンズの右上に白いものが付いていますが、実はコレ、電子たばこのカートリッジの筒を切り、吸出しの穴をマイク穴の大きさくらいに広げておいて、表にはスポンジを詰めておいたんです。昔のラジカセにはマイクの先端に必ずスポンジが付いていましたもんね。ただ、目の粗いスポンジでは、面積が面積だけに効果ナシと見て考えた結果、最近人気の「激落ち君」と言う、食器洗いなどに使われる目の細かいスポンジを利用してみました。
 で、結果はこちら。やっぱもの凄い風切り音でした。先端をもう少し丸めると良いのか、スポンジ自体に問題ありなのか、とにかくダメ。今度はHIROさんから教えていただいたサイトで知った生地を利用してやってみます。やっぱ車載カメラは車内の方がいいのかな…。バイクで使うにはいささかかさ張るしなぁ…。
 それにつけても、Oregonが素直にWMPで再生できるよう取り込めれば問題はないんですけどねぇ…。何が悪いのか訳が分からないので、ヤフー知恵袋で分かる人に尋ねてみますが、ダメなら買ったばかりだけど手放すしかないかな( ´д`)

追記: YouTubeにアップした画像は、新たに何とか音声が出るように編集しなおしたものをアップしまして、そっちにリンク先を変更していますので、どうぞ上記「こちら」から入ってみて下さい。

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