SSブログ

四半世紀以上経っていた@デルタさんのトレールバイク [林道ツーリング]

14年7月5日デルタさんのシェルパ6-520.jpg
 車仲間で、同じランチア・デルタEVO1のマルティニ5に乗るデルタさんから、以前オフロードバイクに乗りたくなったので何かお勧めはないかと尋ねられ、ワテは初心者からエキスパートまで皆カバーできる上、今の重たくなったトレール車(250ccで140kg前後あります)に比べ、圧倒的に軽くてパワーもあるカワサキ・スーパーシェルパを推薦しておきました。その後デルタさんもシェルパのデザインやスペック等が気に入ったようで、色々Webで中古車を探していましたが、どうも値段が高目。ワテの感覚では、250ccトレールは走行1万km以内で10数万と言うものがありましたが、現在ですとキャブレター時代の高性能トレール車は30万円を超えていてもおかしくないものでした。それに走行距離が2万kmを超えるものも多く、1万km以内ですと非常に数が限られてしまいます。そこで、デルタさんが色々チェックして見付けた車両が20万ちょいで9千km台のライムグリーンのモデルで、愛知県内の中古バイク屋に売っているものでした。ワテはできるだけ諸費用を安く上げるために、登録は自分でやるからその分を引くように交渉することを勧めたものの、向こうさんが強気でそれを認めず、タイヤを新品にしてもらうことを条件に向こうの言い値になったそうです。とにかく車体がどうなのか見てみないといけませんが、デルタさんが6月半ばに実家の三重に帰りがてら愛知に寄ってバイクを確認したところ、かなり気に入られたようで、手付金を払って戻ってきました。結局買うことにしたそうですが、諸費用込みで25万オーバーになったそうです。
14年7月5日デルタさんのシェルパ4-520.jpg
 それから2週間ほど経った7月5日、ワテもお付き合いしてMyハニーちゃんを出動させてデルタさんの愛車を取りに出かけてきました。
 朝6時にデルタさんに来てもらい、マルティニ5は我が家の駐車場に収めて2人で軽トラに乗り込み、東名-新東名を使って伊勢湾岸道の豊田南ICで降りて、目的地であるバイク屋さんに向かいます。時間的には10時半ですから、かなり余裕があります。色々ショップで手続きをしている間に、ワテはバイクのチェックをしますが、エンジンやサスペンションの具合は良いようです。ただ、長らく乗っていなかった上、カバーを掛けた状態での屋外保管だったようで、フォークのアウターチューブやスポークの2割くらいに錆が出ていました。しかし、それらは磨けば問題ない範囲でしたが、シートに段差が付いていて、どうも前のオーナーは小柄だったのか、足付きを良くすべく、アンコ抜きされていました。ただ、その量は多くなくて跨っていて違和感のあるものではないですね。アンダーガードが外れていましたが、これはヤフオクで簡単に中古品が手に入りますから問題ないです。タイヤはサービスで新品が入っていて、Rキャリアはデルタさんが注文して取り付けておいてもらったものでした。
14年7月5日デルタさんのシェルパ3-520.jpg
 シェルパをMyハニーちゃんに積み込んで、いよいよ帰途に着きます。同じルートでは味気ないから三ケ日で新東名に入らず、そのまま海側を進みましたが、ちょっと遅くなった昼食を取ることになって、それなら新東名の駿河湾沼津SAの食堂で桜海老のから揚げ関連が良かろうと言うことで、清水から再び新東名に入りました。実は朝も下り線の駿河湾沼津SAで桜海老ラーメンを食べていましたが、上り線SAの蕎麦屋さんのこれが一番ですね。
14年7月5日デルタさんのシェルパ5-520.jpg
 せっかく東名で山沿いを走るのだから、シェルパの試乗を丹沢方面ですべく、大井松田ICで下りて伊勢原から清川村方面に進み、谷太郎林道(舗装済)に向かいました。午後5時頃に到着しましたらが、本来ならまだまだ余裕で明るいものの、この日は午後から天気が怪しくなって、来るまでに小雨に降られました。到着した時点では雨はやんでいましたが、路面は濡れた細い舗装林道ですから、充分注意を促してデルタさんに遊んできてもらいました。ちなみにヘルメットはワテが前にネットで買ったのですが、サイズと言うより頭の形が合わない感じで使っていなかったものがあったので、それをデルタさんにプレゼントしましたが、この色がグリーンに黒と白のラインや模様が入っていて、丁度このスーパーシェルパのカラーリングにドンピシャでした(^∇^)v
14年7月5日デルタさんのシェルパ7-520.jpg
 バイクを荷台から下ろすと、デルタさんは勢い良く林道を走って行きます。濡れた道だから大丈夫かなと思いましたが、デルタさんは30年前にトヨタの専門学校を出て勤められていた頃に、同僚らとモトクロスを盛んにやっていたそうで、自分でバイクを購入して乗った訳ではないけれど、オフロード慣れしているとのこと。ですから変に心配する必要もないですが、何しろ30年ぶりですから、気を付けないといけないのは当然です。それでも、フルスロットルとまではいかないにしろ、ビューっと発進して行く姿を見て「気を付けて下さいね~!」とつぶやいちゃいました(^∀^)b
 この日は谷太郎林道を何往復かしてデルタさんが感覚を取り戻した状態になって帰宅しました。港北区のデルタさんのご自宅にバイクを下ろしてから2人で我が家に向かい、マルティニ5に乗ってデルタさんは帰って行きましたが、近いうちにお手軽な県内唯一の完抜グラベル林道である白銀林道を案内することを約束しておきました。

14年7月15日白銀林道B-520.jpg
 そして、10日後の7月15日、デルタさんと2台の新旧カワサキトレールバイクをMyハニーちゃんに積み込んで、箱根・白銀林道に行ってきました。デルタさんは通勤にもスーパーシェルパを使っているので、もうかなりこのバイクに慣れたでしょうが、問題はバイクにお金をつぎ込んでしまってブーツがまだ購入できていないことです。オフロードでは足を出すシーンも結構ありますが、その際にスニーカーでは足の先をはじいたり、足首を捻ったりする恐れがありますから、早いうちにつま先と足首、すね回りがガードされたオフロードブーツの購入が望ましいです。
14年7月15日白銀林道C-520.jpg
 白銀林道は箱根湯元側から入ってしばらく舗装化されたところを抜けると、やっとグラベルの第1区間が始まります。ここを足慣らしにデルタさんに往復してもらい、その間にワテもビッグホーンを始動させるべく、プラグをきれいなものに交換したりなんだりしていました。その後、デルタさんの後ろに付いてどんな塩梅か様子を見ていると、やはり若かりし頃にモトクロスをしていただけあって、全く問題ないレベルでしたね。ストレートで50、コーナーで30程度の流れで普通に走れます。あとは右側に膨らまないようにすることと、ブラインドでは極力左側に張り付いて走ることを意識するだけで、まず林道に慣れた人と同じレベルで走れそうです。こりゃ、ワテが心配するまでもなくデルタさんは普通に乗れているので、舗装区間こそワテが道案内のために前を走りましたが、未舗装区間はずっとデルタさんが前を走って、出口のしとどの窟まで一気に行ってもらうことにしました。
 第2区間は未舗装部分が1km位しかないのですが、第3区間は6km程残っていて、第1区間も合わせて約10kmのオフロードを楽しめます。道も整備されていますが、傾斜のあるところには雨水を横に逃がすように、ちょっとした木の段差が道を横切るような形で埋め込まれています。しとどの窟からの下りなら問題ないですが、箱根湯本からの登りではこれが結構ガツンときますので、無理にスピードを上げるとリムが心配ですね。それに砂利が多いので、コーナーでは轍を上手に使うようにしないと、簡単にタイヤが流されます。デルタさんは逆にタイヤを流して走るのが楽しいみたいで、コーナーで早目にアクセルを開けて尻を流して遊んでいましたが、ノーマルのタイヤではフロントが滑りかねないので、要注意です。
14年7月15日白銀林道E-520.jpg
 しとどの窟を抜けて、一旦椿ラインに出てからワインディング路を楽しむべく、大観山のターンパイク出口のビューラウンジに行ってコーヒータイム。真夏ですが山の上は結構涼しかったですね。
14年7月15日白銀林道D-520.jpg
 大観山で一服した後、再びしとどの窟に戻って白銀林道を戻ります。もうデルタさんは単独でも全く問題ないですから、復路はワテも普通に走って楽しみますが、途中デルタさんの勇姿をビデオに収めておきました(^∀^)v
 その後、車を止めておいたところに戻って買い置きしてあった昼食を取りつつ一休み。時間はまだまだ昼を過ぎたばかりですから、今度は第1区間に入る手前にあった支線を二つ走ります。まずは画像の林道大窪杉線ですが、これは白銀林道からは下りOnlyになり、時折舗装されたところがありますが、それも落ち葉や枯れ枝、苔や砂利等が覆っていて、ダート以上に滑りやすいです。出口は画像のように柵こそ有りますが、施錠はされておらず、そのままターンパイクに出られちゃいます。でも、オフロードを楽しむ者にはターンパイクなど面白くないので、当然Uターンしてダートを少しでも多く走ります。白銀林道に戻ったらすぐに別の支線になる桜山線があって、そこはしばらく舗装の登りを走った後に、荒れ荒れのゲロトレ・アタック御用達の道になります。さすがにここは無理ですから、最初のところだけ触っておいて、厳しくなるところでUターン。熟練者でもバイクを倒すのが当たり前なところですから、買ったばかりのバイクでここを走るのはやめた方が良いですね(^∇^)v
14年7月15日白銀林道F-520.jpg
 車のところに戻ってみると、支線や舗装区間も含めて普通に100kmは走っていました。白銀林道の舗装区間10km×2、大観山までの椿ラインが6km×2、その他細かい舗装区間を引いたとしても、合計75km程度はオフロードを走っていたことになります。でもまだ時間は2時半。たっぷり走った割には時間的にかなりゆとりがありますが、ここは渋滞する前に早目に帰っておくことにしました。
14年7月15日白銀林道A-520.jpg
 港北区にある洗車場に寄ってデルタさんのスーパーシェルパを洗いますが、バイクの洗車にはかなり時間が余りますから、我がバッタくんも荷台に積んだまま残りの水で洗車させてもらいました。それでもまだ時間が少し残りますから、Myハニーちゃんの砂汚れも一気に水洗しておきました。一回600円でこれなら、かなり有り難いですね(^∇^)v
 何はともあれ、無事にデルタさんとの第1回林道ツーリングも済んで、次回はもっと走りでのある愛鷹林道を案内することを約束して別れましたが、デルタさんの腕前なら、林道さえ知っていれば単独で普通にどんどん走れるでしょうね。バイクから四半世紀を有に超えるほど離れていても、乗り始めれば昔取った杵柄で、本当にバリバリ走れますから大したもんです。ただし、やはりオフロードブーツだけは何よりも増して先に必要だと思いますね。


nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 4

コメント 4

HIRO

こんにちは。
昔取った杵塚というか、走りの感覚は忘れていないって凄いですね。

つい最近も、TLが欲しい人が居て、タイミングや金額が合わなくて、○クオフの車両の相談に、TL仲間の板に来たりしてますが、昔のキャブ車って、良い個体が少なくなって来ているし、収まる所に収まってたりするから、ちゃんとしたのは、それなりの値段になりますね。

オフブーツも、普通のオートバイ用品店では、殆ど見かけないから専門店で...
by HIRO (2014-08-09 10:36) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、ちわっす!
そうですねー、やはり体がどこかで覚えているようで、乗り始めて直ぐに感覚を取り戻したようです。
街乗りでも使っているそうですが、普段から車で通勤していたものをバイクに切り替えて燃料の節約や渋滞の回避に役立てているんでしょう。
ですから、初めから車で場慣れしているので、その点で不安はないでしょうが、ナンバー付きのバイクは初めて所有する訳で、当然林道では初心者な訳ですから、コースとは違うオフロードで無理は禁物でしょう。
ただ、普通にダートを走る点に関しては、熟練者並と言えますから、後は数回林道を走ることで、その他の面も身に付いて来るものと思われますね。
オフロードブーツは確かに一般のバイク用品屋では見なくなりましたね。
ネットでの販売が頼りですが、直接はいて確かめられないのがちょっとつらいところですね。
ただし、値段はかなり買いやすくなったものが多いですね(^∇^)v
by トプ・ガバチョ (2014-08-09 17:41) 

HIRO

こんにちは。
バイクネタなので、こちらにレス付けておきます。
9月23日に、宮が瀬で、TL関東のミーがあって、20数台集まったみたいです。
1台だけ?KTで来られた方が居た様です>TL関東の詳細なレポを参照して下さい。

直前迄行くつもりだったのですが、JD06の転倒でヘルメットの手配が間に合わず断念しました。
来年もありそうなので、都合が付けば是非どうぞ。
by HIRO (2014-10-06 09:51) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、アザース!
宮ヶ瀬の鳥居原Pはバイク乗りの聖地みたいなものですから、毎週多くのバイクがバイク専用の駐輪場に止まってます。
珍しいものも結構多いですが、さすがにオフロード車は少ないですね。
ましてやトライアル車は極わずか。
近くに裏丹沢の山々があるんだから、考えてみるとトラ車仲間がきてもおかしくないんでしょうね。
KTは逆輸入物でないとナンバーが取れませんから、今外を走っているのは貴重な車両でしょうね。
ウチのはここずっと立体駐車場の地下に潜ったままです(;´д`)
by トプ・ガバチョ (2014-10-06 13:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。