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修理完了!@殿様バッタくん [トレールバイク]

13年5月23日F5帰還A-520.jpg
 去年の10月、初めてtokikoさんらのグループと共に、埼玉方面の林道ツーリングに行った際、朝、バイクを下ろして軽く慣らしにエンジンを掛けた時は快調そのものだったのに、いざ出発の時になって突然エンジンが掛からなくなって、ツーリングを断念したことがあり、ここでもそのレポをアップしましたね。その後、点火系に関わる電気パーツを皆交換し、エンジンを掛けてみましたが、キックを一番下まで踏み降ろし切って、さらにワンクッション置いてから爆発するような感じで、ケッチンみたいな感じになって足をくじいちゃいました。本来CDI点火のビッグホーンは、ケッチンは起こらないし、何か点火時期の狂ったようなことにもならないはずですが、どうも点火時期の不良のようでした。そして、丹沢の舗装林道に持っていって、坂を惰性で下りつつギアを入れてクラッチミートすると、一応点火するものの、まばらな爆発のような感じで、アクセルを絶えず煽っていないとエンストしてしまいそうでした。もちろん、アクセルを回しても回転の上昇は鈍く、明らかに点火がおかしいのが分かりました。
 CDI点火なのに、点火時期がおかしくなると言うことは、クランクシャフトからオルタネーター側に出ている三日月状のピンが割れて、フライホイールがズレたか、ロータリーディスクバルブのストッパーになる溝がどうにななってしまったかでしょうが、いずれにせよエンジンを一度プロに見てもらうのが一番と判断し、ずっと前から懇意にしているお店に久々に持って行きました。
 そこでチェックしてみると、三日月形のピンもディスクバルブも問題なし。ただ、フライホイールを手で回してみると、微妙にガタがあり、どうもクランクのラージベアリングの方が磨耗している可能性があるとのことでした。こうなると完全にエンジンを割ることになるため、修理用パーツが揃わないと手が付けられませんから、去年の4月まで使っていた元のF5Bのエンジンを再度利用することにしました。このエンジンは、その4月に十里木方面を走った際に、最後の林道で突如火が飛ばなくなってJAFの世話になり、トランポまで持って行ったら今度は車のキーがなくなっていて、トンでもない目にあったあのツーリングの後に、フレームから外して元のF5Bのフレームに載せておいたやつです。今回点火がおかしくなったのは、その後で取り替えたF9のエンジンで、現在フレームもこちらですから、元に戻した状態で使っていた訳です。とても快調に良く回るエンジンでしたが、元々20年前にフルレストア車として買ったもので、それまで何マイル走っていたのかは不明でした。ただし、購入時は新車のようにどこもかしこもきれいでした。反対に、国内物のF5Bは1.3万km走っていて、燃料コックが悪くなっていたせいもありますが、燃費も悪くエンジンもカブリ気味になる傾向があって、スッキリと7000rpm以上回すのにちょっと時間が掛かる感じでした。しかも、クラッチが滑っていて、これを交換しないとまともに乗れないので、とりあえずF9のエンジンを利用していた訳なんです。ちなみにF5B(国内)もF9(USA仕様)も、エンジンもフレームも全く同じもので、電装系や細かいパーツだけが異なるもので、事実フレームもエンジンも打刻No.は両方ともF5F(フレーム)・F5E(エンジン)から始まります。
13年5月23日F5帰還B-520.jpg
 さて、今回の修理では、F9のエンジンのベアリングがおかしいとのことですから、F5Bのエンジンにまだ山がしっかりあるF9のクラッチを付け、シリンダーもF9の方が若干良さそうだったのでそれを利用し、キャブやオイルポンプもF9のものを使って、ニコイチ作戦にしました。では、外したF9のエンジン本体はと言うと、クランクベアリングの到着を待って、エンジンを割って修理する予定で、その時は新品のクラッチやピストン・ピストンリング等も使ってリビルトすることにしました。とりあえず今回は基本的にF5Bのエンジンを使ったのですが、点火系はCDIもレギュレーターもレクチファイアーもイグニッションコイルも10月の故障後に総取替えしてますから、去年4月のように突如火が飛ばなくなることはないでしょう。
 その他では、フロントフォークのオイルシールが左側だけ怪しかったので交換し、オイルも同時に両方取り替えました。これで快調なはずですから、週末に軽く走りに行って、様子を確認してみたいです。ちなみに、しばらく前に左ウィンカーがなぜか点かなくなったのですが、それもチェックしてもらったら、ハンドルスイッチから伸びる一本のコードが見た目にはおかしくないものの、中で断線しているようで、電気が通っていないことが判明しました。一応新品を持っていたのでそれと交換しましたが、今度コードだけを取り替えてこれまで使ってきたものに戻そうかと思います。何か左側だけテカテカで、右のスロットル側がいぶし銀みたいでは変ですもんね(^∀^)v と言う訳で、約半年ぶりに息を吹き返した殿様バッタくんことカワサキ350TRビッグホーン。せっかく新品タイヤに交換したのに乗れず仕舞いだったのですが、これでバッチリ楽しめますね\(^∇^)/


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HIRO

こんにちは。
色々お疲れ様でした。
旧いマシンだと大変ですね(ヒトゴトデハナイ(苦笑))
by HIRO (2013-05-23 22:28) 

ひろ改名してひろ@ひろ

HIROさんとかぶってしまうといけないのでちょっとだけ名前を変えますね。

殿様バッタ君の復活良かったですね。
我がDTも早く治さねば・・・
by ひろ改名してひろ@ひろ (2013-05-24 00:01) 

HIRO

こんにちは。
ひろさんお気遣いありがとうございます。
自分のコメントはアルファベットだし、アイコンも出るので、判ると思います。
お気遣い無く(笑)
DTの修理頑張って下さい。
by HIRO (2013-05-24 06:37) 

トプ・ガバチョ

>HIRO&HIROさん、お早うさんです!(^∇^)
ようやくとりあえず乗れるようになりましたが、セッティングはしていませんから、調子良くエンジンが吹け上がるかどうかは分からないです。
やはり古バイクと故障は付き物ですね~。
KLXもたかだかブレーキケーブルのトラブルで、春ツーがおじゃんになっちゃいましたからねぇ(;´д`)。

>自分のコメントはアルファベットだし、アイコンも出るので、判ると思います。

正にその通りですね(^∇^)
以前、マセラティにお乗りのhiroさんも良くいらしてましたが、ちっとも混乱しませんでしたものね!
by トプ・ガバチョ (2013-05-24 08:39) 

トプ・ガバチョ

>ひろ・ひろ・ひろさん、どーもです!(^∀^)v
とりあえず、KLXもF5も動かせるようになり、またガンガン林道を走りに行きたいですね。
ひろさんも夏までにDT-1をよろしくね!
考えてみると、ほとんどビッグホーンとDTでランデブーしたことはないですよね?
楽しいツーリングになりますよ~!
by トプ・ガバチョ (2013-05-24 08:43) 

ひろ

HIROさん、トプさんお騒がせ致しました。
お言葉に甘えて、いつもの「ひろ」にもどります。

夏までにはDTを復活させたいところですが、嫁様の入院やらその他の農作業で、バイクいじりもままならない状態です。
頑張らねば。
by ひろ (2013-05-24 22:45) 

トプ・ガバチョ

>と言うことで、ひろさん、今後もよろしゅうね。

ところで、ビッグホーンはちっとも直ってませんでした。
エンジンはF5Bのものに戻しましたが、クラッチはすべるままだし、キックで始動できないし、もう一度やり直してもらいます。
正直、シリンダーとヘッドを移植してますが、それは元々問題なかったので、頼んでいませんでした。
逆にクラッチはF9の方が良いので、F5Bを使うならクラッチはそれぞれ交換してと伝えたんですけどね~。
キャブやオイルポンプも。
ちょっとガッカリ。
by トプ・ガバチョ (2013-05-27 19:31) 

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