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落語時代公開収録@時代劇専門チャンネル [映画・TV関連]

12年11月14日落語時代プレゼント520.jpg
 先日申し込んでおいた時代劇専門チャンネルの「落語時代vol.2」公開収録のチケットが当選したことはご報告しましたが、14日に朝日新聞社の浜離宮ホールで開かれた寄席に行ってきました。150組300名の抽選に当たったのは本当に有り難いことで、ワテのおっかさんを連れて見に行きましたが、昔良く来ていた『素浪人 花山大吉』に出演していた品川隆二さんがゲストに来るのを母も楽しみにしていました。我が家は歌丸師匠の家からすぐ近くにありまして、もっと近くには大衆演芸場もあって、落語も結構好きなんですよ。ですから、柳家喬太郎師匠のお話も楽しみでした。
 5時半に当選した封筒とチケットの交換が行われ、画像のお土産グッズも頂いて入場した後、6時に開演となりました。
12年11月14日落語時代会場メニュー520.jpg
 何人かの前座の落語家さんが話した後、真打ちの柳家喬太郎師匠の話があって、ちょっと休憩の後、いよいよトークの時間になりまして、品川隆二さんが少ししてからご登場! いやぁ、品川さんの話は本当に流暢で、下手な落語家さんよりもぜんぜん上手いのにはビックリでした。客席からは「ほ~っ!」「わっはっは!」と言う声がしきりに上がっていました。
 話の内容はこれまで既に品川さんが話されてきたことがほとんどでしたが、かつて古今亭志ん生師匠と競演された時のエピソードや、「焼津の半次」のキャラの原形が『次郎長血笑記』での森の石松役で、当初は別の役を演じるはずが、何故か石松役しか残っておらず、そこではじけたキャラを演じたのが「半次」につながったと言う話など、あっという間に時間が過ぎてしまうような、興味深い話で満載でした。
 他にも、『忍びの者』を1年間撮って石川五右衛門を演じていて、それが気に入っていたことと、『素浪人花山大吉』が終わって自分では気に入っていた役の『さむらい飛脚』で大コケしたことを自ら笑って話されてました。『花山大吉』でのアフレコの話や、「下から目線」を心がけた「半次」の演技など、本当に有意義な話を楽しく聞くことができて、最高でした! ちなみに、アフレコの話ですが、「口の動きと0.3秒ズレたらアフレコとバレちゃうけれど、0.1秒なら分からない」とのことです。撮影の際はかなり台詞もその場限り的なものがポンポン飛び出ていて、「そんなものは何を話していたか覚えているはずがないから、後からそれに合わせて丁度よい台詞を作った」とか、速記の人に書いてもらって、それを改めてアフレコの台本にした」とか、意外な裏話も面白かったです。「下から目線」の話ですが、品川さんは「お客様に媚びてはいけない。お客様は絶えず上にいて、それにすがるのではなく、自分の力でお客さんを楽しませるように、下から目線で(自らを辱めても上の人を立てると言った意味で)演技するように心がけていた」と言う旨の話をされていました。
 他に、司会の女性アナの「年齢はおいくつですか?」との問いに、「去年80で、今年も80、来年も80(笑)。80から歳はとらないんです」とおっしゃってました。でも、同時に「今癌を患っていて、これまで3回手術しまして、この後も4回目の手術が待っている」とのことで少々心配ではありますが、現在は本当にお元気そうで、一緒に連れて行ったワテの母も、「80になっても鼻筋がピンと伸びていて男前のまま年を取っているねぇ」と言っていました。ワテも正にその通りだなと思いましたよ。
 そう言えば、途中で柳家喬太郎さんが少しだけ時代劇に登場したシーンが映し出されましたが、それについて「カメラを固定するのではなく、こちらに移動させて顔のアップを一瞬でも挟むべき云々」のように、プロ中のプロの目線での真摯な指摘に、喬太郎師匠も感激されてました。
2品川隆二520.jpg
 品川さんのトークは15分くらいを予定していたのか、お話が盛り上がって25分くらい話されていて、予定が少し変わったのかも知れません。そのいためか、品川さんへの質問タイムは設けられず、当然のことながらワテが書いた質問事項も闇に葬られました(笑。品川さんは先に楽屋に下がって、これから京都に直ぐ帰るとのことで、ワテも「燃えていこうよ/男が命を賭ける時」のレコードと本を持って会場から出てサインを頂こうとしましたが、スタッフに伺うと「難しい」とのことで、諦めざるを得ませんでした。その後も寄席は続き、最後にもう一度喬太郎師匠の話があって、9時近くになって全てのプログラムが終了しましたが、品川さんはもう楽屋を出られて帰路につかれていたので、サインは後日の課題になっちゃいました(;´д`)。
 それにしても、品川さんの話しっぷりは本当に見事でしたね。年明け早々に時代劇専門chで放送されるとは思いますが、トークショーはノーカットでお願いしたいものです。ワテは品川さんのサインを貰えなかったのが心残りで仕方ないですが、次のチャンスを信じて待つことにします(^∀^)
 最後に朗報ですが、来年の春には『素浪人花山大吉』の放送予定があるとのことで、これからの時代劇専門チャンネルの「若メール」は要チェックですね!


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HIRO

こんにちは。
良い公開収録だったみたいで良いですね。
お母様孝行も出来て良かったです。
サインの件は、残念でしたが、次の機会があると思いますよ。

80歳+α?というと、この前の新作映画で、高倉健さんが80…ってビックリした事がありますが、お互いに年を重ねているという事なんでしょうね。
by HIRO (2012-11-16 20:53) 

トプ・ガバチョ

>HIROさん、ちわっす!
いやぁ、本当に有意義な1日でしたよ!
柳家喬太郎さんの現代風の創作落語は、ワテらにも本当に聞きやすくて面白かったです。
あと、古今亭文菊さんの、歌舞伎に狂った若旦那&小僧と大旦那とのやり取りの話が面白かったです。
でも、一番は品川隆二さんの話!
本当に流暢に色々な面白い話が出てきて、会場全体が感嘆と笑い声が交互に湧き上がるような感じで、素晴らしかったです。
多分、年明けの放送では15分くらいに短く編集されるでしょうが、このトークの部分はできれば全部放送して欲しいところです。
by トプ・ガバチョ (2012-11-17 13:54) 

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