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ベイトリールは初だった@おNewタックルpart1 [フィッシング・タックル]

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 昨年から車仲間のニッパチさんと、彼の地元の印旛や霞方面にバス釣りに行くようになって、以来単独でも何度も行くようになりました。これだけ毎月のように釣行しているのは、以前勤めていた会社の仲間達とさんざん霞で釣りまくっていた80年代後半から90年頃までの、最初のMyブーム時以来です。思えば80年代半ばに丹沢の管理釣り場でトラウトルアーを始めたのがこの世界に入るきっかけでした。当時スポーツフィッシングの雑誌やカタログ本等を熟読して、「これ」と思ったロッドをサンスイ横浜店に行って注文しましたが、それが今も現役のUFMウエダ・スーパーパルサーII CSII-602と言うUL(ウルトラライト)ロッドでした。リールも同時にミッチェル308Proと言うモデルを購入して使っていましたが、これは既にフランスではなく台湾製になっていた頃のものでした。しかし、当時は今みたいに生産国の表示義務が曖昧だったため、Made in Chinese Taipeiの文字はどこにもなくて、ミッチェルだから当然フランス製とてっきり思って使っていましたっけ(^∀^)v ただ、数年使っているうちに、メインギアの裏側に一体成型されている小さなギアの歯が半分欠けて、ハンドルクランクを逆回しすると、ストップせずに半回転戻ってしまうようになりました。その時は、「やはりフランス製とは言え設計の古いものはダメなのかな」と思いましたが、すぐに今はヤマダ電機傘下になって久しいダイクマでミッチェル310ULと言うモデルが安売りしていて、「なぜこんなスーパーみたいな店で売ってるのかな…」と思いつつも、えらく安かったので1つ買っておきました(今でも使うチャンスがなく箱に入ったまま)。その際に、もうミッチェルが台湾製になっていたことを知り、「なるほど、だからギアの金属の質が悪かったのね…」と、ため息が出たものです(笑。
 当時勤めていた会社は99年に退職し、以降自分らで会社を興したり何だりで、仕事が忙しくなって休みの日はカメラ&バイクに明け暮れていたため、釣りからはかなり遠ざかりましたね。でも、その頃昔通った霞ヶ浦の一級ポイントに行ってルアーを投げても、さっぱり釣れなくなっていて、「一体霞はどうなったんだろ?」と不思議に思いつつ、またバス釣りに出なくなりました。
 その間、92年頃から始めたフライフィッシングは続けていて、さすがに山深い渓流での釣行はなかなか時間的に難しかったですが、管理釣り場ではそこそこ楽しんでました。
 06年頃にまた久々に霞に向かいますと、アメナマが初めて釣れてビックリしました。バスはチビバスが1匹だけ。本当に霞は死んだと思いましたね。この頃に散々カメラ購入に利用していたeBayオークションで、ORVISのスピニングリールやバンブーロッド等を、今からしたら相当安く購入して使うようになりましたが、あくまでトラウトを対象としたもの+シーバス用に揃えたものでした。かつて会社の同僚が津久井で使っていたABUのクラシカルなベイトリールに巻かれた太いラインが印象に強く残っていますが、実は当時1度だけ国産の安物ベイトリールを買ってちょっとだけ真似事だけした経験がありました。でも、4lbのラインを巻いたスピニングのように軽いルアーを遠くに飛ばせることなく、ちょっと気を緩めるとバックラッシュだらけで、持っていても使う理由が感じられないまま、友人にあげちゃいました(;´д`)。以来、ずっとスピニング&ULロッドでトラウトもバスもこなしてきた次第です。
 それが去年からニッパチさんのタフなライン+大型ルアーを使ったトップゲームを目の当たりにして、その50cm超を釣った画像を見せ付けられると、未だに45cm程度までしか釣ったことのないワテには、憧れの世界でしたね。そこで、シーバス用に持っていたORVISのバンブースピニングロッド+ORVIS 100A(スピニングリール)で大物を狙うべく、霞に持って行きましたら、アメナマが掛かってそのきつい引きに竿が大きくしなり、釣り上げた後にも竿先がしばらくしなったままなのを見て、「こりゃ、もっと丈夫なロッドを買わねば」と考えて、UFMウエダのスーパーパルサーZ GG-700(グリグリ700)を入手した訳です。それもちょっと前に大物アメナマを抜こうとして10lbラインをぶっちぎりながらポッキリやっちゃいましたが、その後、このML(ミディアムライト)の竿の一段下のL(ライト)クラスのスーパーパルサーII CSII-65LBをちょっと前に買って、グリグリ700はORVIS 150Sと組み合わせて10~12lbラインでのシーバス用に、CSII-65LBはORVIS 100(8lbライン)ないし100A(6lb/10lb)ラインで多少重めのルアー用に使っています。後はいつも使っている軽いルアー用に前述のCSII-602ないしパックロッドのPCA-60とORVIS 50Aの組み合わせで、このところずっと変わりません。
 しかし、少し前にアップした30g級の大型ルアーや、そこまで大きくなくても20g級のルアーを投げるには、どの竿も役不足で、それこそM(ミディアム)やMH(ミディアムヘビー)のバスロッドがあれば、バスフィッシングに関してはほぼ全域をカバーできるようになるはずです。6~7ftの硬いバスロッドは、ほとんどがベイトリール用ですから、当然使い勝手もこれまでのものと大幅に変わるし、改めて練習しなければなりません。でも、どの分野でもそうなんですが、どうも最新鋭のタックルにはあまり興味が湧きませんで、釣れなくても使っていて楽しくなるようなものが好きなので、どうせ買うならABUアンバサダーのクラシカルなモデルだと決めていました。ABUは古いモデルを何度か復刻させて少数生産してきましたが、それを狙った訳です。
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 ベイトリールを買うにあたって、まずは当然ロッドありきですから、ここで10~20lbラインが適合するMHクラスのものをウエダのもので探しますと、ウエダが解散する頃まで売られていたPRO4(ボロンと言う金属材質のロッド)が結構安くたくさん出ていました。しかし、どれも程度がよろしくなさそうで、今度は「スーパーパルサー」で検索すると、1本だけありました! ワテの大好きなスーパーパルサーIIのシリーズで、CBII 60MH/Bと言うモデルです。しかも程度がかなり良いものでしたが、問題は画像の通りグリップが付いていないこと。ウエダのバスロッドは、他の国産メーカーと同じく富士工業のFujiグリップと言うやつを使っていて、それは単体でも入手できるので、他にスーパーパルサーのバスロッドなど出てくることもないでしょうから、ここは購入に踏み切ることにしました。で、到着したものはほとんど傷1つない状態のものでしたが、袋やケースも付いておらず、1ピースロッドのみ。早速グリップを探して購入しないといけません。
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 ベイトタックルは使ってこなかっただけに知識が皆無でしたが、Fujiグリップは現在リールシートの部分だけ生産していて、ハンドルの部分まで一体になったものは中古品かデッドストックを探すしかないんですね。それでヤフオクで画像のウッドハンドルの新品グリップを入手しましたが、ロッドのエンドにはめ込まれているFujiグリップ用のプラスチックの筒には「12mm」と刻印があるのに対し、この画像のグリップの説明では内径16mmとなっていました。そうなると4mmの差が生じますが、他のオークションページではFujiグリップ用のフェルールとかコネットとか、何かスペーサーのようなパーツが売りに出ていて、色々なサイズがありました。「あ、コレを使うのか」と思い、竿の尻にあった12mmの刻印に合わせて12mmのコネットを注文しました。それにしても、グリップの説明で内径を示していたのはこの出品者さんだけで、他のFujiグリップの出品者さんは全くサイズを明記していないのに、結構皆さん入札しています。そこで、「ひょっとして、Fujiグリップの口径は皆同じで、7.5mm~14mmまであったコネットとかフェルールの口径と言うのは、竿本体の口径を示したもので、皆グリップに挿入する側は外形が16mmになってるんでは?」と気付いて、ノギスで竿尻の径を計ってみると、しっかり16mmでした(;´д`)。つまり、安いとは言え、別にコネットなど買わなくても良かった訳です。ナーンも知らないので騙されましたが、あの竿尻に付いたプラスチック製のものこそFuji製のフェルール(コネットも同義のようです)で、その12mmのマークに翻弄されていた訳です(笑。
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 この日は同時に、別のショップに注文しておいたベイトリールが到着しました! 初めはちょっと小さ目のABUアンバサダー2501Cを買って、太いラインを巻いて重いルアーに使おうと思いましたが、ニッパチさんに相談したところ、ベストは12lbくらいのナイロンラインだとのことでした。12lbまでなら既にスピニングでカバーしてますから、もう一歩太いものは巻けないかと思ってヤフー知恵袋で質問してみると、2500ユーザーさんから14lbでも問題ないと言うお答えを頂き、そうすることにしました。でも、14lbですとさすがに30gのビッグベイトルアーはキツいでしょうから、前述のベイト用スーパーパルサーを活かすべく、一回り大きいアンバサダー5001を買おうと思っていました。ワテは長いことスピニングに慣れているので、右投げ左巻きが癖になっていて、右巻きの多いベイトタックルは、投げた後でロッドを持ち替える必要があるので、これも使う気があまり起きなかった理由でした。しかし、最近はABUも左ハンドルをシリーズ毎に作っていて、少量ながら市場に出ていました。中でも5001は70年代に出た最初の左ハンドルモデルで、長らくこれだけだったんですが、90年代以降、時折1501や2501等を出しては絶版にして、また復刻させては少数で終了したりして、なかなか入手しづらいものでしたが、最近は新しいモデルで左右ともに売られるようになっていました。しかし、オールドタイプの復刻モデルの左ハンドルはやはり数少なく、狙った5001Cも古いせいか、どうも程度の良いものがありません。ヤフオクでは2万オーバーは当たり前で、それならほとんど未使用で出ていた09年に限定200個で出ていた5501CSロケット・ファクトリーチューンと言うモデルを買った方が良いと判断して、注文しました。それがグリップともども到着したんですよね~(^∀^)v
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 このリールは、5001をハイギアード化した5501Cに手を加え、軽量スプールやハンドル周り、その他を変更して、色も限定カラーで何色か揃えて売ったものでして、他に派手なオレンジ(と言うよりキツい金色みたいな感じ)とパープルがありましたが、その中ではこのシャンパンゴールドが一番大人しい感じでした。できればシルバーかガンメタのようなグレーが良かったですが、そんなものは作られてませんでしたんで、仕方ないですね。
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 軽く巻いた感じではスムーズそのもの。ドラグの締め込みも緩めもすっきりできますし、バックラッシュ防止のブレーキ調整も簡単ですね。後は実際に糸を巻いてルアーを投げてみないと分かりませんが、慣れるまではブレーキをキツめに締めておいて、バックラッシュを防ぐようにして使いつつ、サミング(親指でそっと回転するスプールのライン上を押さえて余計に回転させないようにすること)が普通に馴染んできたら、ブレーキを緩めて飛ばす距離を延ばすようにします。とは言え、スピニングでもルアーの着水位置を人差し指でサミングして調整しますから、まぁすぐ慣れるでしょう。
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 で、ロッドにグリップをつなげてリールを装着。木製グリップの色と、シャンパンゴールドのリールの色が程良くマッチしていて、この色にして良かったと思いました。サイズ的にも問題なしで、思ったよりも重く感じませんでした(あくまで「思ったより」ですよ)。グリグリ700にORVIS 150Sを付けて片手で持った感じと比べ、かえって軽いですね。ただ、グリグリ700はダブルハンドルで、グリップの余りを肘や脇に当てて巻き上げ時のサポートになるのに対し、こちらはシングルハンドルのグリップですから、一日竿を振って巻いていると手首が痛くなりそうですけどね(^∀^)。
 実はこのリールには20lbではなく16lbラインを巻いて、12lbのスピニングはシーバス専用に割り切って使うことにしました。別にABUの2501を入手し、それに12lbラインを巻く予定です。ロッドは7-15lbが適合するミディアムクラスの古い6ftグラスロッド安価に入手することができまして、それを使うことにしました。これでバス用にほぼ全サイズのルアーを投げられるようになる訳です。次の釣行が楽しみで仕方ないですね\(^∇^)/

P.S: ちょっと一気にベイトタックルを揃えちゃいましたんで、ストラトスの足回り補修やフロントガラス交換作業用に取っておいたお金を半分近く使っちゃいました。勢いで買っちゃいましたが、後がコ、コワイ…。


値段の格差に呆れていた@ルアー [フィッシング・タックル]

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 自分らがルアー・フライのスポーツフィッシングに興味を持った80年代後半、開高健や西山徹の釣り紀行やフィッシング教書を読んだり、当時唯一無二だった釣りのTV番組「THEフィッシング」を観て楽しんでいましたが、8年前からマンションで暮らすようになって、同時にCS放送を観ることができるようになり、その中のチャンネルである「釣りビジョン」でたくさんのルアー関連番組を観られる環境になりました。ここしばらくの間に、日本でも90年代以降バストーナメントツアーが確立し、本格的な「バスプロ」も数多く出ています。もちろん個人のショップやメーカーの開発スタッフが表(番組)に登場する機会も増えましたが、同時にロッドやリール、ルアーやその他細かいものまで、本当に様々なメーカーやブランドが立ち上がり、百花繚乱の様相を呈していますね。昔は圧倒的にアメリカンルアーや北欧のラパラが第一で、国産のものはみなコピー品的なものばかりで、それらをちょっと改良したものが大半を占めていましたね。メーカーもオリムピックやリョービがあって、ダイワやシマノが中堅として地位を固めていましたが、今やオリムピックは消え去り、リョービもケンクラフトと言うブランドでやっていましたが、釣具から撤退していまして、ダイワとシマノが二大巨頭のようになっています。では、国産ルアー製品が少なくなったかと言うとさにあらず、バスプロや個人ショップから発展した銘柄のものが溢れるように釣具屋さんに並んでいます。しかも、値段は過去と完全に逆転していて、アメリカンルアーの値段が1000円以下、国産のルアーが1000円以上と言うことが圧倒的に多くなってますね。確かに国産品は作りが良くて、とてもリアルだったり工夫されていたりして、見た目に良く釣れそうなんですよね。でも、アメリカの老舗ヘドン社のバドワイザー缶をプリントしたおふざけ的なルアーでもバスは釣れるように、品質の点で劣るアメリカンルアーでもしっかり釣れるんですよね。
 そこで、前から思っていたんですが、現在の高価な国産ルアーの原価は一体いかほどのものなのかと言う疑問です。ダイワやシマノ等、数を多く生産できる会社、つまり、しっかりと数が見込めるブランドのものは、開発デザインに色々なバスプロやその他人件費が掛かるでしょうが、基本的に型さえできてしまえばたかがプラスチックとちょっとした金具の物体ですから、ほんの数百円がいいところでしょう。問題は1万個作るか千個作るかで、製造単価は大幅に変わりますが、規模の小さい個人ブランドのものでは多少高くなるのも仕方ないと思われます。でも、実際今の価格はどうかなと思えるものが多く、どうも購入意欲が湧かないのも事実ですね。
ジョイクロ-520.jpg
 例えば、これは10年ほど前に登場したリアル系ビッグクランクの元祖、ガンクラフトが発売するジョインテッド・クローと言うルアーですが、その値段は4500円前後になります。このルアーはそれまでのせいぜい細身の12cm程度のルアーから離れて、全く新しい発想で川に泳ぐ鮎の形から大きさ(20cm前後)まで忠実に再現し、泳ぎもそれまでのミノーと違って激しく体を振ることなく、水中に悠然と泳ぐ魚のように、ゆったりとS字に泳ぐ感じになってます。これが模型好き・ルアー好きの平岩氏個人で作って、自社で売り出したところ、それまでにない革命的なフィッシングパターンをもたらして、今も売れ続けるビッグヒットになりました。ただし、値段は一般のルアーの4倍。4500円と言えば、今では入門用ルアーロッド+リールのセットが買えます。中学生達が釣りビジョンの番組に登場する平岩氏にあこがれても、なかなか買える代物ではないですね。
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 ジョイクロの有効性が認められて話題になると、当然それを模したパチもんが現れるのは当然の成り行きです。パチもんとは言え、それがバサーに認められたブランドから平然と出てくるのが不思議と言えば不思議ですが、この画像のものもその1つです。イマカツと言うブランドから出ているビッグロイドと言うモデルで、このブランドはバスプロとして名高い今江克隆氏の立ち上げた会社のものです。苗字と名前の一字を取った彼のニックネームからくるものですが、当初は釣り針で有名な「がまかつ」をもじった意味合いもあったでしょうね。そのイマカツも今では釣具店にたくさん色々なものが並ぶようになった銘柄ですが、正直言って値段はどうもボッタクリの代表選手みたいに思えます。このルアー、ジョイクロの二番煎じなのに7350円ですよ! 有り得ませんでしょ? これがどれだけ釣れるかと言うと、一度も使ったことのないワテには正直はっきり言えませんが、7350円の価値があるかと言えば「否」でしょう。一部のイマカツ信者には売れるかも知れませんが、どう見てもこの値段は突飛です。こうしたやり方は、人気のあるうちは何とか成り立つでしょうが、一旦人の足が遠ざかると没落も早そうですね。何か日本人の集団的な発想で、長蛇の列が並ぶラーメン屋は美味しいと確かめもせずに自分も並び、それが長時間の苦労に見合うだけの素晴らしい味でなくて、そこそこ程度のものでも、無理に自己満足させてしまうきらいがあります。また、一杯の水が800円で物議を醸した、TVに登場しただけで有名になった若者シェフの店などは、値段が半端ないですが、果たしてその金額に見合った味なのかどうかはちょっと疑惑の念が湧いてきます。ヨーロッパ諸国は日本のようにきれいな水が水道から普通に出る環境でなく、レストランで蒸留水が有料なのは分かりますが、ここは日本です。水道の蛇口に蒸留フィルターを付けた水道水だけでも充分です。それを注文もしていないのに800円もする水を出すのは、やはりワテにも納得できないでしょうね。しかし、それでも彼の店に通う常連客がいるのでしょうから、価値観は人それぞれ。でもね、「高い店=美味しい店」みたいな先入観が多くの日本人に多少なりともあるからこそ成り立つような気がしてならないんですよね。ルアーでも全く同じで、「今江プロが作った高価なルアーだから絶対釣れる」と思い込んで買いたくなるんじゃないでしょうかね。で、実際に釣れるかどうかと言えば、1000円のルアーと大差ないのではないかと思えちゃいますね。もし値段通りに7倍以上の圧倒的な差があれば、高くても皆買ってますもんね(^∀^)。
 そこで、やっとトップ画像のルアーに話を振りますが、これは全国規模のチェーン店「釣具のポイント」を展開するTAKAMIYAが作ったビッグベイトルアーです。名前は「一撃BAIT」と言うもので、通常価格が980円(!)ですよ。しかも今年になって出たばかりのものです。それが現在セール中で、何と680円で売られていました。TAKAMIYAの他の通常サイズの一撃シリーズルアーはセールで480円。これでもしっかり採算が取れる値段ですから、何をかいわんやですよね。ビッグベイトを使いたくても高過ぎて買えなかったルアー小僧達も、このおかげで充分楽しめることになるでしょう。しかも、リップの部分が取り外し可能で、付ければ普通のジョインテッドミノーのように、外せばS字クランクとして使えるような工夫もなされています。それを徹底的に価格を下げて消費者に提供してくれる、こうしたメーカーの姿勢は嬉しいじゃないですか! ワテは安いと言うだけでなくその姿勢が気に入って、こうした大きなルアーを使うべき竿も持っていないのですが、思わず2個買っちゃいましたよ(笑。
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 そのTAKAMIYAが出しているもので、以前から使っていたやつがコレ。理由は単純に安かったからですが、結構リアルな小魚風で、遠投も利くので、10lbラインを付けてML(ミディアムライト)タックルでこれを飛ばして結構釣れました(アメナマですが^o^)。これも今は480円ですが、他のメーカーの1500円くらいのものと比べて、全く遜色ない仕上がりです。
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 同じく値段を安目に設定してくれるMariaのルアーもお気に入りです。上のスライスという細身のバイブレーションは、正にTAKAMIYAのハーフ・ソリッドとライバルですね。値段はMariaの方が少し高いですが、それでも1000円以下。これも細かく本体を震わせて、早巻きに良く合っていますね。
 下の8cmミノーも最近良く使っています。霞ではこれを投げていれば簡単にアメナマは掛かってきます。イナッコ(ボラの稚魚)みたいに見えるんでしょうね。大柄な割りに体をX字に良く振ってくれます。このサイズですと、他社のものは軽く1500円オーバーは当たり前ですが、Mariaのコレは1080円。小さなPocketsのシリーズは650円だし、Mariaの企業姿勢は本当に有り難いです。しかも、これまでの今年の釣行で、ラパラに次いで釣れるのがMariaのルアーですから、ワテにとってもう大のお気に入りになっています。
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 そのラパラですが、昔からワテ個人の格言で「困った時のラパラ頼み」と言うものがあるように(笑)、霞だろうが印旛だろうが、相模湖だろうが津久井湖だろうが、どこでも釣れました。ただし、津久井湖ではハスしか釣ってませんが(^∀^)。上の二つは管理釣り場用やスモールマウスバス用に買ったCD1(カウントダウンの2.5cm)で、下がバス釣りでも大活躍のCD3(3cm)です。特にこのCD3のような鮎カラーは有効で、あまり売られていないのが難点ですが、見付けたら買ってます。このサイズのラパラは大体900~1000円で、伝統的にバルサを使ったミノーゆえにあまり値崩れしませんね。反対に同じラパラでもプラスチックのラトリンラップと言うバイブレーションプラグは、つい先日580円で購入してきましたが、結構大幅値引きで出ている場合があります。ただ、これまで長年使ってきましたが、ラパラはバイブよりもミノーの方が全然釣れますね。
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 同じラパラでも、今年になってリリースされたスキャッター・ラップのCD7は大人気で、結構売り切れている場合が多いようです。特に下の鮎カラーはもうほとんど店頭に並んでいないですね。もう1つメッキで背が紺色、体側が青っぽいやつも使っていますが、それももう店頭に並んでいませんね。画像上の黒い斑点が体側に並ぶやつはまだありそうですが、早いところまた入荷して欲しいものです。値段は他のラパラの7cmと同じ程度で1200円ちょい。人気があるせいか値引き率はまだあまり高くないです。実際に使ったところ、この湾曲した大きなリップのおかげで、遅巻きで大きく体を揺する感じになり、普通の巻き方で体を揺すりながら軌道が右に左に大きく動き、早巻きではまるでZ字のように激しく進行方向を変え、場合によっては水面から飛び出ることもあって、本当に捕食魚がら逃げ惑う小魚を良く演出しています。ただ、問題は動きが激しいので、魚が追い付けない可能性があるところでしょうか。本当に逃げ惑っているうちに逃げ切っちゃたら意味ないですもんね(^∇^)v
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 そのラパラが今ではアメリカンルアーの雄、ストームを買収して傘下に収めているのは有名ですね。でも、そのおかげか、ストームのオールドルアーが復刻されて、ほとんど当時のままの姿で安価に購入できるようになりました。画像はホッテントットですが、下のパッケージが10年位前に買ったもので、上が現在のものです。ちなみに90年に初めて買った時には、ストームではなく「スィンフィン」と言うブランドで出ていました。いずれにせよ、当時アメリカンルアーは1500円コースでしたが、今は概ね800円以下。実際、ついこの間に同銘柄の「ウィグルワート」の1/2ozを買いましたが、680円でした。同じ売り場で鉛筆のような細さの、妙にリアルで小さな国産ミノーが1980円で並んでいるのを見て、「時代は変わったもんだなぁ…」と感慨深かったですが、前から言っている通り、高けりゃ釣れる訳ではないんですよね。2万円払ってそこそこ美味いコース料理をたべるより、空腹時のすき家の280円の牛丼の方がどんだけ美味いことか。それにとてもファニーなアメリカンルアーは見ていて楽しくなるおかしさがあるようで、ワテは大好きです。

 結論から言えば、TAKAMIYAのビッグベイトルアーの値段が証明しているように、ルアーの原価などかなり低いのは確かですが、最近は平気で驚くべき価格を付けることが多々あります。ですから、これはあくまで個人的な見解ですが、未だ手間のかかるバルサ製ルアーを基本的に作り続け、しかも輸入コストもかかっているラパラの価格(1200円前後)を標準にして考え、ワテは1500円以上の値を付けるものには手を出さないし、興味も持たないようにしています(1500円でも高いですけどね)。とかく趣味の世界では値段を法外なものにしても許される傾向が見られますが、「買う者がいるからその値段になる」と言う理論は、実はその土壌を自らどんどん狭くする可能性があると思うんですけどね。ビンテージやオールドタックルのように、別の付加価値が付くのとは訳が違います。また、シマノ等の大手国産メーカーが7万円以上もする小型スピニングリールを出しているのとも別の話。高価なフラッグシップから数千円台の入門用まで、様々な価格帯のシリーズを並べるのは、「いつかはクラウン」と言う広告に憧れてカローラに乗っていた一般的な購買層を取り込むの昔の販売戦略と同じことです。まぁ、廉価版からフラッグシップまで、何段階も揃えられるのは大手だからこそでしょうが、こうした販売路線は単品のルアーではほとんど無理な話でしょうね。そこで高価格に設定するのではなく、TAKAMIYAやMariaのようにしっかりした品質でも価格設定を低くしてくれるメーカーが多く出てくれることを願いたいです(^∇^)b


部品取り用リールで再生@eBay [フィッシング・タックル]

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 しばらく前から、オービスのスピニングリールで一番大きいサイズの150Sと言うモデルをeBayで購入してアメリカから送ってもらったものを持っていました。それは画像の元箱入りで全体的にきれいなものだったのですが、竿のグリップの台座に固定する足の部分の支柱が、真ん中で一旦切り取られ、再度溶接された不思議な改造がなされたものでした。微妙に角度が付いて固定され、溶接部分から下が茶色に塗られていて、どうもそのままでは使う気が起きなくて仕舞い込んでいました。しかし、先日、やはりeBayで、ORVIS 100A後期型の部品取り用と、150Aの汚れの多いものをそれぞれ安く落札し取り寄せて、その汚い150Aの本体(フレーム)を利用し、他は皆元からあったきれいな150Sのパーツを組み込んで、画像のように1つに仕上げました。これで新しい12lbのラインを買ってきて巻き直せばすぐに使えます。
 オービス150Aは基本的に100Aと同じボディに、一回り大きなスプールを装着したモデルで、150Sは内部パーツをステンレス材に変更し、海水に対応させているモデルになります。
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 部品取りの100A後期は、これまで使っていた100A前期のものと巻き上げクランク周りを交換しましたが、これを使うには内部のギアも交換しないといけませんでした。また、ベールを戻すスプリングが一度折れてしまい、底に太い針金(洗濯屋さんの針金ハンガーを加工したもの)を丸めて底上げする形で、巻き数が減ったスプリングを再利用して使ってましたが、これを部品取りリールから移植してバッチリになりました。小さいオービス50A用のスプリングは、とあるショップでリプロパーツが出ていて、ミッチェル308用ともども取り寄せて使ってますが、100A用は出てないんですよね~。今度スプリングが破損したら、同じ径のステンレススプリングを買ってきて、自分で加工して利用するしかないでしょうね。
 ちなみに、一番オーソドックスなサイズの100シリーズは、100初期(三角錐形の巻上げノブ)→100後期(木の葉形ノブ)→100A前期(巻き上げクランクがメッキに)→100A後期(巻き上げクランク基部の変更・スプールの軽量化)→100S(ステンレスベアリング・ベールのデザイン変更)→100SS(ハイギアード化)、と、このような変更を遂げていますが、100A後期と100S、100SSは同じ頃に併売されていました。意外と遅くまで生産されていたようで、80年代前半までは日本で正規に買えたみたいです。
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 こちらも前から持っていたミッチェルの竿で、92年頃サンスイ横浜店で取り寄せてもらったものです。Record Brakerと言う名の5'6"ウルトラ・ライトのトラウトロッドです。グリップに「MICHELL」のロゴが焼き付けられていて、なかなかオシャレな作りになっています。仕上げもとてもきれいですが、この頃はもうミッチェルはリールをフランスで作っておらず、台湾の工場で作られたモデルが売られていました。ワテはその台湾製のミッチェル308Pro+国産ロッドのUFMウエダ・スーパーパルサーII CSII-602からルアーの世界に入り、長らくその組み合わせでトラウトからバスまでやってきました。実は、2本目に買ったルアーロッドはミッチェルのパックロッドのセットで、それにはミッチェル310ULと言うリールが付いていました。リールは外に出して他のリールと一緒に保管していたので、今でも手元にありますが、パックロッドと専用ケースは引越しの際にどこへ置いたか分からなくなっちゃいました(;´д`)。ま、当然捨ててはいませんから、どこかからひょっこり出てくるでしょう。
 それにしても、このロッドは一度も使うことなく置いてあります。やはりスーパーパルサーの方が竿に張りもあって使い勝手が良かったせいで、そればかり使ってきたことによります。ですから、この後もスーパーパルサーのパックロッドを購入し、それを今も使っている次第です。まあ、でも、このミッチェルのロッドもトラウト専用でたまには使っていきたいところですが、カーボンロッドなのにかなり柔らかく、バス用には使えないんですよねぇ…(^∀^)。
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 話は変わって、こちらのルアーは最近良く使っているラパラの新作ミノーで、今年の4月頃に日本に入ってきたスキャッター・ラップと言うモデルになります。リップのデザインが従来のラパラのCD(カウントダウン)やF(フローティング)シリーズと異なり、湾曲した大きなものが付いていますでしょ? これによって、ただ本体を揺らすだけでなく進行方向を大きく左右にずらし、小魚が逃げ惑う様子に見せかけています。これがなかなかリアルで良い感じなので、このところ必ず持って行くことにしています。まだカラーのバリエーションは多くないようですが、下の鮎カラーは普通のラパラのミノーではJAPANスペシャルとなっていたものです。上の青っぽいやつは、最近どのシリーズにもある基本カラーになっていますが、昔はありませんでしたね。フックは一回り小さいものに変更してますが、これは少し前に相模川で根掛かりした際に1本針を折ってしまい、たまたま持っていた針がこのサイズだったと言うだけの理由です(笑。
 このスキャッター・ラップ・ラパラは、今でこそちょっと落ち着いたかも知れませんが、結構売れ線のため品物がなかなか入ってこない店もあったそうです。鮎カラーはポイント港南台店にわずかに残ってましたが、ワテが買ってなくなり、キャスティング磯子店には元々なかったですから、やはり人気があるんでしょうね。サイズは7cmですが、沈み込むタイプの割りに投げても飛距離はあまり出ませんね。巻き上げ時のトルクは結構強いですが、深く潜ることはありません。今のところアメナマくんしか釣ってませんが、早くこれでバスを1本上げたいです(^∇^)b

ハードルアー色々@タックルBoxのこやし [フィッシング・タックル]

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 このお盆休みは猛暑日が続く見込みで、正直言って家を出る気合が沸き上がりません。でも、せっかくの休みだから15日にはいつもの霞ヶ浦方面に行こうかなと思い、前日にどのルアーを持って行くか、あれこれ選り分けつつ、思えば全く使ってこなかったルアーを見て、本格的にルアーをやり始めた80年代後半のことを思い出してました(^∀^)。せっかくだから、その中から一部を画像に収めておきました。
 まずは、ワテが昔から今にかけて一番使ってきているラパラのミノーで、特にCD3(カウントダウンの3cm)はどこでも本当に良く釣れました。現在も釣れない時にはCD3かFL3(フローティングの3cm)を付けることが一番多いです。5cmも合計すると5~6本持っていますが、昔は7cmのジョイントラパラよりも釣果が劣っていたので、そうそう出動回数は多くなかったです。とりあえず、今回もフックを大き目のものに換えて目玉を付けた4個のCD1と、CD3/FL3を2個ずつ、FL5を1個持って行くことにしました。
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 ヘドンのソニック(小さい方)/スーパーソニックもかつてはたっぷりその恩恵にあずかったルアーでした。現在こうしたアメリカ製のハードルアーは、昔に比べて値段が大幅に落ちているようですが、その前にあまり大型ショップで置いてないので、気軽に買えないのがツラいところ。特に、大きなスーパーソニックのバス風ペイントの小さいサイズが欲しいのですが、どこかに売ってませんかね(^∇^)。以前はバスカラーのソニックで霞ヶ浦で入れ食いでしたね。遠投もできますから重宝してましたが、やはり根掛かりで消えちゃいました(ToT)。
ウィグルワートとアーボガスター-520.jpg
 長大なリップが特徴的なストームのウィグルワートも良く使いましたね。特に一番小さいやつは河口湖等の深場の多い湖に行く際は必ず携行していましたね。本体をX字に振る様子は、かなり魚へのアピール度が高かったと思われます。ただ、昔はUFMウエダのスーパーパルサーIIのULクラスのトラウトロッド+ミッチェル308に4lbラインだけしか使っていなかったので、大きなサイズのルアーはほとんど使えませんでした。
 隣のアーボガスターと言う金属製リップが付けられたやつはトップウォータープラグで有名なアーボガスト社のものです。リアフックにゴム製のひだひだが付いていますが、経年劣化でそろそろヤバくなってきています(笑。一度だけ使った記憶がありますが、後述するホッテントットのようなリップが付いている割に、あまり潜らないし、激しく体も振らないので、即座にタックルBoxの肥やしに成り果てました(^∇^)。
LILタビー-520.jpg
 こちらのヘンテコなルアーはLILタビーと言う、上記ウィグルワートと同じくストーム社の製品です。TUBBYとは「ふとっちょ」を指しますが、正にそのまんまですね(^∇^)v このルアーの面白いところは、後ろにワームみたいな尻尾が取り付けられるところ。しかし、ただ本体の凹みに尻尾の先端を突っ込むだけですから、何度か使えば必ず取れてなくなっちゃうでしょう。そのために初めから尻尾は2つ入っていましたが、一度も使うことなくこれまたタックルBox内で盆栽化(^∀^)。結構サイズが大きいことが使わなかった理由なんですけどね。
ジッターバグとチャグバグ-520.jpg
 同、ストームのチャグバグと、アーボガストのジッターバグ。トップウォータープラグはそう多く所有してきませんでしたが、当時定番のものは持っていましたね。チャグバグの方はほとんど使ってませんが、他社のポッパーに比べて「ポコッ!」と言う音が小さかったようにぼんやりとした記憶が残ってます。反対にジッターバグは水面をバチャバチャやって体を左右に振る様子がなかなか派手で好きでした。画像のジョイントタイプは大きくて竿が負けるので、一度しか使いませんでしたが、小さいサイズのやつは今も時折使ってます。
オザークマウンテンウッドチョッパー-520.jpg
 こちらのスウィッシャーはオザーク・マウンテンのウッドチョッパーと言うモデルです。このメーカーもトップウォーターで有名なメーカーですが、ほとんど古めかしいバルサ材を使ったもののようです。このルアーも「いかにも木」と言う仕上がりで、なかなか風情がありますが、さすがにほとんど使わずじまいでした。プロペラの形状が独特ですね。
ノーマンディープタイニー-520.jpg
 ノーマンのディープタイニー。以前から良く釣れると言われて人気の高いダイワのピーナッツと言うルアーは、どうもこのビル・ノーマンを参考にしたものかと思えるくらい、ボディが良く似ていますね。80年代末頃購入していましたが、当時は日本製=バチモンみたいなイメージがあって、現在完全に逆転したルアー売り場の価格設定には驚かされますね。確かに良くできているとは言え、生産コストが数百円のものなのに、2000円は当り前と言う現在の国産ルアーの価格設定には正直疑問符が付きますね。いくら有名なプロと契約して、色々テストを重ねて作り上げられていたとしても、ちょっと値段を釣り上げ過ぎでしょう。ダイソーの100円ルアーがしっかりそれなりに釣れて、とある有名バスプロデザインの2500円のルアーでイマイチ釣れないなんてこともあり、何か矛盾を感じますね(;´д`)。何十分も待って高い代金を払ってそこそこの料理を食べるより、空腹時のすき家の牛丼の方が圧倒的に幸せを感じますからね(笑。そんなこんなで、ワテは1500円を超える高いルアーは、特別の理由がない限り買わないことにしています。
ホッテントット-520.jpg
 ディープクランクと言えばコレと言うくらい有名な、スィンフィンのホッテントット。現在もストームから販売され続ける定番商品です。サイズはこの1/2ozですと、あまりの巻き上げ時にトルクが掛かるので、細いロッドと言うよりラインでは無理が掛かり、ワテは3/8ozばかりを使ってきました。カラーはバスの稚魚のようなやつが良く釣れましたね。後は黒・銀のボラ風のやつ。去年、昔に買って持っていたニジマスカラーのやつを本栖湖で紛失してしまい残念無念でしたが、もう出てこないだろうなぁ…(;´д`)。会社の同僚に連れられて、初めて津久井湖でバス釣りをして40cmクラスを釣ったのがこのホッテントットでしたっけ( ゜д゜) それまでは渓流の管理釣り場でのトラウト専門でしたからね~。
ラトルトラップ-520.jpg
 こちらはビル・ルイスのラトルトラップ。昔から定番のバイブレーション・プラグでしたね。世に出た初のバイブレーションは上記ヘドンがソニックの前に出した、前部が斜めに切り取られたようなデザインのモデルですが、他社が作ったものは概ねこちらのラトルトラップを模したものが多いでしょう。ワテも良く使いましたが、やはりサイズは小さいやつを使ってきた関係で、そちらは根掛かりで紛失。現在は大きな1/2ozだけ残ってます(笑。
レーベルファストラックとポップRとコーデルとヘドンティニートーピード-520.jpg
 その他、タックルBoxの肥やしをば(^∀^)。まずは左上のレーベルファストラック。レーベルのミノーも良く使いましたが、ラパラの方がやはり上でした。このファーストラックもラパラのシャッドラップと競合しますが、作りはレーベルのものもかなりアベレージが高いです。ただ、きびきび泳がない印象があって、やはりシャッドラップ・ラパラばかり使うようになっちゃいましたね。
 その下もレーベルのポップR。ポッパーとしては定番中の定番ですね。ヘドンのポップンも有名ですが、80年代はこちらがポッパーの代表選手でした。ピッと竿をしゃくると、「ボコッ!」としっかり大きな音が起きます。今、釣具店で見かけるポッパーは、このデザインを踏襲したものが多い気がしますね。
 右上はコットンコーデルのバイブレーション、スポットの中でも珍しいジョイントタイプ。全長4cmの小型バイブで、これが良く釣れましたね。ただ、しょっちゅう根掛かりでロストしてましたんで、20年近く前に相模原のルアー店で見付けて大事に使っていたこれが最後の1個。これまでとは他の意味でタックルBox内に鎮座しています。まだ作ってるなら是非買っておきたいルアーです。
 右下はヘドンのタイニートーピード。小型のスウィッシャーで、時折今も持って行きますが、なかなか使う機会がないですね。考えてみると、これではまだ一尾も釣ったことがないですが、使わなければそりゃ釣れませんて(^∀^)。我が家のULタックルにはピッタリのサイズなんですけどね。

 他にも変なものが色々入ってましたが、こんなもんで。最近は値段が安くて良く釣れるMariaと言う国産ブランドの9cmミノーとPockesシリーズの3cmバイブレーションがお気に入りで、これにラパラCD-3の三つでほとんど釣ってます。つい最近、ラパラから逃げ惑う小魚の泳ぎを再現したスキャッターラップと言うモデルが出たので、早速そのシリーズの7cmミノーを買ってみましたが、さてさて釣れるかどうか(^∇^)。


中華R@船外機 [フィッシング・タックル]

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 前からアキレスの釣り用のゴムボート(4人乗り)を持っていましたが、もう買ったのは15年以上前で、しかも、当時は3回しか湖に浮かべませんでした。はっきり言って宝の持ち腐れでしたが、おかげで先日倉庫から引っ張り出してみると、とてもきれいな状態でした。時間が経っているから、バイクのチューブやタイヤのようにひび割れでも起きているのかとも思いましたが、そうしたものは皆無で、買った時とほとんど同じ状態でした。「こりゃ使わにゃ損ですわい!」と思い、きれいに洗って念のため空気を入れて24時間そのままにしておいても、全く空気漏れせず、バッチリなことが分かりました。
 そのゴムボートを買った時は、船外機はエレキと呼ばれる電気式のものでも免許が必要で、それを取ってまで沖に出て釣りをする気もなかったので、U字型の後ろが板になっていて、船外機を付けられるようになったものは選ばず、若干安かった0字型の手漕ぎ専用のものを選びました。しかし、調べてみると、しばらく前に制度が変更され、2馬力以下の船外機なら無免許で使えるようになっていました。そうなると、当時欲しくても免許がネックで諦めたエレキを買って、霞ヶ浦や印旛沼でバス釣りを楽しみたいと思いましたが、丸くなったゴムボートにも船外機を取り付けるステーが売られていたのも追い風で、完全にその気になっちゃいました(笑。
 そのステーは意外と高価で、新品では2万円近くするのですが、ゴムボートにステーをはめ込むゴムの受けを接着するタイプなら7千円以下でした。でも、それは改造になりますし、接着剤がはがれることも心配で、どうしたものかと思っていましたら、ヤフオクで具合良く組み付け型のものが出ていました。他の人と競ったのでそこそこ高くなりましたが、送料を入れても新品価格より結構安く入手できました。ただし、説明書がないため、取り付け方がはっきりしないので、ゴムボートを膨らませる時に色々いじってみないと分かりませんね。
 こうなると後は船外機ですが、エレキのやつは中古でも結構高く、最低でも1.5万円は覚悟です。それに、エレキはそれだけでは動きません。車用とは違う性質の大容量のシールドバッテリーが必要で、これが2万円コースなんですよねー。充電器はワテが車用に使ってきたセルスターのものがこのタイプのバッテリーにも対応しているので、別に充電器を買う必要はなかったのですが、それにしても結構な出費になります。そもそもエレキは、バスボートなどでエンジンで遠くに移動した後、ちょっと船体を動かしてポイントを探るような時に用いるもので、ゴムボートではオールで充分かとも思います。エンジン式の船外機では、ホンダやヤマハ、スズキやトーハツ等が4stの2馬力エンジンの立派なものを出していますが、これらはとても高価で買えません。ヤフオクで見てもなかなかの値段で取引されていますから、「やっぱ無理かな~」と思っていたら、何やら聞いたこともない銘柄の2st船外機が中古エレキ並の値段でたくさん出ています。その名も「HYFONG」。最後の「G」から、それが中国製か韓国製だろうと思われましたが、値段からして間違いなく中国製だろうと思いつつも、あまりに安いその値段に負けて注文しちゃいました(笑。一応、入札前に色々調べましたが、売りに出ていたのは旧タイプと新タイプがあったようで、値段は同じようなものでした。当然新型にしましたが、お盆休みが入っていたので、到着まで間が開きまして、その間に色々この船外機について調べてみました。すると、ほとんどが「有り得ない作り(^∀^)」となっていて、皆さんかなり苦しんでらっしゃるようで、ワテもちと心配になってきました。まぁ、2stエンジンをいじるのには慣れていますから、きちんと整備してやれば何とかなるかなと思いますが、小改造は必須かも知れませんね。
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 その船外機が本日やっと到着したので、これまで一番参考にしていた方のブログ画像と見比べながら軽く分解してみました。すると、何か色々変わっているようで、どうやらマイナーチェンジされたものと以前のものとでは、多少なりとも改善された部分があるようですね。左右のダクトから空気を吸い込み吐き出す従来のものですと、空気の流れが悪く、エンジンの熱がこもるためにエキパイの近くにあるCDIユニットが加熱する恐れがあって、そこに直接風を送るための整流板兼遮熱板をはめ込まないといけないようでしたが、この新型はカバーの両サイドだけではなく、上部にもダクトがあって、ここからも熱を逃がすようになっています。吸入側には初めから遮風板が設けられていて、どうやら熱対策はしなくても良さ気ですね。燃料のホースも、旧型はタンクから少々無理な感じで伸びていて、途中で折れ曲がる恐れがありましたが、これを見る限りでは初めからすっきりしていましたので、わざわざ変更する必要はなさそうです。
 このエンジンのもう1つの問題は、自動遠心クラッチがかなり回転を上げないとつながらないことだそうです。そのクラッチ版は、丁度ドラムブレーキのシューのような形状で、真ん中にスプリングが入っていて、それぞれを中央に引っ張り寄せています。これが遠心力で広がって、外のお椀状のクラッチの受け皿に当たり、つながる仕組みですが、どうもスプリングの張力が強過ぎるみたいなんですよね。これを色々変えてみて、比較的低い回転でクラッチがつながるようにしないといけないですが、最初からスペアパーツでクラッチ板が入っていましたので、それを使ってやってみます。それまではノーマルで様子をみようかと思ってます。
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 エンジンの冷却は、シリンダーヘッドにスクリュー側から汲み上げた水を当てる半水冷と、シリンダーフィン側は駆動部に付いたファンによる強制空冷の2系統になります。プラグの右側が水冷ヘッドになりまして、ここに給水・排水用のチューブが2つ出ています。排気ガスを水中排出することで、その圧を利用して水を上に送り出して冷却に使うようですが、果たしてきちんと機能するかどうか、ちょっと心配ですね。ここがしっかり循環しないと、オーバーヒートになってダメになりますからね。
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 スクリューの側には2個のビスが縦に離れて付いています。前のモデルでは6角ボルトが1つ付いていたみたいですが、ここでは+ネジが2つです。下がギアオイルを抜くもので、上がオイルの注入口のようです。ちなみに、説明書は中国語を翻訳ソフトで無理矢理日本語にしたみたいな意味不明なもので、はっきり言って訳分かりません(笑。ちょっとその表記の一部をば。まず、1ページ目を開くと、「もらってありがとうございます。」と言う1行から始まります(^∀^)。で、「安全情報」と言う注意書きが14項目並びまして、例えば「3.船外モーターをリフィッチングしないで下さい。フィッチングが使用不適又は不安全を致す可能性がある。」とありますが、ね、分かんないでしょ~(笑。次の「燃料添加ガイド」の項目でも、「混合手順:推薦エンジン・オイルは2ストロークエンジン・オイル 水冷却エンジンに設計する又はHavoline 22 ストロークエンジン・オイルTC-W3, 水とエア冷却エンジンに設計する」だって(爆。まぁ、以前(60年代)の日本製品の英語マニュアルなんかもアメリカ人にはこんな調子で映ったと思われ(^∀^)b
 何はともあれ、オイル関連をきっちりさせた上で、一度このままゴムボートに付けて慣らし運転をしないといけません。一応4時間の慣らしと書いてありますが、そんなにはエンジンを回していられないので、複数回の使用で慣らしが終わることになるかと思います。その頃には壊れている可能性も大ですが、まぁ何しろ圧倒的に安いですから、ちょくちょく直しながら使って行きたいですね(^o^)v


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